2012年12月27日

歩々是道場 「螺旋の構造 その6」

  「ハイハイの構造(2)」     by のら (一般・武藝クラス所属)



猛くん、再び登場!!

猛王烈:いやぁ、のらさん、お久しぶりッス!!

の ら:あーら、猛くん、珍しいじゃないの!・・・えーと、確か「螺旋の構造・その3」以来ね?、その後、稽古はどう?、もちろんグングン上達してるんでしょうね?!

猛王烈:またぁ、しょっぱなからキツイことを・・実は、今日は分からないことがあって、年を越さないうちにと思って、いろいろ教えてもらいに来たんスよ。

の ら:私だって全然分からないコトばかりよ。

猛王烈:ご謙遜、ゴケンソン。のらさんの記事は、ミクシィの「站椿」に始まって、ウチのブログの「甲高と扁平足」、いま連載中の「螺旋の構造」と、外部の人たちがわざわざコピーしてまで何度も読み返すほどのものだって聞いてますよ。

の ら:そう言われると嬉しいけど、同時に恥ずかしいわね。師父から教わった内容で書きたいコトは山ほどあるけど全然まとまらないし、近ごろはプライベートの仕事がギッシリ入ってロクに執筆の時間も取れないのよ。このシリーズも思うように進まなくて、楽しみにして下さっている読者にとても申し訳ないと思っているの。

猛王烈:あ、そういうご事情だったんスか、そりゃ大変ッスねぇ。

の ら:まあ、珈琲でも淹れるわよ。宏隆くんほどは美味しく出来ないけどね、はは・・

猛王烈:ゴッチャンです。オレもコーヒーが好きで、よくスッタバックスへ行くんで女房に怒られるンスよ。あそこは意外と高いからそうたびたび行くんじゃないっ!・・って。

の ら:そりゃぁ主婦としてはね。確かにスッタバは豆の質の割にはちょっと高いかもよ。値段はアメリカの倍ぐらいするからね。ま、自分で良質の豆を探して家で美味しく淹れるのがホントの珈琲ツウってもんよ。猛くんもそうしたら?

猛王烈:そうか、オレもシドニーの春日さんに珈琲の淹れ方を教えてもらおうかな。

の ら:春日さんは日本でカフェを経営してたくらいだからね。でも、今日は珈琲の話をしに来たんじゃないンでしょ?

猛王烈:あ、いけね、肝心な話を忘れるところだった。今日は「フリーエネルギー」なんかについて、ちょっと聞こうと思って来たんスけどね。

の ら:フリーエネルギー?・・ああ、それって、石炭、石油、天然ガス、水力、原子力、太陽熱なんかの、地球上の既存の資源は一切用いないっていうエネルギーの話?

猛王烈:そうそう、さすがスねぇ。やっぱり知能指数が天才的に高いと言われるだけのコトはあるなぁ。

の ら:あはは、十(トオ)で神童、十五で才子、ハタチ過ぎればただのヒトってね・・・
そんなのアテにならないわよ。大体、知能指数が高い人はナントカと紙一重だって言われるし、IQが140以上の ”神童” たちを調査したら、大人になってから社会的な成功を収めた人はせいぜい全体の2割ほどに過ぎなかった、って報告もあるくらいだしね・・・

猛王烈:へぇー、そうなんスか。どうしてなんだろ?

の ら:たぶん、思考力が高い子供ほど創造性が高いので「ただ与えられた課題をこなす」という単純作業に疑問を抱いて、バカバカしくて学校の勉強に興味がなくなるのよ。そして受験のシステムや詰め込み教育、学歴社会への疑問などが、さらにその子を勉強嫌いにさせてしまうんでしょうね。
 神童と呼ばれるレベルの子供は、高校生くらいになれば軽く大人以上の思考レベルを持っているから、親が自分の思考レベルで「勉強しろ」と言うだけではいうことを聞かなくなるし、子供も自分の才能を開花させるチャンスを失ってしまうワケよ。

猛王烈:ははぁ、オレとはまったく縁のない世界ですけど。それってノラさん自身の経験談なんスか?

の ら:ううん、ただの一般論よ。で、そのフリーエネルギーがどうかしたの?

