2010年03月15日

連載小説「龍の道」 第41回




 第41回 武 漢 (wu-han)(13)



 人気(ひとけ)の無い暗い路地裏を、奧へ、また奧へと進んでいく。
 宏隆たちの前には黒社会の二人が先導するかたちで歩き、後ろには少し離れて、更に三人が囲むようにして付いてくる・・・絶対に逃がさないぞ、とでも言わんばかりの構えなのだ。

「どこへ行こうというんでしょうね・・」

 宏隆が、肩を寄せるようにして、そっと小声で宗少尉に訊ねる。

「・・きっと、暗くて誰も来ない所ね。イザとなったら合図をするから、ヒロタカはさっきの夜市の通りまで全速力で走るのよ、いい・・?」

「えーっ、逃げるなんて、そんなぁ!・・僕だって戦いますよ!!」

「シィーッ・・・大きな声を出さないの!
 逃げるんじゃなくて、陳中尉を見つけて、知らせてほしいのよ・・・」

「陳中尉とは、射的に夢中になっている間にはぐれたままですね。
 いったい何処に居られるのだか・・・」

「さっき、奴らが腰に拳銃を持っているのが見えたわ。
 今日のところはこっちが不利だから、陳中尉たちを呼ばないと・・・」

「・・陳中尉が来れば、何とかなるんですか?」

「多分・・・ね」

「・・多分、って?」

「黒社会は決して甘く見てはいけない、ってコトよ。ボスのところに行くのだから、そこらのチンピラを相手にするようなワケにはいかないわ」

「・・よし、それじゃ、合図して下さい。そしたら、いま来た道をフルスピードで戻って、中尉を探してきますよ」

「OK、気をつけて行くのよ・・・・」


 路地を二つ三つ越えてさらに五分ほど歩くと、どうやら倉庫街らしい、ひっそりとした袋小路の広場に出た。あれほど賑わっていた夜市の喧騒も、真昼のような明るさも、もうここまでは届いてこない。
 薄暗いので周りがよく見えないが、近づくにつれ、向こうに三つほど人影が見える。奥の方に小さな街灯がひとつあるが、その灯りを背にして立っているので、彼らの顔が見えない。

「ボス、連れてきました・・」

 先頭の男が、その人影に向かって慇懃に言う。

「お嬢さん、先ほどはウチの者が失礼をしたそうだね・・・・」

 低い、嗄(しゃが)れた声で、真ん中に立っている背の低い男が言った。
 
「本当に失礼な話ね。オマケに、こんな所まで連行してきて・・・
 昔の黒社会はカタギの人間にも仁義を重んじたらしいけど、今じゃすっかり低級ビジネスマンに成り下がったようね!」

「ははは、口の悪いお嬢さんだ。だが、そう言うアンタたちも、決して堅気の人間には見えないがね・・・さっきは遊んでいるのを遠くから見ただけだったが、こうして間近で見れば、その強気や自信からも、坊や以外はどうやら軍人さんのようだが・・・」

「あら、薄暗がりでも流石に親分はよくお分かりね・・いかにも海軍の兵士よ。 
 それが分かるんだったら、怪我をしないうちにワビを入れて、おとなしく引っ込んだらどう?」

「ところが、そうもいかないんだよ、お嬢さん・・・昔とは違って、今では軍人や政治家も黒社会と大きな繋がりを持っているんだ。それに、元々台湾の黒社会は、蒋介石と一緒に大陸からやって来て、国民党政府と共に大きくなってきたのだからね・・・」

「・・・その輝かしい歴史があるから、どうだと言いたいの?」

「海軍のハネっ返り娘が一人ぐらい居なくなっても、どうにでも揉み消せる・・・
 結局、我々には従うしかない、ということさ」

「お生憎(あいにく)サマね、こっちは国を守るために身体を張っているの。
 そんな寝言ばかり言うそこらのチンピラヤクザに、ハイそうですかと従うようなヤワな了見は、持ち合わせていないのよ!!」

「では、仕方がない・・・力ずくでもそれを分かって貰うしかないな。
 お嬢さんは、じっくり可愛がってから香港へ売って、たっぷり稼いでもらうことにしよう・・・」

 頭目が怖い顔をして、ドスのきいた強い調子でそう言うと、子分たちがサッと動きを見せる。それに対して宗少尉たちも身構えるが、

「おっと、下手な行動は起こさないほうがいい・・・彼らの拳銃が見えないかね? いくら軍人でも、普段は丸腰・・・夜市を歩く時にまで、ライフルは担がないだろう?はははは・・・」

