2010年11月01日

連載小説「龍の道」 第56回




 第56回 綁 架(bang-jia)(7)


 敵も必死である──────────

 脱走した宏隆を捕らえて、首尾よく国に連れて帰らなければ、自分たちが厳罰を科せられてしまう。殊に彼の国に於いては、密命を帯びた特殊部隊の任務の失敗は、すなわち死を意味していた。

「・・あっ、逃げるぞ、ふた手に分かれて回り込め!!」

 騒々と、遠くから人の声が聞こえてきたのと同時に、もう宏隆は走っていた。
 ぽつりぽつりと、小さな外灯がぼんやり灯された漁師町の細い路地の道を、ひた走りに駆け抜けていく。

 まだ足取りは覚束ないが、干した烏賊にかぶりついて腹拵えをしたおかげで、もうさっきのような目眩やふらつきは、かなり解消されていた。
 喰べる事というのは、こんなにも重大なことなのだと、改めて思い知らされる。
 もちろん、たとえ烏賊の一匹といえども、漁民が丹精して拵えたものだと思うと、それに無断で手を伸ばすことが憚られたが、まるでそこに用意されていたように食べ物があったのは自分にとって正に天恵であり、そう言えば「食べる」という言葉の語源は「たまはる」、つまり天からの賜りものという意味であったことなども思い出され、手前勝手な解釈ではあるが、今度だけは緊急避難に免じて勘弁して貰おうと思った。

 怒鳴っている声や荒々しい足音からは、ホテルに居た頭数よりも遥かに多くの人数が宏隆を追っていることが窺える。それらは、台湾人でありながら北朝鮮の協力者として汚れた銭の禄を食んでいる売国奴たちや、何食わぬ顔をしながら眈々とこの国に住まいしている諜報員であるに違いなかった。
 自分を拉致することに、これほど多くの人間が必死になっているのを目の当たりにして、宏隆は改めて驚かざるを得ない。

 中国共産党政府は、21世紀の今日に於いても未だに古の中華思想を真っ向に掲げ、国際秩序を物ともせず、匪賊寇盗の如く、形振り構わず領土と経済を拡大発展させることに躍起となっているが、それと正しく同じ穴の狢である北朝鮮──────────
 先軍政治、つまり全てに軍事を優先する政治思想を万能の宝剣とし、国民の言論と報道を完全に統制下におき、深刻な飢餓と貧困の辛苦にあえぐ人民を尻目に、麻薬と偽札を大量に製造して世界中にばら撒き、その莫大な収益で米陸軍の二倍の歩兵を有する世界第五位の軍隊と世界最大の特殊部隊を有する軍事独裁国家・北朝鮮にとって、台湾の活動に於ける目の上の瘤となる「玄洋會」の勢力を潰滅させるためには、宏隆の父親のような有力な資産家の協力者を一人でも減らし、反対に無理矢理にでもそれを味方に付けさせることが最も手っ取り早く、また確実な方法でもあった。
 そしてその為には、先ずは息子の宏隆を拉致して父親が破産するほどの身代金を要求し、その財力を散々搾り取って、玄洋會の日本とのコネクションを根絶しにすることが肝要であった。

 そんな北朝鮮の、国を挙げての謀略の一端が今、紛れもない現実として、”平和と安全は水の如し” などと言われて久しい日本の、若き高校生である吾が身に降り掛かっていることをようやく実感し始めて、宏隆は否応なく己の運命や人生というものについて、深く想いを巡らせずにはいられない。

 しかし、そんな想いに囚われたのはほんの一瞬のことであって、実際には目の前に迫ってくる敵から逃れることに、ひたすら必死であった。


「居たか───────?!」

「いや、居ないぞ。ここに来るまで、何の気配もなかった────────」

「さっきの人影の位置からは、この路地以外に他に行くところは無いはずだが」

「いったい、何処へ行った────────」

 ふた手に分かれて、海岸沿いの細い一本の路地を先に回り込んで、挟み込もうと図ったはずなのだが、その肝心の宏隆がどこにも居らず、路地の中ほどで仲間同士が鉢合わせをしてしまった。