猛王烈:そう、それがですね、そのフリーエネルギーってヤツが、何と「螺旋のカタチ」をしていると聞いて、それでもう、たまらなくなってここに駆け込んだんです!!
 オレなんか、最近は螺旋の夢を見るくらいですからね。

の ら:おいおい、ウチは駆け込み寺か?・・・ま、フリーエネルギーには私もとても興味があるけどね。それは文字どおりフリー、つまりタダ(無料)で誰もが自由に使えて、何にも属さず、誰にも独占できずに、無限に存在しているエネルギーで、私たちの住む地球や、それを取り巻いている宇宙空間のそこかしこに満ち溢れているエネルギーのコトよね。
 そしてそれはまた、実際に発電することや動力として用いることが可能であることを、すでに世界中の多くの科学者が証明してきている─────────────────

猛王烈:そうそう、そうなんスよ。いやぁ、やっぱ、よく知ってるなぁ。でも、自分たちは誰もその事実を知らない。知らされていないというか・・・何故かというと、そのフリーエネルギーの研究に携わってきた科学者たちが皆、何者かの手によってことごとく被害に遭ったり、家や研究室を焼かれたり、家族が脅迫されたり、試作した器械や完成した発電機を政府に没収されて、その研究者自身も突然の事故に遭ったり、ひどいのになると惨殺されたりしているって。あのブッシュ政権から始まったらしいですけど。

の ら:ふむ・・まあ、いつの時代も、どこの世界でも、権力者のやるコトは同じよね。
 既存の資源で儲けている人は、政治家や資本家との繋がりが強くて、人々がそんな無料のエネルギーを使うようになったら ”上がったり” になってしまうから、当然妨害するわよね。
 一握りの国際的大資本家たちが人類を支配する ”世界統一政府” を造ろうとしている、それこそが人類最大の危機だ、という話も師父に伺ったこともあるけど・・・・
 まあ、今日のところはそれは措いといても、フリーエネルギーが螺旋の形状をしているというのは、私たち太極拳を学ぶ人間にとってはとても興味深いコトよね。

猛王烈:そうでしょ?、オレはね、そのフリーエネルギーが螺旋のカタチをしているというのと、よく言われるオウム貝や竜巻、トイレやお風呂の排水に起きる渦巻き、銀河の渦の形なんかにまで等しく存在するその「螺旋」こそが、実は宇宙に満ちている「エネルギーのカタチ」だと思えるんスよ。

の ら:へえー、たまにはキミも良いことを言うじゃないの。

猛王烈:タマにじゃなくて、いつもですけどね・・・それでね、ホントに言いたいのはココからなんですけど、もしかすると太極拳ってのは、そのフリーエネルギーの「螺旋の渦」の中で行われているんじゃないかと。師父みたいなスゲー太極拳のマスターはフリーエネルギーを自由に使えちゃうというか、少なくともそのエネルギーと綺麗にリンクして、あんな技を掛けているような気がするんスよ。

の ら:ふぅん・・・これは、ただ笑って済ませるワケにはいかないみたいね。

猛王烈:笑ぁって、ゆるしてぇっ ♫・・・ってか?

の ら:アホっ────────────!!


♪ UFOっ・・!!

猛王烈:オレね、ちょっと前に偶然にUFOを見たんスけど、あれもグルグルと螺旋に飛んでたんスよ。だからもしかするとUFOも、同じフリーエネルギーを動力に使ってるんじゃないかなと・・

の ら:師父も1976年以来、数多くのUFO目撃を経験されてきているのよ。それも単に目撃しただけじゃなくて、北海道の森の中では、かのハイネック博士の分類で言う、UFOが目撃者に何らかの影響を与える「第二種接近遭遇」を体験されているのよ。

猛王烈:へぇ〜っっ!!・・ハイネケン博士って?、あの、ウチの門人の?!

の ら:「ハイネック」博士よ!!、もぉ・・・

猛王烈:そ、それじゃ、もしかすると師父は、そんな未知との遭遇のXファイルのせいで、あんなとんでもない発勁が出来たり、手も触れずに人を激しくキリキリ舞いに吹っ飛ばすことが出来るようになったってコトなんスかね!?

の ら:あははは、そう想像したくなるのも無理はないけれど、以前師父にお聞きしたら、「そうだったら良いんだけどね」って大笑いをされたわ。やっぱり太極拳の勁力は、ひたすら「構造原理の理解と習得」に尽きる、ってコトなんでしょうね。
 私にとってはUFOがどこから来るのか、どこによく出現するのかなどというコトよりも、UFOが「どうやって」空を飛んでいるのかということに興味があるのよ。
 あの推進力は一体何なのか・・・見上げた夜空をジグザグに飛んだり、クルクルと円を描いて飛んだり、ビルの谷間に現れたと思いきや、あっという間に消えてなくなったりする事が度々報告されているけれど、それは紛れもなく私たちにとって未知のエネルギーが用いられているからに違いない、と思えるのよね。

猛王烈:のらさんも、UFOに遭遇したことがあるんですか?

