2024年09月11日
「徒然日記」
by ハイネケン （札幌支部）
第十一話
我々の稽古は真似る。向き、高さ、速さ、質感、雰囲気。宗師の身体や空間を真似て構造、架式の習得を目指す。
今回宗師を真似て、先輩でもある指導者から各所の指摘して頂くと言う同時に2人から指導を受けられるとても貴重な機会があった。指摘され次々と修正し真似ていくと、突然視野が広がり全身が合ったような気がした。
いつもより身体が全体的に動く。初めての感覚だ。
「ただずっとこのまま合わせていたい。」と思った。
三分後、独りで同じ動作を行うと悲しいくらい出来ない。何を真似していたのだろう？
真似る先にあるものを一瞬垣間見れたのだろうか。
次に宗師の後ろで稽古ができるのはいつだろう。
第十一話「真似る」終
第十二話
同じ柔功でも宗師との稽古と自分独りとでは異なる。
宗師と共に行うと自分の「 より深い処 」にアクセスして来る。自分独りでは動作を繰り返している様だ。
自分の意識のあり方が変化するのだ。
第十二話「解（ほぐ）すだけでも」終
第十一話
我々の稽古は真似る。向き、高さ、速さ、質感、雰囲気。宗師の身体や空間を真似て構造、架式の習得を目指す。
今回宗師を真似て、先輩でもある指導者から各所の指摘して頂くと言う同時に2人から指導を受けられるとても貴重な機会があった。指摘され次々と修正し真似ていくと、突然視野が広がり全身が合ったような気がした。
いつもより身体が全体的に動く。初めての感覚だ。
「ただずっとこのまま合わせていたい。」と思った。
三分後、独りで同じ動作を行うと悲しいくらい出来ない。何を真似していたのだろう？
真似る先にあるものを一瞬垣間見れたのだろうか。
次に宗師の後ろで稽古ができるのはいつだろう。
第十一話「真似る」終
第十二話
同じ柔功でも宗師との稽古と自分独りとでは異なる。
宗師と共に行うと自分の「 より深い処 」にアクセスして来る。自分独りでは動作を繰り返している様だ。
自分の意識のあり方が変化するのだ。
第十二話「解（ほぐ）すだけでも」終
コメント一覧
1. Posted by 平田玄琢 2024年09月13日 19:26
> 独りで同じ動作を行うと・・・何を真似していたのだろうか？
私も同じようなことになります。
時々、独りでも少しは真似ができているのでは、と思う時があります。それは、感覚の大きさ、何らかのものを想定しての動きです。
宗師はこのようなことを思いつつ動きを見せて下さった。・・のではないかと自分なりに想像して、基本の動きを復習している時です。
柔功については、皮膚の内側だけで動くのと、内側以外の意識も使って動くのでは全く違うことになる。・･・
これは、宗師から「動きを合わせると筋肉痛になる」と指摘されて、引っ張られるように＝自分で伸ばす。を自分勝手に思っていたというようなことです。
>重箱のすみをつついたら
まさか、（それ）ではないと思っていたものが、自分のズレもあってど真ん中だったという意味でしょうか？
それでしたら、私は思い込みと勘違いが多く日常茶飯事です。
いつも、今まで何をやってきたんだろうと思うことばかりです。
私も同じようなことになります。
時々、独りでも少しは真似ができているのでは、と思う時があります。それは、感覚の大きさ、何らかのものを想定しての動きです。
宗師はこのようなことを思いつつ動きを見せて下さった。・・のではないかと自分なりに想像して、基本の動きを復習している時です。
柔功については、皮膚の内側だけで動くのと、内側以外の意識も使って動くのでは全く違うことになる。・･・
これは、宗師から「動きを合わせると筋肉痛になる」と指摘されて、引っ張られるように＝自分で伸ばす。を自分勝手に思っていたというようなことです。
>重箱のすみをつついたら
まさか、（それ）ではないと思っていたものが、自分のズレもあってど真ん中だったという意味でしょうか？
それでしたら、私は思い込みと勘違いが多く日常茶飯事です。
いつも、今まで何をやってきたんだろうと思うことばかりです。
2. Posted by 西川敦玄 2024年09月14日 11:47
重箱の隅をつついたら、ど真ん中であったとは。
自分の考えていることの重心と、稽古、まねることの重心が異なったということで良いでしょうか？
その意味でしたら、まったく同じようなことが私も、そしておそらく皆に起きていることでしょう。
ただ、後から考えると、そこは重箱の外だったということがほとんどで…。
重箱の重心と、重箱の隅の重心をあわせようとしても、あわせるのは困難で、合わせたと思っても次につつくところは、あわせたと思った重箱の重心ではなかったりして、困惑します。
