2018年12月06日

CQC/危機管理講習 Level-2 〜野外特別訓練に寄せて〜


                     by 太極武藝館 事務局

                     

 寒さも増してきた11月の半ば、少しばかりの怖れはあるものの、門人の誰もが期待に胸を膨らませてきた野外講習会がいよいよ行われました。

 場所は掛川駅から北に十数キロほど入った山の中。市が管理する森林公園の一角、ちょっとしたデイキャンプに適したような風情ですが、手前に大きなキャンプ場が在るせいか、滅多に人も来ない、森あり山坂あり、小川ありの、訓練講習には打って付けのところです。

 街灯など全く無いその場所はイノシシやカモシカも出てくる所で、スタッフが下見に行った時には日暮れ間近になると急激に気温が下がり、あっという間に周囲が何も見えない真っ暗闇となり、山の斜面の下から小川の流れる音がだんだん大きく響いてきました。
 何とかトイレこそ男女ひとつずつあるものの、キャンプ場のような水場も無く、小川からポンプで汲み上げた水を手洗い用に流しているだけです。
 帰り道では、暗闇の向こうに何やら黒い固まりがヘッドライトに映し出され、慌ててスピードを落とすと、カモシカが川に水を飲みに降りて来たところでした。

 そんな場所で、いよいよ野外講習が始まりましたが、心配された天気も、運良く雨雲の通る時間がズレて気持ちの良い冬晴れとなり、総勢22名、10歳から72歳までの参加者たちは皆やる気満々で、初めに師父からの訓示を受け、班編成を発表されて、ブーツやヘルメット、ヘッドライトにグローブを用意して、意気揚々と訓練に臨みました。

 まずは四名ずつ、5つの班に分かれ、各班にはリーダーとサブリーダーが置かれます。
 課題に取組んでいる最中には、師父が合図のホイッスルを吹かれ、リーダー集合、サブリーダー集合、総員集合など、鳴らし方で区別されたホイッスルの音を聴くたびに、皆がテキパキと無駄なく素早く動いて、全員が訓練としての意識で臨むための良いきっかけとなりました。

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 訓練のメニューは、緊急避難用の「シェルター」を張れるようになる事、その為にも、また様々な事にも役立つ「ロープワーク」を数種類マスターすること。そして大災害にも効果を発揮する本格的な「降下訓練」。最後の課題は夕食ですが、師父が組み立てたメニューで、自分たちで薪を集め、小型のウッドストーブと普通の焚き火の二つの火を焚いて夕食を作ります。

 シェルターは予め研究会の人たちによって幾つか見本が張られ、それをじっくりと観て、イザという時には自分でも作れるように、班ごとに詳しく学びます。師父からは木や草だけで作るシェルターの詳しい説明もありました。それは非常に居心地が良いそうで、雨風も凌げ、研究会の野外訓練では実際にテント代わりに作って、その中で過ごす予定だそうです。

 降下訓練は、町に暮らす私たちは、うっかり下りていくと転んでしまいそうな、自然のままの結構急な斜面にロープを降ろし、即座に装着できるように訓練を積んできたロープハーネスとカラビナやエイト環を使って、谷に向かって20メートルほど降下する練習です。
 元々プロフェッショナルである師父や玄花后嗣は、数十メートルの垂直壁や吊り橋、ヘリコプターなどからもわずか数秒で降下をしてしまうそうですが、道場で念入りに訓練を積んで来た研究会の面々も今では中級者の実力。皆が安心してアドバイスを受けられます。

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 夕食はワイルドストーブに鍋を掛け、もうひとつの火には小麦粉を少量のぬるま湯と油、塩と砂糖などでこねて小枝に巻いてパンを焼くためという、ワイルドな趣きの調理法。鍋の中身は、かつて師父が述べ数ヶ月の放浪中にイヤになるほど作ったという、ツナ缶のキャベツカレー。
 簡単にできてボリュームも満点。パンは自分でこねて発酵させ、木の枝に巻きつけて焼いて食べる師父直伝の本格派。どの班にも同じ材料が配られましたが、どう上手く作るかはウデ次第。大変面白く、楽しい試みです。
 真っ暗闇の中で、焚き火の明りとヘッドライトを頼りに、地べたにしゃがみ込んで作る夕食は、普段の生活とは何もかも違い、チームワークも大きく要求される本日のメインエベント。リーダーの器量は元より、チーム全員の理解度や協調性が大きく問われるものです。

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 さてさて、参加された皆さんがどのような想いで一日を過ごしたのか、寄せられた感想文を以下のコメント欄に掲載しますので、参加者は当日の様子を思い出し、都合で参加できなかった方は想像を膨らませながら次回の野外訓練に備え、どうぞお楽しみください。
   ♪( ´▽`)

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* * * ご 注 意 * * *

今回は皆様の提出した感想文がコメントとなりますので、
これ以外のコメントは受け付けられません。
どうぞご了承ください。

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tai_ji_office at 18:37コメント(34) 

コメント一覧

1. Posted by 平田和仁   2018年11月21日 18:00
私は、仕事で残念ながら、ロープワークや斜面の効果訓練はできず、午後4時半からの参加となりました。到着すると、各班のリーダー、サブリーダーが「ナン」のレシピと作り方をシフから教わっている最中でした。
 今回の野外訓練は、困る体験をする事と、与えられた課題の通りの装備をして、言われたことを確実・正確に行い、チームワークを強くし、武術性の軸を高めることを目的としたものと聞いておりました。初めての野外訓練で、遅くに参加したため最初から勝手がわからず、その、「困る」という事項は最初からクリアしました。
 次に、火を起こすのが手間取りました。牛乳パックも頂いていましたので、マッチもあるし簡単な事だと思っていたら木の枝が湿っていて想定外でした。 他の班を見たら赤々と燃えているのであせりました。
 やっとの思いで火がつき赤々と燃え出した時、幼少期に祖父と一緒にお風呂を毎日くべた(沸かした)事を思い出し、懐かしい想いに浸りました。祖父と一緒に裏山に行き、もや(木の枝)を拾い、薪を作った懐かしい想い出です。マムシも素手で捕まえ、その場で皮をむく恐ろしく、また優しい祖父でした。考えてみると、昔は、生活は貧しくても心は充実していたような感じがします。また、自然が身近にあり、その中に生活がありました。幼少期の私も、山に秘密基地があり、川ではターザンのように「つた」にぶら下がりよく川に落ちました。
 今回の野外訓練で解ったことは、自分も含め、日本人は夜の野外生活は、訓練をしなければまず無理だということ。野外に一定の時間いるのも難しいのでは、と思います。野外での料理は粗末なものでも大変おいしいこと。サバイバル訓練は、現代の子供たちに、とても必要なことだと実感しました。
 