「むぅ、おかしいな・・・・」

「坊主め、吾々よりも先に、この路地を抜けていったのか・・・・」

「それとも、どこか途中の漁民の家にでも潜り込みやがったか!」

「隊長、あのガキが匿われているかどうか、手分けして一軒ずつ叩き起こして、シラミ潰しに確認していきましょうか?」

「いや、待て・・・・かすかに、気配がある──────────」

「え、気配が・・・?」

 部下に隊長と呼ばれたのは、あの徐である。
 徐は、頭を少し傾けて耳を澄ましながら、まるで何かの匂いでも薫ってくる方向を探ろうとするように、此処に居る者たち以外で、誰かが息を凝らして潜んでいるわずかな気配を感じようとして、全神経を研ぎ澄ませていたが、

「家の中ではない────────此処だ・・・・すぐ近くに居るぞ!」

 しばらくして突然、皆に向かってそう言った。

「・・は?・・・すぐ近くにとは、一体どこに居るのですか?」

「情けない奴らだ、散々厳しい訓練を積んできても、そんなことが分からんのか!」

「しかし、この路地には見えませんし、家の中でもない、となると・・・・・」

「────────あそこだ!、あの屋根の上に潜んで居る!!」

「えっ・・・・」

 徐が指差した荒ら屋(あばらや)の屋根の上を隊員たちが一斉に仰いで見上げ、何本もの懐中電灯の光が、空襲を受けている都市のサーチライトのように交錯した。

「まずい・・・見つかったか・・・・・」

 屋根の上で、まるで屋根瓦になりきったように、身じろぎもせず宏隆がつぶやく。

「しかし、何処にも見当たりませんが────────」

「馬鹿者っ、眼は物を見るためにだけ付いているのではないぞ!!」

 そう言って、ヒュッと、徐がそこらにあった石ころを放り投げると、

「・・・うわっ!!」

 間一髪、辛うじてそれを察知して躱したものの、思わず声が出て、避けた拍子にガラガラと屋根の上を転げたために、宏隆がそこに潜んでいたことが判ってしまった。

「・・・ああっ、あんな所に居やがったか!!」

 しかし宏隆はもう、次の瞬間には素早く隣の屋根に飛び移っている。

 捕らわれた者は、普通は出来るだけ早く、その場から遠くへ逃げたいのが心理である。
 追う者もまた、脱出したばかりの者が近くに潜んでいるなどとは夢にも思わない。
 しかし宏隆は、見知らぬ土地を闇雲に逃げ惑うことを選ばず、路地の中ほどで屋根の上に登ることを選び、そこに潜んで追っ手を遣り過ごそうとしたのである。

「ふぅ、危ない、危ない・・・しかし、よく僕の潜んでいる所が正確に分かるもんだな」

 それを見破った徐は、敵ながら流石は特殊部隊の隊長、大したものだと、改めて思う。

「・・・くそっ、あのガキめっ、屋根から屋根へと、ニンジャじゃあるまいし、なめた真似をしやがって!」

「銃で足を撃てば、簡単に捕まえられるんだが・・・」

「いや、この距離と暗さでは、あのすばしっこさに拳銃は無理だ。何処に中るか分からん。あくまでも無傷で連れて帰るには、素手で捕らえるしかない」

「ええぃ・・・誰か二三人、屋根に登って追え、追わんか!!、上と下とで挟み打ちして、とっとと捕まえるんだ!!」

「おうっ────────!!」

 そう大声で怒鳴り合いながら、どたばたと屋根の上の宏隆を追いかけていく。
 しかし、リーダーの徐は宏隆の動向を見定めるかのように、黙ったまま、静かに隊員たちの後に従(つ)いて動いて行く。

「ひい、ふう、みい・・・やれやれ、たった一人の僕を捕まえるのに、九人も居るのか!」

 追っ手の人数も判らぬままに、ひたすら逃げ惑うことに必死になるような、そんなヤワい神経を宏隆は持ち合わせていない。屋根から屋根へと忙しく飛び移りながらも、冷静に自分を追っている敵の頭数を数えていた。