実は重箱はないのだよと言うのは簡単ですが、自分の重箱で生きているのが実際なのでなかなかどうしようもないことだと思います。
私にできることは、懸命にまねをして、要訣を紐解き、稽古していくことだと思います。
ハイネケンさんの情熱にならい、懸命に稽古していきたいと思いました。
ありがとうございました。
自分の考えていることの重心と、稽古、まねることの重心が異なったということで良いでしょうか？
その意味でしたら、まったく同じようなことが私も、そしておそらく皆に起きていることでしょう。
ただ、後から考えると、そこは重箱の外だったということがほとんどで…。
重箱の重心と、重箱の隅の重心をあわせようとしても、あわせるのは困難で、合わせたと思っても次につつくところは、あわせたと思った重箱の重心ではなかったりして、困惑します。
実は重箱はないのだよと言うのは簡単ですが、自分の重箱で生きているのが実際なのでなかなかどうしようもないことだと思います。
私にできることは、懸命にまねをして、要訣を紐解き、稽古していくことだと思います。
ハイネケンさんの情熱にならい、懸命に稽古していきたいと思いました。
ありがとうございました。
3. Posted by 阿部玄明 2024年09月14日 15:25
ハイネケンさん
一人で何かを再現することは非常に難しいと思います。
柔功、基本功、歩法 それぞれ皆自分で行うことは難しい・・・。
でも宗師と一緒にやると合わせ易くなる。これはどういうことだろうか？
宗師は我々が合わせられるように示しながら、同時に我々に語りかけ（導いて）ている。
この語りかけ（導き）の有り無しが違いとして大きいと思います
（他にもまだまだ沢山違いがありますが）。
自分一人で柔功やるときにも宗師がそうしているように
自分で自分に語りかけるようにしてみてはどうでしょうか？
例えば
「十八球が・・・・・」 「全身が・・・・」 「高くから・・・」
”やろうとする” ではなく ”語りかける（導く）”
言葉に出さなくても頭の中でつぶやくのでも良いと思います。
身体の反応が変わったら儲けもの・・・・程度に思って一度試してみてください。
一人で何かを再現することは非常に難しいと思います。
柔功、基本功、歩法 それぞれ皆自分で行うことは難しい・・・。
でも宗師と一緒にやると合わせ易くなる。これはどういうことだろうか？
宗師は我々が合わせられるように示しながら、同時に我々に語りかけ（導いて）ている。
この語りかけ（導き）の有り無しが違いとして大きいと思います
（他にもまだまだ沢山違いがありますが）。
自分一人で柔功やるときにも宗師がそうしているように
自分で自分に語りかけるようにしてみてはどうでしょうか？
例えば
「十八球が・・・・・」 「全身が・・・・」 「高くから・・・」
”やろうとする” ではなく ”語りかける（導く）”
言葉に出さなくても頭の中でつぶやくのでも良いと思います。
身体の反応が変わったら儲けもの・・・・程度に思って一度試してみてください。
4. Posted by 川山継玄 2024年09月14日 15:35
>三分後、独りで同じ動作を行うと悲しいくらい出来ない。何を真似していたのだろう？
門人の誰もが経験する事だと思います。
何を真似していたんだう…
私は、雰囲気・意識・動き・位置・向き・速さ・高さ 等々、宗師そのものになりきっているつもり…
なはずなのですが、鏡に映った、似ても似つかぬどこか抜けた感じの自分にがっかりします（泣）それでも、そこから、目の前に宗師が示して下さっているので、あきらめずに、合わせる事・修正する事を続けられます。
これが、一人になるとどうかしら…
と振り返ってみると、合わせた時の自身の感覚に合わせる事が、多かったことに気付きました。
宗師そのものに合わせるのと、自身に起こった感覚に合わせるのとでは、まるきり別物だとハッとしました。
一人でやる時にも、宗師と合わせる。
日常生活を、宗師と合わせる。
ずっと合わせ続けると、「あっ！ここに違和感を感じる」という気づきも多いのかな と思います。
柔功は、私にとっては、自分の状態のズレをみるのに活用しやすいです。
同じ形をとるけれど、日によって全く違うと感じます。ここのところ、ハイネケンさんの記事に刺激を受けて、より丁寧に毎晩ほぐすことを心掛けています。その為か、柔功に変化があると感じています。
人は、違う価値観や思いもかけない事に出会うと、びっくりして
「え��~~~~~~!!!」
となります。
（どこかで、どなたかが、よくこんな風にびっくりされていたような(;^^）