2. Posted by 丸尾恵子   2018年11月21日 19:30
何かおもしろいことを書こう(「いらん!」と先生の声が聞こえる)
と思ったのですが、そんな時間もないので…。
 うちの班はマイペースな私と杉山さん(も含めていいのか?でも勝手に、さっさと炉?を作っていたし…)がいて、リーダーの阿部さんは本当に大変だったと思います。子供なら、素直にいうことを聞くだろうに…。
 うちのナンが真黒で、ぶかっこうだったのは、すべて私の責任です。
 あと、杉山さんは昔、本当に柴を拾い集めて、薪にし、お風呂たいたり、調理に使っていたりして、瞬殺(?)で火をつけていました。ので、私と池田さんは(と、池田さんを巻き添えにしてよいのだろうか?とりあえず、私は!)火をつけることに関しては、全く学んでいません。(たぶん)
 阿部さんは「空気の道を作ることなんですね」と言っていたので、学んだことは多かったのではないかと。(たぶん)
 夜は本当に真っ暗なこと。(継玄さんが阿部さんを捜して、何度も人間違えしてたなぁ…)楽しかったことが多すぎて、なんだか学んだことが少ない気がしますが、リュックに食料と食器だけは備蓄しています。(それだけか!?)
 
3. Posted by 石山洋   2018年11月21日 20:00
(#1)
今回、CQC玉邀絢遜に参加させていただき、ありがとうございました。
自然の中で、「困る」という今の時代では貴重な体験をさせていただき、わたしの鈍磨した感性をとぎ直していただきました。
たとえば、夕方の調理に使用したワイルドストーブは燃料を問わない反面、燃料(牛乳パック、小枝、太い枝、湿った落ち葉、乾燥した落ち葉)の種類によって火力がさまざまに変化します。ガソリン、ガスストーブといった文明の利器の安定火力に慣れてしまった自分には火力の維持は、思いのほか注意を要しました。
 軟弱な地面に置かれたワイルドストーブの上に、大きななべといった取り合わせをみて、初めに気づくべきことはストーブの安定した土台作りでしたが、これをいい加減にしたことは間違いでした。そのことで具材のはいってさらに重心が高くなった鍋を転倒させることはなかったのですが、転倒させないよう注意が必要で、燃料補給、具材投入、火力調整に手間をかけてしまいました。このことで難題の「ナン作り」があまり手伝えず、リーダーの龍玄師兄にはご迷惑をおかけいたしました。
 後で冷静に考えれば改善点はいろいろ考えつくのですが、暗くて時間の制約があって自分は軽いパニックになっていたからと思います。この経験は災害に対した時の貴重な自分への戒めとなりました。
 
4. Posted by 石山洋   2018年11月21日 20:00
(#2)
 私のささやかな他武道経験において、攻防の基本は「相手がこうきたら、こう受ける」という基本の引出しをいかに多く持っているかが強さのひとつの要素であると考えておりました。稽古で教えられたそれらの技術を単純にたくさん覚え、自分の体にしみこませることが強さに近づくものと思っていたのです。したがって稽古でお互いに自由乱捕りをする場合には、フェイント、リズム、緩急を変え、相手のもっているパターン、手順をいかにして崩し、こちらの引出しの中身をいかに使うかが攻防のかけひき、ポイントになると認識していました。
 今回の野外実習の「ロープワーク」において、門人の方が「もやい結び」にとまどわれている状況を見て、ふとこのことを思い出しました。もやい結びについては、(1)両手を交差させて自分のお腹にすばやく巻くもの、(2)空中で巻くもの、(3)支柱に巻きつけるもの、(4)(1)を手でお腹の前にループをつくって巻くものを課題として行いました。
 その門人の方は器用な方でよく練習もされていて、次々課題をクリアされましたが、想定されていなかったと思われる課題の(4)になった時、手元のロープのループを見て混乱されていました。想定外のロープの形を見て、手が止まってしまったのでした。私のアドバイスも頭に入らず、軽いパニックになっていることがわかりました。 
 
5. Posted by 石山洋   2018年11月21日 20:00
(#3)
乱暴な言い方ですが、稽古の攻防に例えれば、その門人の方は相手の未知の攻撃方法に対して対処できず、止まったまま突き蹴りをくらったことと同じ状態になったと言えるのではないでしょうか。
 この状態は、私が玄花教練に2日前の金曜日の稽古でご指摘を受けた状態と全く同じでした。その金曜日の稽古では、私は左右のロープのかけ方の違いによって見慣れていたはずのもやい結びのロープの流れが全く見えなくなっていました。玄花教練、研究会仲間の方にロープワークの根本原理、考え方を教えていただきやっとクリアできたものでした。
このことを反省し、野外実習前夜、もやい結びと向かい合ってみました。おちついて頭がほぐれてくるにつれ、金曜日に教えていただいたことがやっと体にしみこんできました。数多くの「手順」を覚えることが稽古でなく、その奥にある「根本原理」を感じること、そのことが太極拳の根幹であると少しだけ理解できた気がしました。師父の教えである太極拳、その深淵の深さをもっと体験することが災害、敵の攻撃にパニック起こすことなく対処でき、さらに稽古の課題、悩みを解決できる糸口になると思います。
 
6. Posted by 石山洋   2018年11月21日 20:00
(#4)
【サブリーダーとしての反省点】
拙いサブリーダーでリーダーの龍玄師兄にご迷惑おかけいたしました。
特に夕方の調理においては、全体の流れを把握できず、私はワイルドストーブに関わりすぎて、難題であるナンの発酵過程でリーダーが自ら現場作業をするという状況を作ってしまいました。軍隊に例えれば、小隊長がひとりで銃を持って敵に突撃してしまうような状況でした。
全体を管理するリーダーは実務に拘泥していてはその指導者としての役目を果たせないので、サブリーダーである私の責務はリーダーの現場作業負担を軽減、指揮に専念させることでした。
ワイルドストーブについて前述の「転倒防止策」さえしっかりしていれば、ストーブ着火後、サブリーダーは途中でチームメンバーにその作業を任せることができたはずです。そうすれば難解なナンの発酵作業にリーダーが頭脳となって、サブリーダーはもうひとりのチームメンバーとともにその手足となって取り組むことができました。なかなかナンの生地が発酵しないでリーダー自身が現場で悩むことなくリーダーは部下2人に冷静な判断が下せたでしょう。スタートの判断ミスが後々の全体の流れを阻害し、4人のチームが適正な役割分担できず、4人のメンバーの力は分散していました。もやい結びの初めて遭遇した(4)の課題でこう着状態に陥ったことに似た状況になっていました。
 
