2014年09月01日

連載小説「龍の道」 第139回




第139回  A L A S K A (8)



「誰が、こんなことを──────────────!!」

 カウンター奥の部屋がホテル管理者の控え室だということはひと目で分かるが、デスクに置かれた無線器は無残にも叩き壊され、見覚えのある顔の従業員が、死んだように床に俯せ(うつぶせ)に倒れている。

「おいっ!・・・おいっ、大丈夫か?!」

 駆け寄って声を掛けるが、なにも応答がない。
 頸(くび)に指を当てて、脈があるかどうかを確かめ、さらに口元に耳を近づけて呼吸の有無を確認する。

「息はある────────おそらく、後ろから強く殴られたな」

 もし頭部を殴られていれば、下手に揺さぶって起こすわけにはいかない。倒れた体を静かに仰向けに返し、デスクチェアーにあったクッションを首の下に入れてアゴを挙げ、気道を確保してやる。こうしておけば気絶していても息が詰まることは無い。
 幸い、脈も力強い。この程度のダメージなら、このまま静かに寝かせておけば、やがて気がつくはずだ。

 見回すと、壁際のソファの前にも制服姿の従業員が一人、くの字型に体をねじ曲げた恰好で倒れている。

「もうひとりか──────────」

 この従業員もまた、打撃を受けて昏倒している。
 腹を抱えるような姿勢のまま倒れているのは、パンチか蹴りか、腹への痛烈な打撃を喰らったからかもしれない。同じように脈と呼吸を確認し、気道を確保しておく。

 起ち上がって部屋を見渡してみると、叩き壊された無線器以外には、何も室内が乱れていないことが分かる。これは、実行者が彼らを昏倒させるのに、さほど時間がかからなかったことを意味している。
 もしこれがフィリップの仕業だとしたら、相当に洗練された格闘の技巧を持っていることは疑いようもない。頑健な体格をしたこの二名の従業員を難なく、恐らくはほとんど瞬時に倒した後で、ハンマーやバールのような物で無線器を破壊したのだと思える。

 だが、果たしてこれはフィリップの仕業かどうか────────
 部屋の外から窓によじ登った跡があっただけでは、彼の仕業とは断定できない。

「まず部屋に居るかどうか、電話で確認してみるか・・・公衆電話の線は切られても、館内電話までは切る必要がないだろう」

 デスクの上には、館内各部と客室に繋がる業務用電話の親機がある。
 思ったとおり、館内電話は壊されていない。

「A棟の、12号室だったな」

 二十回ほど鳴らしてみるが、フィリップは出ない。

「やはり、部屋には居ないか・・・そうだ、ここのカフェは24時間営業のはずだ。誰か無線機を壊す音を聞いたり、不審者の姿を見かけた人が居るかもしれない」

 そう思ってフロントの横のカフェに行ってみるが、流石にこの時間になると深閑として、アラスカン・スタウトの空き瓶を何本もテーブルに並べ、ソファでうたた寝をしている巨体のトラック運転手がひとり居るだけである。
 おそらく、倒されていた一人は、深夜のカフェの担当を兼ねてもいたのだろう。他に従業員はどこにも見当たらない。

 さて、どうしたものか──────────

 外への電話は使えない。無線も壊され、目撃情報も無い。
 フィリップがどうであれ、こうなったら、コールドフットで唯一の警察官駐在所である、バリーのもとへ自分が報せに行くしかない、と思える。

「だが・・・・」

 ふと、一抹の不安が頭の中をよぎる。こうして関わっていけば、否応なしに自分も大きな犯罪に巻き込まれていくような予感がするのだ。

「しかし、まぁ、仕方がないな・・・よし、クルマを探すか」

 控え室に戻って、入口近くの壁の、ホテル専用のクルマの鍵が掛けてあるキーボックスから「Pickup / Dog」と書かれたタグの付いたカギを選び、もぎ取るように掴んで、駐車場へと走った。

