2016年02月01日

連載小説「龍の道」 第170回




第170回  SURVIVAL (2)



 夜になると、いちだんと気温が下がってきた。
 午後7時、手もとの小さな温度計は、すでにマイナス24度を示している。

「しかし、冷えるなぁ─────野外(そと)がこんなに寒いとは!」

「何と言っても冬のアラスカだからな、暖房完備のUAFの宿舎とは大違いだよ」

「フェアバンクスよりも緯度が南なのに?」

「たかだか90マイル(150km)くらいだ、あまり関係ないさ」

「南のアンカレッジやコディアック島まで下れば、かなり暖かいんだろうけどな」

「Oh、ここに比べたら、あそこはハワイみたいなもんさ!」

「♬ Alo- ha- Oe〜〜!!(アロハ・オエ=わが愛をあなたに/ハワイ民謡)」

「あははは・・・・」

 焚火に薪を焼(く)べながら、皆でそんなことを言って笑う。


 日の落ちないうちにテントを設営し、薪を集める。どんなキャンプでもこれは鉄則だ。
 そして夜明けと共に目覚め、行動は日中に、手早く計画的に行わなくてはならない。

 今夜は風もなく、食事は皆で焚火を囲んで取る。
 夕食は、例によってMREレーション(Meal, Rready-to-Eat=野戦糧食)のパックだが、このような訓練では、MCW(Meal, Cold Weather)という寒冷地仕様が支給される。
 と言っても、本体が凍らず、十分に温められるというだけの話で、スペシャルメニューというわけではない。24種類のメニューのうち、今夜は ”MENU NO.9” と書かれたビーフシチューだ。
 寝る前にきちんとタンパク質を摂っておくと、夜中に体が冷えずに済むので、マズかろうが何だろうが、とにかく食べる。

 MREは1パック1食分がおよそ700g。表面にはライフルを構えた兵士のイラストが入っていて微笑ましい。
 パッケージの中身はメインディッシュとそれを化学反応で温めるヒーター、クラッカーとお定まりのピーナツバター、インスタントコーヒー、水ナプキンや、タバスコの小瓶、食後のガムまで入っていて、カロリーや栄養素、食べ方などが書かれた紙も添付される。水で発熱する化学反応ヒーターは、メインディッシュを10分ほどで56℃に温めてくれる。

 この時代のMREは、保存性に重点を置いて造られ、27℃で3年間、38℃で6ヶ月保管できること、マイナス51度からプラス49度まで変動のある環境でも、短期間なら腐敗しないことを条件に造られているが、そのために味が非常に不味く、兵士たちの不評を買って、その頭文字をもじって ”Meals, Rarely Edible”(滅多にない魅力的な食品=とても食えたモンじゃない)、などと皮肉られている。

