2017年05月01日

連載小説「龍の道」 第198回




第198回  P L O T (18)



 いったい、どこに追っ手が居るというのか────────
 薄暗くなった窓の外をあちこち見渡しても、何も見えない。

「ワナかも知れない。取り敢えず、降りるわよ!」

 疾(と)っくに目を開けてスタンバイしている宗少尉が宏隆に言った。
 もちろん、会話は直接口にせず、指のタップでモールス信号を送り合うので、前の席に気付かれることもない。

「降りるって、今すぐ?」

「そういうコト」

「OK、それじゃ、行きますか・・」

 ドライバーの肩越しに見えるスピードメーターは、ほぼ時速40マイル(約64km)を示している。飛び降りて転がった時に、もし立木か何かにぶつかれば、十数メートルの高さから飛び降りたのと同じ衝撃を喰らう速度だ。

 走行中の車や列車から飛び降りる訓練は、どこの国の特殊部隊でも行われ、技術だけではなく刻々と変化する状況を判断する能力や度胸も要求される。

 無論、ただ度胸を決めて飛び降りれば良いのではない。自動車のドアから外へ飛び降りる場合、進行方向に対して斜め後方に飛ぶ。また荷台や後部ハッチからは、そのまま真っ直ぐ下へと、荷物が落ちるように飛び降りる。
 いずれの場合も、空中に投げ出された身体は、走行している車や列車と同じスピードで動いており、着地と同時に進行方向への強い慣性が働き、激しく転がされることになるので、飛び降りる際は体をできるだけ丸くし、頭部が直接地面にぶつかるのを避け、上手く受身を取る必要がある。

 訓練では、初めは時速20km程度から行い、徐々に慣らしていって最終的には60〜70kmにも対応できるようにする。時速70kmの車から飛び降りて何かにぶつかると、その際の衝撃は20mの高さから飛び降りたものに等しく、80km以上になると生命が危ぶまれる。

 着地の訓練は充分に積む必要がある。例えば、低い高度から飛び出し、かつ降下速度も速い軍用パラシュートでは、スポーツダイビングとは異なり、着地の際には2階から飛び降りたほどの衝撃がくる。自衛隊の空挺部隊では「五接地転回法」という方法で身体を回転させて着地の衝撃を緩和させる。
 読者なら興味がお有りだろうから、その順序をご紹介しておこう。
 まず必ず両足先の裏を着地し、次に片方の足の脛の外側、そして同じ足の大腿部外側から臀部、反対側の肩甲骨下部へと、それら五ヶ所を接地させながら転がって行く。
 着地の瞬間には必ず両足が用いられなくてはならない。猫が高いところから飛び降りても怪我をしないのは、必ず四本の足で着地して衝撃を緩和しているからであり、片足で着地すると足を痛めてしまう。



「次のカーブで出るわよ、ドアを開けるから先に飛んで!」

「ラジャッ・・・」

 自動車でも列車でも、走行中の車両から飛び降りる際には、少しでもスピードが落ちるタイミングを見計らって行うことが必要だ。カーブやワインディング、上り坂では必ずスピードが落ちるので好いチャンスとなる。また、着地する場所が少しでも柔らかく、そこが斜面であれば、より衝撃が緩和されることになる。
 例えば、スキーのジャンプ競技で踏み切って飛び出す速度は時速85kmにもなるが、着地が斜面なので衝撃はかなり緩和される。K点から先は着地面の傾斜曲率が低くなり、平地に近くなるほど衝撃が増え、それ以上飛ぶと着地時に危険を伴う事になる。


 ───────前の席に気付かれないよう、ギリギリまで待って、

「3・・2・・1・・・ゴーッ!!」

 カウントを数えて素早く席を立ち、ドアのハンドルに手を掛けたが、

「あっ─────?」

「どうしたの?」

 しかし、開けようとした、スライド式ドアのハンドルが動かない。

「ロックが掛かっていないのに!」

 確かに、ロックボタンは下がっていないが、なぜかドアは開かない。

「ああっ・・・!!」

 同時に、運転席の方を気にして見た宏隆が声をあげた。
 フロントシートと後部座席の間が、いつの間にか透明な分厚いガラスで仕切られ、カーゴスペースに閉じ込められてしまったのだ。