「これか?──────────まるで軽トラだな」

 探すまでもなく、すぐに見つかった。
 フォード・ブロンコの、驚くほどちっぽけなピックアップ(荷台付き)トラックである。
 ホテルの業務用や従業員のクルマは客の邪魔にならないよう、たいがいは建物の横か、裏か、隅の方に駐めてあるものだ。
 黄色いナンバープレートには「ALASKA FJRE23/The Great Race on Earth」の文字と犬ぞりの絵が描かれている。タグにあった文字は、これを意味していた。

「へぇ、犬ぞりのナンバープレートか、さすがはアラスカだね!!」

 アラスカには犬ぞりのレースがある。
 レースの由来は1925年の冬、州全体に吹き荒れるブリザードのために鉄道や飛行機では行くことのできないアラスカ北部の町ノーム(Nome)の人々を伝染病のジフテリアから守るため、犬ぞりで血清を運び人々を救ったことに由来する、と宏隆は聞いたことがあった。
 過酷なルートを完走し、無事に血清を送り届けて、多くの人々の命を救ったリーダー犬の「バルト」の銅像がニューヨークのセントラルパークに建てられているほどで、日本の忠犬ハチ公の如く、アメリカではそのエピソードを知らぬ人は居ないという。
 その偉業を記念して、毎年マイナス40度の中、凍てつく1,900キロの道を10日から20日間かけて走る犬ぞりレース、アイディタロッド(Iditarod "The Great Race on Earth")が行われている。

 宏隆は、そんなことにも興味を持っていた。レースやラリーと聞けば、ワクワクする。
 たとえレースでなくとも、北限の地や砂漠のなかを、犬ぞりや4WDを駆って自分で旅をしたいと思う。世界中を自分が操るヨットで巡りたいとも、何度も思うのである。
 だが、今はそんなことを想っている場合ではない。

「・・ま、これは犬ゾリじゃなくて、軽トラの小馬ちゃんだけどな」
 
 確かに、ブロンコ(Bronco)は「野生の小馬」という意味である。
 こんな状況の中、どこにそんな余裕があるのか、暢気にそうつぶやきながら、呆れるほど大きなコラム・シフトのレバーを1速に入れ、グイとクラッチを繋いだ。

「おぉっと!・・・コイツは小馬ちゃんなんかじゃないぞ、すごいチカラだ!!」

 確かに、排気量5,000cc、200馬力の軽トラックなど、どこにも存在しない。



 雨足がだんだん強くなってきている。
 八月とは思えない、冷たい雨だ。

 バリーの家までは約4マイル(約6.5km)、15分も走れば到着する距離である。
 やがて靄(もや)の向こうに、人家の灯りらしきものがポツリと見え始めた。
 宏隆はヘッドライトを消し、エンジンを切って車を降りると、迷彩柄の雨具のフードをかぶって、まだ1キロほどは先にある、その小さな灯りを目指して歩き始めた。

 流石に、いきなり玄関に車で乗り付けてドアを叩くような愚を、宏隆はしない。その用心深さは、玄洋會での訓練のたまものである。
 排気音の大きい、こんなトラックで近づけば、誰だってそれに気付くに決まっている。
 幸いこの雨が排気音も、ヘッドライトの光も、よく消してくれるはずだ。
 そこにどんな状況が待ち受けているか分からない時には、どれだけ慎重になっても過ぎるということはない。

 何がそれほど宏隆を慎重にさせているのかは、本人にもよく分からない。
 ただひたすら、直感でそう行動しているのである。

 だが、どれほど慎重を期してもなお、どうにもならない手練の悪人が、世の中にはイヤというほど存在するのだということを、若い宏隆はまだ識らなかった────────────



 こんな真夜中だというのに、バリーの家には灯りが点いている。
 少しばかりそれが不思議に思えたが、不審火が出たのであれば、眠れないのも無理もないかも知れないと思う。
 けれども、なぜか火災の後に特有の、焼け焦げた臭いがまったくしない。

「小火(ぼや)だったから、臭いがしないのか・・・雨で臭いが消されたのか・・・」
 
 気付かれないよう、静かに家の周りをまわってみる。犬を飼っていないのは、このような時にはありがたい。冷たい雨も、足音を消すには幸いする。雨のおかげで、宏隆は足音をそれほど気にせずに歩くことが出来る。

