2016年04月15日
連載小説「龍の道」 第175回

第175回 SURVIVAL (7)
「オーケイ・・ヒロタカは、南北戦争を知ってる?」
「おいおい、いくら歴史&経済オンチのぼくでも、そのくらい知ってるさ!」
「それじゃ、南北戦争が起こった理由は?」
「教科書的な答えだけど、北部と南部では政治・経済・社会に大きな違いがあった。
南部では黒人奴隷の労働力に依存した綿花のプランテーションが盛んで、欧州の綿工業の発展に伴って、英国を中心とする綿花の輸出が経済を支え、綿花の大農園の経営者たちが実質的に南部を支配していた。南部ではイギリスから工業製品を輸入する相互依存の関係が成立していたので、外国製品の関税を撤廃する自由貿易を望んでいた。
一方北部では、米英戦争の後で急速な工業化と発展が進んでいた。新たな労働力を広く必要としていたので、奴隷制度とは相容れなかった。商工業を振興させるための関税整備を進め、イギリスを中心とする欧州製の工業製品の輸入よりも産業を育て、自国の優位性を確保するため、貿易を制限する保護貿易の立場を取っていた─────そのような相違から来る対立が大きかったんじゃないかな?」
「すごい、よく知ってるわね!、それじゃ、そのDixieland(ディキシーランド=南部)を代表する有名な物語、と言えば?」
「それはもう、何と言っても "Gone with the Wind(風と共に去りぬ)" に尽きるね。
あの映画では、南北戦争という ”風” と共に、南部白人たちの貴族文化社会が消え去ってゆく姿が、壮大なスケールで描かれていた」
「There was a land of Cavaliers and Cotton Fields called the Old South.
Here in this pretty world, Gallantry took its last bow.
Here was the last ever to be seen of Knights and their Ladies Fair,
of Master and of Slave.
Look for it only in books, for it is no more than a dream remembered,
a Civilization gone with the wind ………
かつて騎士道の精神が花咲き、綿畑の広がる、南部と呼ばれる土地ありし
勇ましく最後の弓が取られた、優美なる世界
最後の奴隷制度のもと、雄々しき騎士たちと、華麗な淑女たちが生きた
今はただ、はかなき夢の想い出と帰し、歴史として記されるのみ
麗しき文化、風と共に去りぬ────────」
ヘレンは遠くを見るように目を細め、朗々と詩を歌い上げた。
「映画の冒頭に流れる詩だね、初めてその映画を観たのは小学校一年生だった。意味もよく分らなかったけど、自己中心的で恐ろしく気の強い、南部の大綿花農園の令嬢スカーレットが、どのような艱難辛苦にも挫けず、南北戦争で焼け野原になっても、かつての黒人奴隷と一緒に綿花畑で泥にまみれて労働し生き抜こうとする、その途轍もない強さがよく印象に残っている─────大きくなって改めて何度も観て、改めてすごい映画だなと思って、南北戦争について図書館に調べに行ったっけ」
「なるほど、それで南北戦争に詳しいわけね?」
「はは・・まあ、そういうコト!」
「南部と北部の対立は、西部開拓と共に、新規に獲得した州を奪い合う形で進み、いわゆるミズーリ協定で北緯36度30分のラインを境に、北部の ”Free State(自由州)” と南部の ”Slave State(奴隷州)” が取り決められた。
北部では、キリスト教の人道的見地から奴隷制度廃止の声が高かったところを、黒人奴隷の数奇な半生を描いた小説、 ”Uncle Tom's Cabin(アンクルトムの小屋)” が大きな反響を呼んだこともあって、奴隷解放への世論が一気に高まり、奴隷制を擁護する人たちは厳しい批判を浴びせられた。
そして1860年、奴隷制度の是非をめぐって選挙が行われ、エイブラハム・リンカーンが第16代アメリカ合衆国大統領となった。この結果を不服とした南部はジェファーソン・デイヴィスを大統領とするアメリカ連合国(南部連合)を組織して、北部のアメリカ合衆国から分離独立した。その翌年、南部が北部のサムター要塞を攻撃して、ついに南北戦争の火蓋が切られた───────」
「奴隷制度だけじゃなく、経済政策や貿易政策でも、南北の対立はどんどん深まってきていたわけだね」
「元々リンカーンは奴隷制度には反対していなかったわ。奴隷制の拡大に反対する立場で、南部諸州の奴隷制は認めていたの。南北戦争は奴隷解放のための戦いではなく、南部が合衆国から ”分離独立” することを阻止するためのものだったのよ」
「一般的には、”奴隷解放のための戦い” というイメージが強いけどね」
「リンカーンが奴隷解放という大義名分を手に入れたのは ”奴隷解放宣言” からね。
これによって、それまで南部を支持していたイギリスやフランスも、一挙にリンカーンを支持する側に回った。国際世論の支持と、ホームステッド法* による西部農民の大きな支持を得て、ついに南北戦争は北軍の勝利に終わったというわけ」
(註*:ホームステッド法=西部の未開発の土地65ヘクタールを無償で払い下げるという、独立自営農民を増やすための自営農地法。1862年リンカーンの署名で発効)
「大統領になったリンカーンが、”アンクルトムの小屋” の作者、ハリエット・ストウをホワイトハウスに招いたことがあって、初対面のリンカーンがいきなり、”貴女がこの大きな戦争を引き起こした小さなレディですね?” ・・と言ったらしい」
「あはは、いかにもユーモア溢れる人柄だったという、リンカーンらしいエピソードね」
「そして、南部連合が降伏した6日後、1865年4月14日金曜日午後10時13分、ワシントンのフォード劇場で、そのリンカーン大統領が暗殺される───────」
「そう、アメリカ史上初の、大統領暗殺事件!!」
「その暗殺は、一体誰によって、何のために行われたのか?」
「一般的には、シェークスピア劇の俳優で南部連合の支持者だったジョン・ブースが南北戦争の結果に不満を持ち、リンカーンを始めグラント将軍など多くの政府高官を殺害する計画を立てていたが、フォード劇場で観劇中の大統領を狙って、後ろの至近距離から小型銃デリンジャーで撃った、とされているわ。
犯人のブースは、同志のルイス・パウエルに国務省長官の暗殺も命じていた。大統領と副大統領、そして国務長官の三人を暗殺することで合衆国を混乱させ、北部の政治体制を転覆させようとしていた、と言われているけど」
「なるほど。ケネディ暗殺事件のときは、オズワルドが果たして単独犯かどうかを疑われたけれど、リンカーン暗殺には、あまりそんな怪しさは無いのかな?」
「ケネディ暗殺には不審な点が山ほどあるわ───────真犯人もKGB説、カストロ説、CIA説、FBI説、ニクソン説など、じつに数多くの陰謀論説があるけれど、証拠物件の公開は1963年の事件発生から実に66年後の2029年という、あまりにも不自然な規制が掛けられているのよ。なぜか証拠資料の多くが紛失しているし、肝心のオズワルドが逮捕直後に暗殺されてしまったので、もう真相解明は難しいでしょうね」
「でも、リンカーン暗殺には込み入った陰謀論の入る余地がないと?」
「そう、ほとんど誰もが皆、そう考えているけれど─────」
「けれど・・・?」
「実際には、南北戦争というもの自体が、文字どおりの純粋な American Civil War(アメリカの内戦)ではなく、アメリカの分裂と弱体化のために、イギリスによって仕掛けられた戦争なのよ」
「ええっ?・・まさか、そんな!!」
「それは、かつてイギリスの重税に反発して、アメリカが独立戦争を起こした事にも関係するわ。まあ、天下のグレートブリテンに逆らうんだから、良い度胸をしているけどね」
「イギリスは、なぜ植民地のアメリカに重税を課したんだろう?」