「窓も開かないわ!」

「くっ、まずいっ・・!!」

 宏隆が即座に銃を構え、ドアのロック部分を撃とうとするが、

「撃ってはダメよっ!!」

 宗少尉が怒鳴った。

「宗少尉の言うとおりだ、それはやめた方が良い─────先ほど、このクルマの防弾性能はそれほどでもないと言いましたが、それは外部からの攻撃に対しての事で、内部からの破壊に対しては滅法強く造ってある。防弾装甲車とは用途が違うということです。銃を撃てばそこら中に跳弾して危険極まりない」

 スピーカーから、ヴィルヌーヴ中佐の落ち着いた声が聞こえた。

「ここを開けなさいっ、私たちをどうするつもり?!」

「中佐っ、やっぱり貴方は僕らの敵だったんだな!」

 ヴィルヌーヴ中佐は答えない。仕切られた防弾ガラスを強く叩いても、振り向きもせず、車はひたすら進んで行く。

「そうそう、言い忘れましたが、このクルマは気密性も高い」

 その言葉が終わらないうちに、シューッという噴出音が聞こえ始めた。

「ガ、ガスだっ──────!!」

 後部へ走ってハッチを開けようとするが全く動かず、銃のグリップで手当たり次第に窓ガラスを叩いてもビクともしない。
 二人はバンダナを口に当て、腹這いになって、床の隅に顔を近づけて呼吸をした。
 
「無駄ですよ、そこからは逃げられません」

 ヴィルヌーヴ中佐の声が聞こえる。

「く、くそっ・・どうしようか?」

「こんな時に使われるのは、きっと無力化ガスね。そうだとしたら、あと十秒もしないうちに意識がなくなる。こうなったら覚悟を決めるしかないわね」

「そ、そんな・・きっと何か方法が・・!」

「ヒロタカ、落ち着くのよ、訓練どおりにしなさい・・また後で会いましょう・・」

 静かにそう言うと、宗少尉はゴロリと、仰向けに床の上に大の字になった。

「宗少尉─────────」

 だが、宏隆はそれを見て呆れたわけではない。
 宗少尉の行動は意識を失うことが予想される際に、頭部などに被害を受けないための予防であり、意識が戻った際にきちんと物事に対処できるよう、精神を整えておく為でもあるのだと、学んできたことを思い出した。

「・・ええい、儘(まま)よっ!!」

 そう言って、宏隆もそれに倣って同じように寝転がったが、言われたとおり、わずか数秒後に急速に意識が遠のいてきた。


 敵を死に至らせない、いわゆる「非致死性兵器」は化学兵器の類であり、古くから各国で盛んに研究されてきている。
 因みに、ハンカチに湿らせておいたクロロホルムを嗅がせて人質を連れ去る、などというのはドラマだけの話で、決して実際的なものではない。クロロホルム、つまりトリクロロメタンはかつて吸入麻酔薬として用いられていたが、その毒性への懸念から、麻酔剤の主力はジエチルエーテルへ移行した。
 クロロホルムを嗅がせれば、強い刺激臭の為に頭がクラッとして意識を失うかもしれないが、眠るわけではない。効かせるには5〜10分ほど時間が必要で、もし一瞬で眠らせる量を用いれば中毒や死に至る場合もあるので、誘拐には向かない。

 宏隆たちに用いられたのは無力化ガスの一種で、1970年代にレニングラード(現・サンクトペテルブルク)の秘密研究施設で開発された ”KOLOKOL-1”(コールコル・アヂン)という薬物で、エアロゾルにして噴射すると数秒後から効果を発揮し、2〜6時間ほど意識不明にする事ができる。