 灯りが点いているのは、ブルーベリーパイを食べたリビングと、隣のキッチンだけだ。

 居間の窓の下まで近づいて、そっと中の様子を伺おうとしたが、

「あっ──────!!」

 思わず、声が出そうになった。

 バリーと、妻のジェニファーが、椅子にロープで括られている。
 そしてその前で、ショットガンを手にした迷彩服の男が、室内をうろついている。

 横顔が、少し見えた。

「フィリップ────────────?!」

 迷彩服を着たフィリップなど想像もできないが、明らかにフィリップの顔だ。
 体つきや、歩き方までが違って見えている。

「やはり、あいつが何か企んでいたのか」

 フィリップが怪しい、というバリーの直感は当たっていた。
 だが、何のためにこんなことをしているのか。

 雨音で家の中の話し声までは聞こえてこないが、バリー夫妻を縛り上げて銃で脅し、何かを強要しているようにも見える。
 目的が何かがはっきりしなければ対策を考えようがないし、何より、相手はショットガンを手にしている。銃を持っていない宏隆は下手には動けない。

「こんな時に、ジェイムスが居ればいいのに────────何処へ行ったんだ?」

 暢気なジェイムスは、バリーに報告もせず、あのまま家に帰ったのか?
 ジェイムスがどこに居るか分からないし、ホテルの無線器が壊されたので州警察に連絡することもできない。
 だが、このまま手を拱(こまね)いているわけにも行かない。何とかしてバリー夫妻を救い出す手立てはないものか、と思う。

「よしっ・・・・」

 何を思い付いたのか、少し考えてから、家の裏側に戻り、軒下にあった梯子を壁に立てかけて、身軽に二階の窓に向かって上って行く。

 そっと、木製の窓を開ける。
 思ったとおり窓には鍵は掛かっていないが、軋んで音が出ないよう、注意する。

 部屋に入ると、大きめのダブルベッドと、小さなライティングデスクがある。
 きっと、ここは夫婦の寝室なのだろう。

 宏隆は、迷わずデスクの右側の引き出しを開けた。

「あった────────────」

 警察のような仕事に関わる人間なら、必ず身近なところに銃を置いてあるはずだ。
 アラスカの僻地で任務に携わるような人は、複数の武器を所有せざるを得ないだろうし、こんな時間には、たとえ普段腰に付けてある銃でも、机の引き出しか何処か、すぐに取り出せる所に置いてあるに違いない。
 宏隆はそう考えて、二階の寝室に忍び込むことにしたのである。

 寝室に置いておくにはもってこいの小型の拳銃は、ドイツのH&K(ヘッケラー&コッホ)の P9S というモデルで、丁度この頃に日本の警視庁特殊部隊である特科中隊(SAP=現在のSAT)にも採用されていた銃である。この銃は作動方式がユニークで、射撃時の反動が少なく、連射しても高い命中精度が維持できる優れたシステムを持つ。

 そっとマガジン(弾倉)を外して、弾丸の有無を確認する。
 宏隆が愛用のベレッタとは違い、装弾は9発しかできないが、フル装填してあるところは流石に州警察官である。
 予備の弾丸は見当たらないが、これで一応、銃が確保できた。
 スライドを引き、チャンバーに初弾を送って撃てる状態にすると、宏隆は静かに寝室から出て、階下(した)の様子を窺った。


