2017年02月01日

連載小説「龍の道」 第192回




第192回  P L O T (12)



 複数の犬の吠える声が、だんだん近づいて来ている。

「イヌか・・ちょっと厄介だな」
 
 歩みを止めて、宏隆はちょっと顔をしかめた。一匹ならともかく、何匹もの犬に襲われたら厄介に決まっているし、銃を撃てばこちらの居所が敵に知られてしまい、宗少尉と分かれて独りで屋敷を探ろうとする意味がなくなる。

 小型犬の人気や手軽な防犯設備が普及されたゆえか、近ごろはめっきり”番犬”という言葉を聞かなくなったが、訓練された犬は非常に勇敢で、なまじのボディガードなどよりも遥かに頼りになる存在である。
 訓練された犬は敵味方を見分け、武器の所持まで判断してしまう。ゴツい体の格闘家だろうがプロレスラーだろうが、体重40キロ程度の軍用犬(MWD=Millitary Working Dogs)が牙を向き出して襲い掛かってきたら迎え撃つのは容易ではない。下手をすると首や鼠蹊部を噛まれて死に至ることも有り得るし、銃でもあれば兎も角、ナイフや棍棒などの武器を持っていても、あまり役に立たないはずである。

 警察犬や盲導犬、麻薬探知犬や災害救助犬などは有名だが、一般人にあまり知られていない軍用犬は、特別な訓練を受けた頼れる兵士の一員として、千年もの昔からあらゆる戦闘地域で重宝されてきた。
 特殊部隊に抱えられて共にパラシュート降下をし、ヘリコプターで吊り下ろされ、時には眼にゴーグル、顔にはガスマスクを装着し、敵地にあっては偵察、襲撃、追跡、98%の成功率を誇る地雷や爆弾の探査、前戦キャンプの見張り番から、過酷な環境を強いられる兵士の良き友人としてセラピー役までこなす軍用犬は、誠実で有能な相棒なのである。

 軍用犬の歴史は米国より日本の方が古いが、第二次大戦中のハワイでは、日本やドイツの工作員上陸に備え、五千頭もの軍用犬が海岸線の夜間パトロールに充てられた。
 湾岸戦争、ソマリア、イラク、アフガニスタン戦争など、現代の戦争に於いても多くの軍用犬が投入されており、どこの国でも軍用犬の訓練には力を入れている。また、特殊部隊のでは敵地で軍用犬と遭遇することを想定に入れた訓練も行われる。


「犬が居たとは思わなかったな。しかし、今ごろノコノコ登場してくるのは、軍用犬の払い下げじゃない証拠だ。民間の警備犬なら、複数でも何とかなるか・・」

 何かを思いついたようにそうつぶやき、来たルートを少し戻って、剥き出しの岩が壁のように立ち塞がった場所まで来て、その岩の前の10畳ほどの広さに開けた地面を、しばらく行ったり来たりしていたが、やがて立ち止まって、

「よし、これくらいで良いだろう──────」

 そう呟(つぶや)いて岩場の裾に腰掛け、何のつもりか、片方の足だけ靴紐をほどいて靴下を脱ぐと、素足のまま靴を履き直し、そこらにあった長さ1.5メートルほどの木切れを旗竿のように雪の地面に突き刺して立て、まるで何かのマジナイのように、脱いだ靴下をその先端に被せた。

 激しく吠える声が、さらに近づいてくる。

「あと2分もすれば、此処にやって来るな」

 傍で見ていたら、誰もがその奇妙な行動に首を傾げるに違いない。
 だが、宏隆は掲げた靴下をそのままにして、ファーストエイドのポーチからアルコールの消毒液を出し、靴と手袋の全体によくスプレーすると、後ろの岩壁を2メートルほどよじ上って反対側に身を隠し、近づいてくる鳴き声を待った。
 
「ワンワン、ワンワンワンワン・・・!!」

 ついに三匹の犬が宏隆の足跡を追ってやって来た。ツヤの良い黒いボディは90センチ、体の高さは70センチ近くもありそうな大型犬だ。

 鼻を地面に擦りつけるようにして、臭いを嗅ぎ分けながら、どんどん近づいてくる。
 犬の嗅覚の能力は、動物性の臭いと危険を感じ取るために最も多く使われている。犬たちは宏隆が潜んでいた森に遺された足跡の臭いを元に、宏隆を追跡してきたのだ。

