2012年11月01日

連載小説「龍の道」 第99回




第99回 インテリジェンス(8)


「日本の主要なメディアは、そのとんでもない事実を知っていて一切報道しようとしない。日中平和友好という美名のもとにね──────────────」

「いったい、何があったと言うんですか、そのウイグルで?」

「核実験よ。それも、その土地に住む人たちに全く知らされず、誰ひとり避難させず、被爆者の救済も全く行われない非人道的な核実験が、ウイグルで繰り返し行われてきたのよ」

「ええっ・・!?」

「中国共産党は 1964年10月、ちょうど日本で東京オリンピックが開催されている最中に、核武装計画に基づく核実験をウイグル人が居住する東トルキスタンの地で開始し、それ以来核爆発の実験を繰り返し続けているの。日本人がNHKの ”シルクロード” で歴史ロマンの印象が強く植え付けられた ”楼蘭(ろうらん)” 遺跡の周辺がその実験の中心地よ」

「・・な、何ということを!!、中華人民共和国、自国の国民が住むところで、何の予告もなく、誰も避難させずに、その核実験をやったというのですか!?」

「そう。それも一回や二回じゃなくて、楼蘭遺跡の周辺から北西200kmに及ぶ広い範囲で、総数46回、総威力22メガトンもの核爆発実験が強行されたのよ。それは広島に落とされた原爆の1,400発分に相当するもので、地表での爆発やクレーター型の地下核爆発によって、その地域は非常に広大な範囲で核物質が地表物と混合して汚染されてしまった。シルクロードにある、サハラ砂漠に次ぐ世界で二番目に大きいタクラマカン砂漠は、それによって核の砂漠と化して、その汚染は1,000kmも離れたカザフスタンまで及んでいることが確認されているのよ。日本人はもう、世界で唯一の原爆被害者では無くなったということね」

「そんなことをされたウイグルの人たちは、今どうなっているんですか?」

「英国からの信頼できる情報によれば、ウイグル人の20万人以上が急性死亡し、130万人以上が急性放射線障害などの甚大な影響を受け続けているということよ。共産党から漏れた機密情報によれば、現地ではすでに75万人の死亡が確認されたというわね」

「ひどいっ、何てひどいことを!!、自国の国民、言わば同朋に対して、どうしてそんなひどい仕打ちが出来るんだろうか?!」

「彼らがウイグル人、つまり ”漢民族” ではないからよ──────────────」

「ただ、それだけの理由で?」

「そう、ただそれだけの理由よ。漢民族にしてみればそれだけでも充分な理由だし、あの忌まわしい中国共産党の方針としては尚更のこと。相手が異民族なら煮ようが焼こうが、殺そうが犯そうが何とも思わない。ウイグルはイスラム回族だから、それはむしろ当然だと考えているのよ。共産主義は宗教を阿片として弾圧するからね。”人命は地球よりも重い” などと公言する日本人のような考え方は全く持ち合わせていないのよ」

「NHKは、その核実験の事実を知らずに、シルクロードで楼蘭遺跡の周辺を取材していたのでしょうか?」

「いいえ、その地で核実験が行われていることを知った上での取材だった事が、NHKが刊行した 【シルクロード第三巻・幻の楼蘭・黒水城(カラホト)】という本の中に明かされているわ。日中共同取材であったにも係わらず、楼蘭とカラホトだけには撮影許可が下りず、中国政府と度重なる交渉の末にやっと特別に許可が下りたそうね。
 NHK取材班は楼蘭が重要な軍事基地であり核実験場であることを知っていたけれど、これまで誰も取材したことのない歴史上重要な土地に足を踏み入れる許可が下りたことを中国スタッフと共に喜んだと、その時の様子が書かれているわ」

「取材許可を喜ぶ?・・・だってその土地は極度な放射能で汚染されている核実験場でしょう?、そこに生身の人間が取材に行くのを喜ぶなんて・・・確か楼蘭には作家の井上靖さんも同行していましたよね」