の ら:いいえ、残念ながら、私はまだ実物のUFOにはお目にかかったことがないワ。
 私が見たのはSETI(セティ=地球外文明探査計画)が認めてるような、信頼できるたくさんのUFOの資料影像だけね。師父から伺った数々のUFOのお話が実にリアルで、その場に一緒に居合わせた人たちの目撃談とも合わせて、UFOへの興味が否応なく高まっていったの。 
 UFOの飛行運動パターンを研究している科学者は、あんな飛行が可能となるには複合的な螺旋のような循環が起こっている「エネルギーの流れ」が存在するはずだと言っているわね。そしてその原理はエジプトのピラミッドにも、イギリスの麦畑にたびたび出現して話題となるミステリー・サークルのデザインにも等しく表されている、というのよ。

猛王烈:へえー、やっぱりのらさんは詳しいですねぇ。今日は来てよかったッスよ。

の ら:私はね、その話を聞いたときにハッとしたのよ────────────
もしかするとUFOは、太極拳と同じ原理で飛んでいるのではなかろうか、ってね・・・

猛王烈:うわわっ!・・さりげなくスゴイこと言いますね、のらさん!!
 それって、あのUFOは太極拳の原理で飛んでいるって、太極拳の勁力って、やっぱり推手で手を合わせて見つめるだけで、♪ ゆっふぉーっ!!、ってコトになるんスでしょうか・・

の ら:いろいろ崩壊してるわよ、猛くん・・・・・

猛王烈:ほ、ホーカイ?(そうかい?)

の ら:またアホばかり言って・・・・ほらぁ、いつまでもピンクレディーのポーズしてるんじゃないっっ!!


「螺旋」への疑問

猛王烈:でもね、オレ、最近すごくギモンなんスよ。

の ら:何が疑問なの?、自分がなかなか達人になれないのがギモン、てか?

猛王烈:えへへ、そりゃギモンじゃなくて、グモンってモンでしょう。

の ら:アホなギャグはいいから、その疑問を言ってごらんなさいな。

猛王烈:螺旋というモノを、もしかするとオレたちは少々誤解しているのではなかろうか、と思うんスよ。よく纏絲勁を表すのに、足や腕にグルグルとロープが巻き付いているような絵を見かけるでしょ?、でも本当にあれが纏絲勁のカタチなのだろうかって、オレはヒソカにそのことを疑問に思っているんスよね・・・

の ら:けど、そんなことを言ったら陳鑫老師の「陳氏太極拳図説」の絵はどうなるんだ、ということになるわよ。猛くんは「図説」を否定するの?

猛王烈:そんなぁ、オレごときが、滅相もありませんよ!・・ただね、ついこの間もネットですごく不思議な映像をみつけたんスよ。

の ら:・・ん、どんな映像?

猛王烈:例のシルクのパジャマみたいな太極拳ウエアに身を包んだ老師らしき人が、庭の柱にロープの端を結んで、おもむろにそれを手首から腕まで、グルグルと巻き付けはじめたんスよ。ロープの長さ分を腕に巻き付け終えると、今度はそれを反対向きにグルグルと回しはじめて、再びロープを元の長さまで伸ばして行くんスよね。

の ら:それって確か、漫画の「拳児」に出てこなかったっけか・・?

猛王烈:そう、拳児が中華街の八極拳の先生に教えてもらうところでしたよね。オレとしては宿敵のトニー・タンや、モミアゲの長い空手のセンセイの方がよっぽどカッコいいと思えたんスけどね。
 で、その次には、もっと驚く映像が出てきたんスよ。何と洗濯物を干すようにロープを張って、そこに自分が洗濯物になったように腕を掛けて、左右両方でグルグルと纏絲勁の練功の動きでロープを腕に巻き付けているんです。コレって一体何をしているんだろうかと・・

の ら:ふむ。それをやっている人の、肝心のその時のカラダの状態はどうだった?

猛王烈:動いていないっスねぇ。ウチで教わるような「構造の変化」では全くなかったス。本当に構造が動いている老師は、ウチが出している資料映像の中にもホンのわずかしか見られないスよ。

の ら:なるほどねぇ・・でも、そういう練功が本当に太極拳にあるのだとしたら、それはとても興味深いコトよね。

猛王烈:興味深い?、のらさんは、あんな物干しロープのグルグル巻きが、本物の太極拳の練功だと思えるんスか?

の ら:正直なところ、その話を聞いている限りではそうは思えないわね。身体がきちんと使われているならともかく、単に腕や足にロープを巻き付けていくだけでは纏絲勁の訓練にはならないでしょうからね。だけど、他の門派が纏絲勁をどう捉えているか、纏絲や勁力をどのようなものだと考えているかが、それによってよく分かるじゃないの。

猛王烈:なるほど。でも、するってぇコトはつまり、のらさんには纏絲勁の何たるかがもうすでにキチンと見えている、ってコトなんスね?