 犬たちはしばらくの間、岩の向こう側で宏隆の足跡を散々嗅ぎ廻っていたが、やがて木切れの先に着けた靴下にも自分たちが追いかけてきた臭いがあるのを発見して、三匹ともぐるりとそれを取り囲むようにして見上げ、各々に鼻を上に向けて臭いをかぎ始めた。

 だが、そのとき・・・

「それっ────────!!」

 その大きな岩の上から宏隆の右手が伸びたと同時に、強力な霧のスプレーが勢いよく犬たちの鼻先に向けて発射された。

「キャーン!!・・キャイン、キャイン・・・・!!」

 前足で鼻や目を擦ったり、そこらの雪に頭を突っ込んだりして、例外なく泣き叫びながら激しくのたうち回っている。宏隆が発したのは強力な催涙スプレーであった。

 犬の目は構造的に人間よりも異物が入りやすい。そして宏隆が用いた催涙スプレーは唐辛子の成分を主とするため眼と鼻に利きやすく、鼻腔の嗅細胞が人間の4倍もある犬にとっては、催涙スプレーの強烈な臭いも刺激も4倍となるに違いなかった。

 犬の嗅覚は人間の百万倍から一億倍と言われているが、全ての臭いに対してその働きがあるわけではなく、発汗時に発生した揮発性脂肪酸に対して最も良く働く。それゆえに警察犬は犯人の汗の臭いを元にしてその足取りを追い、居場所を突き止めたり犯人を特定したりすることが可能となるのである。

 足から出る汗はエクリン腺という汗腺から分泌されるが、汗臭いと言っても汗自体は無色無臭で、99%が水分、残り1%は塩分であり、汗そのものに臭いがあるわけではない。
 臭いの原因は、汗と共に流れ出た古い皮質や角質を皮膚の常在菌がエサにするためで、それが極端になれば、誰でも足許から熟したブルーチーズや納豆、生ゴミのような臭いを発することになる。

 わざわざその辺りを歩き回り、さらに靴下を脱いで立てた木切れの先に被せたのは、犬たちの意識を一点に集中させる工夫であり、さらに靴や手袋にアルコールをかけて消臭することで、犬が追跡してきた臭いを消し、岩の裏側に身を潜めた宏隆の所在を容易に辿れないようにしたわけである。

 では、建物からわずか100mほどの所に潜んでいた宏隆たちが、嗅覚を誇る番犬たちに気付かれなかったのは何故だろうか。
 犬にとって嗅覚とは、獲物を探したり物を識別するための重要な感覚で、軍用犬一頭の警備範囲は半径3〜4kmとも言われているが、実は犬の嗅覚は遠くまで感知できるわけではなく、実際にはわずか1メートルから3メートルの範囲でしか対象を嗅ぎ分けられない。

 さらに、優れた嗅覚を実践できるようになるには相応のトレーニングが必要であり、7ヶ月の訓練を受けた軍用犬でも、3歳を過ぎた頃からはめっきり能力の衰えが目立ち、9歳からは聴力も弱ってくる。この場合の民間の警備犬たちが現役として十分使えるかどうか、どれほどの訓練を受けてきたかどうか、宏隆には少々疑問に思えたのだった。


「勘弁しろよ、欺(だま)して悪かったな。3時間も経てば楽になるからな・・」

 岩の上からその様子を見下ろしていた宏隆が、ちょっと済まなさそうに言った。

 が、その途端────────

「ガォオッッッ!!」

 しきりに前足で目鼻を拭っていた一頭の犬が、大きくジャンプをして岩に飛び上がり、宏隆に襲いかかった。

「うわぁあっっっ・・・!」

 思わず宏隆は岩の上から転げ落ちたが、犬も同時にそれを追いかけて襲ってくる。

 犬は通常、高いところに向かって攻撃をすることはない。もし襲われたら、先ずは車の屋根でも、塀の上でも、何でも良いから高いところに逃げるという事を覚えておくべきだ。
 しかし、軍事訓練をされた大型犬は150〜170cmの高さの障害物を難なく飛び越えてしまうし、自分より高い所にいる敵の腕にもジャンプして噛みついてゆく。

 あまり催涙スプレーの被害を受けていなかったのか、あるいは嗅覚に次ぐ優れた聴覚で、岩の上に居る宏隆を見つけたのか──────犬の聴覚は人間の4倍、視覚はあまり発達していないが、動体視力は抜群で、視野も250度と人間よりはるかに広く、このような暗闇でもわずかな光で活動ができる器官が備わっている。