「番組とは別に、あの平山郁夫画伯も楼蘭に行ったそうね。画伯は楼蘭に魅せられて何度か現地を訪れて作品を遺しているけれど、その時の様子は彼のエッセイに、 ”寂として画用紙を這う鉛筆の音だけが異様に大きく響く。明るい陽光が鉛筆の陰影を浮かばせている。見渡す限り一木一草もない死の世界だ” ・・・などと書かれている。もし平山画伯がその景色を核実験場の光景だと知らずにそこで絵を描いていたとしたら、それは悲劇としか言いようがないわね。彼が見たのは本当の意味での ”死の世界” なのだから───────────」

「夏目雅子さんが三蔵法師役になった日本テレビの ”西遊記” のシーンにも、楼蘭で撮影されたものがあるそうです。実際には、シルクロード取材班や西遊記のスタッフにも、少なからず被爆の影響が出ているんじゃないでしょうか?」

「当然、その可能性は大いにあるでしょうね。NHKの番組は大きなシルクロードのブームを巻き起こしたけれど、これではまるで中国共産党の肩を持つ偽装番組だと言われても仕方がないわね。現にNHKは、中国や韓国・北朝鮮に賛同するような報道や番組をたくさん作り続けているし」

「日本の文化や歴史を否定するような放送を行いながら、公共放送として国民から受信料を取るのは全くもっておかしな話ですね。まるで反日国家の放送局みたいだ!」

「NHKに限らず、日本の主要メディアには中国や朝鮮のお金や工作員がたくさん入っているから、これからの日本は大変よ。ほとんど全ての報道は中国・朝鮮寄りだと考えた方が良いわね」

「番組の影響で、近ごろはシルクロードへのツアーも流行っているみたいですが」

「わざわざ好んで危険な核汚染地域を訪ねるということになるわね。何よりも、中国のこのような危険で卑劣な核実験という行為に全く触れずに番組を制作して放送を続け、書籍やビデオを販売し、中国ブームの一端を担っているというNHKが全く理解できないわね。それが日本の公共放送だというのだから大問題よ」

「日頃から ”ノーモア広島・長崎” を声高に叫んできた日本の反核・反原発の平和団体も、そんな中国の暴挙に対しては、どこも何の反対行動も起こしていないようですね」

「反対するワケがないわよ。彼らは ”日本の核” に反対しているのよ。彼らが信奉する共産主義中国が核兵器や原子力潜水艦を持つことには何の反対もせず、黙認・容認する。それらの団体は社会主義思想に凝り固まった、単なる偽装反核集団に過ぎないんだから。
 何よりも、ウイグルの民族を絶滅させるような核実験を行っている目的のひとつは、日本に核ミサイルを撃ち込めるようにすること。日本を滅ぼし、日本を支配することは彼らの長年の夢なのだから・・・」


編集部註:

 核実験が行われた1964〜1996年の間にNHKのシルクロードに魅せられて現地を訪問した日本人の数は27万人に上る。しかも年間1〜3万人の規模で日本人が最も多く訪問した1990年代には、最も危険なクレーター型の核実験(セダン核実験=2段階熱核爆弾)が行われたという現地人の証言がある。
 それ以後も、今日まで約84万人もの日本人が極度に核汚染された現地を観光訪問しているのは国家としても大問題であるはずだが、なぜか政府や国会では全く取り上げられず、旅行者の健康被害調査も行われていない。

 この問題は、札幌医科大学の理学博士・物理学者の高田純教授がいち早く取り上げ、雑誌「正論」2009年6月号に【中国共産党が放置するシルクロード核ハザードの恐怖】という論文を掲載している。
 高田博士はその後も精力的に調査・研究・講演・著作を行い、各方面に向けて警鐘を鳴らし続けており、核ハザードの危険を隠してきたシルクロードの番組に対し、NHKに公開質問状を送っている。高田博士の活動や著作は欧米のメディアには高く評価され、各国で衝撃的な事実として取り上げられている。

