2015年12月01日

連載小説「龍の道」 第167回




第167回  BOOT CAMP (16)



「そういえば───────」

 美味しそうに飲んだ紅茶のカップを置きながら、宏隆がそう言った。

「十年ほど前に、”My Fair Lady” という映画がありましたが」

「オードリー・ヘプバーンの映画だね。もとはブロードウエイで2,700回に及ぶロングラン公演を果たした、ジュリー・アンドリュース主演の有名なミュージカルだった。映画の方はその後に作られ、アカデミー賞にもなったと思うが・・それがどうかしたかね?」

「さすがにブロードウエイには行けませんでしたが、あのお話で、下町の花売りの主人公を立派なレディに仕立てようとした教授の名前が、これと同じ ”ヒギンス” でした」

「そうか、そういえば、そんな名前だったかな─────」

 もし直ぐに宏隆の言わんとすることを分かって貰えれば、話題がそのまま美味しい紅茶のお供にもなるのだろうが、キャンベル曹長には、どうもそれがピンと来ないらしい。

「その映画の舞台になったのは、18世紀以降にロンドン随一の高級住宅街となった Mayfair(メイフェア)でした。現在もアメリカ大使館や王立芸術院、大企業のオフィス、高級品店などが立ち並ぶ一等地です」

「私はロンドンには行ったことが無いが、君はなかなか英国にも詳しいんだね」

「映画では、ヘプバーンが演じる、下町のコックニー(cockney)訛り丸出しで喋っているイライザという花売りを、ヒギンス博士が友人のピカリング大佐に四ヶ月でレディにするという賭けをした事がきっかけで、彼女を自宅に住み込ませ、訛りの修正や、レディとしての礼儀作法の厳しい特訓を受けさせ、ついには貴婦人として社交界にデビューさせる、という面白いストーリーでした」

「そうそう、なかなか面白い話だったな─────」

「コックニー訛りの特徴は、いわゆるクイーンズ・イングリッシュとはまるで違っていて、エイをアイと言ったり、単語の ”h” を抜かして発音したりするわけで、ABCはアイビーシー、rain はライン、make はマイク、take はタイク、station はスタイシャン、today はトゥダイ、day はダイ、here はイア、have はアヴ、といった具合になるわけですが」

「イギリスの労働者階級の移民が多いオーストラリアも、そんな発音らしいね」

「映画のタイトルは ”My Fair Lady(わが麗しのレディ)” ですが、実は主人公のイライザが、その高級住宅街 ”メイフェア” をコックニー訛りで発音すると ”マイフェア” になる、という洒落でもあるわけです。ですから、映画のタイトルは、メイフェア・レディでも良かったかもしれませんね」

「なるほど、なかなか面白いな────────」

 キャンベル曹長は、話題の内容が物足りなさそうな顔つきをしている。
 無骨な軍人には、マイフェアレディの物語は少し退屈に過ぎるのかもしれない。

「お代わりはいかがですか?、横から失礼ですが、この紅茶の名も ”Mayfair” ですよ」

 美しい秘書が、にっこりと微笑みながら、メイフェアをマイフェアと、わざと訛りながらお茶を注いでくれる。宏隆もそれを聞いて笑みを零(こぼ)した。この女性も、ヘレンと同じフランス系カナダ人の顔だ。

「ヒギンスが、そのメイフェアに店を構えているからですよね」

「まあ、カトーさんは、色々とよくご存知ですね!」

「この秘書のスーザンは、なかなかの食通でね。イギリスからヒギンスを取り寄せてくれたのも彼女なんだよ」

「I am sorry to interupt you, sir.(横から口を出して申し訳ありません、曹長)」

「なに、構わんさ。食通どうし、カトー君とスーザンは話が合いそうだ───────
 そう言えば、あの有名な ”London Bridge(ロンドン橋)” の歌でも、歌詞の最後には、必ず ”My Fair Lady” というのが付いていたな・・」

 あまり話に興味の無さそうだったキャンベル曹長も、自分の秘書が宏隆の知識に感心するのを見て、ようやく話題に乗ってきた。

「マザーグースは不思議な歌ばかりですが、このコックニーにも、古くからその町の人たちにだけしか判らない *Cokney Rhyming Slang という、シークレットランゲージ(隠語)のような言い回しがありますね」