 この場合、彼ら番犬にとっては、主人の命令で足跡の臭いを追跡してきた途中で、思わぬ邪魔をしてきた外敵に出合った、という感覚だろうか。
 ともかく、宏隆を外敵として認識した犬は、猛烈な反撃を返してきた。

「くぅうっ・・な、なんて強いチカラなんだ!!」

 襲ってくる首を押さえつけようとしても犬は攻撃をやめず、地面に寝転がったままの宏隆を起ち上がらせることなく、さらに噛みつこうとして襲い続けてくる。

 体重が40キロを超える軍用犬の主流、真っ黒なジャーマン・シェパードである。
 普通の人が襲われたら、ひとたまりも無いだろう。

 片方の目は催涙スプレーの所為でひどく涙が出ている。若くはないが、にも拘わらず牙を向き出して宏隆を襲い続けるのは、かつて厳しい訓練を受けた犬かも知れない。

「ガウゥウウ・・ガゥルルルル・・・!!」 

 争って揉み合い、ついにその大きな口に備わった牙が、ガブリと宏隆の左腕を捉えて噛みつき、頭部を強く振り回そうとしながら、そのまま離そうとしない。
 だが、宏隆は落ち着いて右手を腰に伸ばした。

 犬の筋肉は人間が想像するよりも遥かに強く、体力も持久力が発達していて疲れにくい性質を持っている。猫族のチーターが瞬発力を活かして素早く走って獲物を狩るスプリンターだとすれば、オオカミから分かれた犬はマラソンランナーのように長い時間を掛けて獲物を追い、相手が疲れて逃げられなくなったところを捕らえる。狩猟方法の違いは筋肉の組成が異なるからである。

「ガツンッッ──────────!!」

「キャイーン・・・!!」

 だが、大きく悲鳴を上げながら、ようやく噛んでいたその牙を離した。
 宏隆が腰のベレッタを抜いて、銃床で犬の鼻筋を強かに殴ったのだ。


 万一、犬と闘う羽目になった時の為によく理解しておかなくてはならないのは、犬の武器は牙しかないという事実だ。犬に襲われたら噛みに来た牙を避けるか、何かを噛ませておいて反撃するしかない。襲われても防御に専念しているだけだと、さらに興奮して必ず首を噛みに来る。
 また、複数の犬に襲われたときは、一頭に噛みつかれて怯んでしまうと、これ幸いと他の犬もどんどん襲ってくる。これはオオカミと同じ習性である。
 そして犬自身も、相手に喉元を噛まれたり喉を強く掴まれたりすると、自分の負けだと認識する習性があるらしく、喉への強い攻撃や急所である鼻筋への打撃を非常に嫌がる。

 今は宏隆が、重さ1kgの鉄の塊・愛用の銃 M92で殴ったのだから、犬もたまらない。
 動物は相手に敵わないと認識すると逃げに入るもので、案の定、宏隆に殴られた犬もそのまま何処かへ走り去った。

「ふう、やれやれ・・向かって来たのが一頭だけで良かった」

 腕に巻いたタオルを解いてみると、その下の上着には牙の穴が空いている。

 犬に襲われるのを想定して、近づくのを待ちながら、予め左の前腕にタオルを巻き付けておいたのは正解である。着用した軍用グローブは勿論だが、腕にもケブラー繊維でできた防刃プロテクターを着けているので、牙は皮膚まで通ってはいない。

「そろそろ屋敷の人間たちがやって来る頃だ、あまり時間が無いな」

 目と鼻をやられて、まだ苦しんでいる2頭の犬の首輪に素早くロープを通し、立木に括り付ける。これで犬が回復しても、取りあえず自分が追われることはない。
 だが、早く屋敷の様子を探らなくてはならない。さてどうしたものかと、宏隆は少し思案していたが、すぐに人間の声が聞こえてきたので、行く先を悟られないような歩き方で、わざと足跡を遺しながら、そっとその場を離れた。