7. Posted by 石山洋   2018年11月21日 20:00
(#5)
自分の職場の保育園では、理事長、園長でありながら自分ひとりが突撃しないように留意していますが、なかなか難しい点があります。部下とともに突撃なら良いのですが、思いつき、あせりで走り出して孤軍奮闘にならないようにしなくてはいけません。スケジュール的に追い詰められていてもパニックに陥ることなく冷静な状況判断が必要ですが、一日が終わると、理事で副園長の家内と反省しきりです。ここでも太極拳の高度な対処能力の必要性が職場の管理について必要とされると考えます。
 
8. Posted by 豊島寛之   2018年11月22日 01:43
(#1)
  今回の野外講習の目的が「困ること」であると師父から聞かされたとき、頭に浮かんだのは、道具を持っていればなんとかなる、困らないだろうという、自分の考え方でした。
  これまでのキャンプなどで、たとえ道具はあっても火がつかないという体験をしていたにも関わらず、そう思っていたようでした。そもそもの考え方を正していくための、いい機会であると思いました。

  班分けを聞いたとき、大先輩である西川敦玄師兄と同じグループになっており、実はとても緊張していました。自分はサブリーダーとしてちゃんと動けるだろうか、と不安に思っていました。
  結果的には、とても多くのことを敦玄師兄から学ぶことができ、非常に実りある時間になったと思います。
  まず、何か行動する、何かを決めるというときに、敦玄師兄に一切迷いが無かったというのが一番印象に残りました。どうしようか、という逡巡を全く挟まず、指示されたことを即座にメンバーに伝達、行動に移るように促してくれました。
  行動が早いのですが、かといってメンバーを焦らせるわけではなく、全員の状態をしっかりと確認した上で、着実に次の行動に移っていくように指示を出してくれました。
  リーダーとして指示と行動と考え方が一貫しており、迷いがなく、そのため自分もサブリーダーとして何をしたらいいのかが即座に分かるように促してくれていたように感じました。
  結果的に、それぞれの活動に大きな支障も出ず、順調にやっていけたように思います。

  自分たちA班には、最年少で小学生の瑞穂さんも班員におり、長時間に及ぶ野外活動の間、特に夜になって気温が下がってきたときなど、みんなが常にお互いの状態を気にかけている様子が印象的でした。
 
9. Posted by 豊島寛之   2018年11月22日 01:43
(#2)
  瑞穂さんは何事にも興味を示し、積極的に自分から手伝ってくれました。最年少でしたが、立派に班員としての役割を果たしてくれたように思います。
  佐藤さんは、キャンプというよりも、山や野外での活動に非常に慣れているようで、特に焚き火に薪をくべている様子など、ずっとやってきている人の手腕があり、こちらも勉強させていただきました。

  今回はこれまでにない班単位での行動となりましたが、メンバーそれぞれが自分の仕事を全うし、お互いに足りない部分はフォローし合えたのではないかと思います。こういったことも計算にいれてのメンバーだったのではないかと思うと、本当に恐れ入ります。

  個人的には、道場で「訓練」として取り組んできたロープワークが、それまで自分で覚えてやってきたものと全く別次元だったことに驚かされました。タープを張る、ロープを結ぶなど、やっていることは同じはずですが、仕上がりとその過程が全然違いました。訓練として取り組むことの奥深さを体験できたような気がしました。

  反省点はいくつもあるのですが、特に反省しなければいけないと思ったのは、夜になり暗くなったとき、師父の指示が出る前にヘッドライトを点けてしまっていたところです。
  周りの人が点けていたのを見て、あまり何も考えずに自分で勝手に判断して点けてしまっていました。注意点として事前に聞いていたにも関わらずです。
  もしこれがライトではなかったら、キャンプではなく、周りに敵がいるような状況だったとしたらなど、考えれば危機に陥る状況はいくらでも見つかります。

  反省点は次回に活かせるよう、そして同じ間違いをしないように、また新たに訓練をしていきたいと思います。
  今回は、大変勉強になる機会を与えていただき、ありがとうございました。
  次回もまた、楽しみにしております。
 
10. Posted by 川山継玄   2018年11月22日 03:07
(#1)
総勢20名以上の大所帯で、日頃の研究会やCQCで学んだことを実際に野外で訓練するこの日を、緊張と期待とが入り混じった気持ちで迎えました。
今回は、5班に分かれて活動し、自分はリーダーという立場。不安は尽きませんでしたが、サブリーダー・班員の皆さんもいらっしゃるし、何とか協力し合って実り多きものにしたい、日頃の自分の思考や行動の癖をさらけ出し、新たな課題と向かい合いたいと、気持ちを引き締めました。
 今までだったら、「失敗したらどうしよう」「できなかったらどうしよう」という不安を抱えて、委縮してしまうところでしたが、今回は失敗を恐れる事無く、自分の欠点を見出せる良いチャンスととらえることができました。日頃、ご一緒することの少ない方まで、関わることができるので、更に学ぶことも多い事だろうという期待と、どんな状況であっても豊かで奥深く、面白さと驚き満載の師父のご指導の下でのこの野外訓練が、とても楽しみでした。

 「困る事」。日頃から、たくさん困ることはありますが、ごくごく目先の事しか気にかけず、応急処置で何とかして、「何とかなった」とほっとしている自分がいます。
 ただ、この野外訓練に向けて研究会やCQCで「ロープワークや降下ができない」という焦りや困惑を何度も味わったので、少しずつではありますが、「困ったままにしない」ためにはどうしたらよいかを考え、自分自身で指導して頂いた事との違いや、原理と照らし合わせて解決しようとするようになってきたかと思います。
 