(*註:Rhyming=ライミングとは韻を踏むこと。honey と money のように強勢のある母音以下の音が同一でそれ以前の子音とは異なっている。Slang は特定の社会、階層、仲間だけに通じる語句、俗語のこと)

「ほう、それは一体どんなものだね?」

「例を挙げますと、露天商の物売りたちが、ちょっと法に触れるような物を売っている時や対抗勢力をやり過ごしたりする時などに、その地区の者同士で、ひどい訛りの言葉を、さらに暗号のように使うのです」

「たとえば─────?」

「Money(お金)と言ったら Bees and Honey(蜂と蜂蜜)、つまりボスが出席する正式な集会の意味です。 Stairs(階段)は Apple and Pears(リンゴとナシ)で、計画や仲間との関係が上手く行かないことを表します。Sick(病気)と表現したら、Bobby and Dick(警官と刑事の俗語)のこと。Boil(ゆでる)は Conan Doyle(シャーロック・ホームズの作者)で、つまり誰かが探索にやって来たという意味になります」

「ほう・・そいつは面白そうだね。だが、Bees と Honey で、どうしてボスが出席をする会合という意味になるのかね?」

「Honey はもちろん ”愛する人” を表す言葉ですが、他にも、媚びる、取り入る、などという意味合いもあるので、それがボスを表すのでしょう。Bees は女王蜂の下で働くミツバチの事ですから子分という意味、そこからボスのもとに集まるとか、仕事の寄り合いを行う、などという意味が生まれたようです─────」

「ほう・・しかし君はよくそんな事まで知っているな。まだ他にもあるのかね?」

「Phone(電話)は Dog and Bone(犬と骨)、つまり面倒な奴とその子分を表します」

「ははは、なるほどね、それは分かりやすい!」

 曹長が膝を叩いて笑った。

「もっと面白いのは Boots(ブーツ)で、それは Daisy Roots(デイジーの根っこ)を表しています」

「ほう、それにはどんな意味があるのかな?」

 興味津々で、身を乗り出したが、

「デイジー(ヒナギク)には色々な意味があるのですが、英語に pushing up the daisies(肥やしになってヒナギクを押し上げる=死んで土に葬られる)という熟語があるように、自分を殺しに来た者、誰かに狙われて殺されそうな危険な状況─────というような、死の不吉さを英国的に表現したものだそうです」

「・・・・・・」

 誰かに狙われて、殺されそうな危険な状況────────そう宏隆が言った時に、キャンベル曹長の目がギラリと輝いた。

「君は実によく物事を観ている・・すでに、何でもよく知っているようだな」

 あらためてソファに深々と座りなおすと、静かな声でそう言い放った。
 自分が宏隆を狙って撃ったという事を、やはり既にお前は知っているんだな、と確認するかのように、宏隆の眼を凝視している。だが宏隆も負けてはいない。

「いえ、自分の勉強が足りず、いずれもアウトラインばかりで、まだ解らないことだらけです。確かにここは Boot Camp ではありますが」

「む・・・・」

 思わず、キャンベル曹長は、口をへの字に曲げた。

 無論、「アウトラインばかりで」というのは、自分に対して誰が何をしているのか、その概要程度なら既に分かっている、という表明である。
 また、ブートキャンプの Boot は、日々兵士たちが履く軍靴そのものを意味しているが、自分をライフルで狙った曹長に対し、たった今話題にしたその「Boot(ブーツ)=誰かに狙われて殺されそうな状況」に「Boot Camp=死の不吉さが感じられる訓練キャンプ」を掛けて・・さらに、ヤンに狙撃場所には二つのサイズのブーツの跡があったと告げたことにも掛けて、曹長に向けて明らかに挑戦とも受け取れるような言葉を投げかけたのである。

 相手にしてみれば随分と小癪(こしゃく)な言い方であるが、ここでそれを咎めるわけにも行かず、複雑にならざるを得ない表情を、宏隆に気取られまいとするのが精一杯である。
 だが宏隆は、むしろ曹長の顔色が変わるのを期待するかのように、一瞬も目を離さず、次に発せられる言葉を待っている。

「わははははは・・・・!!」

 突然、大きな声で曹長が笑い始めた。

「カトー君、きみは非常に優れたユーモアのセンスを持ち合わせているようだね。年齢に似合わず、驚くほど多くの知識も持っているし、度胸も、それを裏打ちする実力もある・・・日本には ”skilled in both scholarship and military arts”(文武両道)という言葉があるそうだが、まさにその類いだな」