 フィリップの声が聞こえてくる────────────

「さて、朝になる前に出かけるとするか・・・お前たち夫婦をボスの所に連れて行くから、たっぷりと可愛がって貰うんだな、あははは」

 宏隆と話していた時とは雰囲気がまったく違って、ずいぶんドスが利いているが、やはり明らかにフィリップの声だ。

「ジェニファーは、お前たちとは何の関係もない。ここに置いていってくれ」

 バリーの声がする。

「そうは行かない。残していったら通報されて面倒なことになるからな」

「オレは人種差別をしない。お前たちコリアン・アメリカン(在米朝鮮人)を差別したわけじゃない。犯罪者を法で裁いた・・・警官として当たり前のことをやっただけだ」

「お前にとってはそうでも、ボスにとっては大切な息子を殺した仇(かたき)でしかない。ま、あきらめるんだな。復讐の味は蜜の味、と言うしな──────────」

 ギラリと、目を輝かせて、恐ろしいことを言う。

 話の内容では、どうやらフィリップはコリアンアメリカンの犯罪組織の人間らしい。何かの犯罪事件において、そのボスの息子をバリーがやむなく殺害したのだろう。フィリップはそのボスの命令を受けて、バリーを強制的に連れ去ろうとしているのだと思える。

「When you curse someone, you dig your own grave. (人を呪わば穴二つ)という言葉もあるのよ。犯罪者が警官に復讐するのはお門違い、先ずは、いま自分が犯している罪をよく理解しなさい」

 ジェニファーが落ち着いた声で、気丈にフィリップに言って聞かす。

「ふん、利いた風な口をたたくんじゃない!、この国のOinker(警察官の侮蔑語)にどれだけ犯罪者が居るか知っているのか。奴らが権力を利用した犯罪は後を絶たないんだ。おなじ欲望だらけの人間が、ただ立場の違いで正義ぶっていられるのと、生まれながらの犯罪者として開き直っているだけの違いだ。オレたちとお前たちは何も変わらない。ただ社会の裏か表か、どちらで生きているか、と言うだけのコトさ」

「ば、馬鹿な────────────そんな警官ばかりじゃないぞ」

「バカじゃないさ。本当はお前たちの心の中にも、悪人のマインドや罪の意識がどこかにあるはずだ。お前たちは人生を矛盾と感じながらも、生業(なりわい)として正義を演じているだけの、可哀想な奴らだ」

 時おり難解な単語が出てくるが、会話の大意は何となく分かる。フィリップの正体がだんだんはっきりしてきた。


「さて、夜が明ける前に、出発するか・・・」

 落ち着いた声でボソリとそう言うと、フィリップは抱えていたショットガンをソファに置き、椅子に括りつけたバリーの足のロープをほどき始めた。
 おそらく、ロープを足から外し、歩けるように結び直すのだろう。

(よし、銃を手から放した。今だ・・・!!)

 これを逃しては、二度とチャンスは無い。
 宏隆には、そう思えた。


「動くな────────────!!」

 素早く階段の上に躍り出ると、フィリップに向けてピタリと銃を構えた。



                               (つづく)




  *次回、連載小説「龍の道」 第140回の掲載は、9月15日(月)の予定です


noriko630 at 23:45コメント(16)連載小説:龍の道 | *第131回 〜 第140回 

コメント一覧

1. Posted by 円山玄花   2014年09月04日 05:38
判断力を養うのは日常生活での心掛けであると、最近つくづく思い知らされていますが、
今回の宏隆くんを見ていると、判断の連続ですよね。
とっさのときや自分が疲労しているときなどは、判断力が普段の半分以下になると言われていますが、戦場ではまさにその状態が何日も続くわけですから、生き残るためにはそんなことを言っていられない、と思います。ただ、実際に身体が自分の意志で動かせなくなったときに頭がフル回転していたという、不思議な経験もしましたけれど(笑)。

それにしても、フィリップがどうやってバリーの家まで行ったのかや、宏隆くんにバリーの家から火が出たと知らせたジェイムスの存在など、気になることがたくさんあります。
次回も楽しみにしています!
 