「当時のイギリスは常にどこかと戦火を交えている状態が続いていて、巨額の戦費を借りていた ”Governor and Company of the Bank of England”(英国中央銀行)への利子を払いきれず、かといって国内での増税はそれ以上不可能だったので、植民地だったアメリカに重い課税を適用した、というコトよ」
「Bank of England か───── ”Governor” とは雇い主・管理者のこと、”Company” はもとは ”共にパンを食べる者” という意味で、商社・集団・共同出資の会社という言葉になったものだ。早い話が ”英国銀行を管理する商社” という意味だよね」
「そうね、Bank of England というと、いかにも英国政府の銀行という感じがするけど、実際には政府の力が及ばない、”中央銀行” という名の商社ということよね。Bank には、胴元(博打の寺銭を取る者)という含みもあるし・・」
「独立戦争ではグレートブリテンの植民地支配を否定して、アメリカを政治的独立へと導いたわけだね。1776年の独立宣言で13の英国植民地は13の州へと変わり、アメリカは晴れて合衆国となった。初代大統領はジョージ・ワシントン。1783年のパリ条約で、イギリスは正式に植民地アメリカの独立を認めた─────その程度なら知っているけど、それから約80年後に南北戦争を仕掛けたのが、そのイギリスだったとは!」
「ヒロタカが言ったとおり、新興工業が盛んだった北部は産業を保護するために外国製品に対し高い関税をかけていた。そして南部には国内製の製品を売って儲けていた。
合衆国は自力で工業力を増して、どんどん大きくなってきていた。イギリスはそれに対して強い不満を持っていた。何しろ曾て自分の植民地から独立した連中だから、このまま放っておくと手に負えない大きな国家が誕生してしまう。アメリカがこれ以上大きくならないように、南部を擁護して分裂しておくべきだ─────イギリスはそう考えたんでしょうね」
「南北戦争は奴隷解放のためではなく、合衆国からの ”分離独立を阻止するため” の戦いだと言っていたね。北米大陸にひとつの大きな国を創ろうとしているのを、イギリスに邪魔されていたわけだ────────でも、戦争にかかる費用はどうしたんだろう?、イギリスはもう独立戦争で懲りていたんじゃないのかな?」
「南部連合は、イギリスのロスチャイルド家からお金を借りて、莫大な戦費を調達していたのよ。ロスチャイルドは、何と30%という高い利子を要求したのだそうよ!」
「それじゃ銀行家というよりも高利貸しだな・・それで、北部はどうやって調達したの?」
「北部も同様に、戦争の資金を維持するためにリンカーンが銀行に借りに行ったわ。ところが銀行家たちは24〜36%という、驚くべき高い利子を提示してきた─────」
「そして、結局は南部と同じようにお金を借りた、と?」
「いいえ、リンカーンは南部とは全く異なる方法を取ったのよ」
「おっ、一体何を思いついたのかな?」
「財務省に新しく紙幣を刷らせて、それを戦費にしたの」
「新たに紙幣を刷る?────さっきボクが言ってたことじゃないか!!」
「あはは、リンカーンと意見が一致したわね。この時に新しく造った紙幣は裏側が緑色だったので、今でもドル紙幣は ”Greenback(グリーンバック)” と言われているのよ。
例えば20ドルのことをトゥエンティ・バックスなんて言って、一般的にはダラー(ドル)よりもバックスと言う方が多いんじゃないかしら?」
「それじゃ、そのグリーンバックスが、合衆国で初めて発行された紙幣ってこと?」
「そう、リンカーンは1862年に法貨条例を制定して通貨を発行し、そして今後はこれを永続的に合衆国の通貨発行システムにすると発表した。当時はまだ中央銀行が設立されておらず、通貨発給権が政府にあったから、政府が自由に通貨を造れたのよ」
「現在の ”FRB(連邦準備銀行)” のシステムとはまるで違っているね。政府が政治的な必要性に応じて自由に通貨を発行するという、よく考えれば何の不思議も無い、至極当然のことをリンカーンは堂々とやった、というわけだ」
「だいぶ経済のウラが分かってきたみたいね────────」
「そうだね、経済システムを誰が握っているのか、と言うことが国家にとって最も重要な問題なんだと思えてくる。そもそも、中央銀行が ”政府の銀行” であって、一体何が悪いのかという疑問が起こってくるよ」
「経済学者や専門家のアドバイザーたちは、政府が通貨を発行するようになると大問題だと声をそろえて主張するんだけれど、誰ひとりその根拠を明確に示せていないのよ」
「曰く、政府がお金を刷るとハイパーインフレになる、とか・・?」
「それは大ウソ。さっき話に出たけど、生産以上のお金を刷ったらインフレになるでしょうけれど、生産性の範囲を超えずにお金を刷れば、反対に経済が活性化していくのは分かりきっているわ。その辺りの見極めをしていく事こそ、政治家の手腕じゃないかしら?」
「─────だけど、イギリスが文句を言って来なかったの?」
「そのとおり!、当時の The Times** の社説に、こんなことが書かれているわ」
ヘレンはアタッシュケースからファイルを取り出して、宏隆に見せた。
「わぉ、用意がいいんだなぁ。The Times・・ロンドンタイムズのことだね」
(註**:The Times は1785年創刊の世界最古の日刊新聞。ニューヨークタイムズなど他の新聞と区別するため、London Times、Times of London などと呼ばれる)
「入院して時間を持て余すだろうと思って、資料をたくさん持って来たのよ」
「お、そのアタッシュケースは、Zero Halliburton(ゼロハリバートン)?」
「そうよ、父の勧めで買ったの。これを持っていれば爆弾テロに遭遇しても身を護れるし、タイタニックに乗っていても大丈夫だって」
「あはは、でもその通りだよ。シークレットサービスが持つような防弾カバンだと飛行機にも乗れないけれど、ゼロなら過酷な使用にも耐える。ボクが初めて台湾に渡航したときも、そのトランクを持って行った」
「水にも浮くし、クルマで轢いても壊れない。アメリカ大統領が持つ ”Nuclear Football(核のフットボール)” 、核攻撃司令マニュアルの入った、あの重そうな黒いブリーフケースも、ゼロのカバンなのだそうよ」
「いつでも核攻撃ができるようにか、物騒な時代だな・・けれど、このロンドンタイムズの社説は、ぼーっとしている入院患者のアタマにはえらく難解だ」
「オーケー、ヒロタカは資料よりカバンの方に興味があるみたいだから、これは私が要約してあげるわ」
《 新しい紙幣の発行により、アメリカ政府は通貨をコストをかけずに供給することになる。そうなるとアメリカは債務を完済し、債務の無い政府となる。アメリカ政府は商業活動上、必要な全ての通貨を持つことになり、史上類の無い繁栄を謳歌することになって、すべての国の人材も富も、アメリカ合衆国に移動することになる。アメリカは打倒されるべき存在である。そうしなければ、やがてアメリカ政府は地上の全ての国家を破壊するだろう・・ 》
「うーむ・・リンカーンが政府の通貨を発給したことが、イギリスにとって如何に大問題だったかがよく伝わってくる。何と言ってもこれは、ヨーロッパに最も強い影響力を持つ、ロンドンタイムズの社説だからね!」
「それに、タイムズはただの新聞社じゃないわ。リンカーンの時代の経営者はジョン・ウォルター三世で、この社説を書いたのは恐らくジョン・ディレーン主筆。
この時代は新しい輪転機が開発されて発行部数を大幅に伸ばし、機密情報を収集する能力も、ある意味では英国政府を超えて、”世界の都市には英国大使が二人駐在している” とまで言われていたの。経営者の片腕として能力を発揮していたディレーン主筆の思想は、常に全ての記事に貫かれ、ヨーロッパ全土に影響を及ぼしていたと言われているわ」
「・・大使が二人いるって、どういう意味?」
「女王陛下が派遣した大使と、もう一人はタイムズが派遣した大使────」
「わぉ、そりゃすごい!」
「実際に、イギリス政府は1856年、タイムズの報道によって初めて、クリミア戦争の申し入れをロシアが受諾したことを知ったほどだったらしいわ」
「それは、SIS(英国秘密情報部)も真っ青だね!」