 敵も然(さ)る者、何と言っても軍曹の中で最上位という立場の人である。やはり、まだ若い学生に過ぎない宏隆の挑発などには、そう易々と乗せられはしない。

「Thank you for the praise. I will do my best to respond to the praise.(お褒め頂き、ありがとうございます。それに恥じないよう努力します)」

 褒められた宏隆は、姿勢をあらためて丁寧に御礼を言った。

 因みに、日本人なら、目上の人に褒められれば「とんでもありません」とか「恐縮です」などと、否定的な表現で謙遜し通すのが普通だが、英語では決してそう表現はしない。
 たとえば、自分の子供を「素晴らしいお子さんですね」と他人に褒められたような場合、日本人はつい「とんでもありません、出来が悪くて・・」などと言ってしまう。だが欧米社会でそんな事を真顔で言えば、子供を嫌っている親に見られたり、大きな誤解を生んでしまうことになる。
 英語はもともと、日本語のように繊細で深い意味合いを持つ言語ではない。彼らの表現は先ずはストレートに自分の言いたいことを言い合うことが基本で、褒められたら素直にそれを受けて謝意を表し、もし内容に自信がなければ、褒められたことに恥じないよう頑張る、という意思表明が必要となるのである。


 それを機(しお)に、宏隆は席を立った。
 ここでこれ以上話をしていても、何の情報も得られそうもないと思えたからである。

「美味しい紅茶を、ありがとうございました」

「今日はよく来てくれたね、またいつでも気が向いた時に寄ってくれ。そうだ、今度はヒギンスの珈琲を楽しもうじゃないか。実はスーザンは、紅茶よりも珈琲を淹れる方が得意なんだよ」

「それはとても楽しみですね。それでは失礼します────────」



 教官の執務棟から一歩外へ出ると、すぐにヘレンが駆け寄って来た。

「ヒロタカ─────よかった、無事だったのね!」

「大丈夫だよ。いくら何でも、美人の秘書の前でボクを撃ったりはしないさ」

「まあ、美人の秘書に見惚れるような余裕があったってワケね、私が寒空の下でハラハラしながら待っていたというのに!!」

「いや、美味しい紅茶のおかげで、美しく見えたのかも知れない」

「まあいいわ・・冗談はともかく、話の内容はどうだったの?」

「狙って撃ったのは曹長だという事を、すでに僕は知っていると、ほのめかしてやった」

「そ、それで・・・相手は?」

「少し慌てていたが、結局は笑い飛ばされたよ。流石は百戦錬磨のサージャント、したたかなものだ」

「これから、どうするつもりなの?」

「向こうの組織も、目的も、何も分からない。これじゃ、為されるが儘でいるしかないから、とりあえず作戦会議だな」

「それじゃ、協力者を呼んで、じっくり作戦を練りましょう」

「協力者って・・?」

「実は、こうなると思って、もう呼んであるの。明日、父がここに来るのよ」

「君のお父さん?・・初対面のときにアラスカ鉄道の車中で、近々ぼくと会うことになる、って言っていたけれど」

「そういうコトね─────」

 ヘレンの父親は、台湾海軍で戦術指導をしていたアメリカ海軍の中佐で、現在はCIAに引き抜かれて情報収集の仕事を依頼されている。また、カナダ国籍を取ってRoyal Canadian Mounted Police(王立カナダ騎馬警察)の公安部(カナダ安全情報局の前身)でも仕事をしているが、つい近年に台湾国防部情報局の依頼で、玄洋會北米支局の協力員となった。
 (註:龍の道 第134回・ALASKA #3参照)

「君のお父さんは確か、主に*TRIAD(トライアド)の監視を続けていると言っていたね。アメリカやカナダの中国人がらみの犯罪や陰謀は、ほとんど彼らの仕業だ、と・・」

「今回の問題がトライアドと関係しているかどうかは分からないわ。この際、じっくり父と相談してみることね」
(*註:TRIAD=トライアドとは、中国の黒社会を代表する秘密結社。世界中に巨大なネットワークを誇る国際的な犯罪組織 ”三合会” のこと。龍の道 第134回・ALASKA #3参照)