 中国がウイグルで行ってきたこれらの核実験は、英国BBCテレビのドキュメンタリー番組「Death on the Silk Road」で放送され、現在も YouTube 等で世界中に発信され続けている。



「しかし・・・いくら中国でも、異民族というだけで、同じ国に住んでいる人間に対して、それほどまでに非人道的な扱いが出来るものなのでしょうか?」

「中国は平然とそれが出来るわね。それが ”民族浄化” といわれる政策なのよ」

「民族、浄化・・・?」

「そう、中国は人口の九割以上が漢民族だけれど、古くから言葉も文化も違う五十以上の少数民族が同じ国に暮らしている。それら異民族の中でも、漢族からの独立を強く望んでいるのがウイグル族とチベット族。けれども中国共産党は独立を決して認めたくないので、反対に武力で恫喝して漢民族を彼らの土地に大量に入植して人口の比率を漢民族優位にしようとしている。それを民族浄化と言うのよ。ひと言で言うなら、その民族自体をこの世から葬り去ることが目的ね」

「そんなことが、あの中国で・・・・」

「決して中国だけの話じゃないけれどね。第二次世界大戦でナチスドイツの傀儡ファシスト国家だったクロアチア独立国の教育大臣は、”我々はセルビア人の三分の一を殺害し、三分の一を追放し、三分の一をカトリックに改宗させてクロアチア人にする” と民族浄化を示唆する発言をしたことで有名になったわね」

「そんなこと、初めて知りました。何人の日本人がそれを知っているんだろう・・・」

「中国共産党の民族浄化は、まず異民族が多く住む土地で、選挙や議会などを掌握できない場合は嫌がらせや暴力で自治体を乗っ取り、異民族に対して誹謗中傷の宣伝活動をして、異民族が漢族への反乱を企てているとか、戦闘準備をしている、異民族の主要人物が重大な犯罪に荷担している、などといったデマを流して、漢族に不安や恐怖、敵対心を植え付けていく。漢族の住民に疑心暗鬼を生じさせ、異民族に対する不信感を煽っていくわけよ。
 その上で、軍の工作員が扇動した民兵を使って、異民族の住居や店舗、事業所などを襲撃して暴行を加えさせ、略奪、凄惨な殺害、強姦などを行わせる。その多くは見せしめのために、わざと人目に付くところで堂々と派手に行われる。それを目の当たりにした異民族の住民たちは、家族や自分の生命、財産への危機を強く感じることになる。
 自治体が乗っ取られていれば警察も口出しが出来ないし、武器所有者や軍隊経験者のリストも容易に入手できる。つまり抵抗する勢力への襲撃対象を選定できるということね。
 あとは抵抗勢力に対して、身の安全を保障するなどと言葉巧みに武装解除させ、結局は強制収容所に送るか、まだ抵抗しそうなら反乱者と見なしてどんどん殺害する。
 自治体を乗っ取って、警察を支配下に置いて異民族の武装解除が出来たら、武力で住民の住居を次々に襲い、財産を没収し、その土地の外に強制移送するか収容所に送る。少年や成人男性は将来兵士となる恐れがあるので、ほとんど強制収容所送りにされる。
 異民族の女性は、兵士の士気を高めるためにも大量に強姦する。それによって異民族の女性には大きな屈辱と不名誉、恐怖の感情が植え付けられる。二度と漢族には歯向かわない、漢族に服従するという気持ちにさせるのよ。そして大量に妊娠させ、妊娠後も一定期間拘束して、出産の時期になったらわざと解放する。こうして漢民族の血があっという間に異民族の土地に混じって行き、漢族の風貌をした子供たちがその民族に混じってくる・・・・」