11. Posted by 川山継玄   2018年11月22日 03:07
(#2)
 当日は、言われたことを言われたとおりに受け取ろう、それを班員の皆さんにそのまま伝えよう、ということを強く意識しました。
 各活動では、必ずどのような事をするのかと併せて、注意事項や約束を丁寧にご指導いただきました。それらを曖昧にしてしまうと危険に身をさらすことになってしまうので、真剣にメモして、班の方々と自分自身の行動に注意を払いました。日常では「守らない」ことが危険につながるとは察知しづらい為に、曖昧にできてしまうのだと感じます。
 また普段、ルーズになりがちな時間の管理も、野外ですと、人間の都合は通らないので、常にピリッと無駄がなくなりました。万が一それを守らなければ、集団全体に迷惑がかかることにもつながります。ということは、普段は随分と無駄なことをし、周りに迷惑もかけていたことになります。今、何が必要でどのように動くことが最善であるかを今後は察知しながら生活したいと思いました。

 今回は天候も良かったので、消耗はそれほどではありませんでしたが、自然の中で生活するということは、何が起こるかわかりません。「食事・休養・笑い」は本当に大切だと実感します。昼食では、じゃんけんを真剣にやりました。「遊びだ」といい加減にやるのではなく、勝っても負けてもそれに真剣に関わり、大いに楽しむことの大切さを知りました。
非常食はお湯を注ぐだけのものですが、熱湯を注いでからの待ち時間は、人それぞれ。少しでもおいしく、満足して食べるためには、それも守らなければいけません。娘は、本当は15分待たなければいけなかったものを、周りの人の食事が3分で出来上がるものだったから3分しか待たずに食べたらしく、べしょべしょの五目ご飯になってしまったと残念がっていました。
 
12. Posted by 川山継玄   2018年11月22日 03:07
(#3)
「残念」や「不満足」が続くと、気持ちは下降線をたどりがちになりますし、食で得られる活力は、災害に遭遇した時は尚更大切だと思います。今回、きちんとくつろげる椅子を持って行ったことも、本当に大切で、ゆったりと身を委ねられる安心感や休息はその後の活動にも大いに役立ちました。また、班の皆さんとの会話や笑いが、緊張をほぐしてくれました。

ロープワークは、皆さんの呑み込みもよく、スムーズでした。各タープの張り方を見ながら、今やった結び方がどのように使われているかを確認することは、とてもいい勉強になりました。いつも、学んだことが実際に繋がらないので、こうして自分で実物を見て確認できると格段に幅は広がるものなのだと感動しました。関連性を察知できるセンサーを養っていきたいです。

降下訓練では、注意事項を交えて全体の流れをやって見せることから始めました。説明しながら行うことで、自分の曖昧になっていることが明らかになりました。初めて降下訓練をする方々に順番でやっていただいたのですが、私は人がやるのを見て、基本から逸れていると気づく事があまりできませんでした。基本が曖昧なのだと思います。隣でYさんとTさんが細やかなアドバイスを皆さんにしてくださったお陰で、なぜ滑りが悪いのか、どのようにしたら危険か等々を、皆さんにわかっていただけたかと思います。
時間配分がうまくいかず、YさんとTさんができなくなってしまい、申し訳なかったです。どれだけの時間があって、何人行うかを、さっと計算せず、成り行きに任せていたためだったと反省します。
 
13. Posted by 川山継玄   2018年11月22日 03:07
(#4)
ヘッドライトを装着し、水分補給をした後は、だんだん暗くなってきました。夕食の準備に取り掛かるためにメニューとレシピが伝えられました。これを、聞き逃しては班員の食事ができなくなってしまうので、一言も聞き逃すまいと真剣でした。説明の途中で、サブリーダーも到着し、ほっとしました。
作業開始となったところで、気の緩みでしょうか、装着したヘッドライトを許可を得る事無く点けてしまい、深く反省しました。
夕食作りは、今日学んだことを活かして、チームワーク良く調理し、おいしくホットな気分で味わいたい、実り多く充実した締めくくりをしたいと、冷静に班員に手順の全体を伝え(全体像を皆がイメージできるように)、役割を分担(今回は初めてでもあるし暗いことを踏まえ得意分野を担当して頂く)し、きちんと分量や時間、手順を守ることを確認して調理を開始しました。
各人が、持ち場を主として、けれども周りの様子を見ながら作業を進めて下さったお陰で流れはとてもスムーズでした。ナン焼き場をとても工夫してくださったり、辛抱強くナンの生地を温めて育てて下さったり、煙にまみれながら火の番をしてくださったり、お互いがお互いの働きに感謝の言葉を投げかけながらの、何とも温かく眩しい光景でした。ナンの生地が水っぽくなってしまう(ぬるま湯がぬるすぎたことが原因だったのではないかと思います。)というアクシデントに見舞われましたが、師父のご助言と、班員の団結力で、今まで味わったことの無い、おいしいナンとカレーが出来上がりました。
 
14. Posted by 川山継玄   2018年11月22日 03:07
(#5)
片付けもとてもスムーズでした。ただ、班員の荷物もまとまり、今日の訓練を振り返ったりしている中、本部のUさんは、お一人で片づけをされていました。私は、「手伝いたいな、でも、特に指示は出ないし、師父も玄花后嗣もお忙しそうだ。ここでお声を掛けるのもどうだろうか…。」などと散々おろおろと迷った挙句、そのまま次の指示が出るのを待ちました。
今思うと、「お忙しいところ申し訳ありませんが、班員の荷物もまとまりましたので、本部の片付けの手伝いをしてもよろしいでしょうか。」と一言伺えばよかったのではないか、と後悔します。仕事でも、このようなことで、いつも躊躇します。全体を観て、状況を踏まえ相手の意向を伺うことも、タイミングを逃さない為には大切な事ではないかと思うのです。それができない事が、対練で相手に積極的に関わることの薄さや、始まりの遅さに繋がっているような気がします。

参加者一人一人が、それぞれに収穫を得て終了したこの野外訓練。清々しい表情で、大きなけがもなく無事終了出来て本当に良かったです。
治療中の身でありながら、CQC実施に踏み切り、常に常に多くの時間と労力を門人の成長の為に注いでくださる師父に感謝致します。本当にありがとうございます。
今後、この師父が注いでくださる全てを受け取るべく、日々神経を研ぎ澄ませて自分を磨いていきたいです。そうすることでしか、師父にご恩返しはできないと思いますし、暗雲が漂う世の中を照らす人材を増やす事はできないと思っております。