 宏隆も、ようやく暗闇に目が慣れてきたが、見ればいつの間にか前方で二人、後ろではひとりの男が腰の前で拳銃を構えている・・・

「ふぅ・・そのとおりね、これじゃぁ、どうにも身動きが取れないわ・・・」

 あきらめたような声で、宗少尉が言う。

「ほう、意外と物分かりの良いお嬢さんじゃないか・・・」

「・・けれど、安心するのはまだ早いわよ・・・・
 軍隊にあって、黒社会に無いモノもあるって、ご存知?・・・・」

 ・・・そう言って、不敵に微笑みながら上着の内ポケットに手を入れた途端、「ピィーン」という金属音が、小さく響いた。

「・・な、何をする気だっ・・・!?」

「ワーン・・トゥー・・・ヒロタカ!、伏っ!、MOOOOVE!!」

 ゴロゴロゴロッ・・・と、宗少尉の手から黒い筒のようなものが地面に投げられ、それが凄味をきかせていたボスの足元に転がっていくと、

「・・・ボンッ!!」

 閃光と共に、鋭い爆発音が起こり、瞬く間に白煙がもうもうと辺りに立ち籠めた。

「・・うぁ、うわぁっ・・・!!」

「ううっ・・・さ、催涙ガスだっ!!」

 袋小路を背にしているというのに、爆発した瞬間、思わず後ろへ下がってしまったので、今さら逃げる場所もない。

「・・・ボ、ボスっ・・!!」

「うっ・・ゴ、ゴホ、ゴホ、ゴホン・・・・ゲ、ゲェーッ、ゲェッ、・・・」

「・・ち、ちくしょう、目が・・目が見えねぇ・・・!!」


 宏隆は合図と共に一目散に駆け出している・・・・
 伏曹長は、後ろに居た三人の男があたふたとしている隙に、拳銃を構えていた男をあっという間に投げて地面に叩き付け、アゴに止めの蹴りを入れて銃を奪った。

 同時に宗少尉も、間髪を入れずもうひとりの男をただ一発の蹴りで倒し、残った一人はとても敵わぬと思ったか、わざわざ立ち籠める催涙ガスの中へワラワラと逃げて行く。

 宗少尉と伏曹長は、素早く催涙弾の煙が届かない後方に移動し、相手の次の出方に備えて、道の左右に分かれて物陰にピタリと身を潜めた・・・・

 戦場での戦闘を想定した訓練を積んできた者と、そうでない者の違いは歴然としている。よく訓練された者同士は、その呼吸や間(ま)がお互いに通じ合い、何も言わなくとも素早い判断と動きが出来るのだ。
 凄味をきかせながら悪事の中に身を置く黒社会の人間たちとは、不測の事態が起こった時の処理能力がまったく違っていた。

「ゴ、ゴホ、ゴホ・・・ゲッ、ゲェッッッ・・・く、くそぉ、何てことしやがる!」

「・・ええい!、構わねぇから、あの辺りに向かって撃て!・・撃っちまえ!!」

 あいにく、風も無い・・・・経験したこともない催涙弾から濛濛(もうもう)と放出され続ける煙は彼らをパニックに陥れ、袋小路に淀んだまま、何処にも流れていこうとはしない。

 煙の無いところへ抜け出てくれば良さそうなものだが、部下が拳銃を奪われているので、この煙から外へ出て行けば、待ってましたと狙い撃ちされるに違いない。
 ・・・そう思うと、毒煙の立ち篭める袋小路から、容易には出て来られないのだ。
 ここは威嚇射撃をして、宗少尉たちを追い払うしか術(すべ)がなかった。

「バンッ! バン、バン、バンッ・・・!!」

 盲(めくら)撃ちで何発か撃ってくるが、ひどい咳と涙にまみれて、とてもまともには撃てない。下手をすると同士撃ちの危険さえあった。
 たとえ催涙弾を喰らっていなくとも、通常、彼らが拳銃で狙う標的は至近距離が多く、また軍隊や警察のように大っぴらに射撃訓練ができる環境も無いので、十メートル以上の距離があれば命中率もかなり低い。
 宗少尉たちもそれらを計算して身を潜めているので、命中するはずもなかった。