 案の定、ここでも────────
 
「MREは、Meals Rejected by the Enemy(敵も食わない食い物)って言われる割には、このシチューはなかなかイケるじゃないか」

 誰かがそんなことを言い始める。

「うむ、これなら何とか喰える。もっとも、腹が減っていれば何でも喰えるが・・」

「アメリカ軍のコンバット・レーションは、世界でいちばん不味いと評判らしい」

「野ネズミの方が、ちっとはマシかも・・」

「野外だとウサギが食べたくなるな」

「ウサギより、リスの方が美味いけどね」

「リス?・・リスを食べるのかい、ジョージ?」

「そう言えば、イングランドじゃ肉屋でリスの肉を売ってるんだって?」

「ああ、北の方なら売っている。リスは害獣なんだが、甘くて美味しいんだ」

「カトー、日本じゃスーパーでイルカの肉を売っているらしいが」

「確かに、イズという地方では売っているね。その辺りの猟師にとっては害獣だから」

「テレビの Flipper(邦題:わんぱくフリッパー)を観ていたから、イルカを食べるなんて考えられない」

「あはは、僕だってディズニーの映画を観たら、リスもシカも食べられないさ」

「民族によって、価値観も、食べ物も違っているからな」

「軍隊の糧食で量の一番多いのは、イタリアとオーストラリアだって」

「米軍の2倍のボリュームがあるってウワサだが」

「食いしん坊の国はイイな」

「フランスやイタリアの軍隊糧食には、ワインが付くらしい」

「ホントに?・・チーズもあるってか?」

「ははは、まさか─────」

「台湾軍は、大きめの缶詰めを何種類か開けて、みんなで食べるんだよ」

「カトーは、台湾に詳しいな」

「いや、聞いた話だけどね・・・」

「イギリス軍のは、必ずチョコレートプディングが入っているらしい」

「そうそう、間食のメニューもあって、ティータイムセットが入ってるって」

「ワオ、こっちはインスタントコーヒーにガムだぜ、うらやましい・・」

「ドイツ軍は?」

「もちろん、ジャガイモと豚肉、インゲン豆は欠かせません!!」

「それに、ビールも必需品!」

「♬ Ein Prosit, Ein Prosit, der Gemutlichkeit !!(アイン プロージット、アイン プロージット、デル ゲミュートリッヒカイト=さあ乾杯だ、乾杯だ、心地良く乾杯だ=ドイツの乾杯の歌)」

「イェーイ!!」

「コリアは、いつでも何処でも、ビビンバとキムチ!」

「人民軍チャイナは何を食べてるんだろう?」

「四つ足はテーブル以外、二本足は、親以外なら何でもOKアルよ!」

「あははは・・・」

「さてと、バカを言ったあとは、凍死しないように気を付けながら寝るだけだ」

「薪ストーブがあるから楽勝だな、これで凍死したらホントの馬鹿と言われる」

「だけど─────」

 宏隆が、少し心配そうな顔をして、皆の方を見る。

「ストーブの無い野営も訓練にあるらしい。その時には気を付けなきゃいけないな」

「何を気を付けたら良いの─────?」

 Alba(アルバ)が、心配そうな顔で聞く。

「シュラフの中は暖かくて快適だけど、ヒトはひと晩で500ccもの汗をかく。その水分はシュラフの中に放出され、内側から湿ったシュラフは凍って防寒機能を失う。そのまま寝ていると凍傷や低体温症を引き起こしてしまうんだ」

「わぁ、怖い・・そんなことになったらどうしよう・・」

「カトーの言うとおりだ」

 チームリーダーの Howard(ハワード)が深くうなずいた。

「こんな環境では、人は寒さに対しては非常に警戒を高めるが、なぜか自分のかく汗にはあまり注意を払わない。だが、実は自分の汗こそ最も身近な敵であると言える。
 実際、極北の地を旅する人は、余りに気温が低いので、汗をかいて水分が失われていることに気づかず、脱水症状を起こしてしまうことが多い。シュラフの中の湿気と同じで、日中の行動で汗で濡れた下着をきちんと着替えなければ、同じことが起こってしまうんだ」

「オオ・・笑いごとじゃないな」

「ああ、お互い気を付けないと、クサイ下着はモトから絶たなきゃダメ・・」

「たぶん、お前よりは清潔だけどな」

「オレは訓練前に、ちゃんとバブルバス(泡風呂)に浸って洗ったよ」

「Radar Bubbles(レーダー網)を搔い潜ってか?」

「ははは、冗談はともかく、同じ意味で、テントに入る時には、お互い協力して、服に着いた雪をよく払い落としてから入るんだ。決して手で擦らず、揺らしたり叩(はた)いたりして、雪が繊維の隙間に入らないようにすることが大切だよ」

「了解・・!!」

 流石はリーダーに選ばれるだけのことはあるな、と宏隆は感心した。
 ハワード(Howard)の姓は、もとはゲルマン語の「主席管理者」という意味で、古語に「羊の番人」とか「勇者」という意味も見られる。いかにも頭の良さそうな、このリーダーには相応しいドイツ系の名前である。

 正直なところ、亜熱帯や熱帯モンスーン気候の台湾と温暖な神戸がベースの玄洋會では、やはり寒冷地に対応する訓練が不足しがちなのは否めない。
 もし亜寒帯の北朝鮮にでも潜入するようなことがあったら、このような訓練無しではとても身が持たないだろうと思える。

「北朝鮮に、潜入──────────?」

 なぜか突然、そんな突拍子もないことを想った自分が、宏隆には可笑しかった。


 早々に食事を終えてテントに飛び込み、薪ストーブの上にコッヘルをかけ、雪を溶かした水を沸かして淹れた、砂糖と粉ミルク入りの熱い珈琲をすすり、濡れた衣服を乾かしつつ、しばし昼間とは別世界の幸福に、誰もが寡黙に浸っている。
 この薪ストーブは、極北の地に居るのが嘘のように思えるほど暖かい。薄いブリキでできた組み立て式の粗末なストーブとは思えないほど快適な暖かさを提供し、一日の訓練の疲れを癒し、緊張して強ばった心まで溶かしてくれそうだ。