「父からの情報だけど、最近の調査では、リンカーン暗殺の犯人であるジョン・ブースは、南部連合の国務長官だったユダ・ベンジャミン(Judah Philip Benjamin)に雇われていたという事が判明しているそうよ」
「やっぱり、犯人は誰かに雇われていたんだ!・・しかも、南部の国務長官?!」
「ユダ・ベンジャミンは、もとはイギリスのセファルディム(スペイン系ユダヤ人)で、生まれてすぐ両親と共にアメリカに渡り、やがて名高い弁護士となり、さらにルイジアナ州で奴隷を使った大農園を経営して大きな財を得て、南部連邦議会の上院議員から司法長官を経て、国務長官(外務大臣に相当)にまで伸し上がった人よ。
けれどもリンカーン大統領暗殺後、彼こそが黒幕だという事を合衆国情報部がつきとめ、それを知ったユダはすべての書類を燃やし、偽名でイングランドへ逃亡した。当時アメリカから逃げ出した南部の閣僚で遂にアメリカに戻らなかったのは、このユダだけね。
イギリスに渡ってからは、ロンドンのロスチャイルド家と深く親交を持ち、第40代首相ベンジャミン・ディズレリーの側近となり、王室顧問弁護士にも任命された・・」
「なるほど、この男が仕組んだ計画だったのか。黒幕でなければ書類を燃やす必要もないよね。それに英国王室も政府もロスチャイルドもユダの英国入りを歓迎し庇護しているんだから、リンカーン暗殺の背後にイギリスが存在したのは、ほぼ確実だろうね」
「そして、リンカーン暗殺の本当の理由も、だんだん見えてくる。
最も大きな理由は、イギリスの銀行家たちの思惑を裏切り、リンカーンが法定通貨を発行したということでしょうね。南北戦争の後にも、引き続き法定通貨を発行し続けられると、銀行家たちの利益がとんでもなく損なわれてしまうわけだから。
国際金融家たちは、南北両陣営に戦費を貸し付けることで莫大な利益を得ようとしていたのに、すっかり当てが外れてしまった、というコトよ─────」
「つまり、グリーンバックスは、政府が借金して発行した通貨ではないので、金融家たちはどうあがいてもタッチできない。それが悔しい、許せない、ということ?」
「冴えてるわね、そのとおり。国家の金融を支配するには、戦争によって生じた政府の負債が無くてはならない。政府の負債であれば彼らが自由に支配できるけれど、お金を刷られたらどうにも手が出せない、というワケ」
「でもなあ・・たかが政府が法定通貨を造ったくらいで、イギリスと国際金融家が組んで、アメリカ大統領の暗殺までやる、というのは普通は考え難いよね」
「だから、インボーロン、なんて言われるのよね・・OK!、疑問ならもう一度タイムズの社説を読んであげましょうか?」
「そうか─────社説には、”債務の無い政府が、類のない繁栄をすることになる” と書いてあったね。”そのような国は打倒されるべきだ” と。つまりアメリカ政府が『コストをかけずに通貨を供給すること』が気に入らないという事だ。自分たちの利益が無いところで世界が動くのは誤りだ、と言いたいわけだね?」
「Bingo!、現在のアメリカは ”Federal Reserve Bank(FRB=連邦準備銀行)” という、その名前からして奇妙で意味不明な民間金融資本100%の ”中央銀行” によって、ドルが発行されるたびに国民がその利子を払い続けている。つまり、これこそが『コストをかけて通貨を供給すること』なのよね!、そして、その理不尽なことが1913年以来ずっと行われているのに、国民は誰ひとりとして文句を言わない─────」
「法定通貨になりさえすれば、政府はその時々に国民の経済活動に応じて通貨を発行でき、結果として国家は繁栄することになるのになぁ・・問題はなぜ自国の通貨発行のために国民が利子を払う必要があるのか、という事だね。それに疑問を持つ人がもっと増えるべきだ。
民主主義が聞いて呆れるね。日本銀行を政府から独立した法人にさせて、資本の半分を所有している民間人というのも、実は彼ら国際金融家たちなんだろうか?」
「日本の銀行システムについては、またゆっくり勉強することにして───────
リンカーン大統領が暗殺された1865年4月14日の金曜日は、キリスト教の Good Friday(聖金曜日=キリストの受難と死を記念する日)に当たっていた。これも単なる偶然とは思えないわね。シェイクスピアの役者で南部同盟のシンパという素人が、そこまで凝ったことをするかしら?」
「考え難いね。軍人やその道のプロならともかく・・背後に大きな黒幕が居て、入念に日を選んで、日付けにまで意味深長なメッセージを含ませた上で暗殺されたのだろうな。
・・ところで、リンカーンが暗殺されてからの金融家たちの動きは?」
「やはり暗殺の後には、中央銀行設立に向けて大きな動きがあったわ」
「おお、邪魔者は始末できたから、いよいよ本格的に金融家たちが動き始めたんだね!
そのあたりのことを、詳しく聞きたいな────────」
( Stay tuned, to the next episode !! )
*次回、連載小説「龍の道」 第176回の掲載は、5月1日(日)の予定です
コメント一覧
1. Posted by まっつ 2016年04月16日 02:17
政府紙幣を作ろうとすると暗殺される・・・
度を越したお金持ちは、サバイバルの為の手段を選ばないですね・・・
生存闘争なので一切の容赦がなく、質が悪いと言えます。
現在、巷間を賑わしているタックスヘイブン問題も、
これから暗殺の嵐が吹き荒れるとの観測も聞きます。
本来は透明であるべきお金に利子という色が付き、
負債という魔力的な呪縛で世界を覆っているのですね。
もっと知らねばならぬと思いました。
度を越したお金持ちは、サバイバルの為の手段を選ばないですね・・・
生存闘争なので一切の容赦がなく、質が悪いと言えます。
現在、巷間を賑わしているタックスヘイブン問題も、
これから暗殺の嵐が吹き荒れるとの観測も聞きます。
本来は透明であるべきお金に利子という色が付き、
負債という魔力的な呪縛で世界を覆っているのですね。
もっと知らねばならぬと思いました。
2. Posted by 太郎冠者 2016年04月20日 16:20
リンカーン暗殺の日付が、奇しくも4月14日。
あまりにもばかばかしい気もしますが、どうしても好んで使いたい数字なのでしょうね・・・。
中央銀行のシステムは、知った人間がどんどん広めていってほしい情報だと思います。
明らかに一部の人間が搾取するために用意されたシステムであり、そのことをふつうはまったく知らないうえに、疑いもせずに生活しているのは本当に冗談じゃないと思います。
自分たちの都合のいいように金融を動かし、追求があったら政府や国を盾にするというどうしようもないやり方で、そんなことを何百年も続けているなんて本当に・・・。
どこかにミ○イルでもぶち込んでやりたい気分ですね。
ロシアあたりで格安で手に入らないでしょうか(笑)
続きを楽しみにしています。
あまりにもばかばかしい気もしますが、どうしても好んで使いたい数字なのでしょうね・・・。
中央銀行のシステムは、知った人間がどんどん広めていってほしい情報だと思います。
明らかに一部の人間が搾取するために用意されたシステムであり、そのことをふつうはまったく知らないうえに、疑いもせずに生活しているのは本当に冗談じゃないと思います。
自分たちの都合のいいように金融を動かし、追求があったら政府や国を盾にするというどうしようもないやり方で、そんなことを何百年も続けているなんて本当に・・・。
どこかにミ○イルでもぶち込んでやりたい気分ですね。
ロシアあたりで格安で手に入らないでしょうか(笑)
続きを楽しみにしています。
3. Posted by 円山玄花 2016年04月20日 17:03
お金、政治、暗殺。
自分の利益のために他人を犠牲にし、本気で世界を変えようとする人たち。
世界の仕組みも、南北戦争ひとつ取っても、学校の教科書で教わることとは大違いです。
そして、世界の主な国家の成り立ちや考え方を知るほど、
日本がいかに優れた文化を育んできたのか、世界でも希な国だと他国から言われる理由が、
分かる気がします。
連邦準備銀行。
ヘレンさんも言っていましたが、実に不思議な名前です。
何かのための準備・予備という意味なのでしょうか。
次回も楽しみにしています!