「・・もっと撃て!、撃って相手が怯んでいるスキに、突っ込んで行って仕留めてこい!」

 ボスに言われて、煙の中から拳銃を持った二人が何発か撃ちながら、ダダダダッッと足音を荒げて走ってくるが・・・ちょうど立ち籠めめた煙が切れるあたりで、

「ぅわぁっ・・・!!」

「ズッデーン・・・!」

 二人とも、突然足を掬われたように何かに躓(つまづ)き、地面に顔を突っ込むように激しく転がった。髪の毛のような細いワイヤーが路地一杯に張られていて、それに躓いたのである。ひとりの拳銃は、転んだ拍子に手から離れ、遠くに滑って行った。

 こんな状況で、そこにそんなものが張られていると、誰が用心するだろうか・・
 催涙ガスで混乱している隙に、伏曹長がケースから巻尺のようにワイヤーを取り出し、その一端を宗少尉に渡して左右に分かれ、建物の壁ぎわに固定して、膝下ほどの高さに張ったのである。

 毒煙の中からは一刻も早く出たい、というのが人情であろう。
 焦ってそこから出て来た人間が、薄暗がりに低く張られた細いワイヤーに気がつくはずもなかった。

 躓いてひどく転げるのを待っていたかのように、彼らからあっという間に拳銃を取り上げ、殴って気絶させる・・・・宗少尉も、伏曹長も、こんなことによほど慣れているのか、顔色一つ変えず、淡々とそれをこなす。

 そして、催涙ガスの威力は、一般人が想像するよりも遙かに強力であった。
 宗少尉が用いたものは軍隊用ではなく、秘密結社製の小型軽量のものだ。
 小型とは言っても、信管のピンを抜けば五秒後に着火起動し、発煙を吸い込むと30分ほどの間は激しく咳こんで吐き気がし、涙が止まらなくなるのは軍隊用と同じである。
 煙が立ち篭め、催涙効果が発揮される範囲はおよそ半径15メートル、催涙の効果に伴い、視界はほとんどゼロに等しくなる。
 このような無風の袋小路では、かなりの威力を発揮する武器となった。

 軍隊に籍を置いていても、秘密結社の要員である彼らは、平服で町に出る際にも自己防衛の用意を決して怠らなかった。
 そして、その爆発音と煙は、陳中尉たちに居場所を知らせる信号にもなっていた。


「少尉・・・今のうちに、この場から離脱しますか?」

 伏曹長が、道の反対側に居る宗少尉に声を掛ける。

「いや、ケジメをつけないと、ヒロタカが滞在中に報復されてもいけない・・・」

「では、徹底的に叩きましょう」

「陳中尉への連絡は?・・・」

「ここへ来る前にビーパー(Beeper=ポケットベル)で送っておきました。
 すでに爆発音と煙で場所を確定したはずです。到着まで3分足らずでしょう・・」

 先ほど、黒社会の男たちに囲まれた時に、伏曹長が、「こっちも話しがしたいから、行ってやりましょう」と言いながら何気なくポケットに手を突っ込んだのは、陳中尉に向けて緊急信号を発するためであったのだ。

 まだ一般社会にはポケベルも携帯電話も無かった時代であるが、特殊な職業の人間は当然このような通信手段を持っていた。
 因みに、世界に先駆けてセルラー式移動電話を実用化したのは日本であり、すでに'70年の大阪万博には電気通信館にワイヤレスホンが展示され、日本中どこへでも無料で通信する体験ができた。'79年には東京23区で自動車電話が開始され、順次大阪や首都圏に拡大した。
 米国が慌てて実用化したのは、その翌年のことである。
  

「中尉を呼んできてほしい、なんて仰ってましたが・・・・
 そう言って、ヒロタカくんを安全なところに逃がしたんですね?」

「何と言っても、王老師の大事な跡取り息子だからね・・・」

「彼に何かあったら、我々がエライことになりますよ、ホントに・・・」

「よし、現状を確認・・・敵4名と手槍(拳銃)3丁を捕獲、残存は頭目を入れて4名、他の武器の所持は不明、此方から銃を使いたくないので、投降を呼びかける・・」

「了解っ、確認しました!」

 宗少尉と伏曹長が互いに確認を取り合う。

「・・さあ、出てきなさいっ! 此方からはそっちの影が見えるのよ。
 狙い撃ちにされたくなかったら、武器を捨てて、手を挙げて出てきなさい・・!!」

 声を掛けるとすぐに、その場から足音を立てずに移動する・・・
 声がする方を頼りに、敵が拳銃を撃ってくることを避けるためだ。

 しかし、思わぬ催涙ガスの反撃に遭って、もう相手は反撃どころではなかった。

「・・ゲ、ゲホッ、ゲホッ・・・ち、ちくしょう・・・・
 おいっ!・・・し、仕方がない、銃を向こうに放ってやれ!、
 声がする方に向かって、全員、手を挙げて出ていくんだ・・!」