 テントは1チームにひとつ。男も女も、のっぽもチビも、肌の色の違いも何も関係なく、空いている空間にシュラフを並べ、寄り添って雑魚寝をする。
 何かの縁で共に行動している者たちが、ただひたすら、ひとつの目的に向かって、それぞれが持つ能力の限りを尽くし、辛くとも逃げず、挫けず、チームメイトを労(いたわ)り合い、互いにケアし合いながら、前向きに立ち向かって訓練を全うしようとしているという、ただそれだけの、極めて純粋な、爽やかで気持ちの良い空間なのである。

 これを「戦友」というのだろうな─────と宏隆は思う。
 実際に戦地に赴いた経験は無いが、常に死と隣り合わせの、本当の辛苦を共にした者同士の絆は、何ものにも勝って深い。これに比べれば、普通の社会での友人や同僚といった関係性の、何と希薄に思えることだろうか。


 やがて夜が明ける────────ひと晩中燃えて綺麗な熾炭(おきずみ)になっているストーブに、誰かが新らしく薪をくべて、皆が寝袋の外に出やすくしてくれる。
 仲間想いの、小さな親切である。

 アラスカ大学の宿舎のように起床ラッパこそ鳴らないが、凍えつく野外訓練でも、起床と点呼の時間は決まっている。起床時間までに勝手に起きて動き回ってはならないし、点呼時には準備万端で整列しなくてはならないことも同じだ。
 要するに軍隊では、寝起きに至るまで規則があり、自分勝手にできる事は何ひとつ無い。その訓練こそが、敵に立ち向かえる真の強さをつくるのだ。

「Company, Fall in !! ────────(中隊、整列!)」

 雪が降ってきた。寒さのためか、粉のように細かく、日本なら北海道や北陸で見られるような、さらりと柔らかい雪である。同じアラスカでも、これが北極海沿岸のバローなどになると、さらなる寒さと強風で、雪の質はずいぶん硬くなるに違いない。

「Attention!(気を付けっ!)」

「At ease!(休めっ!)」

「今日は標高1,500メートル付近を行軍して、渓沿いに下山し、少し幅の広い河を渡って、次の野営地まで歩く。その間、いつも通りコンパスを使って地図を読みながら、途中で射撃の訓練も行う。雪の尾根をつたい、谿沿いを下って氷結の河をわたる雪中行軍と、森の中を潜行しての進軍および射撃、これらの訓練を行う予定だ。
 朝食後は各チームのリーダーとサブリーダーが集合して教官軍曹と出発前の打ち合わせをする。他の者はテントの撤収と出発準備を行い、0730(午前7時半)にAチームから順に出発を開始する─────分かったか?!」

「イエッサー!」

「それから、寒いからと言って、服は何枚も着込んで厚着をするな。ちょっと寒いかなと感じる程度がちょうど良い。汗をかいて凍傷になりたくなければ、工夫をすることだ」


 今日もまた、肩にライフルを提げ、重いバックパックを担いで、真っ白な雪原をひたすら歩く。もうかなり太陽が昇ったというのに、腕時計のベルトに付けた小さな温度計はマイナス18℃を指したままで、そこから上がってくる様子もない。