「・・おいっ、犬たちがやられているぞ!!」

「やはりあの鳴き声はそうだったか。銃で撃たれたか?」

「いや、目や鼻を雪に擦りつけて苦しんでいる。これは催涙スプレーだ」

「当分使い物にならんな。おまけに樹に括られて・・ええい、番犬のくせに!」

「もう一頭はどうした?」

「恐らく、どこかに斃(たお)されているか、逃げて行ったか・・」

「相手は相当腕が立つ者たちのようだな。オレなら敵地でこんな見事に犬をあしらうことは出来ない。向かってきたら思わず銃で撃ちたくなるところだ」

「確かにそうだ。だが奴らはいったい何処へ消えた?」

「さっき森の向こうにヘッドライトが見えた。此処にまだ新しい足跡があるが、こいつもその方向に向かっている。そのまま立ち去ったのかも知れないな」

「この騒ぎになる前に外へ行ったフレッドも、まだ戻ってこないぞ」

「ああ、ヤンとか言う小僧の始末をしに出たまま、無線にも出ない──────」

「これだけ犬が騒いだあとだ、我々が警備を固める事は分かりきっているから、敢えてこれ以上襲ってくる事はないだろう。先にフレッドを探しに行くか?」

「それがいい、館(やかた)に無線で報告しておいてくれ」

「OK、この犬どもはどうする?」

「どうせ時間が経たないと治らない、しばらくこのままにしておくさ」

 そう言い合うと、二人の男は再びライフルを構え直して、森の雪道を歩き始めた。



                    ( Stay tuned, to the next episode !! )






  *次回、連載小説「龍の道」 第193回の掲載は、2月15日(水)の予定です


taka_kasuga at 23:55コメント(16)連載小説:龍の道 | *第191回〜第200回 

コメント一覧

1. Posted by まっつ   2017年02月04日 10:47
犬に限らず、動物とは戦いたくないですね。
未知の動きに本能的な不安を感じてしまいます。
人間も素人の動きには動物に近いものもあり、
武器が無ければ避けたいと感じます。
知っている事、経験している事が、
生き残る可能性を高めてくれるのだと強く感じます。
やはり自分を知り、反省できる事こそが大事なのでしょうか・・・
 
2. Posted by マルコビッチ   2017年02月04日 19:16
ゴーグルにガスマスクを着けた犬!って凄いですね!!
警察犬や災害救助犬は知っていましたが、軍用犬については知りませんでした。
人間と同じように、犬と遭遇した時もまず冷静に、どんな種類の犬なのかどのくらい訓練を受けているであろうかなどを短時間で判断し準備をしなければやられてしまうんですね。
宏隆くんも適地で軍用犬に遭遇した場合の訓練をしたのでしょうが、さすがお見事ですね。
「勘弁しろよ、・・・・・3時間も経てば楽になるからな・・」なんて言葉を呟いた途端に襲われるのも、何とも宏隆くんらしいです。
軍用犬を訓練するところを見てみたいです。
どうしたらそんな犬になるのでしょう・・・人間のように「自分はこうしたい!」という強さがない分早いのでしょうか・・・それとも犬にも自分の強い犬っているのでしょうか・・・
それにしても、犬たちを追ってきた二人組、宏隆くんの思考、行動を読んだ後なので、何ともマヌケに思えてしまいます。

最近、外で飼うでっかい犬がいたらいいなあって思っていたところでした。
犬、大好きです。
 
3. Posted by とび猿   2017年02月06日 19:45
宏隆君、無事犬を退けました。
限られた時間で策を練り、行動することは、大変なことだと思います。
先週の稽古でも感じましたが、まず動くということが、なかなか出来ないと思います。
また、もし動いたとしても、自分勝手で理に適っていない行動がいかに多いことか...
そのようなことでは、いざという時に宏隆君のようには生き残れないでしょう。
この能力は、道場で過ごす時間だけでなく、普段の生活を稽古としていかなければ育まれないものだと思います。

さて、追手は撒きましたが、敵側には、手強いキャンベル曹長もいますし、フレッドが発見されたら相手の警戒もより強まるでしょう。
次回も気になります。
 
4. Posted by 円山玄花   2017年02月06日 21:15
「軍用イルカ」というのは聞いたことがありますが、軍用犬は知りませんでした。
確かに頭も良いし、力も強く、統率を取ることが出来ます。
用心しなければならないのは、人間や武器だけではないということですね。
催涙スプレーを対人用限定で考えていたので、改めて、携行するようにしました。

しかし、本当に『龍の道』はまるで軍隊の講義のように感じられます。
専門的で、しかも分かり易く勉強になります。

・・やはり、ヤンは生きていましたか。
宏隆くんの敵が増えたと考えた方が良いのかどうか。
次回を楽しみにしています。
 
5. Posted by 太郎冠者   2017年02月06日 22:59
さすが宏隆くん、すごい危機回避能力です。人間の追跡者も嫌ですが、軍用犬の追跡なんて考えたくもないですね。
しかし、犬たちにちゃんとしたハンドラーがついていたら、もう少し厄介なことになっていた気もします。