「そんな・・・とても人間のやる事とは思えません・・・・・」

「それはまだマシな方よ。完全にその民族を絶滅させることを目的に、深夜にその地域を突然襲撃して、住民を一人残らず殺害することもあるわ。ガス弾を一斉に全戸に投げ込んで、驚いて飛び出してきた人を次々に射殺する。すべてが終わったら襲撃班が引き上げ、掃除班と呼ばれる部隊がトラックでやって来て大量の死体を片付ける。一夜明けた次の朝には、その集落は人っ子ひとり居ない廃墟となっている・・・
 外部には報道されないだけで、中国にはそんな地域が珍しくないのよ。ウイグルの場合は彼らの土地を核実験場とすることで徹底的に民族浄化を図ったということね。中国がやっていることは紛れもなく、あのナチスを上回る現代の大虐殺事件なのよ」

「・・そ、そんな奴らが、日本のことを南京大虐殺とか、百人斬りだとか、ありもしない事をでっち上げた上に、もっと反省して賠償しろとか、果ては沖縄はもともと中国の属国だとか、尖閣は中国のものだとか、言いたい放題を言っているということですか!!」

「そうなるわね─────────────────」

「ゆ、許せない・・・!!」

「けれど、それは決して他人事ではないのよ。その中国がチベットとウイグルの次に狙っているのは紛れもなく台湾、フィリピン、沖縄、日本・・・そして日本にはすでに中国に荷担する政党や反日メディアが呆れるほど沢山あるから、彼らはさぞかしやり易いでしょうね。
ましてや日本は、いまだにアメリカが作った占領憲法を後生大事に守っていることだし」

「嗚呼・・張大人にもっと勉強しなさいと言われた意味が、やっと分かってきました。
 それにしても、漢民族というのは一体何なのでしょうか?、中国の人口の九割を占めると言っても、十億人以上の人間が純粋な漢民族の血を持っているとはちょっと思えない。
 僕には、漢民族という独自の血液を持つ強力な民族が存在して、それが古くから中国大陸を統一し、何千年にもわたって代々彼の地を支配してきたような、そんなイメージがあったのですが」

「それじゃ、ちょっと歴史の話に戻りましょうか────────────そもそも、中国の皇帝たちというのは ”非漢人” であるのが普通だったのよ。中国の皇帝だから漢民族なのが当たり前だという考えは全くの誤りね。そして漢人出身の皇帝の在位期間は、非漢人のそれよりもはるかに短いのよ」

「ええっ、本当ですか・・?」

「秦の始皇帝から、清朝最後の皇帝、宣統帝・愛新覚羅溥儀までを見てみると、秦、前漢と後漢、三国と晋は漢人だけど、隋、唐の皇帝は鮮卑(せんぴ)人でしょ。
 五代・十国時代の河北の五つの王朝のうち、最初の後梁(こうりょう)の朱氏は漢人だけれど、次の三つの王朝の、後唐(こうとう)、後晋(こうしん)、後漢(こうかん)の皇帝はみんなトルコ人よね。後周(こうしゅう)の郭氏、北宋・南宋の趙(ちょう)氏については、これは漢人かどうかちょっと怪しいけど、まあ一応漢人として数えてあげましょう。
 それから、北京と大同を支配した ”遼” は契丹(きったん)人で、華北を支配した ”金” は女直(じょちょく)人、全中国を支配した ”元” はモンゴル人、”明” になると漢人になったけれど、最後の ”清” の皇帝は満洲人よね」

「うわぁ、ホントだ・・!!」

「始皇帝が即位した紀元前221年から、清朝最後の宣統帝が退位した1912年までの2,132年間に、皇帝が漢民族であったことが明らかである期間の長さと、皇帝が漢民族ではないことが明らかな期間を比較してみると、全体のおよそ75%、つまり2,130年のうち、約1,600年間が漢民族以外の皇帝による支配であったことが分かるのよ」