 翌日の午後、ヘレンの父親が待つ、アラスカ大学の玄関奧にある応接室へ事務員に案内されたが、用意された場があまりにも想像と違っていたので、宏隆はとても驚いた。

 伝統の重さを感じさせるようなその部屋には、重厚なソファとテーブルを囲んで、アラスカ大学フェアバンクス校の学長や、ROTC(予備役将校訓練課程)の教授たちなどがズラリと並んで、三つ揃いを着た学長以外は皆、きちんと軍装を着用して座っていた。
 訓練用の迷彩服であるBDU姿の宏隆は、部屋に入った途端に急いで脱帽して姿勢を正し、敬礼をした。一緒に入って来たヘレンも、もちろん宏隆と共に直立不動で敬礼をする。

 一体どうなっているんだ・・と宏隆は思った。まるで、来る部屋を間違えたような気分である。ヘレンはただ、父親が昼過ぎに待っているので中央棟の応接室に行きましょうと言っただけで、それ以外に何の説明もなかったのだ。

「やあ、ちょうど良い、カトー君も一緒に来てくれたね─────」

 そう言ったのは、この大学の学長である。入学のときに父の寄付について延々と感謝を述べられて閉口した相手だったが、その隣には海軍のドレスブルー(夏を除く3シーズンに着用する通常勤務服)を着て座っている人が居る。このROTCは陸軍の管轄なので、海軍のネイビーブルーの制服を目にすることは非常に珍しいと言って良い。

「イエッサー!」

「こちらはアメリカ海軍の Commander Villeneuve(ヴィルヌーヴ中佐)だ。激務の合間を縫って、*Norfolk(ノーフォーク)からご息女のヘレンさんに会いにアラスカまで訪ねて来られたのだ。ヘレンさんから君の噂を聞かれているとかで、よく知られたライフルの名手でもある中佐は、射撃訓練で常に好成績を出している君にもぜひ会いたいと言っておられるのだ。もっとも、ヘレンさんとは、すでに知り合いのようだが・・・」
 (*註:ノーフォーク海軍基地。バージニア州にある世界最大の海軍基地)

 宏隆は、ようやくヘレンに驚かされた事を理解し、横に立っているヘレンをジロリと睨みつけた。ヘレンはケロリとして ”為(し)て遣ったり” という顔をしている。

 そのヴィルヌーヴ中佐が席を立って宏隆の前までやって来た。

「ヒロタカ、こちらが父の Joseph Villeneuve(ジョセフ・ヴィルヌーヴ)よ」

 胸に数々の略章(勲章と同形同色の小型略式の勲章)を付け、両袖には中佐の階級を示す三本の太い金線が付けられている。

「I am Hirotaka Kato. It is an honor to meet you, sir.(ヒロタカ・カトーです、お目にかかれて光栄です)」

 宏隆は姿勢を正し直して、敬礼をした。

「・・やあ、いつもヘレンがお世話になっているようで、感謝しているよ」

 気さくに握手の手を差し伸べてきて、そう言う。

「いえ、反対に私の方がいろいろとお世話になっております」

 訓練中の学生兵士が、海軍中佐に握手を求められる事など、まず有り得ないので、さすがの宏隆も緊張せざるを得ない。

 中佐というのは、たとえば宗少尉の上が陳中尉の階級であるが、さらにその上には大尉、少佐と続き、少佐の上が中佐、そして大佐となり、その上には最上級である将官の少将や、中将、大将、そして元帥があるだけで、中佐というのは、あのキャンベル曹長の階級から比べると十数階級も上になる。

 UAF(アラスカ大学フェアバンクス校)のROTC(予備役将校訓練課程)の教授陣でも、最上級は LTC(Lieutenant Colonel=中佐。海軍のコマンダーとは呼び方が違う)で、しかもその LTC Professor of Military Science(中佐 / 戦術原理・軍事行動教授)は1名しかいない。その下は CPT(Captain=大尉)の教授が2名、次は MSG(曹長)となる。

 キャンベル曹長には階級以外にも、SMSI(Senior Military Science Instructor=上級戦術原理教官)という指導者の肩書きがある。Instructor(教官)は、Professor(教授)や Assistant Professor(助教授)の下に位置しており、Senior はその上級職を意味している。


「キャンベルはどうした?、ここに来いと言っておいたのだが─────」

 その、大学にたった一人しか居ない LTC Professor of Military Science(中佐・戦術原理 / 軍事行動教授)が、少し怒ったような顔をして言った。