それが、人間にとっては、とても刺激となり、枠を取っ払う起爆剤になるとか。
ここのところ、意識的にこの
「え��~~~~~~!!!」
に出会おうと奮闘中です。
稽古ではこのビックリを毎回体感を通してまで経験するので、すごいことだと思います。
ハイネケンさん
毎回、刺激的な問いかけを、ありがとうございます。
門人の誰もが経験する事だと思います。
何を真似していたんだう…
私は、雰囲気・意識・動き・位置・向き・速さ・高さ 等々、宗師そのものになりきっているつもり…
なはずなのですが、鏡に映った、似ても似つかぬどこか抜けた感じの自分にがっかりします（泣）それでも、そこから、目の前に宗師が示して下さっているので、あきらめずに、合わせる事・修正する事を続けられます。
これが、一人になるとどうかしら…
と振り返ってみると、合わせた時の自身の感覚に合わせる事が、多かったことに気付きました。
宗師そのものに合わせるのと、自身に起こった感覚に合わせるのとでは、まるきり別物だとハッとしました。
一人でやる時にも、宗師と合わせる。
日常生活を、宗師と合わせる。
ずっと合わせ続けると、「あっ！ここに違和感を感じる」という気づきも多いのかな と思います。
柔功は、私にとっては、自分の状態のズレをみるのに活用しやすいです。
同じ形をとるけれど、日によって全く違うと感じます。ここのところ、ハイネケンさんの記事に刺激を受けて、より丁寧に毎晩ほぐすことを心掛けています。その為か、柔功に変化があると感じています。
人は、違う価値観や思いもかけない事に出会うと、びっくりして
「え��~~~~~~!!!」
となります。
（どこかで、どなたかが、よくこんな風にびっくりされていたような(;^^）
それが、人間にとっては、とても刺激となり、枠を取っ払う起爆剤になるとか。
ここのところ、意識的にこの
「え��~~~~~~!!!」
に出会おうと奮闘中です。
稽古ではこのビックリを毎回体感を通してまで経験するので、すごいことだと思います。
ハイネケンさん
毎回、刺激的な問いかけを、ありがとうございます。
5. Posted by 川島玄峰 2024年09月14日 16:22
宗師からのご指導は修正される度に自分の気づかなかった事や新たな教えによりいつも新鮮な気持ちになります。
でも問題は修正された事をどう受け止められるかですよね。
間違っていた動きの修正や宗師と共に過ごす時間は自分の在り方までもが問われる事は貴重な事です。その教えを感じ取りどう今後に活かせるか咀嚼して深めて行けるか稽古の仕方も問われそうです。
ハイネケンさんと同じように私も貴重な教えを意識して稽古して行こうと思いました。
重箱のズレは意味深いですね〜。
受け止め方の的がはずれないようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
でも問題は修正された事をどう受け止められるかですよね。
間違っていた動きの修正や宗師と共に過ごす時間は自分の在り方までもが問われる事は貴重な事です。その教えを感じ取りどう今後に活かせるか咀嚼して深めて行けるか稽古の仕方も問われそうです。
ハイネケンさんと同じように私も貴重な教えを意識して稽古して行こうと思いました。
重箱のズレは意味深いですね〜。
受け止め方の的がはずれないようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
6. Posted by マルコビッチ 2024年09月15日 10:31
＞「ただずっとこのまま合わせていたい。」と思った。
その感覚は、本当に奇跡とでも言えるくらい素晴らしいことです。
まるでエネルギーが共鳴しあうような心地よさだったのではないでしょうか。
たとえ三分後に出来なくても、身体は知ってしまったので、ズレを感じることができると思います。
ズレを感じられるって凄いことですよね！
そして、意識のあり方の変化も感じることができる！
ハイネケンさん、本当に良い稽古をされていますね。
ずっと以前、師父が「太極拳に合わせるのだよ」と仰ったことがありました。
宗師は何に合わせていらっしゃるのでしょう。
ハイネケンさん、ありがとうございます。
私も頑張ります。
その感覚は、本当に奇跡とでも言えるくらい素晴らしいことです。
まるでエネルギーが共鳴しあうような心地よさだったのではないでしょうか。
たとえ三分後に出来なくても、身体は知ってしまったので、ズレを感じることができると思います。
ズレを感じられるって凄いことですよね！
そして、意識のあり方の変化も感じることができる！
