2010年03月06日

練拳 Diary #26 「起き上がり腹筋と、その動画」

                      by 教練  円山 玄花


 太極武藝館で行われる補助訓練の中に、「起き上がり腹筋」と呼ばれるものがあります。
 これは、 ”のら” さんの「站椿」シリーズにも度々登場している練功のひとつです。

 「起き上がり腹筋」は、生まれてから今日まで日常的な生活をごく普通に送ってきた私たち一般人が、太極拳という高度な武術を修めるために必要な「非日常的」な考え方にシフトするのに大変役に立つ練功であると思えます。

 何故このような練功が必要なのかと言えば、そもそも普段の生活には「日常」や「非日常」という考え方そのものが必要とされず、武術を始めようとする時には、ただ「強さ」に憧れたり、術理が見せる高度さに心惹かれる気持ちばかりが先行して、まるで普段と何も変わらない「日常」の延長で高度な武術が習得できるような気がしてしまうからです。
 しかし、考えてみれば高度な武術が日常性の延長で習得できるはずもなく、実際に稽古を始めてみると、日常的な考え方から生じる動きの中身は、やはり日常の枠から一歩も出ない、極めて凡庸なものでしかないということが直ちに実感されます。
 また、基本功などでは何となく「似たような動き」ができているように思えても、推手や散手の稽古では、ただの一歩も、わずかな動作さえも武術的には動けていないということに直面させられ、より武術的な身体を持つ相手からは、それが具体的に証明されることになります。

 「起き上がり腹筋」は単なる補助練功に過ぎませんが、示された通りにやってみようとすることで、自分たちがいかに都合よく「不自然な身体」を日常として使ってきてしまったか、その結果、自分で自分の身体を制御できないような「不自由」な身体になってしまったかということに思い至るきっかけとなります。

 例えば套路は、その姿勢や動作はそれ自体がどこを取っても非日常的なものですが、第八勢から盛んに出てくる「蹴り」の動作では、各自が持つ蹴りのイメージが邪魔をして、つい日常的に蹴りたくなってしまい、なかなか太極拳の武術原理で行えない、というようなことも起こってきます。
 蹴りの動作に限らず、「突き」が出てくればつい力強く突きたくなり、震脚の動作では派手な音で地面を踏みならしたくなり、いかにもカンフーらしい「二起脚」の動きなどは、ここぞとばかりに高く飛び上がって見事に空中蹴りを決めたくなってしまいます。
 しかし、「日常の身体」を以てそのような練習をしても決して武術的な訓練にはならず、そのような考え方ではいつまで経っても、なぜ套路にそのような動作が用意されているのかを理解するには至らないことでしょう。
 套路の稽古の中で正しい理解が起これば、力強く飛んだり蹴ったりすることこそが日常から見た太極拳の ”落とし穴” であり、正に「考え方」を変えなければ真正な太極拳を学んでいくことは出来ないところだと思えます。

 自分の考え方の何が「日常的」で、何が「武術的・非日常的」だと言われているのか・・
 この「起き上がり腹筋」は、站椿や基本功を見たまま、ただ真似をしているだけでは中々分かりにくいところを、よく実感させてくれる練功だと思います。



 それでは、「起き上がり腹筋」の練習方法をご紹介しましょう。

(1)まず足を肩幅に開いて立ち、パートナーに両足の甲を軽く押さえてもらいます。
   強く押さえてもらう必要はなく、およそ1〜2キロほどの軽い力で押さえます。

(2)そこからゆっくりと馬歩の姿勢を取るように腰を下ろしていき、膝を曲げてお尻が
   床に着いたら、そのままさらに、腰から背中、頭までを床に付けていきます。

(3)そこまで来たら、今度は反対に、頭、背中、腰の順に身体を起こしていき、最初に
   立っていたところへ立ち上がってきて、動作が終了します。

 *なお、映像では「パートナーが補助する場合」「重りを足甲に載せて補助する場合」
  「補助無しで行う場合」の三種類の練習法をご紹介しています。


 また、この練習で注意すべきことは、

 (1)一連の動作は途切れることなく、ゆっくりと「等速度、一動作」で行うこと。

 (2)腰を下ろしていくときには、膝が極端につま先から出ないようにすること。

 (3)立ち上がる時は腹筋に入力して身体を縮めたり、腕を振って勢いをつけないこと。

 (4)押さえられている足の抵抗を利用して起き上がろうとしないこと。

 ・・等々で、注意するところは、基本功などで要求される事とほぼ同じものです。


 また、当然ながら、ただ起き上がって来れば良いというものではありませんので、単純に「勢い」や「身体の柔らかさ」で起き上がって来れるようなものは全て誤りとなります。

 身体が正しく使われずに、柔軟性だけで起き上がれてしまうような場合には、足の下全体に厚さ2センチくらいのプレートなどを敷いて、お尻よりも足の方を高くし、高低差を付けてみると、この練功の意味が分かりやすくなります。