「ヘイ、アルバ────────大丈夫かい?」

 雪原を3キロほど歩いたころ、前を行くアルバの様子が何となくソワソワとして見えたので、宏隆が声を掛けた。

「ええ、大丈夫よ・・」

「何か気になる事があったら、どんな些細なことでもバディに相談するんだ。心の中に呑み込んだり、我慢したりせずに。そのためのバディだからね」

「あの・・実は、お手洗いに行きたくなったの」

「何だ、そんなことか」

「でも、休憩までには、まだ少し時間があるでしょ?」

「大丈夫だよ、ちょっと待っていてくれ」

 まずホイッスルを吹いてチームの歩みを止め、少し後ろに居るリーダーの許へ走る。
 リーダーは頷いて、皆に5分間の休憩を命じた。

「ありがとう、朝から珈琲を飲みすぎたみたい。みんなの迷惑になるから、なかなか言い出せなくて・・」

「いいんだよ、皆もそろそろ行きたい頃だ─────ほら、あそこの樹の陰まで行けば、誰からも見えないよ」

「サンキュー、ヒロタカ!」

 このチームのもう一人の女性、リーダーのハワードとバディを組んだ、Chloe(クロエ)もアルバと一緒に駆けて行く。

 慣れてしまえば、大小に拘わらず、野外で用を足すことは恥ずかしくも何ともなくなる。むしろ屋内より爽快で病み付きになりさえするが、やはり女性は、よほどアウトドアに馴染んだ人でもない限り初めは抵抗があるし、まして男たちの前ではなかなか言い出せない。

 しかし、誰でもこれだけ歩けば汗をかき、血圧が上がり、尿が増えるので用を足したくなるのは当然である。言うまでもなく、きちんと尿を排泄することは非常に大切なことで、小便を我慢すると腎臓に負担がきて、体がむくみ、だるくなり、めまいやふらつきが起こり、高血圧や貧血にまで関係してくる。
 また、大便を我慢していると肛門手前の直腸に便が溜まり、渋滞した便が長時間大腸に停留して、便の水分が体内に吸収されて硬くなり、徐々に排便が困難になる。さらには便意を感じる脳の排便反射機能が混乱をきたし、直腸が膨らまないと便意を感じなくなって、便秘になる。
 そうなると、野外で短時間に用を足すことは大変困難になり、寒冷地では生命にも関わってくる。大切なのは、便意を感じたらすぐに用を足すこと、行動前に用を足す習慣を付けること、水分補給や繊維質の摂取を心掛け、甘い物を食べ過ぎない、などの基本を守ることである。
 別に極限状態のサバイバルでなくとも、このくらいは普段の常識として知っておくべきであり、それに疎いようでは、そもそも危機回避どころではない。

 また、頻尿に悩まないようにする為には、珈琲や緑茶など利尿作用のある飲み物を控え、カフェインの摂取を少なくすることだ。カップ一杯の珈琲には140mgのカフェインが含まれている。朝からブラック珈琲をたっぷり飲んで寒いフィールドを歩けば、早々に利尿作用が起こるに違いない。

 そして、用を足したら必ず水分を取らなくてはならない。水分を取らなければ脱水症状を起こし、脳の機能が低下し、やがて心臓が停止して死の危険に直面することになる。
 脱水症は暑い時だけとは限らない。よく誤解されるが、それは単なる水分不足ではない。脱水症は「体から水分と電解質が失われた状態」であり、ニュアンスとしては「脱塩水症」に近い。要は汗で体液が失われ、体液の供給が不足しているわけである。

 めまい、ふらつき、口中の渇きなどを感じたら脱水症を疑ってみる。症状が進めば頭痛、悪心が生じ、重度となると意識障害、けいれん、昏睡、錯覚、幻覚さえ起こるようになる。めまいやふらつきは水分不足で、ケイレン、しびれ、脱力感は電解質の喪失が原因である。

 脱水症の予防には、水分と電解質、ミネラルの補給が大切だ。
 ”飲む点滴” を目指して造られたスポーツドリンクは確かに便利だが、非運動時と運動時とで種類を選ぶと良い。例えば、ポカリスエットは運動前の疲労予防に、VAAM は運動中という具合に用いる。また、日本の味噌汁は血液と塩分濃度がほぼ同一で、発汗による塩分の減少を補うには理想的である、ということも覚えておきたい。


「─────みんな、水分は少しずつ補給するんだ。喉が渇いているからといって、一度に冷たい水を飲んだら、体温が急激に下がってショック症状を起こす、ひと口ずつ、口の中で温めるようにして飲むんだ!」

 水分を補給しているメンバーに、リーダーが注意するが、

「・・あっ、だめだ!!」

 言い終わらないうちにハワードが突然、クロエの手を強く掴んで止めた。

「えっ・・な、何が・・?!」

 クロエがひどく驚いた顔をする。

「直接、雪を食べては、絶対にダメなんだ」

「わ、わたし・・少しずつ水分を補給しろと言われたから、雪を・・・」

「グローブを着けているから分からないだろうが、気温はマイナス20℃近い。その雪を口に入れたら、口の中がたちまち炎症を起こしてしまう。そうなったら、しばらくの間は食事ができなくなるぞ」