「75パーセント!!・・中国の歴史の4分の3は、漢民族以外の人間が支配していたということですか!?」

「そう。王朝と皇帝の制度は中国文明の本質と言っても良いわけだけれど、その内容は決して漢民族が主体の支配ではなかった。秦の始皇帝以来の中国の歴史と言っても、実はそのほとんど、4分の3にも相当する期間が、漢民族以外の異民族が支配した歴史だったわけね」

「うわぁ・・これは驚きです!!、そのような歴史だったとは想像もしていませんでした。中国は、千六百年間も他民族からの支配を受けた国なんですね!!」

「しかも、それら異民族の支配による王朝は、決して現在の中国共産党政府が表明しているような中国式のものではなかったの。たとえばフビライ・ハーンは中原に於いて中国式の元(げん)王朝を建てたとされているけれど、実はこの解釈は大間違いで、フビライ・ハーンが1,271年に採用した「大元」という国号も、実際にはモンゴル人が敬って止まない「天」を意味するもので、中国語の「大元=偉大なる元=Great Yuan」とは全然意味が違っているわけよね。
 それに、フビライ・ハーンが金の中都に建設した大都(北京)は行政の中心として機能していたのだけれど、ハーンの宮廷は高原の大草原地帯を季節ごとに移動するもので、冬になると寒さを避けるために北京の大都に戻ってくることを繰り返していたのよ。それは全く漢民族のスタイルではないし、中国式にも思えないでしょ」

「だんだん分かってきました・・・要するに漢民族というのは単一民族ではなく、複合的な民族なんですね?」

「そういうこと。中国の歴史は民族と人種の絶え間ない混合の歴史。異民族でも漢族の伝統や文化を受け容れれば漢族と見なされてきたのよ。長い歴史の間に多くの他民族との混交の歴史を経て、今の漢民族が造られてきたというわけね」

「だから同じ中国人同士でも、土地が違えばまったく言葉も通じないし、筆談しても句読点も無いし、文法もマチマチだからどうしようもない、ひとつの中国語で統一も出来ない・・何てコトが今でも実際に起こっているわけですね?」

「漢民族の話す言葉ひとつを取っても、北方民系の晋語、広府民系の広東語、呉越民系の呉語、贛府民系の贛(かん)語、湖湘民系の湘語、客家民系の客家語、閩民(びんみん)系の閩語、巴蜀民系の蜀語、台湾民系の台湾華語・・と、思い付くだけでもこんなにあるのよ」

「スゴイですね、いわゆる ”方言” というものですか?」

「それを方言と称してはいるけれど、日本なんかの方言とはまるで違っていて、実際にはお互いに何を言っているのかまるで分からないんだから、方言というより ”外国語” と言う方が近いわね。漢民族には共通語さえ無かったということね。
 普通話(プートンホワ)と呼ばれる現在の共通語は北京語系の言葉だけど、たとえば巻き舌音は北京語の音にしかなくて、それ以外の地方の中国人には発音も出来ないし聞き取れもしない。普通話は地方の人にとっては外国語に等しいわけね。毛沢東が北京語の発音さえできなかったのは有名な話よ」

「あの毛沢東が?、中国の普通話である北京語の発音ができない・・?!」

「言語でさえこの有り様では、そもそも国家を統一することなど、どだい無理な話よね」

「たしかに・・・・」

「文字にしてもそう。中国では50種以上の少数民族が用いる言語以外に、さらに中国語とされる言葉が何十もあるのだけれど、それらの中ですべて漢字で書けるものは、北京語と広東語のたった二つしかないのよ。それ以外のものは、たとえ上海語だろうと福建語だろうと、文献や共通語から借りてきた言葉以外は決して漢字では書き表せないの」