今後のCQC、稽古がますます楽しみです。
よろしくお願い致します。
 
15. Posted by 佐藤義憲   2018年11月22日 12:00
私はCQCレベル1の講習を受けていないので、CQC講習のことは何もわからず、期待と不安の野外訓練でした。
今回のロープワークと降下訓練では、体の使い方など、太極拳に通ずるものを感じましたが、普段の稽古ではここの稽古という感じですので、チームに分かれての作業はコミュニケーション、信頼と協調が大切だと感じられたことが大きかった野外訓練でした。
私たちチームAは小学校四年生の10歳から還暦の60歳の年齢差と、年代のばらつきもあり、普段の稽古でも顔を見ることがない人ばかりで、昼食のジャンケンもビリの受け取りになってしまい、チームメイトとうまくコミュニケーションが取れるか心配しましたが、チームリーダーを中心にまとまり、作業の分担もできて美味しく食事(昼食、夕食)をいただくことができました。
今回の野外訓練を普段の稽古にも活かして行きたいと思います。
ありがとうございました。
 
16. Posted by 阿部元哉   2018年11月24日 00:10
 当日は幸いにも天候に恵まれ暖かな日差しの中で講習が行われたにも関わらず困惑することが多い一日でした。
これが雨天であった場合はどれほどの困難な状況になったかと、今更ながら安堵している次第です。

 最も困難に感じたことはやってもらいたいことをメンバーに伝えても、半分も伝わらないことでした。最初の課題のロープワークでは、チームメンバーはそれぞれが自分のやりたいことに意識が向いているので制限時間内にきめられたことを達成できませんでした。そもそも時間制限があることを認識してもらえていたかも怪しい状況でした。晴天でこの状態なので、より過酷な天候下ではどうなっていたことか・・・・。
ただ伝達するだけではなく相手の意識に訴えかける工夫ができるようになることが、今後の課題の一つであると思いました。指導するって大変なことですね。
また時間経過とともにだんだん意思疎通が円滑になってくることもあり、根気よく辛抱強く向き合うことが大事とおもいました。嬉しかったことは、メンバーそれぞれはロープワークに対して興味をもったようで、ロープと布でテントが自在に設営できることに感心していたことでした。
 第2の課題は自身の情報処理能力でした。伝達された情報を1回で覚えて間違いなく遂行することが普段の稽古でもできておらず、今回の夕食の準備においてもレシピの確認についてサブリーダーの助けを借りることになりました。
集中力にムラがあり処理をスキップすることがあるため、訓練が必要であることを自覚しました。

 最後に纏めますと自分自身の貧弱さを改めて実感しました。体力的な余裕も足りておらず、現状のままでは冬季に長期間の野外生活は難しいでしょう。
今回の反省を鑑み様々な取り組みの修正が必要であることを、実感をもって認識できた有意義な体験でありました。
 
17. Posted by 松久宗玄   2018年11月24日 00:16
(#1)
・与えられた課題に対しては、班全員で一致協力して取り組み、完遂する事が出来たと考えております。これは各メンバー(吉美さん・川山さん・平出さん)が動ける方々であり、それぞれの役目において自ら考え、声を掛け合って相談し、率先して動いて頂けた為と考えております。
・リーダーとしては、色々と学べた点、反省点がありました。
・先ず常に声を掛け合い、確認を取りながら行動する事で、速く、確実に目的を達成できる事ができると、改めて認識を得られ、声かけの重要性を改めて認識できました。
・確認しながら確実に課題をこなす事と、限られた時間の中で如何にスピートを上げられるかの両立は難しく、いずれかが疎かになる場面が発生しました。目標となる時間を意識して、それをメンバーと共有して進められれば良かったと思います。
・ロープワークの復習とシェルター設営の見学に関しては、お互いの知識を交換する事で、全員の理解を深められたと思います。各自、実際の緊急事態の際にも動く事ができるイメージは持てたと感じています。ただし、実用的なレベルまで身に付けるには、実地での訓練を積む必要があると感じました。
・降下訓練に際しては、支点の作り方、その考え方について説明する事を失念しており、反省点となります。降下の基礎として肩絡みも経験できれば良いのではと思いました。
・夕食の準備に関しては、最初に作業分担を決めてから取り掛かった点は、良かったと思います。ただし、各自がそれぞれの作業に集中する事になり、お互いの作業を学びあう余裕を持たせられず、全員がトータルに学べるという視点においては反省点となりました。
 
18. Posted by 松久宗玄   2018年11月24日 00:16
(#2)
・最も時間のかかるナンの準備は、既に手順を把握しているサブリーダーの善美さんにお願いし、比較的速く発酵開始準備はできましたが、発酵の温度管理が理解不十分で発酵が進まず、焼く作業はかなり遅延してしまいました。途中で師父のアドバイスで湯煎にかける事で発酵を無事完了できましたが、当初の説明でも湯煎というヒントは頂いていたので、もっと速いタイミングでアクション出来ていれば良かったと思います。
・川山さんにはナンを巻き付ける串の作成をお願いしました。分量を考えて8本の作成をお願いし、串の数としてはちょうど良かったのですが、必要な長さを指定できておらず、結果として短い串でナンを焼く事になり苦労する事になりました。指示する前にどの様に焼くべきかを皆で議論して、イメージを固めてから進めれば良かったと思いました。
・平出さんにはカレーの準備をお願いしました。切ったキャベツをビニール袋に取り分ける等で工夫して頂き、効率的に作業を進めて頂き、問題はありませんでした。

・松久は焚火の準備を担当しました。牛乳パックを焚き付けにするのは初めてであり、難しい作業になると予想していましたが、思いのほか容易に焚火を育てられたので意外感を覚えました。後ほど川山さんから、焚火の作り方に関しては勉強したかったとのコメントを頂き、課題をこなす事を優先し、各メンバーが勉強できるよう意を配る事が疎かになっていたと反省しました。別の機会で各自が野外で火を起こす事の基本を勉強できると良いのではと思いました。
・実際の調理に関しては、カレーは問題無く仕上げる事が出来ました。味付けも女性お二人が上手に仕上げて頂いたので、完璧な出来栄えでした。
 