 2002年10月、チェチェンからのロシア軍撤退を要求して42名の武装勢力が922名の観客を人質にとった『モスクワ劇場占拠事件』では、FSB(ロシア連邦保安庁)のアルファ特殊部隊が突入する際にこのガスを使用し、その名が世界に知られるようになった。
 使用の結果、武装勢力の全員が意識不明で倒れ、短時間で制圧することができたが、当然人質もこのガスを吸って意識不明となり、内129名はガスによる吐瀉物が呼吸器に詰まったために窒息死し、後に訴訟にまで発展した。
 ロシアのアルファ部隊は要員250名、表向きは国内の活動に限られているが、アフガニスタン侵攻の際に大統領官邸を襲撃し、アミーン大統領を殺害したことでも知られる。


 ────────車はさらに森の中を走り、急なT字路を左に折れて、Camp Gorsuch Road. (キャンプ・ゴーサッチ・ロード)と書かれた案内板に従ってしばらくの間走っていたが、やがて小さな池を過ぎて、冬の間は閉鎖されているビジターセンターや幾つかのロッジが立ち並んだ所で、道が行き止まりとなった。
 静まり返って全く人気(ひとけ)が無い。おそらく此処は、夏場はボーイスカウトやスポーツクラブなどが森を歩いたりカヌーをしたりするキャンプ施設なのだろう。だが冬の最中の寒い夜に、わざわざこんな所に来る人間が居るはずも無かった。

 いつから駐まっていたのか、奥からヘッドライトが2度点滅し、黒塗りのステーションワゴンが近づいてきた。ヴィルヌーヴ中佐がドアを開けて降りて行くと、向こうからも革のコートを着た男が降りて来る。傍らには強そうな二人の護衛が従(つ)いている。

「予定どおり来たという事は、万事上手く行ったと言うことだな」

 男はそう言うと、手にしたシガーを上手そうに吹かしながら、

「良くやった、ご苦労だった─────」

 微笑みながら、そう言った。

「いえ、相手がこの二人ですから、ただ単に運が良かっただけです」

「だが彼らより、君の方が経験は深いはずだ」

「戦闘能力は劣ります。射撃競技なら何とか張り合えても、実戦ではどうなるか・・」

「相変わらずご謙遜だな。だが現に彼らはこうして君の手の内にあるじゃないか」

「こんな方法を取らなくては二人を拘束できませんでした。心情的には卑怯な方法と思えますが、戦術的には彼らの負けです。いつまでも事の全体が見えず、整った戦略を立てられないまま、その場その場で行動する事を余儀なくされた結果でしょう」

「事の全体が見えないように吾々が仕組んだからな。山荘でもわざと深追いはしていない。此方の力がそれほどではないと思えたからこそ、カトーは単身で乗り込んできた。あの時に捕らえられなかったのは誤算だったが」

「宗少尉が戻ってくるとは思いませんでしたが」

「だが結局は、結果的に最後に残った者が勝者なのだ。より緻密な戦略を立てて、それを成功させる為の努力を惜しまず、知的に繊細に修正し対処し続ける。それこそが勝利の秘訣なのだ」

「まさに、そのとおりですね」

「いずれそう遠くない将来に ”吾々の世界” がやって来る──────これ自体は小さな仕事に過ぎないが、その大仕事に向けて世界中で行われている準備の一つだ。疎かにはできない」

「お手伝い出来て、嬉しく思います」

「ははは・・この場所は冷えるから、つい熱く語りたくなるな」

「エドモンズ湖の方から風が吹いてきました。これから一層冷えてくるでしょう、宜しければそろそろ」

「では出発するかな、まずは予定どおり─────」

「イエス、SWDへ向かいます。しかし、あのような目立つ所で良いのですか?」

「堂々と振る舞えば、かえって誰も怪しまないものだ。それに、あそこの係官にはいつもたっぷり謝礼をはずんでいるから、心配は無用だ」

「Money opens all doors. (地獄の沙汰も金次第)ですね」

「A Golden key opens every door. とも言う。世界に通じるその ”黄金の鍵” を、すでにもう吾々は手にし始めているのだ。わはははは────────」