「いやはや、それでは大変ですね・・・・」

「日本人が普通に想像するような、同じ言葉を話し、同じ文字を用いる十二億の中国人はどこにも居ないのよ。つまり、同じ言語や同じ歴史を共有する ”ひとつの国” の国民など、中国には全く存在しないということ。毛沢東はそのような国を西洋のような国民国家にして行くために歴史を捏造し、言語を統一しようとした。そして少数民族を虐殺し、その文化を徹底的に破壊することで中国全土にいる人間を全て ”漢民族” に変えてしまおうと考えたのよ」

「そして、その ”考え方” は今も続いている─────────────────」

「そう、資本家を認める社会主義となっても、その本質は何も変わっていないわ」


                                 
                                (つづく)
 



  *次回、連載小説「龍の道」 第100回の掲載は、11月15日(木)の予定です

taka_kasuga at 22:53コメント(18)連載小説:龍の道 | *第91回 〜 第100回 

コメント一覧

1. Posted by マルコビッチ   2012年11月02日 15:34
ホントにもう何てことなんでしょう!!!
読めば読むほど胸が苦しくなってきます。
映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の中で、チベットの修行僧が砂曼荼羅をつくっている所に、中国軍がやってきてその曼荼羅を足で踏みつぶしていくシーンがあるのですが、当時の私は何よりもその場面に泣けて泣けてしょうがなかった! 
でも現実はそんなもんじゃないんですね!!
ウイグルで行われ続けてきた核実験!!
同じ人間の脳細胞を持つ者とはとうてい思えません。
それに何より、その事を知っているNHKが事の重大さを取り上げずに、「シルクロード」という番組を放映し、中国ブームを起こしたなんてもう犯罪ですよ!
それが日本の公共放送かと思うと、情けなくて涙が出ます。
それなのに、今現在「NHKスペシャル 中国文明の謎」なんて番組をやってます。
見ていないのでわかりませんが、ネットで見た限りタイトル通りの内容だと思います。
こんな尖閣諸島の事やら何やらで、何も知らなかった日本人でさえ中国に対し嫌悪感を持ち始めているのに・・・だからか??
反対に今中国で、日本の文化を取り上げる番組なんてやらないでしょ?!
・・すみません、なんかコメントが怒りのひとりごとみたいになってしまって・・・

春日さん!春日さんの知識ってすごいですね\(◎o◎)/!
大変かとも思いますが、この先もどうかよろしくお願いします。
 
2. Posted by まっつ   2012年11月03日 01:25
中共恐るべしです。
暴力的で前近代的ではありますが、
ある意味でここまで手段を選ばず、
呵責容赦ない政策を進められる事自体が脅威です。

控えめに見ても、ただ話して分かる相手ではなく、
利害関係の中に収めるか、武力を盾に牽制するしかない相手です。
この危険な国の隣国として、日本は他人事では済みません。

現在、尖閣諸島問題で鋭く対立する両国ですが、
「今、この時」に事が起こった事は僥倖かもしれないと思います。
この先では更に外堀を埋められて、
対峙する事も難しい事態に陥ったかもしれません。
この奇貨を日本人は有効に使うべきだと思います。
 
3. Posted by ゆうごなおや   2012年11月03日 09:47
以前にもコメントしたかと思いますが、自分は漫画、映画、音楽などで中国に対しては好印象だったんです。偉大なる?毛沢東の戦略がこんな小さいちっぽけな人間にまで影響しているのが衝撃的です。
本質を見極められないということは、どんなに恐ろしく、無駄に生きてしまっていることか。
見極める目を養える師の教えを受けられることは、幸せなことですね。もう人生の半分くらいは過ぎてしまっていますが…。
次回も楽しみです。ありがとうございました。
 
4. Posted by 円山玄花   2012年11月05日 02:20
ようやく、中国という国家や漢民族というものが存在しなかったという理由が、見えてきました。
このような歴史背景があれば無理もない、と言いますか、そもそもお隣の国だからといって、
似たような顔をしているからといって、日本の国家観や民族と比べる方がおかしかったのですね。