「お呼びして参りましょうか・・」

 部屋の隅に控えていた事務職員が、恐る恐るそう言う。

「そうしてくれ。まったく、中佐に失礼じゃないか・・!」

「ああ、私は構いませんよ。どうぞお気になさらず──────それより、あまり時間も無く、よろしければ娘と話をしたいので、外に出たいのですが」

「どうぞどうぞ・・ご挨拶に間に合わなかったキャンベル曹長は、よく叱っておきます」

「それでは────────カトー君も来て、話をしてくれるかな?」

「イエッサー!、ご一緒させて頂きます」



                    ( Stay tuned, to the next episode !! )




  *次回、連載小説「龍の道」 第168回の掲載は、12月15日(火)の予定です


taka_kasuga at 23:44コメント(18)連載小説:龍の道 | *第161回 〜 第170回 

コメント一覧

1. Posted by まっつ   2015年12月04日 00:10
ん!?
ヘレン女史の父君はCIAの方でしたか・・・
であるならキャンベル曹長のお勤め先は違う所ですか・・・
あれー、勘違いしていました。
軍服で登場という事は今回の訪問は軍務の一環という事でしょうか?
それとも軍人の表敬訪問では軍装が一般的なのでしょうか?
 
2. Posted by たそがれの単身赴任者   2015年12月04日 15:10
すごいウンチクです。マイフェアレディが訛りだったりとはびっくりしました。
「ロンドン橋落ちた」の歌の最後の歌詞「マイフェアレディ」については、仕事柄(いったいどういう仕事じゃ)簡単に検索で調べましたが、その昔ロンドン橋は木造で何回も大水で流れたのでその防止に「人柱」を立てたとか、マイフェアレディはエリザベス女王のことだとかいろいろ怪しい話が出てきました。
隠語とか民話いうのはどの国でもいろいろ面白い表現であったり裏話があったり、地理的に離れていても共通性があったりしてびっくりいたしますね。
しかしこんな話で攻められた曹長はもう頭ヘロヘロになっているのではないでしょうか。敵の正体はいかに?
スナイパー訓練方法みたいな書籍を本屋さんでみつけました。稽古に役立つのではと購入してしまいそうです。
 
3. Posted by マルコビッチ   2015年12月05日 15:09
お恥ずかしい事に、Good day をグッダイと発音するのは、オーストラリアの田舎だけかと思っていました。
「龍の道」を読んで、いつも作者の知識の広さに驚かされますが、反対に私のあまりに物を知らない事を思いしらされます。
先日、なんとヒギンスの珈琲を頂く機会がありまして(ウフッ・・)、今まで飲んだどの珈琲とも異なるものでした。
特別な豆の挽き方があるらしいのですが、まず、その挽かれた粉がとても美しかったこと、苦み酸味が際立つ事なく、濃くがあるのに優しくてスッと喉に入っていく感じ、言葉で表現するのは難しいですが、新しい世界を感じる事が出来ました。
美味しい物は新しい世界を感じさせてくれる。
知識は新しい世界へ導いてくれる。
それは自分を大きく広げてくれるとても大切な事だと思いました。
私にとって「龍の道」は、そんな新しい世界へ導いてくれるひとつのツールです。

さて次回、ヘレンの父君(ヴィルヌーヴ中佐)と、どんな話が出てくるのか楽しみです。
 
4. Posted by 太郎冠者   2015年12月05日 17:58
政治家や上流階級の人間は、パーティーなどの集まりではいろいろな政治的立場の人間がいるので、
当たり障りのない話として映画や文学、芸術などの話をすると何かで聞いたことがあるのですが、
今回の宏隆くんはさや当てをしまくっているような・・・。

相手も挑発に乗らないあたりは大したものだと思いますが。
>ご挨拶に間に合わなかったキャンベル曹長
さすがにまずいと思って逃げたのでしょうか?(笑)

それとも、宏隆くんの協力者もろとも葬り去ろうという計画でも裏で動いているのでしょうか!?

それにしても、
>美人の秘書に見惚れるような余裕があったってワケね
007しかり、一流の工作員はどうしてこう・・・(略)
 
5. Posted by 円山玄花   2015年12月06日 12:48
訛りを暗号にするというのは、おもしろいですね。
日本でも、第二次大戦中に一部で鹿児島弁が使われたと聞いたことがあります。
早口の鹿児島弁を盗聴したアメリカさんは様々な方法で解読を試みるものの、
最初はどこの国の言葉なのかすら分からなかったとか。
そう考えると、遠州弁も使えるかも・・しれませんね!