2. Posted by まっつ   2014年09月04日 23:32
フィリップのターゲットが宏隆君ではなく、
バリー夫妻だったとは意外な展開です。
地の果てまで旅してでも、手練の悪人と逆縁を結ぶとは、
余程の波瀾万丈の星の下に生まれたとしか思えません。
オフでも働かされるとは、
宏隆君はワーカーホリックの星も持ち合わせているのかもしれません。
願わくは何時の日か平穏なオフが取れますように・・・
 
3. Posted by マルコビッチ   2014年09月05日 00:36
宏隆くんはパニックになるなんてことがないのでしょうか?(笑)
そりゃあそうですよねぇ・・あれだけの訓練をし、経験をしたのですから!
それにしても、冷静で、次から次へと的確に判断して行動できるところは、ホントに凄いと思います。
何かで聞いた話ですが、”人は緊急時の極限状態では、いつもより頭が冴えて、てきぱきと行動することが出来る場合がある。” そうです。
私が思うに、緊急時の極限状態では、何事にも甘えることは出来ず、余分な思考も起こらない、視野が広く、クリアーな精神状態なのではと思います。
武術、戦闘の訓練は、ある意味その精神状態になるための訓練なのではと思いました。

さてこの先どうなるのか、大変楽しみです。
 
4. Posted by 太郎冠者   2014年09月05日 02:13
狙いが宏隆君ではなくバリー夫妻だったとは、予想を裏切る展開ですね・・・。

しかもフィリップはこれまで出てきた敵役(?)のように軍関係者や工作員ではなく、
犯罪組織の人間のようですし、それまでの奴らと違うやり方なのか、そういったところも興味深いです。
しかし宏隆君、ソルジャーやエージェントのみならずクライムファイターまでこなすとは。
ハリウッドスター顔負けの活躍ですねぇ。

>必ず身近なところに銃を置いてあるはず
我々日本人にとっては縁遠く感じる銃も、ところ変われば実に身近な存在になるのですね。
環境によって、危険に対する考え方、行動の仕方は変わっていくのでしょうが・・・
やはり自分自身、もうすこしピリリと気を引き締めて生きていきたいものです。
 
5. Posted by MIB(▼_▼¬   2014年09月06日 11:09
フィリップがどういう予測のもとに行動しているのかなかなか分からないですね。
うまくバリーの家まで辿り着き、チャンスを掴んだように見えますが、逆にうまい具合におびき出されてしまったようにも思えます。

宏隆君は高校生なのに凄いです。僕ならバリー宅への道があやふやだったり挙句の果てにはぬかるみに突っ込んだりしてきっと辿り着かない事でしょう。ようやく家に着いたころには誰もいなくて「結局よく分からなかった」で帰って来てしまいそうです・・・。
 
6. Posted by とび猿   2014年09月06日 13:10
宏隆君の判断力、行動力、思慮深さにいつも驚いています。
よく、自分ならどう考え、どう行動するか考えながら読むのですが、
とても宏隆君の様にはいきません。
それにしても、フィリップの変わり様は、想像以上でした。
今後の展開が気になります。
 
7. Posted by ユーカリ   2014年09月06日 16:33
>ただひたすら、直感でそう行動しているのである
掌に立った棍のように在るからこそ、自ずと動く方向が見えてくるのでしょうね。
自分など、もし緊急事態と遭遇したら、どう動いたら良いのかわからず、その場でおろおろしてしまいそうです。
それ以前に、緊急事態であるかどうかを察知できるかが問題ですが…(汗)

焼け焦げた臭いもなく、ジェイムスの姿もないという事は、彼もフィリップの仲間だったのでしょうか?

>だが、どれほど慎重を期してもなお…
宏隆君の行く手に、何が待ち受けているのでしょうか?!
 
8. Posted by bamboo   2014年09月06日 21:41
相手の狙いが自分で無くても、たとえショットガンで武装した手練の犯罪者でも、逃げたり隠れたりせずにバリー夫妻のもとへ駆け付ける。しかもトラックで…! かなり驚きましたが、確かに彼を見ていると、色々と経験してみることがとても大切な気がしてきます。
それに…相手だって訓練を積んでいるんですよね。武装して殺し合うなんて、当たり前にやっているような者を制圧して、大切なものを守る。高度な武藝を学ぶということを、改めて考えさせられます。
 
9. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 18:57
☆玄花さん

軍事訓練を受けたことが有ると無いとでは、武術に対する考え方が全く違ってきますね。
一度でも軍隊生活を経験すると、格闘競技が如何に平和で安全なものか、
どれほど激しかろうが、それはスポーツでしかない、ということが分かります。
武術は生死に関わる技術ですから、スポーツの練習では養われ得ないものが沢山あります。
あのヨン様も徴兵で軍事訓練を受けたわけですから、
イカツイガタイ(顔?)をした格闘家よりも、昼メロ風イケメンの人の方が、
本モノの強さを分かっているかも知れません。
 
10. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:02
☆まっつさん

>オフでも働かされるとは
>願わくはいつの日か平穏なオフが取れますように

ははは・・心配しなくても、本人は全然そんなことを思っていませんよ。
宏隆君は、宮仕えでも、ビジネスマンでもない、
人間の真実を希求し、武藝の道を追求する「修行者」ですから。
まあ、確かに busy-ness man ではありますが、
たとえ彼が普通のサラリーマンでも、修行者としての人生を送ったに違いありません。

僧であれ、武術家であれ、会社員であれ、「修行者」にはオンもオフもありません。
それは、一念発起して人生を修行として選んだのではなく、
「人生は修行に他ならない」という事実に気付いたゆえです。
そして、修行という世界では「平穏無事」も「波乱万丈」もありません。
黄塵の万丈たるを嘆きこそすれ、身の波瀾を悲歎することなど有り得ないのです。

したがって、「ワーカーホリック(仕事依存症)」なんぞも有り得ません。
依存症(Dependence)は本人に自覚がないことがその特徴ですが、
宏隆くんの場合は、常に意識的に気付こうとしながら、
自ら希んで(In-dependence)そのようにしようとしているので、
「〇〇ホリックの星」など、逆立ちしても持ち合わせようがないのです。

まあ、武藝を極めんと、思い込んだら試練の道を〜♬ 往くワケですから、
「巨人の星」てのはアリかもしれませんが。

>逆縁を結ぶ

逆縁とは「五千起居」の故事を典型とする仏教用語で、「仏道に違背すること」の意ですね。

自分を苦しめる相手を「逆縁(の魂)」という場合(ヨーガ・密教など)や、
仏教でも「自分の修行を妨げる因縁」とする場合もありますが、
宏隆くんの場合は「それもまた修行」と考えるでしょうし、
逆縁に「遭遇する」ことはあっても、手練の悪人と「逆縁を結ぶ」ことはないと思います。
 
11. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:05
☆マルコビッチさん

緊急時にアタマが真っ白になって何も出来なかったり、反対に火災になったビルの上階に居ても、その時だけ地面が近く見えて飛び降りてしまう人も居ます。

大切なことは、やはり普段からの心掛けや訓練に尽きるでしょうね。
研究会でその指導レベルを許可されながら、甘ったれた考えで稽古しているような人は、
イザという時に何も出来ないと思います。
 
12. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:05
☆太郎冠者さん

>Climefighter

本人は、そんなつもりじゃないんですけどね・・・(笑)

>銃

銃が禁止されていない国では、必ず銃を身近に置いておく日本人も多くいます。
休日ごとに銃の練習をしている日本人のサラリーマンも、けっこう居ますよ。
 
13. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:06
☆MIB(▼_▼¬  さん

>高校生なのに凄いです

・・あ、えーっと・・・宏隆くんはもう、この春に高校を卒業して、
九月から、UAFに入学するためにアラスカに来ているんですけどね・・(^_^;)
 
14. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:06
☆とび猿さん

>よく、自分ならどう考え、どう行動するか考えながら読むのですが

こんど、ぜひ「その考え」をコメントに書いて下さい!!
作者の貴重な参考とさせていただきます。
 
15. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:07
☆ユーカリさん

>宏隆君の行く手に、何が待ち受けているのでしょうか

そりゃもう、「試練」でしょうな、やっぱり。
 
16. Posted by taka_kasga   2014年09月12日 19:07
☆ bamboo さん

いろいろ経験をするのはとても大切ですね。
何でもやってみないと分からない、経験してみないと、その物事の真実は見えてきません。
でも、宏隆君のような「嵐を呼ぶ男(古っ!)」は、その経験の度合いも違ってきますが。
 

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