 ホテルに居た徐の部下の数は、たしか四人だった。
 一人はホテルで宏隆に肩を撃たれているから、おそらく急いで走るような動きは無理と思われるので、徐を入れて四人・・・追っ手の人影は全部で九人なので、あとの五人は徐の直属の隊員ではない者たちなのだろうと思える。そして、その五人はつまり、徐から発される命令に慣れていない人間たちであるはずだ、と宏隆は思った──────────

 この時点では、部下の一人が徐の手で始末されたとは知る由もないが、その見当としては勿論正しかった。
 そして現に今、屋根に登れと命じた声は、リーダーである徐の声ではなかった。
 命令系統に少しでも曖昧さや食い違いが生じれば、そのグループの力は著しく半減されてしまうものだ。銘々が勝手なことをしたがる集団は、結局は一人一人の個人でしかなく、集団としての力を発揮することができない、ただの烏合の衆に過ぎない。
 それは宏隆がこれまでに多人数とのケンカで散々学んできたことでもあった。

「これは、銃さえ撃ってこなければ、逃げ切れる可能性は高いぞ────────」

 決して希望的観測ではなく、実感として宏隆にはそう思えた。


 だんだんと、夜が明け始めようとしている。
 台湾の東端に位置するこの漁港は、この国で最も日の出が早い土地でもある。
 海はまだ灰色のまま静かに眠っているが、ようやく白んできた払暁の空には真夏の大きな雲が黒々と広がっていて、その隙間から蒼い朝の光が円天をぼんやりと照らし始めていた。

「───────それっ、追いついたぞ!!」

「ははぁ、まだ足元がおぼつかないな・・・」

「丸一日、飲まず食わずの体で、我々から逃げ切れるものか!」

 ようやく追い着きはじめた追っ手たちが、口々に宏隆に罵声を投げかける。

 確かに、宏隆の逃げ足は徐々に遅々としてきて、まどろっこしい。
 睡眠薬を打たれた後遺症か、干した烏賊の数匹ばかりでは熱量が足りなかったのか、もう懐中電灯が要らないほどはっきり眼下に見え始めた路地にも、じりじりと、徐々に敵が宏隆の行く手を狭めて来ているのが分かる。

 しかし、追っ手のひとりが、宏隆が立っているところの次の屋根の斜面に足を踏み入れようとした途端──────────

「うわぁああっ・・・・!!」

 ふと宏隆が振り向いたかと思うと、「ビュン・・」という鋭い風切り音と共に、何かに弾かれたように、その男が屋根の上で大きく宙に舞い、ガラガラと瓦を蹴散らしながら地上にズシンと落ちていったので、下にいた者たちは慌ててそれを避けて飛び退いた。
 そして、そのすぐ後を追うように、カラ、カラ、カラ・・と、何かが金属音を立てながら屋根を滑ってきて、転げ落ちた男の傍にジャラリと落ちてくる。

「こっ、これは手錠じゃないか・・・・」

「あのガキっ、自分で手錠を外していやがったのか!!」

 屋根から転げ落ちたのは、宏隆が投げた手錠が、見事に弁慶の泣き所である向こう脛に命中したゆえであった。

「しかし、大したものだな・・・まだ子供だというのに、自分で手錠を外して、納屋の屋根を破って脱出して、プロの大人たちに追われながらこれだけの働きが出来るとは!!」

「うむ、まるで訓練を積んだ吾々と同じような行動をする────────」

「彼が大人で、特別な訓練を受けていたら、ちょっと敵に回したくないな・・・」

「そのとおりだ、武器でも持たれたら、もっと厄介になる────────」

 特殊部隊の隊員にさえ、宏隆の行動には目を見張るものがあり、彼らの中にはそれを讃える者さえ居た。しかし、彼らがその目的を達成しない限りは、彼ら自身に罰が与えられてしまうことも事実であり、決して感心ばかりはしていられなかった。