自分の利益のために他人を犠牲にし、本気で世界を変えようとする人たち。
世界の仕組みも、南北戦争ひとつ取っても、学校の教科書で教わることとは大違いです。
そして、世界の主な国家の成り立ちや考え方を知るほど、
日本がいかに優れた文化を育んできたのか、世界でも希な国だと他国から言われる理由が、
分かる気がします。
連邦準備銀行。
ヘレンさんも言っていましたが、実に不思議な名前です。
何かのための準備・予備という意味なのでしょうか。
次回も楽しみにしています!
4. Posted by とび猿 2016年04月20日 22:56
一部の人間にとっては人の命も国の行く末も飯の種ですか。
いや、これは飯の種どころではないですね。
そんなに稼いでどうするのか・・・
力が欲しいのか・・・
力ならば己を磨けばいいのに・・・
なんて考えてしまうのは、自分がオコチャマだからなのだろうか。
何だか自分の無知ぶりも含めて、腹が立ってきます。
いや、これは飯の種どころではないですね。
そんなに稼いでどうするのか・・・
力が欲しいのか・・・
力ならば己を磨けばいいのに・・・
なんて考えてしまうのは、自分がオコチャマだからなのだろうか。
何だか自分の無知ぶりも含めて、腹が立ってきます。
5. Posted by マルコビッチ 2016年04月20日 23:49
ケネディ暗殺の謎はよく耳にしていましたが、
リンカーン大統領についてはあまり知りませんでした。
イギリスという国のイメージが変わりました。
そう言えば、ダイアナ妃の死もいろいろ言われていますが・・・
一般常識も怪しい私には、知らない事が星の数より多いようで、自分が情けないです。
でも、こうして「龍の道」などで、ひとつずつ知る事が出来るのは、
本当にありがたい事だと思います。
ごく身近で起きている出来事は、誰かがコントロールし、闇に葬り、
利益を得ているなんて・・・本当に腹が立って、悲しくなります。
そんな事言っててもどうにもならないけど、だからもっとしっかりしなくちゃって思います。
日本でも、急に亡くなった政治家がいましたよね。
病気って報じられていましたが・・・
次回もよろしくお願い致します。
リンカーン大統領についてはあまり知りませんでした。
イギリスという国のイメージが変わりました。
そう言えば、ダイアナ妃の死もいろいろ言われていますが・・・
一般常識も怪しい私には、知らない事が星の数より多いようで、自分が情けないです。
でも、こうして「龍の道」などで、ひとつずつ知る事が出来るのは、
本当にありがたい事だと思います。
ごく身近で起きている出来事は、誰かがコントロールし、闇に葬り、
利益を得ているなんて・・・本当に腹が立って、悲しくなります。
そんな事言っててもどうにもならないけど、だからもっとしっかりしなくちゃって思います。
日本でも、急に亡くなった政治家がいましたよね。
病気って報じられていましたが・・・
次回もよろしくお願い致します。
6. Posted by ユーカリ 2016年04月20日 23:57
世の中、常に陰陽のバランスが取れていれば、循環してうまく回ってゆくのでしょうけれど、そのバランスを崩す(己の富や名声のみを求めそれに溺れる)と、ひずみが生じるものですね。
循環させると明るみになる闇の部分を隠すために、より一層濃い墨で闇を塗りなおす輩が、水面下ではびこってゆくシステム、許せません。
CQCで学んだことを、少しずつではありますが、家族で共有し、いざという時の準備をしています。
実際にそのような場面に遭遇したならば、想像を絶する苦難に直面し、生きるために必死になざるを得ないと思います。そんな場面で心と体がくじける事のないよう、常に心身を鍛える重要性、自身の内を見続ける重要性を感じます。
闇を闇とわかり、それに飲み込まれない人材がじんわりと増えて行けばいいなと思います。
循環させると明るみになる闇の部分を隠すために、より一層濃い墨で闇を塗りなおす輩が、水面下ではびこってゆくシステム、許せません。
CQCで学んだことを、少しずつではありますが、家族で共有し、いざという時の準備をしています。
実際にそのような場面に遭遇したならば、想像を絶する苦難に直面し、生きるために必死になざるを得ないと思います。そんな場面で心と体がくじける事のないよう、常に心身を鍛える重要性、自身の内を見続ける重要性を感じます。
闇を闇とわかり、それに飲み込まれない人材がじんわりと増えて行けばいいなと思います。
7. Posted by たそがれの単身赴任者 2016年04月21日 10:58
「戦費調達」が闇の世界の住人を肥え太らせるということですね。過去の戦争の歴史には、確かに戦争にかかるお金をどうしたかということが抜け落ちていますね。彼らによって歴史から記録から削除されていたのでしょうか。う〜ん、まさに戦争で生血をすする死の商人、恐るべし。
戦国時代の日本の戦争には彼らはまだ介在していないと考えると、明治になって日本にも彼らははいってきたのでしょうか。元寇のときの恩賞が少ないことの不服申し立てにに、御家人がはるばる鎌倉幕府までやってきたなんてのどかなことが記録に残っていますね。このころは彼らはヨーロッパで力を蓄えていたのでしょうか。
リンカーン暗殺は「声を隠す女」とかいう感じの映画で、暗殺幇助でアメリカで初の女性死刑囚を扱っていました。利用され、勝った北軍の「正義」の生贄とされた女性の悲劇を描いていました。いつの世も弱者はふみつけにされます。
戦国時代の日本の戦争には彼らはまだ介在していないと考えると、明治になって日本にも彼らははいってきたのでしょうか。元寇のときの恩賞が少ないことの不服申し立てにに、御家人がはるばる鎌倉幕府までやってきたなんてのどかなことが記録に残っていますね。このころは彼らはヨーロッパで力を蓄えていたのでしょうか。
リンカーン暗殺は「声を隠す女」とかいう感じの映画で、暗殺幇助でアメリカで初の女性死刑囚を扱っていました。利用され、勝った北軍の「正義」の生贄とされた女性の悲劇を描いていました。いつの世も弱者はふみつけにされます。
8. Posted by bamboo 2016年04月22日 13:28
いやぁ…毎度自分の詰めの甘さを痛感いたします。
南北戦争・独立戦争、グレートブリテン、ロスチャイルド家、リンカーンの戦略…。思えば外側・表側の大雑把なことしか学ばず、もっと大事なはずの内側・裏側を奥の細かいところまで観たいとすら思わなかったりしていたこと、今の自分によく表れているのがよくわかります…。いまのドタバタにも(汗)
Gone with the Wind…さっそくDVDを借りてみます。…けっして“恐ろしく気の強い、南部の大綿花農園の御令嬢”が目的ではありません、学習のためでございます。
ゼロハリバートンは…善い靴を買ってからになりそうです。
南北戦争・独立戦争、グレートブリテン、ロスチャイルド家、リンカーンの戦略…。思えば外側・表側の大雑把なことしか学ばず、もっと大事なはずの内側・裏側を奥の細かいところまで観たいとすら思わなかったりしていたこと、今の自分によく表れているのがよくわかります…。いまのドタバタにも(汗)
Gone with the Wind…さっそくDVDを借りてみます。…けっして“恐ろしく気の強い、南部の大綿花農園の御令嬢”が目的ではありません、学習のためでございます。
ゼロハリバートンは…善い靴を買ってからになりそうです。
9. Posted by ランフォリンクスの尾 2016年04月25日 00:33
その昔,私はリンカーンの綴りのLとRを間違えて米国人に笑われたことがあります.