ハイネケンさん、本当に良い稽古をされていますね。
ずっと以前、師父が「太極拳に合わせるのだよ」と仰ったことがありました。
宗師は何に合わせていらっしゃるのでしょう。
ハイネケンさん、ありがとうございます。
私も頑張ります。
7. Posted by ユキ 2024年09月16日 01:07
「不立文字」、「以心伝心」。言葉では伝えられないこと、説明など稽古の小腹満たしの役にも立たない世界。
私たちが真似をするように指導されるのは、太極拳がそのような世界だからです。
赤ちゃんは、その国籍に関係なく自分の置かれた環境で使われている言語を習得していくのだそうです。
赤ちゃんは、考えて勉強して、その国の言葉が話せるようになったのでしょうか？・・。
私たちの稽古では、「頭を使いなさい」とは言われても、「考えなさい」とは言われず、むしろ「考えてもダメです」と言われます。それもまた、「真似る」に通じるものがありますね。
ハイネケンさんが「ずっとこのまま合わせていたい」と思われた時、きっと何も考えていなかったのではないでしょうか。
独りで稽古をする時にも、宗師が合わせているものに合わせてみてください。
私たちが真似をするように指導されるのは、太極拳がそのような世界だからです。
赤ちゃんは、その国籍に関係なく自分の置かれた環境で使われている言語を習得していくのだそうです。
赤ちゃんは、考えて勉強して、その国の言葉が話せるようになったのでしょうか？・・。
私たちの稽古では、「頭を使いなさい」とは言われても、「考えなさい」とは言われず、むしろ「考えてもダメです」と言われます。それもまた、「真似る」に通じるものがありますね。
ハイネケンさんが「ずっとこのまま合わせていたい」と思われた時、きっと何も考えていなかったのではないでしょうか。
独りで稽古をする時にも、宗師が合わせているものに合わせてみてください。
8. Posted by 松久宗玄 2024年09月16日 06:05
普段の自分という制限されたレンズを通して見る世界と対比して、
稽古の中で、ありのまま、正しい形を見る事で自分が変わる、という経験が描かれている、と受け取りました。
問題は、自分というレンズなのですよね。
この一見すると透明に見えるレンズ自身の歪みを知り、それを整え、磨く事の重要性が良く分かるエピソードだと感じました。
自身を整えるというベースが充実してこそ、稽古の成果も付いてくると感じています。
稽古の中で、ありのまま、正しい形を見る事で自分が変わる、という経験が描かれている、と受け取りました。
問題は、自分というレンズなのですよね。
この一見すると透明に見えるレンズ自身の歪みを知り、それを整え、磨く事の重要性が良く分かるエピソードだと感じました。
自身を整えるというベースが充実してこそ、稽古の成果も付いてくると感じています。
9. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:47
平田玄琢 様
柔功での感覚をお伝えいただきありがとうございます。
私も「自分で伸ばす」感覚や「動きに合わせる」事をしてしまいます。
その問題に対しどの様なアプローチをしていくか？感覚を提示頂くと稽古の道標となります。
＞重箱の隅を、、、はその様な「自分基準」と「より本質に近いもの」との差を描いて見ました。
柔功での感覚をお伝えいただきありがとうございます。
私も「自分で伸ばす」感覚や「動きに合わせる」事をしてしまいます。
その問題に対しどの様なアプローチをしていくか？感覚を提示頂くと稽古の道標となります。
＞重箱の隅を、、、はその様な「自分基準」と「より本質に近いもの」との差を描いて見ました。
10. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:50
西川敦玄 様
重箱の外ですか！「存外」という言葉がしっくりきますね。
確かに重箱の外だと苦しいです。意味すら分からない世界です。（もちろん現在私もよくあります）
実際の稽古ですと「死んだつもり」で色々と試す事が出来ます（それが良いのか悪いのか分かりません）
日常生活で精神的「死に体」状態ではやはり苦しいだけになります。
そこだけ気を付けて生活しております。
私は敦玄様の遠方から通い続ける情熱に心を打たれています。
私に情熱がある様に見えるのでしたら実は溺れながら泳いでるだけです。
ありがとうございました。
重箱の外ですか！「存外」という言葉がしっくりきますね。
確かに重箱の外だと苦しいです。意味すら分からない世界です。（もちろん現在私もよくあります）