の ら:いやいや、決して何もかも見えているってワケじゃないのよ。けれど、それが基本的には何も「気や丹田」の概念を借りずとも解ける、ひたすら「人体の構造」から生じる、極めてリアルものであると言うことと、それを理解したり修得したりするための明確な練功や学習体系が太極拳にはきちんと整備されている、というコトくらいは、太極武藝館の末席に置いてもらっているこの私にも、ようやく分かってきたのよ。

猛王烈:いつも思うんスけど、そういう「人体構造から解く太極拳」の学習体系を持っている門派会派って、フツーに日本にも、世界にもたくさんあるんスかねえ?、ウチにはいろんな門派から入門してくる人が居ますけど、その人たちはみんな口を揃えて、そんな学習体系は全然無かった、よそを探してもどこにも無かった、だから武藝館に来た、って言ってますけど。

の ら:まあ、かつて日本に太極拳が入ってきた経緯を考えれば、それもムベなるかなだけれど。「本物」は決して鳴り物入りでやって来たりはしないわ。ましてや太極拳の真伝が中共政府の政策を担いでやって来るワケがないでしょ。それはどんな分野でも同じコトよ。
 たとえば、茶道文化を外国に広めていこうとするときに、宗匠が現地に行って、人を集めてお茶を点てて、それを外国人が見て、見様見真似でひたすら同じことを繰り返しやっていくことが真の茶道や真の伝承だと思える?

猛王烈:いや、全然ちがいます。それはただの紹介イベントっすね。

の ら:そうでしょう?、太極拳でもそれと同じ事があるんじゃないかしら。
 それを見せに来た人が宗匠だろうと陳氏の伝人だろうと、伝承というのは「誰に、何を、どのように伝えるか」が問題であって、「誰が来たから」「何回来たから」「日本に大組織があるから」とかいうようなコトではないでしょ。日本に居住する中国人伝人の中には、ロクな指導も無いまま、会員を増やして支部ばかり造って広めたがる人も多いみたいだしね。
 そりゃ、何百人も集まって套路をやれば壮観でしょうけれど、果たしてその中の何人が太極拳の原理を分かっているのか、教わっているのかは、ちょっと疑問よね。

猛王烈:うーん、まったくその通りスね。オレの知ってる人で、彼はある有名な陳氏の伝人に就いて二十年も練拳しているんスけど、どうも筋肉の使い方ばかり教わって、纏絲勁は筋肉の力強いヒネリの運動で起こる、と教わってるって言ってました。ウチみたいに、構造を細かく教わったり、『四両発千斤』をひたすら追求するようなことは、ぜんぜん無いみたいです。弟子の人でも、触れただけでフッ飛ぶようなことは無いと言ってました。
 ・・というか、人が吹っ飛ぶのは太極拳ではないと言う人まで居ますからね。調べてみたら、その人が教わっている老師は人を飛ばせない、っていうオチが付いている・・・

の ら:あはは・・ウチの師父みたいな人は現代では珍しいかもね。門人を際限なく増やしたら、まともな中身が教えられないでしょ?、って仰るからね。

猛王烈:それでもウチの道場には五十人も来ているんですよ。それも北海道から島根や四国まで、遠いところからはるばると稽古に通ってくる。アメリカから訪ねてきて入門した人も居ましたよね。それほど愛好者の情熱を掻き立てるものが、この太極武藝館にはあるんですよね。

の ら:そうね、私もずっと学習意欲を掻き立てられ続けているもの。こんなに太極拳が素晴らしいものだって、纏絲勁がすごいものだって、この道場にご縁がなかったら絶対に分からなかったと思うわ。何より、私でも纏絲勁がだんだん分かってくる、身に付いてくるのがスゴイと思うのよ。ウチはごく普通の主婦が研究会の大きな人を、触れただけで飛ばしたりするでしょう?、他門派から来た人は、その光景が信じられない、って言うわよね。

猛王烈:のらさん、その映像を、動画で出しましょうよ!、多くの人に見てほしいなぁ・・オレもこの目で見るまでは半信半疑だったけど、入門してからは毎回驚きの連続で、三ヶ月後に師父と手合わせしてもらったんですけどメチャクチャ怖くて・・ホント、ハンパじゃないっスよ。もう、死ぬかと思いました。近ごろの陳家溝の若手の散手なんかとは全く別モノですね。

の ら:それも、空手の応用だとかいうものではなくて、たぶんこれまで誰も見たことのないような戦い方だよね。あれは纏絲勁の原理なればこそなんでしょうね。そうそう、来年のカレンダーが出来たから、ちょっと先に見せてあげようか・・・ほら、この写真、見てごらんなさい!!

猛王烈:うわっっ、なんスか、この飛び方は?!、人がこんなカタチで飛ぶもんスか?・・

の ら:そう、まるで洗濯機のなかでグルグル回されているような飛び方をしてるでしょ。
これが師父の発勁の特徴よ。こっちの写真を見てごらんなさい、ほら・・・

猛王烈:あっ、腰相撲で、押している人たちが、あっちこっちに飛んでいる・・・・

の ら:もっとよく見てごらんよ。飛ばされる方向に、みんなが渦を巻くように飛んでいるでしょう?