 この練功には「腹筋」という名前が付けられていますが、実際は腹筋に意図的に入力するわけではありません。腹筋やスクワットのトレーニングを山ほど積んできた人たちは、立ち上がろうとした瞬間に腹筋が固まり、腹と足がぶつかって、かえって立ち上がり難いようです。
 また、勢いで何とかお尻だけは持ち上がっても、それまでに入力してきた大腿四頭筋などで蹴ってしまい、後ろに大きく身体が立ち上がりながら崩れていくケースもよく見られます。

 ここでも他の練功と同様に《 踏まない・蹴らない・落下しない 》ことが要求され、さらに《 弛まず・しゃがまず・休まず・頑張って起とうとせず 》に行うことが大切になります。

 つまり、この練功を日常的に「膝を弛ませて屈み、床の上に寝て、腹筋を使って身体を起こし、身体を足の上に持ってきて、おもむろに立ち上がる」という事の中で頑張ろうとしても、決して容易には起き上がれません。

 この練功では身体の使い方が如実に表れ、腹筋が入力されれば足を押さえているパートナーにその反動が伝わりますし、押さえられている抵抗を利用して上がろうとすれば、それこそ相手にダイレクトに伝わってしまうので、ゴマカシがききません。
 また、そんな工夫を凝らして何とか起き上がれたとしても、ただそれだけのことで、決してこの練功を通じて太極拳を理解することには至らないのです。


 ・・・工夫と言えば、つい先日、面白い出来事がありました。
 ある時、この「起き上がり腹筋」がまだ上手く出来ない初心者のAさんが、 ”窮余の一策” として、ある練習方法を思いついたのです。

 それまでAさんの「起き上がり腹筋」は、座りに行く時に膝がつま先から大きく出て、もう少しで床にお尻が着くという時にドシンと尻餅をついてしまう、といった状態でした。
 そして膝が出ないようにすると、今度は胸とお尻が前後に飛び出すような格好になり、その姿勢では太腿に負担が来るのは避けられず、足の限界が来たところで、やはりドンと尻餅をついてしまいます。
 落下することなく、ゆっくりと、一動作でトータルに身体を使う事が出来れば容易に上がって来られるのですが、ひとたび落下してしまうと、そこからどれだけ身体を使おうとしても、もう起き上がれなくなります。
 Aさんは、この練習が行われる度に、とても苦労をしていました。

 そのAさんが、起き上がれるようになる為に工夫を凝らした練習方法とは、

 まず、壁に向かって広めの馬歩に足を開いて立ち、つま先をピタリと壁に付けます。
 そこからどんどん膝を屈めて行き、降りられるところまで降りたら、また元に戻ってくる事をくり返し、徐々に深く腰を下ろして行けるようにしていく、というものでした。

 Aさんはその練習によって「膝を出さずに降りる事」と「尻餅をつかずに腰を下ろすこと」の二つがだんだん出来るようになり、上級者の起き上がり腹筋に近づくことができる!!・・と、思えたのだそうです。

 なるほど、よく考えたものです。「起き上がり腹筋」が難しい人にとっては、画期的な訓練法と言えるかも知れません。

 ところが、その練習方法には、とんでもないことが隠されていました。
 稽古前に、Aさんがそれをせっせと道場で独り練習しているのを目に留めた上級者が、『・・ほう、なんだか面白そうな事をしてますね・・・』と真似をしたところ、一回目から『うーん、これはイケナイ、すぐ止めた方が良いですよ!』と、忠告をしたのです。
 お尻は床に付くほど下がって行けるというのに、一体何がイケナイのでしょうか・・?

 私も試してみましたが、動き始めてすぐに感じられたのは、普段から繊細に追求してきた「立つこと」の本質がかなり狂わされてしまうおそれがある、ということでした。
 言わば「立てない・動けない」身体を、わざわざ練っているような感覚があるのです。
 試しに何回か上下に動いてみると、踵がずいぶん重く感じられ、足首や足の甲が緊張して指先が浮き上がるような感覚がありましたが、Aさんは身体が慣れてしまったのか、それ程緊張は感じられないと言うことでした。

 数回動いた後にはすっかり体軸が変わり、腰や腹はまるで鬆(す)が入ったようなものに感じられて、何によってどのように立てばよいのかが分からなくなるような、そんな感覚があります。
 それは、スクワットのような運動だから大腿四頭筋にくるとか、やり方によっては大腿二頭筋に来る、インナーマッスルが働く、といったレベルの話ではなく、たとえそれがどんな筋肉に来ようと、站椿や基本功を練ってきた意味がすっかり無くなってしまうような、体軸そのものが失われる危険性を孕んだ方法だと思えました。