19. Posted by 松久宗玄   2018年11月24日 00:16
(#3)
・ウッドストープは火力の維持とコントロールが難しかったです。ウッドストープに向く燃料を事前に準備しておく必要性を実感しました。手の空いたメンバーに準備お願いすべきだったと思います。
・トライポッドを自作してみて、直火でも調理してみましたが、三脚の開きで容易に火力を調整可能であり、非常に有用であると感じました。今回はパラコードとカラビナで吊下げましたが、実際には針金とナスカンで吊るのが良いと思いました。
・ナンの焼き方はメンバーの誰も明確なイメージを持てていなかったので、最初は手に持って焼き始める事になりました。最終的には焚火の周りの地面に刺して焼きましたが、串が短い為、焼きムラが発生する原因となりました。最終的な焼くイメージを作ってから串の製作に入れば良かったと反省しました。
・食事のクオリティは大変に満足のいく内容で、メンバーと喜びを分かち合えました。量は4人だと多く、ギリギリ食べきれました。
・食事をしていて、班としては飲み物を準備しておらず、各自で持参した飲料を摂取していましたが、許可を得た上で湯を沸かし、何か準備した方が良かったように思います。
・撤収に関しては、班員は皆、指示に従いテキパキと行動できており、問題は無かったとの認識です。
・全般的に特に危険な状況に陥る事もなく、状況はコントロールできる範囲内だったと思います。
・今回、訓練として取り組む事で、緊張感を維持して課題に向き合う事が出来ました。装備も制限する事で各自の工夫が引き出されたと感じています。
・訓練として向き合った事により、訓練を終えてみて、身になったと実感できる事が多く、心身の芯が通った感覚があり、清々しい心地でした。意識を高める事が訓練の成果に繋がるという事を実感を持って認識する事が出来ました。
 
20. Posted by 川山博之   2018年11月24日 19:10
野外講習が、円山師父はじめ玄花后嗣、スタッフの皆様、門人の皆様のお陰で終了出来たこと、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
天候にも恵まれ、無事怪我人もなく出来て本当に良かったです。

さて、今回の盛り沢山の内容は、日常生活慣れしている自分にとって、課題を理解して即行動に移す事が出来ず、凝り固まった自分がいる事を痛感致しました。
ロープワーク、初めての降下訓練、食事作りなど、今までにない感動がありました。この感動を次回の訓練までに活かせるよう、日々の生活、稽古を改めて見直していきたいと思います。次回のCQCを楽しみにしております。
ありがとうございました。
 
21. Posted by 川山靖惠   2018年11月24日 19:10
私は、今回の野外訓練に参加して、やる前と比べて成長したなと思います。もし、南海トラフ地震が起こったら、体育館で生活しなければなりません。でも、地区のみんなが体育館で暮らす事はまず無理です。もし、体育館に住めなかったら、山にテントを張って暮らさなきゃいけないかもしれません。
私が今回の野外訓練で苦労したことは、「夕飯作り」です。訓練では、ナンとカレーを作りました。最初は、やる気満々だったけれど、ナンの生地がまとまらない…、カレーがカレーにならない…、生地はまとまったけれど上手に焼けない…。やっと作れた時はとてもうれしかったです。
半生のナンと、スープみたいなカレー、おいしいとは言えない味だったけれど、地震が起きたら、この生活を1か月ぐらいしなきゃいけないんだなと思い、ゾッとしました。最後のフルーツ缶が一番おいしかったです。
降下訓練でも、いろいろな事を学びました。とても難しかったので、家でも練習したいです。
もし被災した時は、自分で行動できるように、しっかり今回教えてもらったことを活かして、頑張りたいなと思いました。
 
22. Posted by 川山瑞穂   2018年11月24日 19:10
訓練の前から、もやい結び、ハーネス、自在結びのロープワークを練習して、少しずつできるようになりました。
当日は、ドキドキしすぎてわからなくなってしまったけれど、班の大人の人が、やさしく、わかりやすく説明してくれたので、ほっとしました。
またキャンプも楽しみに待っています。
 
23. Posted by 池田善美   2018年11月24日 23:34
(#1)
今回の野外講習でまず感じた事は、便利な生活に慣れてしまった私たちがギリギリ何とか最後までやり通せるプログラムであった事に、師父の広いお気持ちと柔らかな考え方がここでも表れていたということです。
楽しみながら学べた事に感謝いたします。
ありがとうございました。

私は、幸い少し早く現地に到着することが出来た為、タープを張るお手伝いをすることが出来ました。
道場で、家で、練習してきたロープワークが実践として活かされたことに感動するとともに、道場で窓枠のバーに巻き付けて練習するのとでは、タープの中心と全体を意識していかに弛みなく張るか、ペグのさし方やコードの長さも考えなければならないことなど、ただ結べるだけではダメなのだと実感しました。今回、場所は指定して頂きましたが、本来そこから自分で考えなければなりません。
今までキャンプに行っても、そういったことは人任せでしたので、今度は自分でテントを張ったりしようと思います。そう思えるようになったのもロープワークを練習してきたお陰かと思います。
シート1枚で自分の身を守れる知識は知らない前とでは意識も変わり、あのような森の中で見るとよりリアルに感じます。

今回、4人の班のサブリーダーとして活動させていただきました。
サブリーダーとして、全体を見ながらリーダーを補助していくことを意識していました。
昼食の前、それぞれの班の場所を決めていすを置いたのですが、どうしてその場所になったのか経緯は分からないのですが、私たちは集めた薪の側にいすを置きました。
一瞬「なぜここなのだろう・・?薪を何かするときじゃまでは・・・?」という思いがかすめたのですが、何時もこのような時、自分の中の?をスルーさせてしまうのは私の癖です。
 
24. Posted by 池田善美   2018年11月24日 23:34
(#2)
きちんとそこでストップして、考え、リーダーに質問したり相談したりするべきでした。
結局、昼食後に師父の指示で別の場所に移動しました。
そこは、その先の活動をも見通した、安全と全体のバランスを考えた場所でした。
こういうちょっとした判断がとれることが大切だと思いました。
降下訓練は、初心者の指導補助をさせていただきましたが、きちんと手順を踏んで、言われた通りにやろうとしなければ危険であることを目の当たりにしました。
思わずちょっときつく注意してしまいましたが、私自身がもっと落ち着いてゆっくり説明できればよかったのかと反省しました。
いつどんなときでも冷静さが必要なことを忘れてしまいがちな瞬間です。

さて、班のチームワークが問われる夕食作りです。
リーダーと共にレシピをお聞きし、食材を受け取りました。
私たちは、まず段取りを相談しました。
ナンは発酵に30分かかり、枝に巻いて焼くという行程に時間がかかりそうだということで、まずナンの種を作る、ウッドストーブの用意、ナンを巻く枝作り、カレーのキャベツを切ると、それぞれが率先して自分の出来ることをやり始めたことに、まずチームの頼もしさを感じました。
カレーは順調に出来上がりましたが、ナンの種がなかなか発酵してくれません。懐に入れていましたが、それではダメだと判断し、火の側に薪に立てかけるように置いてみました。
それでもなかなか膨らんでこず困っていたら、師父が「湯煎をしたら」と言って下さり、急遽湯煎をしました。
もっと早く気付いて方法を変えれば良かったと思いました。
お陰で少し膨らんできました。タイミングが遅かったので、これ以上は膨らまないと判断し、枝に巻いていきました。
さて、焼く段階で、どうやって焼くかを考えていなかった私たちは、ここで「どうしよう・・」となりました。
 