 ボスにそう言われて、ぞろぞろと四人が頭上に手を挙げて出てくる。
 ボスも、手下の三人の連中も、催涙弾の煙にひどくやられていて、激しく咳き込んで涙が止まらない。

 宗少尉は投げられた2丁の拳銃を素早く拾い、1丁を腰の後ろにはさみ、1丁を手にして構えた。

「・・・手を高く挙げて、壁に着けて!、足を大きく開いてそこに並べ!」

 伏曹長が彼らを小突きながら、次々に彼らを壁ぎわに並ばせる。

「お前たち、ただの海軍の兵隊じゃないな・・・・?」

「いいから、黙って歩け・・・!!」

 暗闇の向こうから、足早に駆けてくる足音が聞こえてくる・・・・

「宗さん・・!!」

「ヒロタカ・・・!」

「陳中尉を見つけました・・というよりも、もう此処に向かっていました。
 伏さんからは、すでに連絡があったと・・・」

「ご苦労さま・・お陰で、もう片付いたわよ・・・」

 陳中尉たち三人が足早に寄ってきて、壁に並んだ黒社会の者たちを眺めて、

「やれやれ、派手にやってくれたなぁ・・・」

「陳中尉・・・こんなことになって、申し訳ありません!」

 宗少尉が敬礼をして、そう言う。

「いいさ・・・降りかかる火の粉は払わなくてはならない・・・
 日本の格言にあるとおりだが、ヒロタカの身に危険がなくて何よりだった」

「その通りです・・大切な人間を、危険に巻き込んでしまいました」

「さて・・ボスは誰だ?!」

「私がそうだ・・・・」

「私は、台湾海軍中尉、陳承明という者だ。文句があればいつでも相手になる。 
 これに懲りたなら、以後このようなことは謹むことだな・・・」

「貴様ら、いったい何者だ・・・ただの休暇中の兵士じゃあるまい?」

「玄洋會・・・・・」

「・・な、何だと! あの張大人の玄洋會のことか・・?!」

「いかにも・・・・」

「・・こ、これは・・・大変なことをした・・・・
 おいっ、みんな、頭を下げろ!・・ええい、座れ!、座って頭を下げるんだ!!」

 ボスが自ら土下座して頭を付けたので、子分たちは驚いて慌てて地面にひれ伏した。
 張大人が率いる「玄洋會」の名は、台湾中に鳴り響いているらしい。

「・・まあ、そんなことをしてもらわなくても結構だ。手を上げてくれ」

「いや・・知らぬ事とは言え、大変なことをしてしまった・・・
 私は、萬国幇の五堂のうち、士林夜市を取り仕切っている ”火堂” の堂主、許国栄という者だ」

「顔も、名前も、承知している・・・」

「萬国幇の幇主、我々の大兄(ボス)は、かつて張大人に大変お世話になっている。
 幇主の恩人の配下に手を出してしまったとあっては、私の責任が厳しく問われることになるだろう・・・」

「・・いや、報告をするつもりはない。
 今夜のことは、お互いに無かったこととして、さっぱり忘れてもらいたい」

「・・・それで良いのか?」

「いいさ・・・そちらも、つい夜市に浮かれて、相手を見誤ったということだろう」

「ありがたい・・・借りが出来たな、陳さん・・」


 遠くの方から、パトカーのサイレンが聞こえてくる・・・・

「・・さあ、そろそろ此処から離れなくては。蒋介石総統の秘密官邸も近いから、不審な爆発音と、立ちのぼる白い煙を見て、間もなく警察がご到着だ・・・」

「そのとおりだ、そちらに面倒をかけない為にも、早々に引き揚げることにしよう」

「宗少尉、拳銃を返してやれ。伏曹長が取り上げた銃も・・・」

「ここで渡しても良いのですか・・?」

「ああ、大丈夫だよ」

「ありがとう・・・今度はあんたたちを守るために、コレを使わせてもらうよ。
 お嬢さん、失礼をしたね・・」

「こちらこそ、ひどい目に遭わせてしまったわね。
 早くシャワーを浴びて、病院で目と喉の手当てをすると良いわ・・」

「ははは、そうすることにしよう・・・」

 ”火堂” のボスは、そう意って笑いながら、ふと傍らに居た宏隆の顔を見て立ち止まったが、サイレンの音がだんだん近づいてくるので、配下に誘われて再び歩き始めた。

「それでは・・・・」

「では・・・」

 陳中尉たちも、それを見送ると、

「さて、我々も立ち去ることにしようか、警察に会うと面倒だからな。
 全員バラバラに散ってから、士林の慈誠宮で合流する・・・・
 合流して晩メシを食べないと、腹が減って仕方がない・・!!」