 また、拳学研究会のメンバーにも試してもらったところ、面白いことに、陳氏太極拳には不可欠な「ある機能」が、かなり働きにくいことが分かりました。
 その機能を働かせながらAさんの方法を行おうとすると全くうまくいかず、反対に、それを機能させずに行えば確かにスムーズには動けるのですが、「股関節」と「腸腰筋」を巧みに働かせただけの単純な運動にしかなりません。 
 ・・これでは纏絲勁など、夢のまた夢になってしまうかもしれません。

 パートナーも必要なく、壁さえあれば他に道具がいるわけでもないこのAさんの練習方法は、まだ身体に練功というものの実感がなく、歩法では落下や蹴り上げが顕著に見られるような、出席日数の少ないAさんだからこそ考えついた方法ではないかと思え、早速それを中止するようにアドバイスしました。


 「起き上がり腹筋」では、パートナーに補助してもらうものが分かれば、より身体の構造を理解していくために、徐々に足に掛ける負担を少なくしていき、最後には補助なしで、ひとりで座りに行き、ひとりで立ち上がってくる、ということを稽古しますが、例えばAさんの考えた練習方法では、補助さえあれば何とか立ち上がってこれるかも知れませんが、補助無しでは勢いをつけない限り、まず不可能ではないかと思えます。

 それが難しくても、起き上がれなくても、そこに「自分なりの工夫」を持ち込むことなく、ひたすら要求を守って修練を積み重ねていくと、そこに今までの自分とは違うものを感じられるようになります。
 一見、腹筋運動のように見えても腹筋への入力を使わないこの運動は、日頃から指導されるとおり、「やり方」の工夫ではなく、自分の「考え方」を変えることでしか出来るようにならないものだと思いました。


 かつてホームページに、起き上がり腹筋の「補助のない場合」の動画を掲載したことがありました。ところが、門人のひとりがそれを体育の教師である奥様に見せたところ、即座に『・・これは有り得ない、こんなことは絶対に不可能だ!!』と仰ったそうです。
 その方は体育大学出身ですが、映像を他の教師たちにも見せたところ、やはりこんなことは有り得ない、これはきっとトリックに違いない、という意見で一致したということです。

 私たちの道場では、出来なかった人でも、武術としての「正しい考え方」と「身体の在り方」を説いていけば誰もが徐々に出来るようになってきますし、中には「補助なし」で起き上がって来られるようになる人も居ますから、そのお話を伺った時には、私たちの方が随分驚かされたものです。何よりも、この「起き上がり腹筋」がそれほどまでに「非日常的な動き」に見えるのだという事に、妙に納得したものでした。
 そして、「日常」から見て「有り得ない」と思えるからこそ、練功として練る価値があり、それ故に「武術」と呼べるのではないか、とつくづく思えた次第です。

                                  (了)



   

xuanhua at 05:03コメント(19)練拳 Diary | *#21〜#30 

コメント一覧

1. Posted by 円山 玄花   2010年03月06日 05:12
今回、初めてブログに「起き上がり腹筋」の動画を掲載しましたが、
私自身の稽古としてはまだまだ研究途上であり、当然納得のいくものではありません。
また、師父からも今回の動画を見ていただいたところ、
「まだ機能が充分に使えないため、歩法の練習で歩く時のような滑らかさが無い」
というご感想を戴きました。

ひとつの練功を段階的に練習することで見えてくる自分の問題点は、そのまま基本功における
問題と同じものであり、つくづく原理はたったひとつであるということを実感させられます。
今後も精進を重ねて、示されている「原理」の追求と理解に励みたいと思います。
 
2. Posted by マガサス   2010年03月08日 00:42
>Tai-ji Stand-Ups

英語で言うと、なかなかカッコいいですねー!!
この動画はホームページでも三日間ほど出されたことがありましたが、
ついにブログに本格的に登場ですね。\(^O^)/
これからも、どんどん動画を出して頂ければ、門人としてはこの上なき幸せッス・・・

>Aさんが工夫を凝らした練習方法・・・

私もそれを目撃して、面白そうなのでやってみましたところ、
な〜んだ、こんなの簡単じゃないの・・・
すぐにお尻が床に付くほどまで下がっていけるし・・
ヒョヒョイのヒョイ、っと・・
とやっていると、先輩から、「あのね、それはキケンだから止めたほうが良いですヨ」と言われ、
何がどう危険なのかも分からずに止めておきましたが、今回の記事を読んで、その意味がやっと
分かりました。因みに、S先輩がこれを試されたときには下まで行くどころか、腰を下ろそうと
しただけで後ろ向きに吹っ飛んでしまったそうです。
巧く考えたつもりでも、原理としてはとんでもないことはよくあるようで、私なども自分の頭で
勝手なことを考えて解釈するタイプなので、気をつけねばと思いました。
 