猛王烈:ホントだ・・師父が返した方向に、みんなが渦状に飛ばされてる・・・

の ら:正しく纏絲勁が身に付いていないと、絶対にこんなふうにはならないでしょうね。体をグリグリと捻りながら相手を押している程度では、こうは飛ばないわ。カラダ自体が纏絲そのものにならないと、物理的にこんなコトは起こらないと思うのよ。


螺旋の構造

猛王烈:すげぇなぁ、オレも出来るようになりたいっス!、纏絲を理解するための一番の重要なポイントは何でしょうね?、やっぱりハイハイをひたすらやるしかないのかなぁ?
 ・・・あ、やっとサブタイトルの内容になってきましたね、ははは。

の ら:ハイハイは確かに重要なポイントよ。歩く練功である歩法との違いは、何と言っても手も使って歩く「手足歩行」という事にあるわね。歩行移動するために足だけではなく、手も使う。そうすることによってイヤでも体幹部が動く、ということがミソでしょう?

猛王烈:ははぁ、鳴歩道座和有度!・・ハイハイにはそういう意味があったんですね。

の ら:そんなコト、ずっと前から言ってるじゃないの。(漢文でしゃべるなよナ)

猛王烈:はは、そう言えば・・・(^▽^;)

の ら:前回の「螺旋の構造・その5」にも書いたけど、仮に進化論が正しいとして、かつて四足動物だった頃には出来なかった高度なことがすでにヒトには出来るのだから、人間サマが今さら四足動物だった遙かな昔を思い出さす必要はない。太極武藝館のハイハイの練習はヒトに進化する以前の、大昔のDNAを呼び起こす事が目的ではなく、二足歩行動物に進化した「人間の構造」に目覚め、それを理解するためだと思うのよ。

猛王烈:アハ、相変わらず立て板に水、ペラペラ出ますねぇ。するってぇと、近ごろ稽古でやっている「新・タイ爺歩き」は、もしかして「歩くハイハイ」ってコトになるんスか?

の ら:あーら、冴えてるじゃないの、そう、そのとおりよ!!
 「タイ爺歩き」には、螺旋の構造を掴むためのヒントがたくさん隠されていたでしょ?、そして次に「ハイハイの練習」。ハイハイは実際にやってみると各自の手足の運行パターンが違っていて、それが順体と拗体の違いだということがよく分かったわね。だから小学生やそれ以前の年齢の子供のほうがハイハイを正しくできた。格闘技をやってきたような人や、ムキムキ拙力運動をやめられない人ほど、ハイハイが拗体になったわよね。
 そして、今度の「新・タイ爺歩き」・・・これはもう「究極のハイハイ」と言っても良いでしょうね!!

猛王烈:この練習法はスゴイですね。でもオレ「新・タイ爺歩き」で上手く走れないんスよね。走るとすぐに拗体になってしまって。棍も床に着けなくなるし、リズムもバラバラになっちゃって・・・

の ら:構造が分かっていないと・・っていうか、構造が確立されていないと、すぐに拗体になるわよね。特に走ると、まったく誤魔化しが効かない。出来ているようなつもりになっていても、すぐにボロが出てしまうわね。

猛王烈:そうそう、運動神経で巧く合わせてやろうと思ってもすぐ拗体になるんスよね。ある意味分かりやすいというか、構造が身に付いていないことが丸分かりになりますね。
とても師父みたいにアレで駆け足で退歩(トイブゥ)なんか、絶対に出来ないス・・・

の ら:いつか必ず出来るようになるわよ。その時にはカラダが自然に「纏絲の構造」を体験しているというコトね。そうそう、猛くんはスキーが得意よね。スキーで上手にターンが出来る人なら、そこにたくさんのヒントがあるわよ。ゲレンデで研究してみたら?

猛王烈:スキーっスか?、よっしゃ、やってみます。オレはこう見えても「白銀の若大将」って呼ばれたくらいスからね。エヘン。

の ら:あはは、よく言うよ。「ゲレンデの猿の惑星」みたいな顔をして・・・
 スキーもね、ターンができれば良いんじゃなくて、高度な構造を使えないと駄目なのよ。下手がやるとターンが大きくなるでしょ。あれはチカラで蹴っているからよね。小さくターンが出来る人でも、蹴り方で工夫してたらそれも間違い。結構難しいワよ、この課題は。

猛王烈:ひえぇ、何だか大変そうだけど、幸い今年は雪もいっぱいあるし・・・
 よし、頑張るぞ、さっそくウチに帰ってカミさんに「オイラをスキーに連れてって」ってお願いしてみようっと・・!!
 のらさん、今日はありがとうございました。来年もまた、いろいろ勉強させてください。ヨロシクお願いします。

の ら:こちらこそ、来年も稽古を頑張ろうね。またいつでも遊びにいらっしゃい!