実際の稽古ですと「死んだつもり」で色々と試す事が出来ます（それが良いのか悪いのか分かりません）
日常生活で精神的「死に体」状態ではやはり苦しいだけになります。
そこだけ気を付けて生活しております。
私は敦玄様の遠方から通い続ける情熱に心を打たれています。
私に情熱がある様に見えるのでしたら実は溺れながら泳いでるだけです。
ありがとうございました。
11. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:53
阿部玄明 様
宗師の視点で「語りかけ」と考えてはいませんでした。とても重要です。
＞”やろうとする” ではなく ”語りかける（導く）”
確かに「自分に興味を持って」と言われ、言われた事を「もう一周」すると視点が変化します。
シンプルで簡単な事なのに自分で行えない、思いつけない。稽古と同じですね。
＞身体の反応が変わったら儲けもの
儲かりました。慣れていないのでゆっくりとイメージしながら独りでブツブツ言いながら稽古をすると身体の眠っていた神経、感覚、筋肉、骨、関節、が全体的にゆるゆると解れました。精度は低かったのですがイメージしないのとは全くの別物だと思いました。太極拳がゆっくりである一因かと感じました。
宗師の視点で「語りかけ」と考えてはいませんでした。とても重要です。
＞”やろうとする” ではなく ”語りかける（導く）”
確かに「自分に興味を持って」と言われ、言われた事を「もう一周」すると視点が変化します。
シンプルで簡単な事なのに自分で行えない、思いつけない。稽古と同じですね。
＞身体の反応が変わったら儲けもの
儲かりました。慣れていないのでゆっくりとイメージしながら独りでブツブツ言いながら稽古をすると身体の眠っていた神経、感覚、筋肉、骨、関節、が全体的にゆるゆると解れました。精度は低かったのですがイメージしないのとは全くの別物だと思いました。太極拳がゆっくりである一因かと感じました。
12. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:54
川山継玄 様
＞合わせた時「自身の感覚に合わせる事」が、多かったことに気付きました。
宗師そのものに合わせるのと、自身に起こった感覚に合わせるのとでは、まるきり別物だと、、、。
ありがとうございます。この様に考えが至らず言語化できませんでした。
自分の重箱の隅の「もやもやしていた所」がすっきりしました。
オンラインで継玄様の圧腿を見て「え″〜！！！」って刺激を受け、もっとちゃんと解さなければと思っています。
こちらこそ刺激的な御返事を頂き稽古が変化しています。ありがとうございます。
＞合わせた時「自身の感覚に合わせる事」が、多かったことに気付きました。
宗師そのものに合わせるのと、自身に起こった感覚に合わせるのとでは、まるきり別物だと、、、。
ありがとうございます。この様に考えが至らず言語化できませんでした。
自分の重箱の隅の「もやもやしていた所」がすっきりしました。
オンラインで継玄様の圧腿を見て「え″〜！！！」って刺激を受け、もっとちゃんと解さなければと思っています。
こちらこそ刺激的な御返事を頂き稽古が変化しています。ありがとうございます。
13. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:55
川島玄峰 様
適切ではないかもしれませんが「稽古の質」は設計思想に近い気がします。
車の基本は「走る、曲がる、止まる」ですが、その上にレース車だと「速く」「機敏に」、一般車だと「安全に」「楽に」。
何をしようとしているか？により稽古の仕方、解し方の一つでも変化してゆく。
目に見えるもの、見えなくとも感じている事、どちらも繋がっているのだと思います。
いつも稽古して頂きありがとうございます。
適切ではないかもしれませんが「稽古の質」は設計思想に近い気がします。
車の基本は「走る、曲がる、止まる」ですが、その上にレース車だと「速く」「機敏に」、一般車だと「安全に」「楽に」。
何をしようとしているか？により稽古の仕方、解し方の一つでも変化してゆく。
目に見えるもの、見えなくとも感じている事、どちらも繋がっているのだと思います。
いつも稽古して頂きありがとうございます。
14. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:57
マルコビッチ 様
初めての体感でしたので驚きました。
私が良い稽古を体験出来たのは、「良い稽古をして頂いたので良い稽古になった」、がより近いかと思います。