犬は人間と共に進化してきたので、人間と犬がコンビを組んでいる時が、やはり一番力を発揮するのだと思います。

>普通の人が襲われたら、ひとたまりも無い
シェルティーやハスキーと遊んだことがありますが、遊びでこちらにまとわりついてくるだけでも、かなりの力があることに驚かされたものです。
そして、とてもすばやく、かなり翻弄されました。
ましてや戦闘訓練を受けたシェパード相手なんて、とても正面から取っ組み合いになりたくはないですね。

人間のご先祖様は、よく原始的な武器でもっと大きな動物を狩猟し、もっと大型で気性の荒いオオカミを家畜化できたものだと思います。
やはり、必要性でしょうか。
 
6. Posted by ユーカリ   2017年02月07日 01:58
犬の鳴き声を聞いてからの短時間に、それに対する対策を即座にとって身を隠すなど、受けた訓練を実践で的確に使える事に、本当に感心してしまいます。

襲ってくるものは、人間だけではないということが全く眼中になかったので、想像力の乏しさを反省します。先日、私も催涙スプレーを購入しましたが、何か危険に直面した時、実際に使えるよう、備えなければいけないと改めて思います。せっかく揃えた防災用品など持ち歩いてはいるものの、活用できる準備が整っていないので、CQCの講義内容を整理して、実践で使いこなせるよう、練習したいです。

丁寧に訓練をして活躍できるようになる軍用犬を、第二次世界大戦中のハワイで、五千頭も準備できたとは、ものすごいことですね。
 
7. Posted by タイ爺   2017年02月10日 11:06
自衛隊の基地祭で歩哨犬が不審者を発見し制圧するという訓練を見せてもらいましたが、一匹ながら迫力ありました。あれが複数で襲い掛かってくると考えただけで・・・。
なににつけ備えあれば憂いなしであらゆることを想定した準備する日頃の心構えがあってこそ危険を回避する事ができるわけですね。
それにしてもパラシュート降下までこなすとは全く知りませんでした。
 
8. Posted by ハイネケン   2017年02月11日 05:25
確かに最近はめっきり犬小屋も見なくなり、救急車の音に遠吠えをする風景も見なくなりました。
「太平洋戦争前、日本は米国から暗号技術を学んだ」と言う話を聞いた事があったので、米国より日本の方が軍用犬の歴史があると言うのは意外です。
敵対する相手は人間や機械だけではなく、犬もそして自分の靴下の臭いですらあらゆるモノが外敵になり得るのですね。
私が生活するフィールドが安全圏だと思い込み、見えない危険を認識出来ていないだけですが…
 
9. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:38
☆まっつさん

そうですね。

テキを知り、オノレを知り、

物事をモノゴトとして観るチカラと、正しい知識を持ち、

それを用いた経験を積み、反省と精進をくり返す、

それがいちばん大事だと思います。
 
10. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:38
☆マルコビッチさん

>外で飼うでっかい犬

いいですね、イヌ。
人間にとってとても好い友人であるイヌ、ボクもほしいなあ。。

ジニーは飼ってるんだけどね、
熊みたいな、ベアっていう名前のデカいイヌ。
可愛いなぁ。。アスカくんみたいに、突然スキを見て殴ってこないし。(^0^;)
 
11. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:38
☆とび猿さん

まず動く
それも自分勝手や思い込みではなく
理に適ったもので動けること────────

それは正に、日常を戦場とし、生活を稽古としていなければ身に付きません。

映画に出演していた本物の特殊部隊の兵士たちが、
戦闘服を脱いだらまるで普通の人に見えた・・
なんて話を聞いたことがありますが、
それは平凡な一般人の錯覚で、迷彩を着てようが脱いでいようが、
見る人が見ればすぐにソレと分かります。

何故なら、彼らは「常に戦場に在り」が身に付いているからです。
そうでない人が彼らを見れば、普通の人に見えます。
 
12. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:39
☆玄花さん

イルカやイヌだけじゃなく、
何と今では編隊まで組める軍用の「蚊=Mosquito」まであります。

偵察だけじゃなくて、針でチクンとやって、
暗殺なんかもできる蚊も・・いや、出来るカモ知れません。(^0^;)