龍の道を読んでいると、これはもう、話し合いも通じない、歴史事実がどうであれ関係ない、
問答無用の関係性であると強く感じられます。現在起こっている領土問題にしても、妙に納得してしまいます。

・・ここ最近、中国の歴史でも、また自分の課題であっても、どこまで掘り下げていっても真実には行き当たらない、行き当たったと思えるものもまた、真実ではなく捏造されたものであったり、真の真実ではないのではないか、という疑問が次々に生じるような感覚に陥っていましたが、それは結局自分自身の視野が狭く、見ている自分を信頼できないような、緊張して寛げない状態だったのだと、今日の稽古で思い至りました。
私たちが日々学んでいる太極の法則を以て物事を見てみれば、どうしようもないと思える問題にも光を見出せるような気がしてきました。
 
5. Posted by とび猿   2012年11月05日 09:35
何もかもバラバラで、力で強引に纏めたような状態ですね。
やっていることも滅茶苦茶です。
それを平気でできるのは、ちょっと理解し難いですが、この話を聞くと、最近耳にする理不尽な言動も解るような気がします。
しかし、こんな状態では、いつ破綻してもおかしくない、いや、すでに破綻しているように思います。
 
6. Posted by bamboo   2012年11月05日 21:56
恐ろしい…許せん…でも、中共ならやりかねない。それだけは理解できます。
さっそく「正論」の購読を始めました。
 
7. Posted by ユーカリ   2012年11月06日 00:14
血塗られた歴史の積み重ねに、本当に驚き、憤りを抑えきれません。
ウイグルでの核爆弾実験の衝撃的事実、人を人とも思わない民族浄化など、
耳を塞ぎたくなりました。
また、日本が命の危険を承知の上で、それを隠してまで、どうして中国に荷担してきのかと、
全身の力が抜けるようでした。
いつ何時、自分の命が狙われるかわからない状況の中で、立っている事自体が脅威となるような、
心身の研ぎ澄まされた在り方を追求せざるをえなかったのかと思います。
 
8. Posted by 太郎冠者   2012年11月06日 14:34
まったくもって酷い話ばかりです。
これらの非人道的な行為がいまだに現在進行形で行われているというのに、
我々日本人のもとにはそういった情報はなかなか入らず、
あまつさえ印象操作までされている始末。

南京大虐殺などという、日本人にはありえるはずもない行為を非難されるのも、
それを言っている人間たちの中にこそ、それらの行為に至る可能性があるからなのでしょうね。
ふざけた話です。

問題はこれから、彼らの戦略に乗らず、いかに対応していくかという点でしょうか。

情報が与えられれば、洗脳が解ける可能性は大いに上がります。
こういったブログのように目立つ場所に、隠されていた情報が提示されるのは実に有意義な
ことです。

もっともっとお願いします。
 
9. Posted by tetsu   2012年11月06日 17:06
中国の核実験の話は初めて知りました・・・自分も勉強不足です。
今のマスメディアが真実を隠し、本当のことを知らせないようにしていることは承知しています。ただ、何の罪もない人達の悲劇を聞くと、とても許せません。
隣国でそのようなことが起こっているとは・・・一人一人が気を引き締めていかなければいけませんね。
 
10. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 17:31
☆マルコビッチさん

>現実はそんなもんじゃないんですね!!

そのとおりです。

『中国はいかにチベットを侵略したか』
(マイケル・ダナム著、講談社インターナショナル刊)

という本があります。
中共のチベット侵略と占領は二十世紀最大の悲劇のひとつですが、
この本には百万人以上のチベット人が殺され、チベット仏教を破壊し尽くした
中国の侵略の実態が描かれています。

完読することには精神的な苦痛を伴いますが、
これは日本人全員に、ぜひ読んでもらいたい本です。
 
11. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 17:36
☆まっつさん

>僥倖

確かにそれは状況から見れば僥倖ですが、
法則として、起こるべくして起こったのだとも思えます。
そしてそれは、戦後の見せかけの平和寧謐にも失われなかった、
本来の日本人の崇高な ”意識” の力が強く働いているような気がします。
それが今後も強さを増して行くものと信じたいです。