その後はズレしか感じていませんが、其処に行きたいのです。
＞「太極拳に合わせるのだよ」
人に合わせるのではないのですね。すごい言葉です。
私には「宗師は全てに合わせている」ように見えてます。
未来において人生に無駄はないと言えるぐらい、一緒に頑張りましょう。
初めての体感でしたので驚きました。
私が良い稽古を体験出来たのは、「良い稽古をして頂いたので良い稽古になった」、がより近いかと思います。
その後はズレしか感じていませんが、其処に行きたいのです。
＞「太極拳に合わせるのだよ」
人に合わせるのではないのですね。すごい言葉です。
私には「宗師は全てに合わせている」ように見えてます。
未来において人生に無駄はないと言えるぐらい、一緒に頑張りましょう。
15. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 21:58
ユキ様
合わせていた時、ただあの独特の風格を味わっていたような気がします。
「肩がどうした、力みがどうこう」などいつもの問題など無い様でした。
「宗師があわせているもの」が何かは分からないのですが、やってみます。
合わせていた時、ただあの独特の風格を味わっていたような気がします。
「肩がどうした、力みがどうこう」などいつもの問題など無い様でした。
「宗師があわせているもの」が何かは分からないのですが、やってみます。
16. Posted by ハイネケン 2024年09月16日 22:08
松久宗玄 様
個人であるので得意不得意、得手不得手があるのですが、それらをベースにする様なモノではない様です。
出来具合はさておき、私ですらあの様な状態になる身体は既に存在しているのです。ただ自分では其処に行けず、宗師の導きが必要です。レンズ自身の歪みを減らすには磨き続ける事と、レンズを使わず感じられるスポンジの様な感性と同じ感じがします。
自分を整えるのが稽古なのでしょうか？
個人であるので得意不得意、得手不得手があるのですが、それらをベースにする様なモノではない様です。
出来具合はさておき、私ですらあの様な状態になる身体は既に存在しているのです。ただ自分では其処に行けず、宗師の導きが必要です。レンズ自身の歪みを減らすには磨き続ける事と、レンズを使わず感じられるスポンジの様な感性と同じ感じがします。
自分を整えるのが稽古なのでしょうか？
17. Posted by 清水龍玄 2024年09月16日 22:57
＞三分後、独りで同じ動作を行うと悲しいくらい出来ない。何を真似していたのだろう？
真似る先にあるものを一瞬垣間見れたのだろうか。
私も何度もあります。
勿論その時行っていたものが正しかったかは分かりませんが、それでもなかなか同じようにはいかない、いや、二度と再現できないのではないかとさえ思いました。
しかし、その時感じたものは大切な経験として、自分の中に残っているはず。
その一つ一つが、今後の自分にとって大切な財産だと思っています。
真似る先にあるものを一瞬垣間見れたのだろうか。
私も何度もあります。
勿論その時行っていたものが正しかったかは分かりませんが、それでもなかなか同じようにはいかない、いや、二度と再現できないのではないかとさえ思いました。
しかし、その時感じたものは大切な経験として、自分の中に残っているはず。
その一つ一つが、今後の自分にとって大切な財産だと思っています。
18. Posted by マガサス 2024年09月16日 23:06
〉次に宗師の後ろで稽古ができるのはいつだろう
道場に行けば宗師がいらっしゃって、いつでも稽古をみて頂ける環境にいる自分は、ハイネケンさんのように稽古をしているのか、と反省する機会を頂きました。
ありがとうございます。
10年以上前になりますが、宗師が師父と一緒に套路をされるところを拝見できる、大変貴重な機会がありました。
(以前もコメントで書かせて頂いたかもしれません、重複していたらごめんなさい。
自分にとって、あまりに衝撃的だったものですから・・・)
宗師は「目」で見て合わせていませんでした。
では何にどう合わせていたのか・・・
まるでお二人が一つになっているような、意識はもちろん、動作は隅々まで、呼吸も醸し出す雰囲気も流れる空気も、ぴたりとあっていました。
息をするのを忘れてしまうくらい、その姿に魅せられてしまったのを鮮明に覚えています。
「よく見て合わせて！」と指摘されたら、痛くなるほど目を見開いて、瞬きをしたら見落としてしまうのではないかという強迫観念のもと、とにかく視覚に頼っていた自分にとって、驚きしかありませんでした。