「そうだったの・・・気をつけるわ、ありがとう!」

「みんなもよく注意してくれ。こんな極北の地では、ちょっと油断するといくらでも災難が降り掛かってくる。夕方にはグッと気温が下がる。取り出すのが面倒でも、水筒はザックの奧の方に入れて凍らないようにするんだ!」

「了解─────────!!」


                    ( Stay tuned, to the next episode !! )





  *次回、連載小説「龍の道」 第171回の掲載は、2月15日(月)の予定です

taka_kasuga at 23:45コメント(18)連載小説:龍の道 | *第161回 〜 第170回 

コメント一覧

1. Posted by たそがれの単身赴任者   2016年02月04日 09:01
いつ書き込みができるかわからないので、僭越ながら失礼いたします。
愛読書?「月刊パンツァー誌」によれば、米軍のレーションはまずくて、自衛隊の演習場で合同訓練?の設営した場所には大量のレーションが廃棄して埋めてあるという記載がありました。きっと日本製や食のイタリアは繊細でおいしいのでしょうね。
映画「八甲田山 死の彷徨」によると、排尿で衣服が凍結、凍傷、死亡という描写が多くありました。極寒では乾燥維持がポイントなのですね。ついついわたしのような素人は、シュラフの耐寒温度などのスペックに目がいってしまいますが、体験、経験が局限化で生き延びる道であると痛感いたしました。
そうそう、スキーでニットの帽子についた雪を手ですりこんでしまうと、凍り付いて固まってしまいますね。
 
2. Posted by 円山玄花   2016年02月04日 18:33
野戦糧食に寒冷地仕様があるとは驚きましたが、タバスコの小瓶まで入っているとはさすがです。

寒空の下での温かいご飯は、涙が出るほど嬉しいですね。
あ、アラスカでは涙も危険でしょうか。

野外でのトイレは、1人ならともかくチームで行動している時は意外とやっかいですね。
事前に身体の特性を知っておいたり、自分の傾向を把握しておくことでずいぶん助かると思います。

ザックに入れた水筒が凍る世界…
面倒くさがりでは、とても生きていけませんね。

「龍の道」には、いつもとても勉強させて頂いています。
100万文字突破、おめでとうございます!
今後も楽しみにしています。
 
3. Posted by ichi   2016年02月04日 22:47
野戦糧食、巷ではミリメシと呼ばれてるみたいですが、国によっての違いが各国の食習慣が表れていて面白いですね。一度、食べ比べとかしてみたいですね。
それはともかく、自分のかく汗にすら注意を払わなければならないというのは、非常に過酷な環境ですよね。
そんな環境では普通なら気にも留めないささいな事でも、大きな命とりになってしまうんですね。
だからこそ無事、生還するには何より正しい知識を持つ事が大切になってくるんでしょうね。
 
4. Posted by まっつ   2016年02月05日 00:24
学生時代に冬山登山の基礎訓練を少しだけ経験する機会がありました。
夜に眠る際には凍らないようにと、
靴と水筒をシュラフの中で抱きながら眠った思い出が懐かしく感じます。
当時は既に防水透湿の装備が普及していたので、
濡れによる危険性はあまり実感できていなかったと思います。
道具は便利なのですが、頼りきってしまうのは危険なのだと再認識しました。
原理原則を理解出来るようにする事、訓練とはかくあるべきなのだと思いました。
 
5. Posted by 太郎冠者   2016年02月06日 01:41
>寄り添って雑魚寝をする
現代社会では、一人で寝るのが当たり前になっている部分がありますが、
もともと人類は外敵を警戒するために複数でまとまって寝て、誰かしら見張りが起きているという習慣が当たり前だったらしく、
なので一人で眠るよりも、他人がいる環境で雑魚寝をするほうがぐっすり眠れる、
ということがあるみたいです。

もしくは、犬などと一緒に寝るといいらしいです。

余談ですが、我が家でも、飼っている犬が寒いと布団に入りこんでくるのですが、
自分は掛け布団を取られ隙間ができ、いつもより眠れない感じがあります(あれ?)