ヘレンの意地悪も乗り越えて(?)、いよいよヴィルヌーヴ中佐とのお話ですね。
これは聞き逃せませんので、どうか暗号を使って話されることがないように、お願いします。

次回も楽しみにしています!
 
6. Posted by とび猿   2015年12月06日 18:16
宏隆君、キャンベル曹長にグイグイと迫っていきますね。
博識であることもさることながら、この会話の流れは、とても十代の若者とは思えません(汗)

>その地区の者同士で、ひどい訛りの言葉を、さらに暗号のように使う
訛りの強い地方へ旅行をして、現地の人に車で案内してもらった時、同じ日本語なのに、現地の人同士の会話を、同乗した人が誰も聞き取ることすらできなかったことがありました。
後で聞いてみたら、「今、かわいい子を乗せてるんだぜ。いいだろー」と言ったそうです...
絶対に理解できないと分かっていて言ったのでしょう。
訛りはそれ自体聞き取ることすら大変なのに、さらに暗号となると、難問ですね。

さて、キャンベル曹長も、流石に焦ってきているのか、ヴィルヌーヴ中佐の来校の際、姿を現さないのは余程のことと思いますが、また、何かヤンと企んでいるのでしょうか。
気になります。
 
7. Posted by ユーカリ   2015年12月06日 23:26
「龍の道」に登場する女性たちは、いつも容姿端麗で知的、かつ強者ぞろいですね?! 
羨ましい限りです。
秘書のスーザンも、男性にも負けない程の身のこなしをされるのでしょうか?

それにしても、宏隆君の知識の深さと幅広さ、精神力の強さには毎回脱帽です。
Cokney Rhyming Slangは、凄い捻りですね。まるで解読できません。
観て聴いて触れた物は、すべて吸収して自分の物にしてしまう宏隆君。
私も、自身を閉ざさず、未知の物を受け入れ、豊かになりたいなと思います。
そんな宏隆君もヴィルヌーブ中佐を前に、緊張しているようですが、これからどんな作戦が練られるのか、とても楽しみです。
 
8. Posted by タイ爺   2015年12月07日 16:32
マイフェアレディの話興味深かかったです。
下町訛りみたいなものなんでしょうか?江戸弁と標準語も随分違いますものね。
映画の題名はなるほど洒落が効いていてさすが英国というところです。
またそのあとのスラングは日本流でいうと「符丁」に近い感じですね。
さて先制のジャブは効いている気がしますが一気に畳みかけることができるでしょうか、
次回が気になります。
 
9. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:20
☆まっつさん

>父君はCIAの方でしたか・・・

(註:龍の道 第134回・ALASKA #3参照)・・ヲ参照セヨ。

>ならキャンベル曹長のお勤め先は

もち、UAF(アラスカ大学フェアバンクス校)っスよね。
MSGで、SMSIでしょ、そこで高い給料もらってるんですし。

>あれー、勘違い

・・ま、よくあることですかな。

>軍服で登場という事は

基本的に将校は戦場以外では勤務服です。
こんな場合、将校を養成する歴とした訓練機関への訪問、
しかも、海軍の佐官が陸軍の機関に向けての訪問であり、
「激務の合間を縫って、*Norfolk(ノーフォーク)から、
 ご息女のヘレンさんに会いに、アラスカまで訪ねて来られた」
のですから、軍服(通常勤務服)の着用がフツーに礼儀というものでしょう。

ダニエル・ボンドさんのような Brioni のディナージャケットや、
ハントくんのように、派手な薄いシャツ着てノーヘルでバイクを飛ばして来たり、
ジェイソンくんのように、船員に恵んで貰った汚いダウンジャケットで登場したり、
レオ様のフェリスくんみたいに普段着で登場するのは、それこそ場違いというものでしょうね。
 

10. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:21
☆たそがれの単身赴任者さん

ロンドン橋の歌詞にあるマイフェアレディは、クイーンエリザベス説が近いと、
僕は思っています。(別にどうでも良いことなんですが・笑)

隠語や暗号は面白いですね。
物語に出て来る台湾の玄洋會にも、独自の暗号があります。
いつか話の中に登場すると思います。
お楽しみに。
 
11. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:22
☆マルコビッチさん

>作者の知識の広さに・・

いやいや、「雑学的寄せ集め知識への貪欲さに」と言って下さい。(^_^;)