猛王烈:ありがとうございました、よいお年を!! 
 ♬ コイビトがサンタクロ〜ス・・つむじ風ぇ追い越しぃ〜て〜♪・・っと・・・


                                 (つづく)

disciples at 19:02コメント(18)歩々是道場  

コメント一覧

1. Posted by ゆうごなおや   2012年12月29日 10:03
猛くんの「新・タイ爺歩き」の話は、全くそのとおりで、動きが早くなればなるほどボロボロです。どの練功においても言えることですが、「こうしてやろう。」と身体の操作をしてしまうと、拙力になってしまい、相変わらずそこで力み続け、抜け出せないでいます。
最近になってやっと、身体を整える站椿、ファンソン、中心を使う、手足の動き、螺旋、纏絲、そしてあの突き抜けるようなパンチに、少しだけ繋がったような気でいます。整えた状態で居られること。非常に難しいですが。
今のところ自分の推測でしかないですが、その末端にでも触れられるように来年もバシバシいきます。
ありがとうございました。次回も楽しみです。
 
2. Posted by 円山玄花   2012年12月29日 20:22
フリーエネルギーに始まって、UFO、纏絲勁にスキーと、年末に相応しい盛り上がり・・いえ、盛りだくさんの内容で、とても面白く、一気に読んでしまいました。なにか、最後は上手に雪煙に巻かれたような気もしますが…(^_^;

記事を読んでいて、外門の方に「いつか、武藝館が武術の駆け込み寺と呼ばれる日が来るかもしれませんね」、なんて言われたことを思い出しました。
その当時は、”そんなことはないだろう”と思っていましたが、改めて指導される稽古内容や、
ブログでの展開、ホームページの内容を見直してみると、やっぱり視野が広いなぁと感じました。
プラスして目の付けどころがシャープと言いますか(笑)、既成の価値観や概念に囚われずに、その物事を、ものごととして研究・探求し続けられていることが、随所に感じられるのです。
これぞ学習者としてのあるべき姿と言えるでしょう。

太極拳が、太極拳と呼ばれた由縁。それが科学的に明言される日も、そう遠くないかもしれないと、のらさんの記事を読んでいて思いました。
今年の年越し稽古は、「新・タイ爺歩き」に決まりですかね!?

よいお年をお迎えください!
 
3. Posted by まっつ   2012年12月30日 00:21
「新・タイ爺歩き」で、
螺旋に動かすのではなく、
螺旋に働くという事の意味を少し理解できました。

纏絲勁訓練も同じくなのですから、
稽古自体も「自ずと働く」ように導く事が大事なのですね。

この年の瀬に「螺旋」がテーマとは、
何かのプロローグのようにも思われますが・・・(ごくり)

来年もいろいろと期待してます!
 
4. Posted by とび猿   2012年12月30日 22:25
昨日、1歳半の姪が遊びに来て、元気そうにそこらじゅうを走り回ったり攀じ登ったりしていましたが、ロープを巻きつけるような動きや捻じる動きは見えなかったですね。
そもそもあのやわらかい体とバランスでそのようなことをしたら壊れてしまいそうです。
その姿を見ていても、元々人間の動くことの発想に、捻じる様な動きはなかったのだろうなと思いました。

次回も楽しみにしています。
よいお年をお迎えください。
 
5. Posted by tetsu   2012年12月30日 23:09
ユーモアを交えながらも要所要所で鋭いことが書かれてありますね。さすがのらさんの記事です!螺旋の構造はまだまだ自分には理解できない奥深い課題です。しかし、師父に飛ばされているときは確かな実感として螺旋が働いています。
稽古に参加すれば参加しただけ新たな発見があります。またこのようなブログの記事も自分にとっては稽古の一環となります。
また来年も実際の稽古、ブログでの稽古に精進していきますので宜しくお願いします。
 
6. Posted by ユーカリ   2012年12月31日 02:01
「新・タイ爺歩き」が「歩くハイハイ」?×○△■☆(@@)!!!
そして、〜ハイハイの練習は、二足歩行動物に進化した「人間の構造」に目覚め、理解するためのもの〜
何だか、この年末に、物凄く興奮しています。
ありがとうございます、のらさん!!
私にとって、ハイハイの練習は、構造とその変化を理解するうえで、なくてはならない物だったのです。ともすると「大昔のDNAを呼び覚ます為に…」的発想に流れてしまいがちな私を現実に引き戻して頂き(笑&汗)、その意味をじっくりと噛み締める機会を与えて頂きました。

今まで一つのことを理解するために示して頂いた練功の数々を、大切に、その意味を感じ、理解しながら、改めて練ってゆかねばならないと思います。

数年前の忘年会で師父が披露してくださった靴ひもほどきのマジック(片足立ちで、浮いた方の足を、注意深くシェイクして靴ひもをほどいてしまうというもの)は、フリーエネルギーと躰使いが調和してなされた技なのでしょうか…?