静岡の冬でこんなですから、アラスカで野外だったらどうなっちゃうの?
と我ながら心配です。
早急に鍛える必要がありそうです(笑)
 
6. Posted by とび猿   2016年02月06日 12:26
人間は、このような極端な環境でも、培ってきた知識と経験で生き残っていける強さを持っているものなのですね。

安穏とした環境では見過ごされてしまいがちでも、本来、運ではなく、本当に生き残っていくためには、沢山のルールがあり、それも、人類が築いてきた財産であると、この頃特に思えてきました。
しかし、そのルールが守られずとも、今は一先ず生きていけるという環境ができてきて、先人が築き上げてきた財産が失われつつあり、また、それが人間の精神面の衰退にも繋がっていくような思えてきます。

もっとも、生きていくためには大変恵まれた環境を使いこなせるほど高い精神性を持つことができれば、より人間は発展していけるのではないか、難しいことなのかもしれないけれど、そうありたいとも思えてきます。
 
7. Posted by ユーカリ   2016年02月06日 19:39
自分の汗がシュラフ内で凍って凍傷や低体温症を引き起こすなど、この安穏とした生活の中では、想像もつきません。外に気を取られ、内を疎かにしていると大惨事を引き起こすのですね。
自分の身の回りの事は、とにかく面倒がらずに、こまめなケアが必要なのだと、改めて思います。今の生活では、いくつ命があっても足りません。

またカフェイン摂取の事は、今後自身で改善が必要だと反省しました。
仕事中、お手洗いを我慢することが多いのですが、その原因は、体質だけではなく、カフェイン摂取が多い事が原因の一つだったのでは…と思い当りました。
特に朝の摂取が多いので、自己制御ができなくてはいけないな、と気を引き締めました。(甘いものも、なかなか我慢できないものの一つなので、大いに反省です。)
本来ならば、疑問が生じたら、自分で解決へ向かえるようでなければ、生き残れませんね。。。
 
8. Posted by マルコビッチ   2016年02月06日 23:05
もうすぐCQCの講習が始まるのですが、何だかもう座学講習が始まっているような気持ちです。
改めて知識は大事だと思いました。
知らない事、そして自分の行動に無意識な事は、まさに命取りですね。
クロエが雪を口にしようとした瞬間・・・知らなかっただけではなく、順序立てて考えていけば理解できる知性が必要だと思いました。
道場での稽古も、基本から外れていないか順序立てて考えてみる事や、瞬間瞬間の自分の動きに意識的でなければならないと思うので、まさに日頃の稽古も危機回避の基礎なのですね。
極寒地での訓練でのたくさんの知識をありがとうございます。
無知な自分にむち打って勉強していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
 
9. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:36
☆たそがれの単身赴任者さん

>月刊パンツァー

おおっ!、そんな雑誌を愛読されているとは、
もしや、たそがれさんは玄洋會のスペシャルエージェントでは?・・(^_^;)

ま、しかし、どこのミリメシだって、そんなにウマいもんじゃないですが。

>極寒では乾燥維持がポイント

そうそう、ゴアテックスがあれば大丈夫とか、
こんなスゴいナイフや特殊部隊用の火打ち石があるから安心、なんて思っている人は、
そもそも何かに頼っているわけだから、イザという時には生き残れません。
ではどぉするのかというと、やはり正しい認識と訓練あるのみですね。

頑張って、すげ〜館CQCを受講しましょう。(^_^)v
 
10. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:37
☆玄花さん

>面倒くさがりでは、とても

そうですね、だけど、マメに色々やっているだけでもダメなんですね。
大切なことを、きちんと優先順位どおりにやる、
これができる知性と努力が、極限での生死を分けるわけです。

>100万文字突破

「龍の道」をせっせと書くことで、私もたくさん勉強させて貰っています。
これからもご愛読のほどをお願いいたします。
 
11. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:40
☆ ichiさん

>生還するには正しい知識

そのとおりです。
知識あっての訓練、というのは太極拳でも同じですね。

しかし、「勁力が何によって生じるのか」という知識を持っている人は少なく、
それが出来る人、示せる人はもっと少ないので、
本来は太極拳はこの武術界では生存(存続)していけないはずなのですが、
なぜか太極拳人口のほとんどは、勁力を体現できない人で溢れています。

反対から観れば、それは、
「勁力が発生するワケのない方法」で教えられている人が大勢いる、
・・と言えるわけで。
 
12. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:43
☆まっつさん

ゴアテックスも万能ではなく、防水機能はほぼ万全で、水蒸気を透湿しますが、
発汗した水分まで外に出してくれるわけではないので、汗をかけば当然内側が濡れます。
便利さに慣れた現代人には、万能のスペシャル防水ウエアに映るわけです。