>ヒギンス

自分で珈琲を淹れてみれば分かりますが、
最高級の珈琲は、よほど上手に淹れないと美味しくありません。

それだけデリケートで、絶妙なバランスで造られているということです。
ヒギンスを美味しく淹れられる人は、相当な珈琲通だと思います。

同じコトが、ワインでもビールでも、食材でも言えますね。
ぼくは帝国ホテルの朝食のトーストと、ディナーのコンソメスープの絶妙さ、
赤坂の辻留で頂いた炊きたてのご飯の味が忘れられません。
 
12. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:23
☆太郎冠者さん

>一流の工作員はどうしてこう・・・

「・・だから、ぼくはスパイじゃないってば!」(加藤宏隆・談)
 
13. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:24
☆玄花さん

薩摩地方では、江戸時代に宮中で使われていた隠密語が今も語り継がれているそうで、
その昔、島津の殿さまが幕府から島津家を守るために、この言葉をクニに持ち帰り、
方言に組み込んで使っていたという説があります。面白いですね。
 
14. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:24
☆とび猿さん

>訛りの強い地方へ

東北や九州に行くと、同じ日本人なのに何を言っているのか分からなくて、
本当にココは日本か、と思ってしまいますね。
しばらく滞在していると、何となく分かってきて、自分でも喋っているうちに、
地元の人と一緒に飲めるようになったりします。

>さらに暗号となると

暗号というのは、実はそれを解くことよりも、
丸暗記することの方が、よほど大変だったりします。(^_^;)
 
15. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:25
☆ユーカリさん

>登場する女性たちは、いつも容姿端麗、知的、強者ぞろい・・

それはきっと、作者がそのような女(ひと)たちに
さんざん悩まされ続けてきたからかもしれません・・・(^_^;)

>羨ましい限りです

ダンナ様にそう告げたら、どういう反応をするか・・・
 
16. Posted by taka_kasga   2015年12月08日 01:25
☆タイ爺さん

>下町訛りのようなものなんでしょうか?

コックニー訛りは、ロンドンの労働者階級で使われる言葉です。
英国ではこの訛りの定義を時代毎にいろいろと変えており、面白いですが、
「コック(雄鳥)が生んだような形の悪い卵」が、その語源のようです。

>江戸弁と標準語

じつは、江戸時代の後期までは、京言葉が中央語(標準語)で、
現在使われている標準語にも、それが色濃く残っているそうです。
東京にも方言があり、中央語イコール標準語とは一概に言えないらしいですね。

どの国の情報機関も、問題の人物が何処の誰かを探る時には、必ず言葉遣いを分析します。
それほど、言葉というのは特徴が細かく分別できるという事でしょうね。

因みに、かつて某掲示板に、この「龍の道」で書かれた関西弁(神戸ことば)に対して、
あんな関西弁が有るわけがない、神戸の言葉ではない、などと書かれた事がありましたが、
作者は生粋の神戸っ子なので、間違いようがありません。
難癖を付けておられたのは、きっと大阪の、あの辺りの方々では・・などと推測します。(笑)
 
17. Posted by bamboo   2015年12月09日 22:57
ヒギンスの紅茶注文いたしました(笑)。三ノ宮駅のすぐそばにあるとは思いませんでした。
それにしても…にしむら珈琲・幻のビーフカレー・フロインドリーブ…神戸絡みで色々と味わわせて頂いて参りましたが、ほんとうに凄いですねぇ。
神戸 これからは紅茶を飲むのも人に会うのも 誰かうまい嘘のつける美女には気をつけたいと思います(゚_゚i)
 
18. Posted by taka_kasga   2015年12月10日 00:23
☆ bamboo さん

>ヒギンスの紅茶注文・・

ははは、すっかり神戸っ子みたいになってしまいましたね。
まだまだ神戸にはたくさんのオススメがあるので、お楽しみに。
ヒギンス・ティーも、ぜひ味わった感想を聞かせて下さい。


>誰かうまい嘘のつける美女には気をつけたいと・・

「オレはな、三つの条件の揃った女を見ると、どうしても欲しくなる。
 ひとつは美人であること。次にプロポーションが良いこと。
 そして、もうひとつはオレのテキであることだ!」

「裏切りは女のアクセサリー。
 男はヨ、女に騙されるために生きてんだ・・」
                       (ルパン三世)

「女の子から隠しゴトをとったら、何も残らないワ」
                       (峰 不二子) 
 

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