「・・・ええぃ、貴様ら、感心している場合かっ!、もう時間が無い、とっとと捕まえて、もう一度この手錠を掛けてやるんだ!!」

 徐とは違う、リーダー格の男がいきり立って言う。

「石だ、下から石をぶつけて、落としてしまえ!」

「足元に棒を投げつけろ!」

 路地にいる者たちも、大人げないと思えるような科白を吐きながら、なおバラバラと宏隆を追いかけて行く。

「おい、坊主・・・もう投げる物は無いだろう、逃げても無駄だ!」

「大人しく捕まれば、手荒なことはしない。だから、もう諦めろ!」

 幾つも屋根を越えて追いかけながら、さっき宏隆に感心していた男たちがそう呼びかけるが・・・・しかし、宏隆は一向に投降する気配はない。

 それどころか────────スッと、屋根のてっぺんの向こう側に消えたかと思えて、慌てて追いかけていこうとすると、

「ゴツン──────────!!」

「うぁああっ・・・・・!!」

 またひとり、追っ手が屋根からガラガラと転げ落ち、背中を強かに打ちつけて、グゥと呻いたまま立ち上がれない。今度は屋根瓦を剥がして、それを敵の膝の辺りに向けて水平に、手裏剣のように投げて命中させたのである。瓦は手錠よりもはるかに重いので、かなりの利き目があった。

「や、野郎、調子に乗りやがって────────」

「あのガキ、ハナっから大人を、俺たちをナメてやがる!!」

「わははは・・・ざまを見ろ!、兎やイノシシを捕まえるようなワケにはいかないぞ!!」

 屋根のてっぺんに仁王立ちに跨がって、彼らに向かって大声でそう言う。

「くっ、くっそぉ──────────!」

「野郎・・・もう許せねぇぞ!!」

 そう悪態だけはついてみるものの、宏隆の巧妙な逃げ口と、大勢の大人たちに屈せぬ堂々とした態度に少々気を呑まれてしまったのか、追っ手たちは、しばしその場で呆然としていた。

「ははは・・・この恰好じゃ、まるで ”屋根の上のバイオリン弾き” だね。
 もっとも、屋根の下に居るのはユダヤ人を大虐殺したローマ皇帝ネロの配下じゃなくて、北朝鮮の悪党どもだけどな・・・」

 さすがに息は切れてきているが、まだそんなことを口にする図太さが宏隆にはあった。

「さて、此処からどうやって逃げてやろうか・・・・」

 しかし、そう思ったのとほぼ同時に、

「ヒロタカさん──────────相変わらず、なかなかやりますね・・・」

 少し離れた後ろの屋根から、誰かが静かに声を掛けた。

「あっ、徐さん・・・・・・」

 いつの間に、そんな所に立っていたのか──────────
 声の方に振り返った宏隆は、ちょっとギクリとした。
 それに、自分が立っている軸を、すでにきれいに取られていて、動けないのである。
 しかし、それこそが、密命を帯びて他国に潜入してくる特殊部隊の隊長たる、徐の実力であることに相違なかった。

「手錠のカギを解いて、天井を破って脱出したのも、今の逃げながらの戦いっぷりもお見事でした。しかし、もう充分暴れたでしょう、そろそろ大人しくして貰いましょうか・・・」

 徐は、手に拳銃を構えて、ピタリと宏隆に向けている。

「徐さん・・・どうしても、僕をあなたの国に連れて行くつもりですか」

「もちろんです、それが私の使命ですからね。それを果たさなければ、私を含めて、此処に居る者たちは皆、厳罰を受けることになります。ヒロタカさんさえ大人しく従いて来てもらえれば、多くの人間とその家族が助かるのですよ」

「それは此方も全く同じことです。僕が無事に戻らなければ家族も友人も悲しむでしょうし、僕の人生が、寒い異国の麻薬工場や偽札工場で終わることになってしまう・・・」

「ふむ・・・では、どちらがどちらの言うことを聞くか、戦って決めるしかありませんね。
 ご存知ですかな、この世界では常に、強い者が勝つのだ、と──────────」