そんなどうでもいいことばかり覚えているくせに,肝心のリンカーンが暗殺されていたことは
記憶から抜けておりました.綴の間違いなんかよりよっぽど恥ずかしいですね.
リンカーンは奴隷を所有する家の娘と結婚したぐらいだし,奴隷制度への反対はたぶん北部の
世論におもねていただけだ...みたいな話は頭の片隅に残っていましたけれども.
中央銀行制度については龍の道で初めて知りました.
誰が何を意図して作ったものなのかということに全く考えずに私のような庶民は貨幣を使い
日々生活している.これは本当に恐ろしいことだと思います.
危機に対して正しく意識が向かうことが大切だと思いました.
余談ですけれど,南部訛りが離されている地域はほぼ南北戦争時の南部諸州に相当すると知った
ときは興味深いと思ったものです.昔の政治の痕跡が今でも方言の違いに残っているのですよね.
それから話の本筋とは関係のないところで3つ気になった個所があるのですが,質問してもよいでしょうか.
(1)米口語における通貨単位はbackではなくてbuckではないのでしょうか.
白人と先住民の取引に雄鹿の毛皮が貨幣として使われていた開拓時代の名残りだと私は教わりました.これとは別に20ドルをtwenty backsと言うような,Greenbackに由来する表現があるのでしょうか.
(2)ゼロハリバートンはZero Halliburtonだと思うのですが,記事にあるZero Haliburtonは綴りを間違えておられませんか?
(3)スペイン系ユダヤ人のことを指すSephardim / Sephardiの日本語文献におけるカタカナ転記としては,セファルディムとスファラディの2通りしか今まで私は見たことがありません.この記事のようにセルファーディムと表記するのはどのような場合ですか.
そんなどうでもいいことばかり覚えているくせに,肝心のリンカーンが暗殺されていたことは
記憶から抜けておりました.綴の間違いなんかよりよっぽど恥ずかしいですね.
リンカーンは奴隷を所有する家の娘と結婚したぐらいだし,奴隷制度への反対はたぶん北部の
世論におもねていただけだ...みたいな話は頭の片隅に残っていましたけれども.
中央銀行制度については龍の道で初めて知りました.
誰が何を意図して作ったものなのかということに全く考えずに私のような庶民は貨幣を使い
日々生活している.これは本当に恐ろしいことだと思います.
危機に対して正しく意識が向かうことが大切だと思いました.
余談ですけれど,南部訛りが離されている地域はほぼ南北戦争時の南部諸州に相当すると知った
ときは興味深いと思ったものです.昔の政治の痕跡が今でも方言の違いに残っているのですよね.
それから話の本筋とは関係のないところで3つ気になった個所があるのですが,質問してもよいでしょうか.
(1)米口語における通貨単位はbackではなくてbuckではないのでしょうか.
白人と先住民の取引に雄鹿の毛皮が貨幣として使われていた開拓時代の名残りだと私は教わりました.これとは別に20ドルをtwenty backsと言うような,Greenbackに由来する表現があるのでしょうか.
(2)ゼロハリバートンはZero Halliburtonだと思うのですが,記事にあるZero Haliburtonは綴りを間違えておられませんか?
(3)スペイン系ユダヤ人のことを指すSephardim / Sephardiの日本語文献におけるカタカナ転記としては,セファルディムとスファラディの2通りしか今まで私は見たことがありません.この記事のようにセルファーディムと表記するのはどのような場合ですか.
10. Posted by mimizuku 2016年04月27日 14:55
リンカーンが元々奴隷制度に反対しておらず、南北戦争は、一般に知られている奴隷解放の為ではなく、イギリスがアメリカの分離・独立を阻止する為に起こした戦いである。この事実に驚くとともに、リンカーンが財務省にお金を戦費の調達として法定通貨を造ったとたんにイギリスと国際金融からの刺客によって暗殺されたという事にさらに驚きました。
暗殺後に中央銀行が設立されて、そのシステムが今なお続いている事に目の前が真っ暗になり、背筋が寒くなりました。
これからの記事を楽しみにしています。
暗殺後に中央銀行が設立されて、そのシステムが今なお続いている事に目の前が真っ暗になり、背筋が寒くなりました。
これからの記事を楽しみにしています。
11. Posted by タイ爺 2016年04月27日 17:48
いや、そもそも移住民ばかりのだだっ広いアメリカがたかが100〜200年ばかりで世界を牛耳る大国になるなんて不思議な話だと思っていました。
あれやこれやの人たちが絡んでこその発展だったと思います。
坂本竜馬の話とも通じていますね。
あれやこれやの人たちが絡んでこその発展だったと思います。
坂本竜馬の話とも通じていますね。
12. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:30
☆みなさま
相変わらずの遅いコメントバックで申し訳ありません。
近ごろ忙しいのなんのって、もう・・シゴトに忙殺されております。
忙殺・・と言えば、日本語は面白いですね。
殺し屋、殺虫剤、殺生、殺伐、殺到、殺風景などなら「殺」も分かるのですが、
殺ぎ屋、殺ぎ継ぎ、殺げ者、殺所なんかになると、?となってしまう。
単にボクの教養が貧しいだけなのでしょうけど、
言語としては英語の方がよっぽど簡単だなあと、常々感じています。
それは多くの民族、文化、政治が渾沌といたところに彼方此方から借用して創られた、
基本構造が主語と動詞の、18世紀頃にようやく整ったばかりの新言語である英語と、
天皇制を核とする文化の営みの中で永く育まれ続けてきた、
主語と述語を中心とした繊細な言語文化を持つ日本語との違いでしょうか。
日本の文化や日本の言語を、もっと大切にしたいと思うこの頃です。
相変わらずの遅いコメントバックで申し訳ありません。
近ごろ忙しいのなんのって、もう・・シゴトに忙殺されております。
忙殺・・と言えば、日本語は面白いですね。
殺し屋、殺虫剤、殺生、殺伐、殺到、殺風景などなら「殺」も分かるのですが、
殺ぎ屋、殺ぎ継ぎ、殺げ者、殺所なんかになると、?となってしまう。
単にボクの教養が貧しいだけなのでしょうけど、
言語としては英語の方がよっぽど簡単だなあと、常々感じています。
それは多くの民族、文化、政治が渾沌といたところに彼方此方から借用して創られた、
基本構造が主語と動詞の、18世紀頃にようやく整ったばかりの新言語である英語と、
天皇制を核とする文化の営みの中で永く育まれ続けてきた、
主語と述語を中心とした繊細な言語文化を持つ日本語との違いでしょうか。
日本の文化や日本の言語を、もっと大切にしたいと思うこの頃です。
13. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:31
☆まっつさん
すでにご存知かも知れませんが、
タックスヘイブンは、ケイマン諸島などカリブの島国がその代表とされていますが、
それが世界で最も強力に行われている所はロンドンです。
実はロンドンよりもさらに、トンデモなく悪質な所があるのですが、
それは追い追いに、この物語の中で明かしていく予定です。
うーむ、もっと知らねばならぬ・・
すでにご存知かも知れませんが、
タックスヘイブンは、ケイマン諸島などカリブの島国がその代表とされていますが、
それが世界で最も強力に行われている所はロンドンです。
実はロンドンよりもさらに、トンデモなく悪質な所があるのですが、
それは追い追いに、この物語の中で明かしていく予定です。
うーむ、もっと知らねばならぬ・・
14. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:31
☆太郎冠者さん
>どうしても使いたい数字
もうこうなると子供じみてさえいますが、
まあ、彼らは言わばパラノイア。
もともと不安や恐怖から始まった妄想のカタマリ、
つまりビョーキなので、仕方ありません。
その病人がカネと政治を握ったのだから、あら大変・・・
しかし、これだけ世界中でまともな人たちがそれを指摘しているのに、
まだ「陰謀論」として見ている人の気が知れません。
その、一見知的な人たちこそ、国際的平和ボケの象徴でしょうか。
>ミサイル
格安なの、ありまっせ!!