>奇貨

敢えてペダンチックに表現すれば、(`-д-;)ゞ
奇貨が奇禍とならぬよう、個々が歴史と時局を熟熟考究し、
民主国家の公民として国政にコミットメントするのが当為と思われます。
 
12. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 17:40
☆ゆうごなおやさん

>中国に対しては好印象だったんです

そう、特に日中平和友好条約から後は、日本人が中国に好印象を持てるよう、
大々的な操作が行われました。
本質を見極めることは、太極拳でも同じように大変なことですが、
お互い、国民として、修行者として、頑張ってやって行かなくちゃいけませんね。

>もう人生の半分くらいは過ぎて・・・

・・ぼ、ぼくなんか、人生の四分の三は過ぎてしまったような・・σ(^_^;)アセアセ...
 
13. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 17:45
☆玄花さん

ここには書ききれない、というか、書く気にもなれないような、
もっとドロドロしたとんでもない中国の素顔があります。

田中内閣の「日中友好」は、実はとても危険なことでした。
そのことについては、改めて書きたいと思っています。

>法則を以て物事を見てみれば・・

私たちが太極拳を通じて学んでいることは、正に「それ」ですね。
 
14. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 17:52
☆とび猿さん

「ふらつくパンダ (ΘωΘ) 」は、まだ倒れていませんが、
中国は間違いなく、間もなく破綻、崩壊します。
問題はその後、日本がどうするか、
日本に覚悟や準備が出来ているか、ということです。
 
15. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 18:04
☆ bamboo さん

左翼系の反日新聞・雑誌ばかりの日本ですが、「正論」はぜひ購読をお勧めします。
以前は「諸君!」という雑誌もあったのですが、残念ながら廃刊となりました。
「WiLL」という雑誌にも、まともな内容(正論)が書かれています。
ぜひ読んでみて下さい。
 
16. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 18:09
☆ユーカリさん

日本がどうしてそんな中国に荷担してきたのか、
そんなことも、追い追い書いていきたいと思います。
本当のことを、日本人は知らされていません。
 
17. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 18:15
☆太郎冠者さん

そう、つまりは情報が操作され、言論の自由が失われているのです。
まともな意見は決して報道しない。
反日的な内容は大きく取り上げ、オーバーに報道する。
日本の主要メディアは、ずっとこれを繰り返してきています。
一般庶民は、テレビでこう言っていたからこうなのだ、
感じの良いニュースキャスターがこう言っていたから正しいと思う、
新聞にこう書いてあったからこうなのだと、
その程度の認識がほとんどです。
正しい教育、正しい報道、それを可能とする政治、
かのアホ政党が崩壊したら、それをやらなきゃいけませんね。
 
18. Posted by taka_kasga   2012年11月12日 18:29
☆ tetsu さん

中共は、ウイグルやチベットだけではなく、
ベトナムやフィリピンに対しても同様に、非道いことをやり続けています。
日本ではそれを報道しないので、我々が知らないだけです。
そんなことが山ほどあります。

中国と抗争の歴史の長いベトナムは、つい昨年も海底資源調査を行っていたベトナムの探査船のケーブルを中国軍の監視船がむりやり切断し、漁船に対してもライフルで威嚇発砲する事件がありました。こんな事は、日本では報道されませんね。本当はGDPが全然日本に及ばない、と中国のメディアが報じても、日本では産経新聞以外、ほとんど取り上げられません。
反日・親中で知られるNHKの海外放送でさえ、中国ではしょっちゅう中断されます。
今年の5月、あの天安門事件をコメントした元北京市長の回想録の放送も、突如中断されました。

これからは一人一人が気を引き締めて、いろいろ勉強していかなくてはいけませんね。
 

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