のらさん、いつも面白く解りやすい記事をありがとうございます。来年も期待しています!!
 
7. Posted by 太郎冠者   2012年12月31日 02:20
UFOといえば、つい先日、ロシアのメドヴェージェフ首相が、
「宇宙人は実在する。詳しくは(映画の)メン・イン・ブラックを見てくれ」
とTV番組で発言したとして、話題になっていましたが・・・。

SF映画かよ!と突っ込みたいところですが、立場が立場の人間の発言だけに、どうとらえていいものやら。
とりあえず保留、といったところでしょうか(笑)

UFOの研究をするにはカガクリョクが足りないですが、新・タイ爺歩きは、奥が深いと思います。

もっとも、奥深いと言えばどれもこれも奥深くなってしまうのですが。

来年も、面白い記事を期待しています。
 
8. Posted by のら   2012年12月31日 13:36
☆ゆうごなおやさん

身体操作は、実は操作に非ず、身体の極意は歩くような自然な運動にあり、というところでしょうか。站椿をやり込んでいくと、それが身体を整えるための最も基本となるものであるということが分かりますね。
師父の、あの突き抜けるようなパンチは、その整った身体から、歩くような自然な運動によって繰り出されるものだと言うことになりますね。

本年もご愛読をありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
9. Posted by のら   2012年12月31日 13:37
☆玄花さん

武藝館が「武術の駆け込み寺」というのは、面白いですね。
現に驚くほど多くの外部の方がホームページやブログを読んで下さっていて、その内容に共感してわざわざ遠方から引っ越してきてまで入門する人まで居られるのですから、私たち門人も誇りを持って、そして気を引き締めて稽古に励まなくてはならないと思います。
師父は太極拳の核心である「纏絲の法」を科学的に解明され、今年は昨年に引き続いて更なる大きな発見があったと仰っていますから、来年の稽古がますます楽しみです。
「新タイ爺歩き」は、まるで太極拳のウソ発見器のようですね。

本年も毎回拙稿にコメントを頂き、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
10. Posted by のら   2012年12月31日 13:37
☆まっつさん

「動かす」のではなく「自ずと動く」のである、
というのは、師父や玄花教練が日頃からずっと繰り返し仰っていることなのですが、
私たちの自分勝手なマインドはそれを否定したり忘れたりして勝手な解釈を付け加え、「どうやって動かせば良いのか?」などと考えてしまいますね。
よく見かける纏絲勁を演じた映像には、明らかに螺旋に動かしているものも少なくなく、
私たちが学んでいるものが如何に貴重であるかを痛感します。

本年もご愛読をありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
11. Posted by のら   2012年12月31日 13:38
☆とび猿さん

ヒネル、ネジルというような動きは、もともとヒトとして不自然なのでしょうね。
ウチに入門して真っ先に注意されたことは、捻らない、回さない、蹴らない、力まない、
ということでした。
当時はそれを聞いても何のことだか一向に分からず、その注意点を守ろうとすると
何も動けなくなって、こんなことが本当の太極拳なのかと疑問にさえ思えたものでした。
ある程度の年月を経た今となっては、それを守るというよりは、それが起こらないような身体の状態・・「無極」こそが太極拳の勁が生じる状態なのだと理解できます。

師父が六十歳を目前に、ますます研究に励まれ、未だに大きな成果を出し続けておられることは、私たち門人の大きな励みとなっています。
私たちも門人として恥じないように練拳に励まなくてはならないと、心を新たにして新年を迎えたいと思います。

本年もご愛読をありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
12. Posted by のら   2012年12月31日 13:38
☆ tetsu さん

いつも記事を読んで下さり、ありがとうございます。
拙稿が稽古の一環などと言って頂くと、恥ずかしくてどうしようもありませんが、
来年もまた懲りずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

来年のカレンダーの写真は、これまでの飛ばされ方とは違うものが多く写っていますね。
変な言い方ですが、まるでイヤミさんのように「シェー!」とやりながら飛んでいるような、或いは竜巻や渦潮に巻き込まれた人のように、手足が別々の方向に捻られながら飛んでいる姿なのです。
しかも、これは師父の発勁に限らず、一般門人の対練でもそれが見られるのですから、
嗚呼、何という道場なのでしょうか!!