「そのとおりです。しかし、無傷で連れて帰らなくてはならないのに、僕に銃を向けても、何の意味もないでしょう」

「いや、それは理想ですが、場合によってはそうも言っていられないこともある。
 取り敢えず、命に別状がなければ良いと、あらためて思い直しました」

「なかなか捕まらないことに業を煮やして、仕方なく銃で撃つというのですか?」

「・・・そのとおりです」

「しかし、徐さんに、この僕が撃てるのでしょうか・・・・」

「撃てますとも──────────」

 そう言った途端、徐は顔色ひとつ変えず、

「ダァ─────ン!!」

 一瞬のためらいもなく、引き金を引いた。


 夜明けの漁師町に、染み入るような銃声がどこまでも谺(こだま)した。



                                 (つづく)

taka_kasuga at 21:38コメント(12)連載小説:龍の道 | *第51回 〜 第60回 

コメント一覧

1. Posted by 小周天   2010年11月02日 18:11
今回も予想外のことばかりで、とても面白く読ませていただきました。
こうして宏隆くんが拉致されてからの物語を読んでいると、
武術というものは結局のところ「戦略」が重要であると思えます。

たいへんな目に会いながらも動きを止めずに、身に付いた武術性で
少しずつ自分を有利に導ける宏隆くんの行動は、とても勉強になります。
しかし、敵も一流のようですね・・。
宏隆くんを信じて、次回を待っています。
 
2. Posted by bamboo   2010年11月02日 20:07
ふつう特殊部隊というだけでも怯みそうなのに、生き抜くことに集中しているところが
素晴しいと思います。それだけの稽古や人生経験を積んでいるからでしょうか。
習慣ですかね・・。

北朝鮮の歩兵(とくに特殊部隊)戦力は、現代でも日本とは比べ物にならないと
陸自の方から聞いたことがあります。
 
3. Posted by 太郎冠者   2010年11月03日 01:51
二ヶ月ほど前に、北朝鮮の木と布で出来たプロペラ機が、レーダーに探知されない
ステルス機能を持つ、というニュースを見ました。
前世紀の遺物だと馬鹿に出来るものでもなく、識別が難しくて特殊部隊と組み合わせると
脅威だと、米国防次官補のコメントがありました。

物資や技量ではなく、どのような戦略で戦うかが重要なんだな、と再認識させられました。
今回の場合は、物量で不利なのは宏隆くんですが・・・
そのような状況に飲まれない強い精神力は、さすがですね。
 
4. Posted by みみずく   2010年11月03日 15:41
宏隆少年の安否も気になりますが、「平和と安全は水の如し」と言われた我が国がたどる末路は如何に・・・と思うと、戦後65年、”骨抜き政策” が分からぬまま長い年月を過ごしてきた自分自身が、一人の日本人としてとても恥ずかしく、情けなく感じます。

ここで語られている事はそっくり日本の現状でもあり、日本人でありながら中国や北朝鮮の協力者として汚れた銭の録を食んでいる売国奴、何食わぬ顔で眈々とこの国に住まいしている諜報員、日本のメディアの情報統制、かつてゲバ棒や火炎瓶を振り回していた政権政治家など、台湾と日本が全く同じ状況にあると感じます。
もし北朝鮮と韓国が有事の際には、大量の難民の中に特殊部隊の隊員が多く紛れ込むことになり、宏隆少年に起きていることが現実に起きる気がして背筋が寒くなります。

最近の尖閣諸島問題、ロシア大統領の北方領土返還拒否など、弱体化しきった日本にいよいよ近隣諸国が付け込んできているように感じます。
 
5. Posted by 春日敬之   2010年11月04日 20:33
☆小周天さん

>動きを止めずに、身に付いた武術性で少しずつ自分を有利に導ける・・・・

・・・うーむ、これぞまさに「戦い方」というモノでしょうな。
 
6. Posted by 春日敬之   2010年11月04日 20:41
☆ bamboo さん

>ふつう特殊部隊というだけでも怯みそうなのに・・・・

そう、普通は相手が特殊部隊というだけで怯んじゃいますね。
それは、相手がヤクザというだけで、とか、カラテの黒帯というだけで、とか、
ナニナニ拳のダレソレ、と聞いただけで、ヒエ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ、と・・・(笑)
ま、宏隆君に限っては、決してそんなコトはありませんですね。