合わせ方の難しさは今もとても感じますが、道場で稽古している時だけではなく、宗師の「在り方」に合わせるべく、日々感じながら、時々じっとみつめながら、丸ごと合わせることを試みています！
お陰様で毎日絶叫マシーンに乗っているようです！
道場に行けば宗師がいらっしゃって、いつでも稽古をみて頂ける環境にいる自分は、ハイネケンさんのように稽古をしているのか、と反省する機会を頂きました。
ありがとうございます。
10年以上前になりますが、宗師が師父と一緒に套路をされるところを拝見できる、大変貴重な機会がありました。
(以前もコメントで書かせて頂いたかもしれません、重複していたらごめんなさい。
自分にとって、あまりに衝撃的だったものですから・・・)
宗師は「目」で見て合わせていませんでした。
では何にどう合わせていたのか・・・
まるでお二人が一つになっているような、意識はもちろん、動作は隅々まで、呼吸も醸し出す雰囲気も流れる空気も、ぴたりとあっていました。
息をするのを忘れてしまうくらい、その姿に魅せられてしまったのを鮮明に覚えています。
「よく見て合わせて！」と指摘されたら、痛くなるほど目を見開いて、瞬きをしたら見落としてしまうのではないかという強迫観念のもと、とにかく視覚に頼っていた自分にとって、驚きしかありませんでした。
合わせ方の難しさは今もとても感じますが、道場で稽古している時だけではなく、宗師の「在り方」に合わせるべく、日々感じながら、時々じっとみつめながら、丸ごと合わせることを試みています！
お陰様で毎日絶叫マシーンに乗っているようです！
19. Posted by 太郎冠者 2024年09月16日 23:37
稽古中に宗師の動きを拝見して衝撃を受け、なんとか真似しようと悪戦苦闘していた所、普段の立ち居振る舞いがそもそもその動き・理合でなされていることに気づいて、二重に衝撃を受ける、ということがありました。
つい最近の事です…。
騙し絵になっている構造物を特定の場所から見るとひとつのものにしか見えないように、ある出来事に対して言葉で説明されても、一面的な観方しか出来ないのかもしれません。
一緒に歩いて、動いて、その構造物の形や手ごたえを味わうことで、はじめてそれがどんな形をしているのかが見えてくるのだとしたら、真似をすることでしか太極拳の全体像は見えてこないのかもしれませんね。
驚き、歓びと共にそれを味わっていけるのは、何にも代えがたい稽古になりますね。
つい最近の事です…。
騙し絵になっている構造物を特定の場所から見るとひとつのものにしか見えないように、ある出来事に対して言葉で説明されても、一面的な観方しか出来ないのかもしれません。
一緒に歩いて、動いて、その構造物の形や手ごたえを味わうことで、はじめてそれがどんな形をしているのかが見えてくるのだとしたら、真似をすることでしか太極拳の全体像は見えてこないのかもしれませんね。
驚き、歓びと共にそれを味わっていけるのは、何にも代えがたい稽古になりますね。
20. Posted by ハイネケン 2024年09月17日 23:05
清水龍玄 様
何度もあるのですね！
私は十年在籍させていただき一度だけです。
在籍前は、、、。巡り会うことすら有難いであろう奇跡の体験です。
やはり奥深い本部道場の稽古の精度ですね。
何度もあるのですね！
私は十年在籍させていただき一度だけです。
在籍前は、、、。巡り会うことすら有難いであろう奇跡の体験です。
やはり奥深い本部道場の稽古の精度ですね。
21. Posted by ハイネケン 2024年09月17日 23:13
マガサス 様
体験を話して頂きありがとうございます。とても嬉しいです。
同じことを書かれても良いと思います。
話す時、聞こえる人にだけ、響きます。
よく言われる人間の五感のうち、視覚８割、聴覚１割、嗅覚4分、触覚1.5分、味覚1分。（文献により異論あり）
なんと味覚は１％！生活をとても豊かにしてくれるのに少ない数値です。
少し掘り下げて、感覚は特殊感覚（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・平衡感覚）、体性感覚（触覚・圧覚・冷覚・運動感覚）、内臓感覚（内臓痛覚）の三つに分類されます。
体性感覚は表面感覚が皮膚表層、深部感覚は筋肉や腱、関節など。
これらを脳で空間知覚として静的、動的に処理され幾つかの原点の違う複数の空間座標系として処理されます。
脳内の空間表現は網膜座標系、頭部中心座標系、物体中心座標系など色々な原点を設定します。手にした道具を身体と一体化した感覚は身体周辺空間と呼ばれています。以上はネットからの引用ですが。