>どうしても使いたい数字
もうこうなると子供じみてさえいますが、
まあ、彼らは言わばパラノイア。
もともと不安や恐怖から始まった妄想のカタマリ、
つまりビョーキなので、仕方ありません。
その病人がカネと政治を握ったのだから、あら大変・・・
しかし、これだけ世界中でまともな人たちがそれを指摘しているのに、
まだ「陰謀論」として見ている人の気が知れません。
その、一見知的な人たちこそ、国際的平和ボケの象徴でしょうか。
>ミサイル
格安なの、ありまっせ!!
15. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:32
☆玄花さん
>実に不思議な名前です
>何かのための準備・予備という意味なのでしょうか
オイオイ・・
じゃなくて、また追い追いにご説明しますので、
しばらくお待ち下さい。(^_^;)
>実に不思議な名前です
>何かのための準備・予備という意味なのでしょうか
オイオイ・・
じゃなくて、また追い追いにご説明しますので、
しばらくお待ち下さい。(^_^;)
16. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:34
☆とび猿さん
>ヒトノイノチモメシノタネ
ネタノシズクモゴノヤモモ、ってのもありましたね。(^0^;)
>そんなに稼いでどうするのか・・・
まあ、また追い追いにご説明申し上げますが、
彼らは「稼ぐ」ことが目的ではないのです。
そのショータイは、
私たちのジョーシキを遥かにイツダツしておりますデス。
>ヒトノイノチモメシノタネ
ネタノシズクモゴノヤモモ、ってのもありましたね。(^0^;)
>そんなに稼いでどうするのか・・・
まあ、また追い追いにご説明申し上げますが、
彼らは「稼ぐ」ことが目的ではないのです。
そのショータイは、
私たちのジョーシキを遥かにイツダツしておりますデス。
17. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:34
☆マルコビッチさん
>イギリスのイメージが変わりました
そうそう。
つまり、そんなイメージを巧みに植え付けられていた、ということですね。
そんなふうに、自分が「普通にそう思っていること」を、
「いつの間にかそう思わされていること」として見てみると、
モノゴトの本質が見えてきたりします。
・・あ、太極拳もおんなじですね。
>イギリスのイメージが変わりました
そうそう。
つまり、そんなイメージを巧みに植え付けられていた、ということですね。
そんなふうに、自分が「普通にそう思っていること」を、
「いつの間にかそう思わされていること」として見てみると、
モノゴトの本質が見えてきたりします。
・・あ、太極拳もおんなじですね。
18. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:34
☆ユーカリさん
CQC講習は、多くの門人に役に立っているようですね。
オーストラリアや北海道でも、そんな講習があると良いですね。
CQC講習は、多くの門人に役に立っているようですね。
オーストラリアや北海道でも、そんな講習があると良いですね。
19. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:35
☆たそがれの単身赴任者さん
>彼らによって歴史から削除されていたのでしょうか
そのとおりです。
いつの時代も、どこのクニでも、知らぬは一般市民ばかりなりけり、です。
>「声を隠す人」
原題は「The Conspirator=共謀者」という、
リンカーン暗殺の共謀者として、合衆国史上初の死刑となった女性と、
その弁護士を描いた、ロバート・レッドフォード監督の、比較的最近の映画ですね。
私はまだ観ていませんので、こんどぜひ。
>彼らによって歴史から削除されていたのでしょうか
そのとおりです。
いつの時代も、どこのクニでも、知らぬは一般市民ばかりなりけり、です。
>「声を隠す人」
原題は「The Conspirator=共謀者」という、
リンカーン暗殺の共謀者として、合衆国史上初の死刑となった女性と、
その弁護士を描いた、ロバート・レッドフォード監督の、比較的最近の映画ですね。
私はまだ観ていませんので、こんどぜひ。
20. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:36
☆ bamboo さん
>ゼロ・ハリバートン
すごく重いので、あまりお勧めはしません。
もっとも、最近は少し軽めのができたとかいうウワサですが。
月の石ころとか、原爆攻撃指示書、タイタニック乗船など以外に使うのでしたら、
サムソナイトがおススメです。
>ゼロ・ハリバートン
すごく重いので、あまりお勧めはしません。
もっとも、最近は少し軽めのができたとかいうウワサですが。
月の石ころとか、原爆攻撃指示書、タイタニック乗船など以外に使うのでしたら、
サムソナイトがおススメです。
21. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:37
☆ランフォリンクスの尾さん
返信が長くなったので、幾つかに分けて回答します。
(1)back と buck
そう言ってくる人が居るかな?、と思っていました。
ご指摘頂くまでもなく、鹿やバッファローの皮を物々交換した名残で、ドル通貨を buck と
言うことは存じていますし、私も日々の会話でよく bucks を使います。
物語にそう書いたのは、私が米国でフレンチ・カナディアンの女性から同じことを言われた事があったので、登場人物のヘレンにその役をやって貰っただけのことです。
つまり、中にはそんなふうに考えている人も居る、ということです。
なお、buck は千ドルを意味する grand 同様「米俗語」から出たものです。
俗語とは元々教養として扱われない、公式の場では決して用いられない言語体系で、
その語源・出自も必ずしも一つとは限らず、発音やスペルの違いなどは問題になりません。
文字や言葉は生き物であり、定説も歴史も常に書き換えられます。何がどう変化してそうなったかと言うことは、どの分野でもなかなか断定ができないもので、現にバックスの由来も幾つかあり、誰もがインディアンと鹿革を交換した名残と考えているわけでは無いようです。
外国人の側からは、他国の文化や言語について殆ど何も理解できる筈もありません。元々英語自体が多文化から多言語をムリヤリ寄せ集めてまとめたものであり、英語学の権威と言われるような人が、英和辞典に書かれている事はすべてウソ、本来日本語には訳せない、と言い切るような世界なのです。殊にアメリカなどは多人種の集まる歴史の浅い国で、言葉も変化、進化、変容を続けています。
返信が長くなったので、幾つかに分けて回答します。
(1)back と buck
そう言ってくる人が居るかな?、と思っていました。
ご指摘頂くまでもなく、鹿やバッファローの皮を物々交換した名残で、ドル通貨を buck と
言うことは存じていますし、私も日々の会話でよく bucks を使います。
物語にそう書いたのは、私が米国でフレンチ・カナディアンの女性から同じことを言われた事があったので、登場人物のヘレンにその役をやって貰っただけのことです。
つまり、中にはそんなふうに考えている人も居る、ということです。
なお、buck は千ドルを意味する grand 同様「米俗語」から出たものです。
俗語とは元々教養として扱われない、公式の場では決して用いられない言語体系で、
その語源・出自も必ずしも一つとは限らず、発音やスペルの違いなどは問題になりません。
文字や言葉は生き物であり、定説も歴史も常に書き換えられます。何がどう変化してそうなったかと言うことは、どの分野でもなかなか断定ができないもので、現にバックスの由来も幾つかあり、誰もがインディアンと鹿革を交換した名残と考えているわけでは無いようです。
外国人の側からは、他国の文化や言語について殆ど何も理解できる筈もありません。元々英語自体が多文化から多言語をムリヤリ寄せ集めてまとめたものであり、英語学の権威と言われるような人が、英和辞典に書かれている事はすべてウソ、本来日本語には訳せない、と言い切るような世界なのです。殊にアメリカなどは多人種の集まる歴史の浅い国で、言葉も変化、進化、変容を続けています。
22. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:41