 ほどなく、2台の車はまた森の路を戻って再びハイウェイに出ると、アンカレッジに向かって走り始めた。

 ヴィルヌーヴ中佐が言った「SWD」とは、アンカレッジから南に約120kmほど下った、アラスカ湾に突き出す半島の中ほどに位置する、Seward Airport(スワード空港)の空港コードである。
 スワードは人口2千800人ほどの、漁業を中心とする小さな港町で、アラスカ鉄道の南の終着点としても知られ、人口の72%が白人だが全体の17%を先住民が占める。その地名は、1867年にロシアからアラスカを購入した、ウィリアム・スワード国務長官の名に因む。


 それから2時間半ほどが経ち、すっかり暗くなった小さな空港に、2台の車が滑るように入って来て、ひとつの格納庫の中に入った。格納庫のすぐ前には、真っ白な小型自家用機がすでにエンジンをかけたスタンバイ状態で駐機している。

 ゲートが広く開いた格納庫で待ち構えていた3人の空港職員が、手にした折り畳み式の車椅子を広げ、急いでバンの後ろに付ける。

「降ろして車椅子に乗せるんだ。大事な人間だから、頭部に気をつけて運べ!」

 運転をしてきた、中佐の部下が空港の職員に指示をする。

「ご病気ですか、それとも気を失っているんですか?」

「余計なことは訊かなくてもいい。聞いた為に後悔するのと、仕事をしてたくさん報酬をもらうのと、お前はどっちがいい?」

「イ、イエッサー、失礼しました・・」

「機内へは3人で、そっと担ぎ上げろ、そっとだぞ!」

 入口のハッチまでそれほど高さのない小型飛行機とは言え、気を失っている人間をタラップの上まで運ぶのは、やはり容易ではない。

「ふう・・やっと済んだ」

「よし、それでいい────────」

「この時間は他の飛行機の発着はありません。いつでも飛べるよう準備ができています」

「ご苦労だったな、これは今日の報酬だ、仲良く分けろ。細かい事に目を瞑ってくれた管制官にも忘れずに渡しておけよ」

 封筒に入った分厚い札束を、ポンと無造作に手渡す。

「こんなに?!・・いつもありがとうございます」

「良いさ、取っておけ。また頼むぞ。ただし、見たことはすべて忘れるんだ」

「イエッサー、お約束します。何でもやりますから、いつでも声をかけて下さい」

 彼らにしてみれば、たったひと晩の働きで、ひと月分以上の報酬が手に入る。
 この町には約900世帯/500家族が暮らしているが、半数は夫婦で生活をしている。ほとんどが共稼ぎで、一人当たりの年収は約200万円。人口の10%以上、18歳未満の13%が貧困線(最低限の生活を維持するのに必要な所得水準)以下の生活をしている。
 多少のリスクを犯すことになっても、やはり ”稼ぎ” には換えられない。美味しい話があればつい乗ってしまうような事情があるのだ。


「機長、夜分にご苦労だが、今日も頼むぞ」

「カーネル(Colonel=大佐)、こちらこそ有難うございます。行き先はいつものニューヨークでご変更はありませんか?」

「ああ、それでいい」

「畏まりました。出発までしばらくお待ち下さい。機内に佳いシャンパンが冷えています、どうぞごゆっくり」

「そうか、ありがとう───────」

 アラスカからニューヨークは北アメリカの西と東で、約7時間ものフライトになる。
 機内にはカーネルと呼ばれる男と護衛の男たちが二人、ヴィルヌーヴ中佐と部下のドライバーが乗り込んでいて、中佐はカーネルと共にシャンパンで夕食を摂りながらしばらく談笑していたが、やがて仮眠に入った。
 いちばん後ろの席に座らされた宏隆と宗少尉は、まだグッタリとしたままで、武器は全て外され、手首には近ごろ軍が開発したプラスチックベルトの手錠を掛けられている。