>北朝鮮の歩兵

北朝鮮は世界第五位の百万人を超える軍隊を有し、米陸軍45万人の2倍に当たる、90万人の地上軍歩兵勢力を持っています。
CIAによれば、日本円で年間六千億円の軍事費の内、四千億円を核兵器とミサイルに充てており、中国が日本を狙っている核弾頭25基に比べて、北朝鮮の対日弾道弾・ノドンは200基も向けられております。(そんなに有ってどうすンのよ、という気もしますが・・)
またアメリカの調査機関「ISIS」によれば、東京を核攻撃できるノドンに装着可能な核弾頭を、
すでに3発ほど保有しているとのことです。

知られざる隣国の脅威・・・・・(汗)
 
7. Posted by 春日敬之   2010年11月04日 20:52
☆太郎冠者さん

>北朝鮮の木と布で出来たプロペラ機

旧ソ連製「An-2(アントノフ-2)」の中国ライセンス生産版・「運輸五型(Y5=Yunshu-5)」のことですね。NATOでは「AN2・コルト機」と呼ばれています。
プロペラが木製で、機体断面がレーダーに映りにくい構造で、主翼と水平尾翼がキャンパス地で出来ているそうです。かなりの(ある程度の?)ステルス性があるということをワシントン共同が伝えていたのを、私も9月に確認しました。
ヘリよりも低速で巡行できるので、ジープやトラックが動いているようにしかレーダーに映らないというのも、その特徴のひとつです。特殊部隊をパラシュート降下させ、潜入させる際に力を発揮するでしょうね。乗員は12名、座席は折りたたみ式で、必要な時は物資を載せられるそうです。

まあ、何にしても、国民に他国の脅威を感知するセンサーや国防意識のない国は、国家がどのような戦略を立てようと滅びるしかないでしょうね。
 
8. Posted by 春日敬之   2010年11月04日 21:00
☆みみずくさん

>かつてゲバ棒や火炎瓶を振り回していた政権政治家など・・

成田闘争で警察官に火炎ビンを投げつけて殺したといわれる女が法務大臣になる世の中・・・
その元大臣は公安調査庁の重要危険人物ファイルにも名前が載っていると言われます。
そのような実態が、何故か日本のメディアでは詳しく報じられませんでした。
そんな実態は、外国の市民の方がよほど良く知っていますよ。

>弱体化しきった日本にいよいよ近隣諸国が付け込んできて・・・・・

この国に、それを是認するような風潮さえあるのは、どういうことでしょうかね。
 
9. Posted by まっつ   2010年11月05日 06:46
状況は戦略から戦術と戦技の領域に入ってきましたね・・・
これまでの宏隆君の行動は遅滞無く最善の手を打ち進めていますが、
兵力、武装、地の利を敵に取られての圧倒的不利は否めません!

孤軍奮闘なむべくかな、非情の弾丸はその牙にて皮肉を穿たんと宙を奔ります!
人事を尽くした先に待つものは何か!?
どーなるんだ、次回!(C)
Don't miss it!
 
10. Posted by 春日敬之   2010年11月05日 18:56
☆まっつさん

>兵力、武装、地の利を敵に取られての圧倒的不利は否めません!

その圧倒的不利を「絶対的勝利」へと導くのが、真の武術原理というものでしょうね。
武術原理とは本来常に絶対的であるべきで、その絶対の原理を以てしても尚、不特定要因に
対して注意を怠らぬ謙虚な心構えがあるからこそ、勝利の帰還が叶うわけです。
しかし、宏隆くんは未だ駆け出しの武術学生で新前以前の秘密結社員ですから、あれこれ奇策を
弄しても、この状況ではさぞかし苦労することでしょう。

>孤軍奮闘なむべくかな・・・・・皮肉を穿たんと宙を奔ります!