☆ランフォリンクスの尾さん(その2)
承前
(2)ゼロハリバートン
ご指摘ありがとうございます。確かにミスタイプですね。
しかしまぁ、多寡がカバン屋の名前に "L” がひとつ少ないというコトが
そんなに ”気になる” アナタは、もしかしてゼロハリの回し者・・?!(笑)
因みに──────
ハリバートンという姓は、姓名学に於ては前7世紀のイングランド・デヴォンシャーにその起源があり、Alleburton, Alliberton, Halberton, Holburton, Haliburton, Halliburton, Hallyburton,
など、数多くのスペルを含むものです。
また、イングランド王国を征服したウィリアム1世が1086年に作った世界最初の土地台帳である「Domesday Book」には ”Halsbretone” とあり、1188年の「Pipe Rolls of the County」には
”Hauberton” という記載も見られます。
ハリバートン姓は、デヴォンシャーにある「HALBERTON」という村に由来していて、
その名は「haesel (hazel)+bearu (the grove)+tun (village or homestead )」、
つまり、”The village by a hazel grove.”(ハシバミ林のある村)から来たものです。
求職目的で田舎を離れる事が一般的になった中世の欧州では、姓の広い分散・分布が起こり、
アメリカやカナダにも広がっていったのは良く知られるとおりで、現在でも "L" がひとつだけのハリバートン姓はカナダ系アメリカ人に多く、単に Burton と改名した人も多く見られます。
繰り返しますが、文字や言葉は生き物です。
ランフォリンクスもハリバートンも、多くの言葉が集まって出来ています。
特に英語は、ラテン、ゲルマン、アングル、ジュート、サクソン、デーン、ノルドなどの言語をごちゃ混ぜにし、借用語であった仏語と独語をベースに本来語と融合して、15世紀頃に漸く成立を見せ始めた「新しい言葉」です。
実際に、単語で L がひとつのものと、ふたつのものの違いを説明できる学者は存在しませんし、
オクスフォードの英語学教授もそう明言します。
承前
(2)ゼロハリバートン
ご指摘ありがとうございます。確かにミスタイプですね。
しかしまぁ、多寡がカバン屋の名前に "L” がひとつ少ないというコトが
そんなに ”気になる” アナタは、もしかしてゼロハリの回し者・・?!(笑)
因みに──────
ハリバートンという姓は、姓名学に於ては前7世紀のイングランド・デヴォンシャーにその起源があり、Alleburton, Alliberton, Halberton, Holburton, Haliburton, Halliburton, Hallyburton,
など、数多くのスペルを含むものです。
また、イングランド王国を征服したウィリアム1世が1086年に作った世界最初の土地台帳である「Domesday Book」には ”Halsbretone” とあり、1188年の「Pipe Rolls of the County」には
”Hauberton” という記載も見られます。
ハリバートン姓は、デヴォンシャーにある「HALBERTON」という村に由来していて、
その名は「haesel (hazel)+bearu (the grove)+tun (village or homestead )」、
つまり、”The village by a hazel grove.”(ハシバミ林のある村)から来たものです。
求職目的で田舎を離れる事が一般的になった中世の欧州では、姓の広い分散・分布が起こり、
アメリカやカナダにも広がっていったのは良く知られるとおりで、現在でも "L" がひとつだけのハリバートン姓はカナダ系アメリカ人に多く、単に Burton と改名した人も多く見られます。
繰り返しますが、文字や言葉は生き物です。
ランフォリンクスもハリバートンも、多くの言葉が集まって出来ています。
特に英語は、ラテン、ゲルマン、アングル、ジュート、サクソン、デーン、ノルドなどの言語をごちゃ混ぜにし、借用語であった仏語と独語をベースに本来語と融合して、15世紀頃に漸く成立を見せ始めた「新しい言葉」です。
実際に、単語で L がひとつのものと、ふたつのものの違いを説明できる学者は存在しませんし、
オクスフォードの英語学教授もそう明言します。
23. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:43
☆ランフォリンクスの尾さん(その3)
承前
(3)セルファーディム
これも、単なるミスタイプです。
単数形の「セファルディム」は、複数形では「セファルディーム」と言うので、
それを「セルファーディム」と、アナグラム化してタイプしてしまったのでしょう。
私は暗号を学んだ所為か、よくアナグラム化するクセがあります。
しかしまー、滅多に知る人も少いであろう、ディアスポラのユダヤを幾つもご存知とは。
もしかして、そんなアナタは「新世界秩序」を狙うユダヤの回し者?・・(笑)
なお、(2) (3) の類いは、態々コメント欄で云々する内容ではないかと思います。
今後は、明らかにミスタイプと判るような取るに足らないものについては、
直接ブログ編集室へお報せ下さい。
序でながら、そんな些細な事より、もっと大切なのは、日本人として日本語をきちんと話せる、
書ける、使える、ということを私たちが心掛けることでしょう。
例えば、貴方のコメントにも、五行目に「世論におもねて」とあります。
単にミスタイプなら良いのですが、「おもねて」は、正しくは「おもねって」です。
「おもねる(阿る)」は、ラ行五段活用の動詞で、
その連用形は「おもねります・おもねって・おもねった」になります。
因みに、三省堂国語辞典には、
「おもねる」の活用に「 ”おもねて” など下一段にも活用」とあります。
しかし、これは明らかな誤りです。
もしそれが正しければ、連用形は「おもねます・おもねて・おもねた」となるので、
まるで外国人の話す日本語のようになってしまいます。
このような誤りは三省堂に限らず、官公庁の広報、新聞、NHKなどの放送、書籍にも多く見られ、昨今の日本語が如何に乱れているか(乱そうとしているか)がよく分かります。
承前
(3)セルファーディム
これも、単なるミスタイプです。
単数形の「セファルディム」は、複数形では「セファルディーム」と言うので、
それを「セルファーディム」と、アナグラム化してタイプしてしまったのでしょう。
私は暗号を学んだ所為か、よくアナグラム化するクセがあります。
しかしまー、滅多に知る人も少いであろう、ディアスポラのユダヤを幾つもご存知とは。
もしかして、そんなアナタは「新世界秩序」を狙うユダヤの回し者?・・(笑)
なお、(2) (3) の類いは、態々コメント欄で云々する内容ではないかと思います。
今後は、明らかにミスタイプと判るような取るに足らないものについては、
直接ブログ編集室へお報せ下さい。
序でながら、そんな些細な事より、もっと大切なのは、日本人として日本語をきちんと話せる、
書ける、使える、ということを私たちが心掛けることでしょう。
例えば、貴方のコメントにも、五行目に「世論におもねて」とあります。
単にミスタイプなら良いのですが、「おもねて」は、正しくは「おもねって」です。
「おもねる(阿る)」は、ラ行五段活用の動詞で、
その連用形は「おもねります・おもねって・おもねった」になります。
因みに、三省堂国語辞典には、
「おもねる」の活用に「 ”おもねて” など下一段にも活用」とあります。
しかし、これは明らかな誤りです。
もしそれが正しければ、連用形は「おもねます・おもねて・おもねた」となるので、
まるで外国人の話す日本語のようになってしまいます。
このような誤りは三省堂に限らず、官公庁の広報、新聞、NHKなどの放送、書籍にも多く見られ、昨今の日本語が如何に乱れているか(乱そうとしているか)がよく分かります。
24. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:43
☆ランフォリンクスの尾さん(その4)
承前
また、コメントの10行目には「南部訛りが離されている」とあります。