「了解!・・・・あははははは・・・・・・」

「・・あ、ヒロタカは、私と共に行動してもらいたい。
 何しろ、王老師と張大人から預かっている、とても大事な身体だからね」

「はい、了解しました!」

「ははは・・・もうすっかり、我々の一員みたいだね。
 ・・さあ、急いで・・・明日からは、いよいよ訓練に入ります」

「・・・訓練!?、陳中尉に教えて頂けるのですか?」

「あははは・・・そうですよ。
 さあ、歩きながら話すことにしましょう・・・・・」


                                (つづく)

taka_kasuga at 22:04コメント(12)連載小説:龍の道 | *第41回 〜 第50回 

コメント一覧

1. Posted by 円山 玄花   2010年03月16日 17:44
前回の「龍の道」を読み終えてから、アレコレと展開を想像していたのですが、
どれもハズレでした。まさか催涙弾とは・・。
予測不可能なところが、いつもおもしろいです。

黒社会の人たちとの戦闘は、さすがと言うか、やはり何をどのように訓練してきたかで、
ずいぶん違うものなのだと改めて考えさせられました。
今回の戦闘はお互いに「不測の事態」であり、「ルール無し」ですから、
その状況下で発揮される力が本当の実力、戦闘能力なのでしょうね。

私たちの稽古でも、何の予告もなく竹刀で斬りかかって行ったりしますが、
そんなときには、「こう来たら、このように対処する」という稽古をしていては、
不測の事態には全く動けないものだとつくづく実感できます。

次回はいよいよ陳中尉との訓練開始でしょうか?
楽しみにしています!
 
2. Posted by トヨ   2010年03月17日 00:57
黒社会の人達は、よりによってとんでもない面子に
喧嘩を売ってしまったなァ・・・と(笑)

相手が戦闘のプロ中のプロでは、どうしようもありませんね。
知らないというのは本当に恐ろしいものです。

それにしても、催涙ガスって意外と怖いものなんですね。
もっとも、軍隊で使うような武器なので当然なのかもしれませんけど。
知らないことばかりです。うーん、恐ろしい(笑)
 
3. Posted by tetsu   2010年03月17日 21:46
これはまたすごい展開でしたね!
まさか催涙ガスが出てくるとは・・・。映画007の世界かと思ってしまいましたよ(笑)。

しかし、実際の闘いの場ってこんなものなのかもしれませんね。
ルールも何もなし。武器だって何が出てくるかわからない。そんな時にいかに冷静に対処し、その危機を乗り越えられるかが「生きるため」に必要なのでしょうね。
 
4. Posted by のら   2010年03月18日 15:47
武侠小説なら、ここで得意の技を出して海軍基地のリングの続き、となるのかな・・?
それとも宗少尉が誘拐されてしまうのかな・・いや、宏隆くんが誘拐される・・・?

次回はどうなるのだろうかと、いつもこんな風に作者のつもりで予想したりするのですが、
今回も全くハズレでした。(笑)

逃げるのでもなく、殺し合うのでもなく、(そんなに)怪我もさせず、
夜市の人々に迷惑も掛けず、見事にその難局を乗り切るという華麗さ・・・
これが本当の「プロの戦闘能力」かも知れません。

催涙ガスなんて、私にはまったく思い付きませんでしたねー。
でも、そんなことを書く春日さんって、なぜかその辺りにやたらと詳しい・・・
ひょっとして、こんな催涙弾を使ったことがあるのかも?
ロケット砲も、五七式歩槍も・・・
もしかすると、「その世界」に居らした人・・・なんでしょうかね・・・???
 