 やがて、東の空が白んできたころ、乗務員の女性が珈琲を持ってきた。

「珈琲をどうぞ、ブルーマウンテンで淹れました。間もなく目的地です」

「良い香りだ、ありがとう」

「ヴィルヌーヴ中佐、今向かっている空港には、初めて降りるかな?」

「はい、ニューヨークではいつも、JFK(ケネディ空港)を利用していましたから」

「もうすぐその上空になる。機長に少し旋回するよう言っておいたから、滑走路と駐機エプロン、そしてターミナルビルが織り成す景色をよく見てごらん」

「何か特別なものでも見えるのですか?」

「ははは、大したことじゃない。ただのイタズラだよ」

「それは楽しみです──────」

「空港と名付くものは、世界に44,000ヶ所もあるのだそうだが、その内15,000ヶ所はこの国に有る。アメリカは世界で最も多くの空港がある国というわけだ」

「そのようですね」

「その中のひとつ、今から降りる LGA(LaGuardia Airport/ラガーディア空港)は、吾々がひと工夫して造ったものなのだ」

「えっ・・空港を、造ったのですか?」

「そのとおり。ニューヨークにある三つの空港は全て吾々が造ったものだ。中でも LGA は規模こそ最も小さいが、空の上から観て偉大な眺めとなるように設計した」

「上空から見て、偉大な眺めに・・?」

「ははは、論より証拠、もう見えてきたぞ」

「ああ、あれですね・・・普通の空港のように見えますが?」

「もっとよく見てみなさい──────」

「あ、ああっ!・・こ、これは・・・?!」

「はははは、気が付いたかね?・・どうかな、この出来映えは」

「ニューヨークのど真ん中に、こんな空港が?」

「そうだ、なかなか面白いだろう?、わはははは・・・」

 多くの利用客の中で、そのことに気付く人が、いったい何人居るだろうか。
 夜が明け始めたニューヨークの、高度700mほどの上空から眺めるラガーディア空港は、まるで三角形の上辺の中に据えられたひとつの眼と、そこから照射される何本かの光の筋のように見えた。



                    ( Stay tuned, to the next episode !! )





  *次回、連載小説「龍の道」 第199回の掲載は、5月15日(月)の予定です


taka_kasuga at 23:59コメント(8)連載小説:龍の道 | *第191回〜第200回 

コメント一覧

1. Posted by まっつ   2017年05月02日 10:18
ラガーディア空港・・・
何となく聞き覚えがある名前だと思いましたが、
「ハドソン川の奇跡」の舞台装置でした。映画も見ましたが、
トム・ハンクス演じるサレンバーガー機長の示す直感的な判断には、
これぞプロフェッショナルと感得される閃きあり、
鍛えられた職業的責任感の重みありと、
イーストウッド監督らしい抑制の効いた演出で、
丁寧に掘り下げられたストーリーは秀逸でした。
重い責任を負って飛ぶ事が人を鍛えたのだと感じました。
私もこの連休では何を背負って飛ぶのかを考えてみたいと思います。
 
2. Posted by 円山玄花   2017年05月03日 23:33
「きっと車のドアはすでに開かないはず」・・だということは直感的に脳裏をかすめましたが、
その後は完全なる驚きの連続でした。けれども、まだヴィルヌーヴ中佐の正体が明らかになった
とは思えない要素が、あちこちに散らばっていますね。

どこかで「主人公が最初から勝っているストーリーはつまらない」なんて言葉を聞いたことが
ありますが、宗少尉と二人して敵の手中に落ちてしまうと正直焦ります。

それにしても、宗少尉の「落ち着いて、訓練どおりにしなさい」という言葉は、
とても染み込みます。たかが大型スーパーでの買い物であっても、“訓練どおりに行動する”
のは、とても難しいものだと感じるこの頃ですが、訓練中でも教えられた通りに動くのは
大変なので、やはり日頃から『常に戦場に在り』の精神で生活しなければ、
何も身には付かないのですね。

さて、舞台はなんとニューヨークへ。
今から宏隆くんたちの脱出劇を期待してしまいますが、
話はもう少し大きくなっていきそうですね。
次回を楽しみにしています!
 