どう見たって「話されている」の誤りですが、誰が見ても単なるミスタイプなので、誰も何も言いません。このブログでは編集室がいつの間にか訂正してくれて、筆者も読者も気付かない事が間々あります。
もひとつオマケに。
近ごろは句読点をコンマとピリオドにする人が増えました。
コンマとピリオドは元々「欧文」の符号で、日本語に用いると決して読み易いものではなく、
違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
アホな文部省とパソコンの普及で、平凡社世界大百科事典にまで、コレ幸いとばかりにコンマとピリオドだけが使われていますが、日本語本来の句読点は ”点と丸” です。
その文部省でさえ、横書きの公文書には「 , 。(コンマとマル)」を用いるよう定めています。
ブログタイジィのコメントには、きちんと「点と丸」を使いましょう。
もとより誰にもミスはありますが、外国語のスペルにLが一つ多いか少ないかを気にするよりも、先ずは自国の文化を誇りに思い、大切にしているかどうかを、私たち自身に問いかけることが必要ではないかと思います。
戦後の日本は自国文化を蔑ろにし、海外文化を礼賛し憧れ、日本語も正しく喋れないくせに英語が堪能なことを価値と思うような人が増えました。ホームステイや脛齧り留学ではなく、実際に海外で暮らせば分かりますが、実はその辺りが外国人に馬鹿にされてしまう最大の理由です。
彼らは自分の民族や国家に、現代日本人よりも遥かに大きな誇りや自負を持って生きているからです。
承前
また、コメントの10行目には「南部訛りが離されている」とあります。
どう見たって「話されている」の誤りですが、誰が見ても単なるミスタイプなので、誰も何も言いません。このブログでは編集室がいつの間にか訂正してくれて、筆者も読者も気付かない事が間々あります。
もひとつオマケに。
近ごろは句読点をコンマとピリオドにする人が増えました。
コンマとピリオドは元々「欧文」の符号で、日本語に用いると決して読み易いものではなく、
違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
アホな文部省とパソコンの普及で、平凡社世界大百科事典にまで、コレ幸いとばかりにコンマとピリオドだけが使われていますが、日本語本来の句読点は ”点と丸” です。
その文部省でさえ、横書きの公文書には「 , 。(コンマとマル)」を用いるよう定めています。
ブログタイジィのコメントには、きちんと「点と丸」を使いましょう。
もとより誰にもミスはありますが、外国語のスペルにLが一つ多いか少ないかを気にするよりも、先ずは自国の文化を誇りに思い、大切にしているかどうかを、私たち自身に問いかけることが必要ではないかと思います。
戦後の日本は自国文化を蔑ろにし、海外文化を礼賛し憧れ、日本語も正しく喋れないくせに英語が堪能なことを価値と思うような人が増えました。ホームステイや脛齧り留学ではなく、実際に海外で暮らせば分かりますが、実はその辺りが外国人に馬鹿にされてしまう最大の理由です。
彼らは自分の民族や国家に、現代日本人よりも遥かに大きな誇りや自負を持って生きているからです。
25. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:44
☆ランフォリンクスの尾さん(その5)
承前
LとRの発音が下手?、スペルを間違える?、そんなの、どうでも良いことです。
日本語にはLとRの発音が無く、英語にはラリルレロの発音がないだけ。
米国人は、富士山をウジサン、婚約をコンニャク、冷たいをスメタイなんて言いますし、
スペイン人は山田さんをジャマダサン、若菜さんをバカナサンと言う。
私の友人はロンドン英語なのでRを発音しないし、洗濯物のことをセンタキモノ(洗濯機物?)と言います。「武藝館」と書ける白人は居らず、発音もタイキヨックュブゥーガァイカーンなので、おメェも日本語のモンガァイカーンだろ、ヒトの発音をウダウダ言うんじゃネェ、とよく言ってやります。
だから、リンカーンのスペルがRだろうがLだろうが、そんなモン構うことはない。
日本語ペラペラの白人でも「山縣有朋、西園寺公望、高橋是清、犬養毅、東久邇宮稔彦王」など、
歴代総理の名を正しく読める人、書ける人はザラには居ませんし、ラリルレロが言えないので、
「杉良太郎」と正しく発音できません。
けれども────
曾てイギリスで、源氏物語について詳しく質問をされ、その英国人の教養に驚かされると共に、冷汗をかかされたことがあります。
南北戦争やリンカーン、フランス革命やルネッサンスの概要は知っていても、日露戦争や児玉源太郎については殆ど知らず、自国の古典などまともに読んだことが無いという、彼らにとっては有り得ない事実を認識させられ、呆然とさせられたものです。
師父の兄君のように、オクスフォード大学の教授に向かって英語学を議論するような教養や度胸があれば良いのですが、私などは、せめて日本人として恥ずかしくないよう、勉強するしかありません。
龍の道でも、読後感以外にも、日本人・日本語として相応しくないと思われるものがありましたらいつでもご指摘を頂ければ幸いです。
長文となり、失礼しました。
承前
LとRの発音が下手?、スペルを間違える?、そんなの、どうでも良いことです。
日本語にはLとRの発音が無く、英語にはラリルレロの発音がないだけ。
米国人は、富士山をウジサン、婚約をコンニャク、冷たいをスメタイなんて言いますし、
スペイン人は山田さんをジャマダサン、若菜さんをバカナサンと言う。
私の友人はロンドン英語なのでRを発音しないし、洗濯物のことをセンタキモノ(洗濯機物?)と言います。「武藝館」と書ける白人は居らず、発音もタイキヨックュブゥーガァイカーンなので、おメェも日本語のモンガァイカーンだろ、ヒトの発音をウダウダ言うんじゃネェ、とよく言ってやります。
だから、リンカーンのスペルがRだろうがLだろうが、そんなモン構うことはない。
日本語ペラペラの白人でも「山縣有朋、西園寺公望、高橋是清、犬養毅、東久邇宮稔彦王」など、
歴代総理の名を正しく読める人、書ける人はザラには居ませんし、ラリルレロが言えないので、
「杉良太郎」と正しく発音できません。
けれども────
曾てイギリスで、源氏物語について詳しく質問をされ、その英国人の教養に驚かされると共に、冷汗をかかされたことがあります。
南北戦争やリンカーン、フランス革命やルネッサンスの概要は知っていても、日露戦争や児玉源太郎については殆ど知らず、自国の古典などまともに読んだことが無いという、彼らにとっては有り得ない事実を認識させられ、呆然とさせられたものです。
師父の兄君のように、オクスフォード大学の教授に向かって英語学を議論するような教養や度胸があれば良いのですが、私などは、せめて日本人として恥ずかしくないよう、勉強するしかありません。
龍の道でも、読後感以外にも、日本人・日本語として相応しくないと思われるものがありましたらいつでもご指摘を頂ければ幸いです。
長文となり、失礼しました。
26. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:46
☆mimizuku さん
>目の前が真っ暗になり、背筋が寒くなりました
そうですね、まさに事実は小説より奇なり、
私たちはまず、正しい歴史の裏側を知り、歴史を作ってきた人たちの真意を
きちんと認識する必要がありそうです。
>目の前が真っ暗になり、背筋が寒くなりました
そうですね、まさに事実は小説より奇なり、
私たちはまず、正しい歴史の裏側を知り、歴史を作ってきた人たちの真意を
きちんと認識する必要がありそうです。
27. Posted by 春日敬之 2016年05月06日 19:47
☆タイ爺さん
>坂本竜馬とも通じる
そう、私たちが知る幕末や明治維新は、
実はよく考えてみると不思議なことばかりです。
まるで司馬遼太郎に洗脳されたような・・・
歴史は勝者が書き換えてゆくものですね。
この物語の中でも、幕末や維新について触れていく予定ですので、
どうぞお楽しみに。
>坂本竜馬とも通じる
そう、私たちが知る幕末や明治維新は、
実はよく考えてみると不思議なことばかりです。
まるで司馬遼太郎に洗脳されたような・・・
歴史は勝者が書き換えてゆくものですね。
この物語の中でも、幕末や維新について触れていく予定ですので、
どうぞお楽しみに。
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