25. Posted by 池田善美   2018年11月24日 23:34
(#3)
1人2本を手に持って、くるくる火に炙りましたが、何とも原始的な情けない光景で笑ってしまいました。
結局、枝の先端を尖らせて作ってくれてあったので、逆さまにして火のまわりに突き刺して固定することが出来ました。下の方が先に焦げてきたので、完璧に焼き上がるのを待たず、焼けた下の方を取りながら食べることにしました。
味は抜群でした。
先に出来上がっていたカレーを温める際に、薪の火の方が早いと思い、良さそうな枝を3本そろえてトライポッドを作りました。私がそんなこと出来るなんて、以前の自分には想像も出来なかったことなので本当に嬉しかったです。
リーダーがカラビナをつけるアイディアを出してくれて、お鍋を吊るしました。
これは大成功でした。
カレーもナンも美味しく頂き、皆で火を楽しむ余裕も取れて、メンバーの距離が縮んだように思いました。
この体験から、こうしたら次はこうなるという先を見通せる力と、躊躇ない判断力を養っていかなければならないと強く感じました。
また、一人一人が全てに責任の意識を持つことで、もっとより良いチームワークが生まれるのだとも感じました。
最後の片付けも、焚き火のあとに水をかけ何回も確認をする、妥協のないやり方に感銘を覚え、やはり、ここまできちんと完璧にするということの大切さを思い知らされましたし、このような行動と考え方が全てに繋がるのだと思いました。

帰路の車の中で、身体は疲れていましたが、なぜか晴れ晴れとした気持ちのよい思いでした。
次の日も、身体の動きが軽やかで動きやすかったことが不思議でした。
大変良い経験となりました。
ありがとうございました。
 
26. Posted by 西川敦玄   2018年11月24日 23:56
(#1)
11/18に一日の時間をつかって、太極武藝館の野外特別訓練が行われました。私はA班の班長としての役目をいただき、その立場で訓練を行う事となりました。
この野外訓練を行うに際し、師父より頂いたテーマは「困ってみる」と言うことでした。その上で使用可能な道具もナイフなどの最小限のものに限定されました。
まず、この困ってみるというテーマについての反省と実感です。
道具を限定されること、道具の使用許可を必要とされることがありましたが、私も含めて全員が、無意識に便利な方の道具(使用許可不許可にかかわらず)を選択しているということを発見しました。人間としては至極当然ですが、便利な方を使用するということに対して、ちっとも意識的でない向かい方をしていることに気付きました。具体的にいえば、あたりが暗くなったときに、暗さに対してどう対処しようと考える前に、ヘッドライトのスイッチをいれてしまうということがありました。暗さに真摯に直面してみると言うことを無意識に回避していました。もし、ヘッドライが無かったらどうなるだろうか?乾電池が切れてしまったらどうなるだろうか。ヘッドライトの準備や乾電池の予備の準備など検討しただろうか?確認後、ライトが不十分であれば、日中の過ごし方は変える必要があるだろうか?さまざまなことを考慮して一日を過ごす必要があることがわかりました。
無意識に道具を便利なように使用してしまうこと。不便さに真摯に向き合わないことが人間の性質であるとすると、我々の力の用い方にも同様の傾向があるのかもしれません。例えば対練で相手が崩れないとき、無意識ではどう動いているのか?相手が動かないということに困るというのは実際、なにに困っているのか?もっと考察する必要があるような気がします。
 
27. Posted by 西川敦玄   2018年11月24日 23:56
(#2)
さて、今回の野外訓練でのプログラムのなかで、生活(食事など)以外のものは、降下訓練のみでした。考えてみれば、たった一つのプログラムしか日が出ている時間に行うことができませんでした。今回のような一日の野外訓練プログラムの中では、生活に必要な準備以外の自由になる時間はごくわずかしかないということも、私にとっては発見でした。
このような中では、チームで(もちろん個人でも)効率よく動けることが、色々なことを左右するはずです。さらに、食事についても、ほぼ準備していただいていましたので、実際にはより時間がかかることが予測されます。チームリーダーに求められる役割は課題全体の流れを把握して、それぞれの長所を生かし、全体として有機的に一つの課題に向かうことの出来る流れを生み出すことができるかということだと思いました。そのためには、チームメンバーの内面にお互いに入り、精神的な距離を詰めておく必要がありそうです。その辺りの技量も必要とされると思います。そして、そのことも太極拳の練功に必要なこととされるのだと思います。
今回は、貴重な一日を使用しての野外特別訓練でした。師父ならびに玄花後嗣、また事務局の皆様の準備に感謝いたします。
 
28. Posted by 清水龍玄   2018年11月26日 06:17
CQC野外特別講習を受け、今回も大変勉強になりました。
最初に師父より、「困る」ということを体験するというお話があり、実際困ることに直面して、普段、大した工夫をしようともせず生活を送っていることが実感でき、また、頭で考えているだけで動けないことが多々あり、自分自信の行動だけでなく、班員への指示も遅れ、不明瞭なことが多くありました。

シェルターについて、教わったロープワークとタープ、パラコードで張られたシェルターはとても面白く感じられ、同時に、自分の普段の生活で、そのような工夫をしているのかと考えると、全く足りていないと感じます。

焚き火を囲み仲間と協力して作った食事はとてもおいしく、充実感がありましたが、食事の準備についても、自分が行なっている行動にのみ集中してしまい、班員に的確な指示が出せず、段取りも悪く、なかなか作業が進みませんでしたが、D班の班員が全員協力し、なんとか食事を取ることができました。

全体を通して、普段の自分の問題が、不便で限定された環境の中で、よりはっきりと出ていると感じました。
頭で考えているだけで行動が遅く、指示が的確ではない、また、自分の考えばかりに気を取られ、時間の使い方も行動も独りよがりになることが多く、その場全体の状況、班員の状況ともなかなか見ることができませんでした。
困る状況では、只々、時間を無駄にしてしまうだけで、失敗することになると感じました。