5. Posted by マルコビッチ   2010年03月18日 22:52
いや〜、毎回毎回予想外の展開に夢中になってしまいます。
訓練を積んだ人はすごいですね!
現状況から先の先まで読んで瞬時に判断する力!
それと、道具(武器)って凄いなと思いました。
催涙弾にワイヤー、ビーパー・・・
常に備えを怠らず、感覚を研ぎすませていることは
私たちの生活の中にも必要なことですね。

陳中尉が駆けつけて、「玄洋會」の名前を出したあたりは、
思わず『水戸黄門』を思い出してしまいました。(笑)
 
6. Posted by まっつ   2010年03月19日 00:14
うーん・・・、予想以上のスピード展開でしたね・・・
普通の物語の筋では、何らかの丁々発止のやり取りが起こる流れなのですが、
あれあれと思う間もなく終わってしまいました・・・

むしろ闘争を制するという事の現実とは肉弾相搏つような色は無く、
このように魚が三枚に下ろされるように淡々としたものなのでしょうか?
リアルに軍人の怖さが垣間見られる一幕でした。

相変わらず渋い陳中尉ですが、その秘められた実力は如何に!?
どーなるんだ次回!(C)
とても気になります。
 
7. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:03
☆玄花さん

>まさか催涙弾とは・・
ははは・・皆さんいろいろとストーリー展開を予想しておられるようで。
まぁ、楽しんで頂けたら幸いです(笑)

>何の予告もなく竹刀で斬りかかって行ったり・・・
・・ひょえぇ〜、そんなことをするんですかっ!!
気の弱いボクなど、とても本部道場ではやっていけませんねー(^_^;
 
8. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:09
☆トヨさん

相手が何であるかを見極める、ということも戦闘では大切なことですね。
ヤーさんなのか、軍人なのか、
ゴルゴ屋さんなのか、CIAか、キタチョーセンのブラック(諜報員)さんか・・
フルコンか、伝統空手か、中国武術か、中国武術っぽいフルコンなのか、
システマなのか、ジュージツなのか、柔術なのか、
ただのオタクなのか、熱心な愛好家なのか、ホントの武術家なのか・・
・・ま、何にしても、戦うコトはオソノシーですぅ〜(汗)
 
9. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:13
☆ tetsu さん

>007の世界かと・・・・
いや、あんな面白い映画が作れたら楽しいでしょうね。
美人に囲まれながら任務を全うする・・嗚呼・・・

・・でも、いつも思うのですが、あの主人公たちは格闘技術がなっていませんね。
拳銃を撃つのも下手で、初代ボンドがオープニングで振り向いてワルサーを撃つ所なんか、
あはは、あれじゃホントは中らないよなぁ・・って思います。

・・って、俳優さんなんだからあたり前なんですケドね・・(笑)
 
10. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:19
☆のらさん

>今回も全くハズレでした。
それは残念でした。次回の予想をねらって下さい。(笑)

>もしかすると、「その世界」に・・・???
・・そ、そんな馬鹿な・・・・(笑)
ボクのような臆病でひ弱な人間が、そんな世界に居られるワケがありません。
作家とは、たとえニワカ作家でも、ナンチャッテ作家でも、少林サッカでも、
腕っ節ではなく、創造力で勝負するのであります。
 
11. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:23
☆マルコビッチさん

>常に備えを怠らず・・・
そう、ソナエヨツネニ、はボーイスカウトの標語でもありました。

>思わず「水戸黄門」を・・・
あははは・・・これは笑えますね。
玄洋會の紋章を「ジャ〜ン」と見せて「控えオロー!」・・・
・・ってやった方がよかったかな?
 
12. Posted by 春日敬之   2010年03月20日 20:39
☆まっつさん

>現実とは肉弾相搏つような色は無く、
>このように・・淡々としたものなのでしょうか?

ボクは肉団子は大好きですが、肉弾戦は趣味じゃないので分からないですが(笑)、
聞いたハナシですと、どうもそういうことらしいですね。

特に、プロは時間をかけません・・・と聞いています。
考えたら、3分間バコバコやって1分休むような訓練をして務まるわけじゃないですし、
かといって相手が倒れるまで息を止めて連打するコトも、多分ありません。

格闘競技を長年やってきたチャンピオンクラスの人が、軍隊の格闘訓練では
まったく通用しないという状況も、実際に目の当たりにしたことがありますが、
何といいますか、戦闘の「リズム」が違うんですよね、試合とリアルな実戦とは・・・
それこそ、戦闘に対する「考え方」が違っている、ということなのでしょう。
私を含めて、素人は実戦というとヤタラと激しく打ち合うのだと思ってしまいますが、
ホントの実戦は、将棋やテニスや格闘技試合のようなものではなく、
巌流島のムサシとコジローのように、淡々として実に呆気ないものかもしれません。

>渋い陳中尉の秘められた実力・・・
「渋さ」というのも、希めば取れるものではないモノのひとつですね。
本当の訓練を積んできた人は、見かけは全然強いようには見えないものです。
そういう人は、本当に怖いです。
 

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