キンチョウもアースもきっと効かないでしょうが、
ハエ叩きは効くかも。。

いやぁ、怖いですねえ!!
今後日本人は、一家に一本はハエ叩きを備えませう。
 
13. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:39
☆太郎冠者さん

>人間のご先祖様は、よく原始的な武器でもっと大きな動物を狩猟し、
>もっと大型で気性の荒いオオカミを家畜化できたものだと思います。

「ロミオと呼ばれたオオカミ/ニック・ジャンズ著」にもあるように、
オオカミは元々、人間とよく似た豊かな感情があり、愛情があり、
仲間や家族を大切にし、子供を皆で大切に育て、団結して群れで生きますね。
家畜を荒らすので銃を向けてくる男たちには警戒心を露わにしますが、
人間の女性に対しては友好的、子供に対しては好奇心を示すので、
ヒトと心を通わせ、絆を高めることも可能かと思われます。
いろんな意味でイヌとはかなり違った生き物なので、
オオカミを家畜化してイヌになったという説には疑問が残りますが、
比較的イヌに近いオオカミの亜種が祖先となったのかも知れません。

北海道の動物園に「オオカミの森」があります。
一度自分の眼で本物を見て見るといいですね。
宏隆君の故郷、神戸の王子動物園にも、
真っ白なクイーンというオオカミが居ましたが、
老衰で平成21年に亡くなりました。

オオカミへの偏見を解いて、哀しい歴史を見つめ直し、
私たち人間自身を理解するための良い機会にしたいところです。
 
14. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:39
☆ユーカリさん

>襲ってくるものは、人間だけではない

そのとおり。
ゾンビは・・まあ措いといても (^_^;
いろんなモノが、私たちを襲ってきますね。

誰に、何に、襲われても、
きちんと判断して、対処し、生き延びること。
これを学べるものこそが、本物の武術ですね。

>大戦中のハワイで、五千頭も準備できたとは・・

日本の歴史の教科書では、欧米列強に立ち向かった日本を、
キングコングに立ち向かう一寸法師のように教えてきましたが、
実際にはアメリカは、小さな島に五千頭も軍用犬を配置するほど、
それほどまでに日本人や日本軍を怖れていた、ということです。
 
15. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:40
☆タイ爺さん

>パラシュート降下までこなすとは

勿論、イヌが単独でパラシュートを背負ってダイブするのではなく、
兵士がハーネスで腹に抱えて飛び降りるワケですが。。念のため (^_^;

>日ごろの心構えがあってこそ

そのとおりですね。
太極武藝館の本部道場では、CQC特別講習クラスを設けて、
想定できるありとあらゆる危機に対してどのような心構えが必要か、
知識と実践を全30回、計75時間にわたって講習を行っていますが、
このような機会に身を投じて学ぶことは非常に大切なことだと思います。
ぜひ札幌でも、そんな講習が行われると良いですね。
稽古会門人の方々のために、工夫されてみては如何でしょうか。
 
16. Posted by taka_kasga   2017年02月14日 16:40
☆ハイネケンさん

>太平洋戦争前、日本は米国から暗号技術を学んだ・・
>米国より日本の方が軍用犬の歴史があるというのは意外です

連合国が仕掛けた戦後の偏向教育のおかげで、
日本人は自分たちがアジア侵略を企んだ悪人で劣等民族、
その文化はかつて中国から仕入れた借り物ばかり、と、私たちは教わってきたために、
実際の日本民族、日本人がどのようなものであったのかを、
21世紀の今になってもよく知りません。
大変哀しいことであると思います。

実は軍用犬ばかりではなく、暗号技術は制作も解読も、
昔も今も、日本は世界のトップレベルに君臨しています。
大戦中は暗号解読能力は常に連合国に非常に怖れられ、敵である英米から高く評価されていて、
例えば、当時アメリカ国務省が使用していた最高と言われた「ストリップ暗号」などは、
独英が解読不能としていたものでしたが、陸軍参謀本部の暗号解読班は、その解読を見事に
成し遂げています。

余談ながら、当時日本が傍受解読していた連合国の暗号の難易度は、
高い順に、イギリス、ロシア、アメリカで、最も容易に解けるのが中国だったそうです。
チャイナの荒さ甘さは英米にも分かるので、英国などは重要作戦の前になると、
在英中国大使館に外交通信自体を禁じたほどでした。

2012年8月の産経新聞には、三菱電機の情報技術総合研究所部長、松井 充さんのインタビューが載っています。現在では殆ど全ての携帯電話に採用されている、処理が早くて消費電力も少ない暗号技術「MISTY」の開発秘話です。
また、Amazonランキング1位の「暗号を盗んだ男たち/桧山良昭著/光人社文庫/'93版」は、
一般人向けに書かれた唯一の日本陸軍の暗号史で、貴重な資料としてお勧めの本です。
機会があれば是非読んでみられては。
 

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