次回、また野外特別講習がありましたら、今回、自分が気がつくことができた問題点を改善し、また新しい問題点にも気がついていけるよう稽古していきたいと思います。

今回も、このような勉強の場を作っていただき、沢山のご指導をいただきありがとうございました。
 
29. Posted by 平林厚美   2018年11月29日 09:58
初めての野外講習の機会を与えていただきありがとうございました。師父、玄花后嗣そして種々ご手配をしていただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。
受講して端的に纏めますと、ヾ浜、知識、0媼韻箸いΩ斥佞残り、その大切さを再認識しました。各班に分かれて課題をクリアする事に対して、感じ学んだことを記します。

管理
・課題をクリアするための装備、準備するものの確認
・団体活動としてのコミュニケーションの重要性(仕事の役割担当、作業場所の把握、作業手順、作業進捗状況に関する対応)
・安全性の確保
・立つ鳥跡を濁さず(作業前と作業後同じ状態にすること)

知識
・必要時、緊急時の装備品
・ロープワーク、ナイフの取扱い方法
・正確に理解して必要時に実行できること

意識
・目的を達成するための明確な意志
・予期せぬことが発生した場合、解決しようとする思い
・皆の力を結集すること
・柔軟な発想力
・周りを意識できる心の状態を保つこと
 
30. Posted by 丸山晃出子   2018年12月06日 20:15
CQC危機管理野外講習会、ありがとうございました。
この歳で一緒に出来るだろうかと不安な気持ちなどどこへやら、師父の綿密なスケジュールが着々と進められていきました。
ロープワーク、降下訓練、薪拾い、火を熾し、食事の支度、片付け・・と、淡々と時間を気にすることもなく、慌てることもなく、ただやるべきことに自分を合わせ、こなしていくことに自分の不安など入る余裕もなく、長くも短くも感じる不思議な1日でした。

道場でいつも師父や玄花后嗣が話してくださる、「出来る、出来ないではなく、解ることです」という言葉が思い出されました。
夕暮れの焚き火を囲んでの、仲間との食事がとても美味しかったです。
ありがとうございました。
 
31. Posted by 杉山正幸   2018年12月06日 22:05
 昭和21年に5人兄弟の末っ子として三重県藤原岳の麓に生まれました。靴は無くわら草履、ゴム草履の時代で子供はいつも風邪を引いて、鼻から鼻汁を垂れている有様でした。
 もちろんガス、水道はなく池から五右衞門風呂まで汲んでマキで沸かす、台所では土間のかまどで煮炊きしていました。火を燃やすことも子供の役割で普通にしたものです。
 そんなことで、久し振りに薪を集め、種火からあかあかと燃やし煮ることまで昔がよみがえり気持ちも身体も若く感じ、自然により接した快感がわきあがりました。
 CQCでは自ら考え、結果を出すことを求められます。
最終的に腹をみたすため実行する、できなければお腹は膨れない。
それだけのことですが、日常のお膳立ていただいた食事に慣れ、それをいただいていた身には待ち遠しくて冷静な顔の中で気持ちは必死の思いです。
 ロープの使い方いろいろでシートを使って雨露をしのぐ方法を学びました。
このように使ってシートを設置するのだ〜、恥ずかしながら知らなかったことばかりです。 
 73才の自分は生まれてから今まで太平の時代でしたが、今、カルフォルニアの火災しかり、太平とはいいがたい時代に突入しています。CQCで学ぶ“シェルターをつくる”“水を確保する”“火をおこす”“食事をつくる”このことがこれから生きぬくひつような事柄ではないでしょうか。
 これこそ、老害の身ではなく若い人に学んでいただきたいこと痛感しました。
 ご指導ありがとうございました。
 
32. Posted by 佐藤玄空   2018年12月07日 09:28
「うわー!楽しそうですねぇ」と画像をみて言ってしまいそうになりますが、先日本部で行った降下訓練を屋外で行った場合を想像すると緊張感がわきます。
降下とは言えども結局は「立つ、歩く」ができないと上手くいかず道場より山道の方がはるかに「立つ、歩く」ことが難しいことは簡単に想像できます。自分も山歩きを実行しなければと思いました。
ウッドストーブは薪が少量でも火力が強くて使いかってが良いので調理ストーブとしてはとてもいいものだと思います。
自分は面倒くさがりなのでチャパティばかり作っていいましたがナンにも挑戦したいと思います。
 
33. Posted by ハイネケン   2018年12月08日 06:38
写真を一見すると「アウトドアかな?」と思いましたが、皆さんが困った事、問題となった事を沢山書いておられるのを読むとやはり「野外訓練」ですね・・・。
準備し課題を時間以内に達成する事を進める中、「困ること」が目的。(一見すると矛盾していますが)
困れば課題達成が遠のき、温かい焚火・美味しいナンにありつけないばかりか、降下訓練は危険と隣合わせ。
メンバーも老若男女・十人十色、「困ること」も十人十色な様子が伺えますが、「困ること」に取り組む様子がなぜか活き活きとしています。
「知りたい・やってみよう」と言う意気込みのせいでしょうか?
困ること、出来ない事に向き合う時、自分の弱点ばかりが目に付き嫌になってしまう事が多々あります。
理解してない? 稽古してない? 意気込みが甘い?
自問自答ですが何かが決定的に不足していると感じています。

皆さんの食事の感想が「美味しかった」「ちょっと失敗した」etc・・・
どちらにしても食事のから伺える雰囲気を見ると、色々な経験が出来て羨ましいです。
 
34. Posted by スーパードライ   2018年12月09日 11:21
11月の本部道場稽古の参加では、幸運にもCQCレベル2の第一回の講習と降下訓練、そして野外特別訓練の打ち合わせにも参加させて頂きました。
訓練に参加される皆さんの緊張が伝わるなか、私も参加するような感覚で打ち合わせを確認していました。
訓練実施日までの1週間は、緊張や不安、期待など様々な思いを抱いて実施日を迎えられたと思います。

ブログの内容や写真からも、皆さんが稽古の延長のように師父から指導されながら行動されていることが想像されます。
CQC講習の回数を重ね、降下訓練やロープワークなど準備をされた上で、困った状況に対処するという高度な訓練は、太極拳のレベルを底上げさせるのだろうと思います。

この度の本部稽古では、門人の皆さんの野外訓練に向かう姿勢や行動が刺激となり、私自身もっと考え行動しなければいけないことが湧き上がり、日常生活の行動の変化を起こすきっかけとなりそうです。

 ーパンは自分でこねて発酵させ、木の枝に巻きつけて焼いて食べる師父直伝の本格派。

香ばしくて、すごく美味そうです。
 

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