3. Posted by マルコビッチ   2017年05月06日 10:05
またまた大変な事態になってしまいましたね。
宏隆くんたち、そろそろ目が覚めても良いころだと思うのですが・・・目が覚めてもどうすることも出来ないですね。
上空から眺めるラガーディア空港・・三角形、眼と言えば・・!!
ガビガビ〜〜ン!!えっ、どうなっているんじゃこの物語は!コワイヨコワイヨ!
でも先が知りたい、またしても怖いもの見たさの私です (・・;)

今のところ敵ではありますが、中佐の言った「いつまでも事の全体が見えず、・・その場その場で行動する事を余儀なくされた結果・・」という言葉は、現在の私にとってギクっとする言葉でした。
戦いではありませんが、日常のあらゆる事の中で、目の前の事をクリアしていく事に必死で、世の中全体、生活全体、自分の存在する位置が見えなくなっていると思いました。
それはきっと稽古の場でも反映されているのだろうと思います。
全体をよく見て感じ、その物事がどういうことであるのか、あらゆる視点から見ていく必要を感じました。

宏隆くんたちが、この危機をどう切り抜けていくのか注目していきたいと思います。
 
4. Posted by とび猿   2017年05月06日 23:18
ヴィルヌーヴ中佐は、謎の人ですね。
どちら側なのか、判断付き兼ねます。

宗少尉と宏隆君の行動は、訓練に裏打ちされた、非常時に有効な行動なのだと、感じることができます。

このゴールデンウィークで、久し振りに兄弟でバーベキューをしましたが、アウトドアでは弟のほうが上手なはずなのに、ちょっとしたことを言うだけで、これはサバイバルと違うと言われてしまいました。
自分が教えを受けてきたものが、例え初歩の初歩であっても、一般のものと訓練とでは違うと思えました。
 
5. Posted by 太郎冠者   2017年05月06日 23:41
ラガーディア空港の航空写真を見てみましたが、なかなかステキなデザインをしていますね・・・
近くにあるジョン・F・ケネディ空港とも比べてみましたが、そちらとはまたずいぶん違った趣の造りになっていて、
きっと設計者はスバラシイ意図のもと設計したにちがいありませんね!
ニューヨークに3つある空港の配置も、△になっているのがまた面白いですね。
・・・なんというか、本当に顕示欲の強い人々もいるんだなぁと逆に感心させられてしまいます。

それにしても、そういった人々が何を思って活動しているのかは知りませんが、この小説の中で、
わざわざ宏隆くんたちを執拗につけ狙うのも、いったいなぜなんでしょう。
全貌が見えてこないので、続きが非常に気になりますね。

現実でも北朝鮮やアメリカがらみの国際情勢が危うくなっていますが、それにも、いろいろと裏の話が隠れているのでしょうね。

個人で出来ることには限界があるかもしれませんが、
それでもやれる限りの対策はしていきたいものです。
まずは20km/hからですか…十分コワイですよ!
 
6. Posted by ユーカリ   2017年05月06日 23:58
宗少尉と宏隆君、どうなるのでしょうか?
この二人を捕らえた敵の意図は何なのか、そして誰なのかとても気になります。

ひとつひとつの状況での、取るべき行動が細やかに描かれ、とても勉強になります。日頃、何気なく過ごしてしまっていますが、すべてが自己流であることを認識する良い機会となります。
稽古で学ぶ身体の使い方や、意識の持ち方等を大切にし、自分勝手に気づき、修正してゆきたいと思います。
 
7. Posted by タイ爺   2017年05月10日 10:45
空港をも思い通り造り、尚且つ中佐クラスをも内包する組織。
しかもその空港のデザインたるや・・・。
この先どこまで話は広がるのか楽しみのような怖いような。

いつまでも事の全体が見えず、整った戦略を立てられないまま、
その場その場で行動する事を余儀なくされた結果でしょう

稽古の時も常に全体を見るように心がけします。
 
8. Posted by ハイネケン   2017年05月13日 04:56
戦力や戦略すら相手に計らせず、ジワジワと「落とし穴の上に枯葉と金貨を置く」様な心理の筋書き。
宏隆君や宗少尉2人の性格も考慮して作り上げた緻密な落とし穴ですね。
捕獲用の車両まで用意されていて、軽率な言い方ですが命を狙うより捕獲の方が難しそうです。

気になる奇妙なデザインの空港を調べると、管理会社がテロ攻撃を受けた2つのビルと同じでした。
本当なら「奇妙な偶然」ですかね・・・。

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