来年も益々の練拳をお祈りしております。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
13. Posted by のら   2012年12月31日 13:40
☆ユーカリさん

そう、そのとおりっス。
亀屋万年堂のナボナが「お菓子のホームラン王」であるように、
クワタの女房が「歩くコンビニ」であるように、
「新タイ爺歩き」は、「歩くハイハイ」っスよ。

けど、師父の「靴紐マジック」は、ちゃんとしたマジックすね。
マジックだって、みんなに断ってやられたんスけど、
師父がやると、スプーン曲げも、門人の手の中で曲がったカギも、
手のひらから火が出て五百円玉に変わったのも、
みーんな、ほんまモンのリアリティに見えてくるから不思議っスが、
やっぱりマジックはマジック。
フリーエネルギーとは、まあ、このサイ関係ない。
あまりそんな風に考えすぎない方がいいっスよ。
                     (猛王烈:談)

本年もご愛読をありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
14. Posted by のら   2012年12月31日 13:42
☆太郎冠者さん

映画の題材になるものは、実は実際に起こっていることなのだ、
と聞いたことがあります。
するってえと、メンブラもリアリティなのかいナ、と思えてくる・・・
ゴキブリの多いところには、きっと宇宙人が多いカモっすね。(あれ?感染っちゃった)

ウチの練功はみな奥が深い。
奥深いから、欲深くやっていきましょう。
よーし、来年はもっと取るぞぉ!!

本年もご愛読をありがとうございました。
太郎さんも、来年は頑張って記事を書いて下さいね!!(グサリ・・)
どうぞ良いお年をお迎えください。
 
15. Posted by マルコビッチ   2013年01月01日 00:23
とても興味深い内容でした!
フリーエネルギーという言葉は、恥ずかしながら初めて耳にしました。
宇宙空間のそこかしこに満ち溢れているエネルギー・・って、なんかワクワクしますね。
UFOの動力、太極拳の原理・・・螺旋の認識・・
うわ〜年が明けてしまいました!!
コメント遅くてすみませんm(__)m
もっともっといろいろな事が知りたいし、実感したいです!
自分の知らなかった事に触れると、閉ざされている脳の鍵が開いたような感じがします。
そしてその扉のもっと奥へ進んでいってみたくなります!
しかし、そんな未知の研究をしている科学者達が研究の妨害にあったり、抹殺されているなんて・・人の欲望というものは果てしなく愚かな方向にも使えるものですね!
今年もよろしくお願いします。\(^O^)/
 
16. Posted by のら   2013年01月02日 13:21
普通の人が知っている『太極拳の原理』というのは、恐らく「どの様に動かすか」ということでしょう。つまり太極拳は「太極拳の運動」であり、纏絲勁は「纏絲の運動」「螺旋の運動」であるというのが愛好者や修行者の大方の認識ではないでしょうか。
しかし師父が数十年に亘って研究を続けられている太極拳の真諦は「運動」ではなく「構造」にあります。そのコトが認識されていないと、ヨガだの、ヘンテコリンな運動だの、果ては他国や他門派の武術など、多方に旅をしたり浮気をしなくてはならなくなったりするのでしょうね。

太極拳の原理は太極拳でしか解けない。
ずっと秘密にされてきた本当の太極拳の原理は「基本功」の中に隠されてあり、無極椿はその最たるものである、というのが師父の結論です。師父はそこから多くを学ばれ、解き明かされ、さらなる高みにある原理法則を解明されつつあります。
その観点から照らし観ることができれば、この地球も宇宙もUFOも、皆同じ法則が見られるのだと思います。太極拳はその普遍の法則に従って行われる武術なのでしょう。

以前に、師父がプールで歩かれていたとき、歩いた後ろの左右に、まるで二つのオールで掻いたように幾つも水が渦を巻いて、いつまでもその渦が残っていたのを思い出します。
歩けば太極拳、息をすれば太極拳、という境地に、早くなりたいものですね。

本年もどうぞよろしくお願いします。
 
17. Posted by ハイネケン   2013年11月02日 10:13
遅いコメントで、すみません。
ハイネケンです。

私は見た事ないですが、父が若い頃、北海道で友人三人とUFOを見たそうです。
怪奇、神秘現象なんか興味無い父ですが…

柔功すら満足に出来ませんが、ハイハイをきちんと考えて見ます。
 
18. Posted by のら   2013年11月19日 17:05
☆ハイネケンさん

コメントをありがとうございます。
見つけるのが遅くなって申し訳ありません。
ハイネック博士の話から、ハイネケンさんの名前を勝手に出させて頂きました。
大変失礼いたしました。

やっぱり、北海道にはUFOが出る確立が高いんでしょうか。
私も一度で良いから見てみたいものです。

ハイハイは、優れた練習法だと確信しています。
冬の北海道は、ハイハイに最適な環境かも知れませんね。
 

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