面白のは脳は五感以外にも感覚を沢山もっていて、体に原点の異なる中心座標を幾つも設定し、その時々にそれらの空間座標系の配分を変化させ使い分けています。
現代医学は西洋医学がベースでありこの様なアプローチもなかなか面白いものです。さて太極拳はどの様に人体にアプローチし思想を構築し修行者の問題を解決していったのでしょう？私は伝統武術の面白さは歴代の稽古者達の経験に裏打ちされた問題解決方法の多様さと整理されたシンプルさだと思います。
武藝館には多種多様な稽古方法がありますが、人体が標準装備している様々な感覚を刺激し再活性化し、感性を磨く稽古が多い。真似る稽古こそそれらの感覚を最も鋭敏にしてくれる稽古なのかもしれません。
マガサス様の「毎日が絶叫マシーン」なのは相当色々な感覚をシェイキングしているのでしょうね。
私は絶叫マシーンは苦手で「魂と身体が少し離れる」気がするのですが、、、。
体験を話して頂きありがとうございます。とても嬉しいです。
同じことを書かれても良いと思います。
話す時、聞こえる人にだけ、響きます。
よく言われる人間の五感のうち、視覚８割、聴覚１割、嗅覚4分、触覚1.5分、味覚1分。（文献により異論あり）
なんと味覚は１％！生活をとても豊かにしてくれるのに少ない数値です。
少し掘り下げて、感覚は特殊感覚（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・平衡感覚）、体性感覚（触覚・圧覚・冷覚・運動感覚）、内臓感覚（内臓痛覚）の三つに分類されます。
体性感覚は表面感覚が皮膚表層、深部感覚は筋肉や腱、関節など。
これらを脳で空間知覚として静的、動的に処理され幾つかの原点の違う複数の空間座標系として処理されます。
脳内の空間表現は網膜座標系、頭部中心座標系、物体中心座標系など色々な原点を設定します。手にした道具を身体と一体化した感覚は身体周辺空間と呼ばれています。以上はネットからの引用ですが。
面白のは脳は五感以外にも感覚を沢山もっていて、体に原点の異なる中心座標を幾つも設定し、その時々にそれらの空間座標系の配分を変化させ使い分けています。
現代医学は西洋医学がベースでありこの様なアプローチもなかなか面白いものです。さて太極拳はどの様に人体にアプローチし思想を構築し修行者の問題を解決していったのでしょう？私は伝統武術の面白さは歴代の稽古者達の経験に裏打ちされた問題解決方法の多様さと整理されたシンプルさだと思います。
武藝館には多種多様な稽古方法がありますが、人体が標準装備している様々な感覚を刺激し再活性化し、感性を磨く稽古が多い。真似る稽古こそそれらの感覚を最も鋭敏にしてくれる稽古なのかもしれません。
マガサス様の「毎日が絶叫マシーン」なのは相当色々な感覚をシェイキングしているのでしょうね。
私は絶叫マシーンは苦手で「魂と身体が少し離れる」気がするのですが、、、。
22. Posted by ハイネケン 2024年09月17日 23:14
太郎冠者 様
前回私も宗師の動きに驚き「動きばかり」イメージしていました。
架式の形態(結果?)として見なければ騙し絵部分しか見ておらず、本質に迫れません。
立ち居振る舞い、そして基本功、套路、対練、そして感動。
全てに共通して存在しているモノに気がつき、それを身に付けたいですね。
前回私も宗師の動きに驚き「動きばかり」イメージしていました。
架式の形態(結果?)として見なければ騙し絵部分しか見ておらず、本質に迫れません。
立ち居振る舞い、そして基本功、套路、対練、そして感動。
全てに共通して存在しているモノに気がつき、それを身に付けたいですね。
23. Posted by ハイネケン 2024年09月17日 23:22
御礼
私の短い文章から、多種多様な稽古の変化を教えて頂きました。
ブログでは言葉では伝わらないモノを求めて言葉を尽くす。
仏法を説く「方便」と同じく、方便自体は仏法そのものではない。
皆様から稽古がより良くなる方法を沢山教えて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
私の短い文章から、多種多様な稽古の変化を教えて頂きました。
ブログでは言葉では伝わらないモノを求めて言葉を尽くす。
仏法を説く「方便」と同じく、方便自体は仏法そのものではない。
皆様から稽古がより良くなる方法を沢山教えて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
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