それに、優れた品質の物ほど、買うだけ買ってメインテナンスしない人が多い、
というのも、過信の現れでしょうか。

インナーにフリースなんかを着て長時間歩いていると、
ゴアテックスは内側がビショビショになります。
アラスカじゃ、これは命取り。

また、軍用以外のレインウエアは、ゴアだろうが何だろうが、
どんなものでもポケットの中が雨で濡れてしまう、
という事も頭に入れておきたいものです。

道具を過信するのは大変危険なことですが、
プロにはそんなことは有り得ません。
 
13. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:44
☆太郎冠者さん

>掛け布団を取られ隙間ができ

ソイツをフトンの中に引きずり込んで、むりやり添い寝させましょう。
そうすれば湯たんぽ代わりになって、朝まで快適に眠れます。
ウダウダ言うようなら、「お前を中華街に売るぞ!」と脅せば、大抵は大人しくなります。

ウチで飼っていた猫は、ひとが寝んだあとで密かにやって来て、
掛け布団の上の、ちょうど胸の上辺りで気持ちよさそうに寝るクセがあったので、
或る日発勁して飛ばしてやったら、懲りて二度と乗らなくなりました。
 
14. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:45
☆とび猿さん

ある意味では、この現代という激動の時代こそ、
そこで生きていけるかどうかが問われる、究極のサバイバル道場かもしれません。

そうそう、♫ 砂漠のような、東京で〜、という歌がありましたよね。

・・って、またしても古すぎるか。(^_^;)
 
15. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:45
☆ユーカリさん

「龍の道」がお役に立っているようで、嬉しく思います。

危機回避を学ぶのに大切なことは、
様々な物事や変化に気づいて行けるセンサーを身に付けること、
自分を開いていくことに知的にアプローチして行くことなのだと、ぼくは思います。

サバイバルの原点は「自己の見直し」にあります。
自分を見つめ直せば、渋滞している多くの物事が解決へと向かいます。
無人島で生き残るのも、ごく普通の日常を快適に生きるのも、
やるべき事は、実はそれほど変わらないのです。
 
16. Posted by 春日敬之   2016年02月08日 23:45
☆マルコビッチさん

>CQCの講習

真の武術を目指す人には、良い機会になるでしょうね。
軍隊式近接格闘術と併せて、危機に如何に対処するかを学べるのは、
太極武藝館の考え方が、単なる「実戦武術技法」に留まらないからです。

>まさに日ごろの稽古も

玄花さんも書いておられるように、
「降らずとも傘の用意」という教えこそ危機回避の原点であり、
それは、何時雨が降っても良いように、折りたたみをカバンに一本突っ込んでおく、
というのとは全く違っているわけです。

仰るとおり、稽古では「その意識」がずっと続くように訓練されるわけです。

>ムチな自分にムチ打って

あはは。。。(^_^;)
 
17. Posted by タイ爺   2016年02月09日 10:08
PCが不安定になりリカバリーに手間取っていました。
コメントが遅くなり申し訳ありません。
100万文字突破おめでとうございます。

冬場の脱水は一般家庭でも大変多いと聞きます。
肺炎で亡くなるお年寄りの方はほとんどが脱水症状から重篤な症状に至るようです。
北海道など最近の気密性の良い家で暖房を使うので24時間換気が一般的でそうなると湿度が30%以下になることも当たり前になります。北海道は低湿度のほうが問題かも。

雪の降らない地域の方たちには雪って美味しそうにみえるらしいですね。
 
18. Posted by 春日敬之   2016年02月09日 14:41
☆タイ爺さん

>100万文字突破

ありがとうございます。
確かに、文字数だけは多くなりました。(^_^;)

>低湿度の方が問題かも

本部道場でも、30%を切ることは希なようです。
尤も、夏には80%、いや湿度計の針が振り切られるそうですから、
これもまた恐るべし。

>雪って美味しそうに見えるらしい

降りたての雪に、コンデンスミルクをかけて食べたことがありますが、
やっぱりかき氷とは味が違っていて、がっかりしたものです。
宇治小倉やイチゴは、まだ試していません。
 

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