これはまた、文学的な言葉が列びましたね〜!!
まっつさんのコメントは辞書を片手に読む、という人も多いのでは・・(笑)

因みに現在は日本でも中国でも、「奔」という字は、どの意味でも同じ文字が使われていますが、本来は「奔(ハシ)る」を正しく表すには、文字に「之繞(シンニョウ)」を付けて、はじめて
「〜に向かう・突進する」という意味になり、四声の区別では「奔走・奔流」の意味に使われる
「奔」は第一声、 ”非情の弾丸” に用いる「之繞付きの奔」は第四声で表現されます。
発音の違いで意味が区別されない日本語では、漢字の使い方が難しいですね。

同様に、太極拳の術語や用語についても、日本ではかなり乱れている状態です。
「勁」や「双重」の勝手極まる解釈をはじめ、「脱力」などという元々中国武術に無い概念さえ、いつの間にか定着して来つつあるので要注意です。
しかし、正しい学習体系に身を置いて居さえすれば、You can't miss it ! ・・です。
 
11. Posted by マルコビッチ   2010年11月07日 12:17
ゲッゲ〜、うっそ〜、撃っちゃったよ〜!!
どどどうなっちゃうんですか〜!?
早く誰か、誰か助けに来てよ〜〜・・
なーんて口走ってしまいました。

しかし、文中にもありましたが、平和な中で生まれ育って、
しかも睡眠薬を打たれた後で、これだけ頭が回って動けるなんてびっくりすると思いますよ。
現代の若者では、ただの寝起きでもこれだけのことは出来ないように思います。
(あっ、でももしかしたら隠れた力を持っている人がいるかもしれませんね!)

それとは逆に、やはり国の使命を背負って、命と引き替えに戦ってきた人たちは、
やっていることがどんなことだろうと強いなーと思います。
よくオリンピックなんかでも、金メダルを取るのと取らないでは待遇が違って、
国からの使命を背負っているという国があるそうですね!
確かにそういわれている国の選手は強いですよ!

でもどうなんでしょうね〜・・
考え方が道から外れていたら、いつか崩れると思うんですよね。
もし本物を知っていて、よそ者には教えずに自分の利益を得ている人がいたら、
その人は本当のところ本物は手に入らないと思うんですけど・・・
(これ、昔ある正式弟子の方に言われたことに近いような・・・)

話がだいぶそれてしまいました。すみません!
ようするに、宏隆君はじぇ〜ったい助かると信じていま〜す!!
 
12. Posted by 春日敬之   2010年11月08日 17:06
☆マルコビッチさん

>考え方が道から外れていたら、いつか崩れると思うんですよね。

遅蒔きの経済大国、現代中国はその典型です。
かつてその昔には、あの中国にも、ちったぁマトモな考え方が価値観として在りました。
目的の為には手段を選ばない、ヤクザのような「脅し外交」を柱とする昨今を観れば、
孔子も老子も達磨も、さぞや彼の国の現状を嘆かれておられることでしょう。
いや、かのマルクスさんでさえ、ビックラギョウテン、驚いているはずです。
なにしろ、本来は労働者を圧政と搾取から解放するための論理が、
世界中から他国の富や領土を搾取するための看板に使われているんですからね。

尖閣問題でも、及び腰の日本政府を嘲笑うかのように、
海保の巡視船に体当たりをした船長は、帰国後、国家の英雄の如き大歓迎を受け、
08憲章のように、マトモな事を言う人間はすぐに引っ張られて懲役11年を喰らい、
起草者がノーベル平和賞を受賞したら、それは賞への冒涜であると言う・・・
ネットでは今でも憲章全文の流出を防ぐために、徹底的に当局に検閲されています。
(幸いにも、日本ではまだ読むことができますが・・)
「日本は中国で巨大な利益を得ている。中国批判は道理に合わず、その資格すらない」
と平然と暴言を吐く商務省の姚堅報道官、
「中国は大国、他は小国、それが現実だ」と平然と言い切る楊外相・・・

そんな彼の国がマトモになるには、まだ数千年ほどかかるかも知れませんし、
太極拳のような高度な武術文化は、いつ消滅してもおかしくありません。

あ・・ちっともコメントバックになっていませんね。(汗)
宏隆君の強い生命力を信じて、どうぞ次回も楽しみにお待ち下さい。
 

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