3. Posted by のら   2010年03月08日 17:18
「起き上がり腹筋」にはこれまで多くの時間を使ってきました。
私も初めは全く出来ずに悔しい思いをしましたが、指導と共に徐々に出来るようになり、
今では、あまりパートナーにショックを感じさせることなく起き上がれるようになり、
多少足は動いてしまいますが、何とか補助なしでも起き上がれるようになりました。

初めの頃と今とでは、自分の「考え方」が随分と変わりました。
基本功の稽古で見つけた太極拳の原理・構造を使えるようになったり、
起き上がり腹筋で見つけたことを他の稽古に使えるようになったのです。

起き上がれなかった人が、どんどん構造の変化を見せているのは、
自分と同じように、他の稽古で見つけたことを「起き上がり腹筋」に見出して、
その構造をきちんと使おうとしているからだと思えます。
特に、座りに行くことさえ儘ならなかった人、
大腿四頭筋、スネ、腹筋の緊張が当たり前となっている人にとっては、
自分の身体の構造をリアルに実感できる、たいへん貴重な稽古となっているはずです。
このような記事を出して頂けることを、大変ありがたく、嬉しく思います。
 
4. Posted by bamboo   2010年03月08日 21:11
入門当初はいつも筋肉痛だったこの練功も、あえて課題を浮き彫りにできることに不思議と
面白さを感じるようになりました。
それにしても、いつ拝見してもその動きには静けさすら覚えます。。
また、常に自分と向き合い高みを追求するお姿にときどきゾッとすることがあります^^;
 
5. Posted by マルコビッチ   2010年03月08日 21:46
ついに動画を出してしまいましたね!!
私には、とっても嬉しいことですが・・
もったいないような・・・イヤイヤイヤイヤ・・
そんな考えでは太極拳は上達しませんよ!って、
以前先輩に言われたことがあったっけ・・

「起き上がり腹筋」を始めた頃は、ほんとに全然出来なくて、
”お腹が出てるからかなあ〜”と半ばあきらめムードでした。
何年も稽古して、他の練功で発見したことなどを重ねていき、
なんとか起き上がれるようになってきました。
今回この映像を拝見して、滞りのない一連の動作に感嘆し、
私もこのように補助なしで出来るようになりたい!と
意欲がわきました!
ありがとうございました。
 
6. Posted by tetsu   2010年03月08日 22:08
ついに出てしまいましたね動画が!
私にとってはこの動画の動きでさえとてもスムーズで見惚れてしまうほどですが、
「まだまだ・・・」という師父の御指摘の言葉を聞くと、本当に何とも奥深い原理があるものだ
と考えさせられます・・・。
しかし、このような素晴らしい原理を学べる我々は幸せです。
師父の教えんとすることを曲げないよう、自分なりの解釈をはさまないように精進していきたい
と思います。
 
7. Posted by まっつ   2010年03月09日 00:37
「起き上がり腹筋」は自らの身体の日常性を、
つくづく明確に映してくれる練功ですね。
偏りや歪みが生じていたり、部分が強調されてしまったり、
それらトータルではない自分を思い知らされます。

勢いや部分的な緊張を伴う身体の軸で、
上に戻る事は出来るようになりましたが。
等速度等力の原則に倣おうとするほど、
自分の間違いが浮き出て見えます。

面白い点は、そうしてみて出来ない事のほうが、
間違って出来てしまうより正しいとされる事でしょうか。
出来てしまう事より、出来ない自分を見つめる事が稽古である事、
そのような教えは、昨今では極めて珍しいのでは?
と思われます。

大変、勉強になりますが・・・
動画まで公開してしまうのはどうがと思いました(やってしまった!)。
 
8. Posted by オポルト   2010年03月09日 17:30
おお! ホントに動画が出ちゃいましたねー(笑)

私はまだ、起き上がれたり、起き上がれなかったりの繰り返しです。
もちろん補助無しではまったく起き上がれません。
やっぱりお腹のシボウが災いしているのかとも思えますが・・・汗
出来るときにはウソのように楽に起きて来られるのですが、ダメなときはやはり腹筋にすごく入力されます。まだこの原理を完全に理解できていないということなのでしょうね。
前回、つい腹筋を目一杯使ってしまったら、その週の稽古では一度も起き上がれませんでした。
怖ろしいものですね。

出来ないときには、Tai-ji Stand-Ups ではなく、
Tai-ji Stand Ooooops !!・・になってしまう私でありました。
 
9. Posted by 武峰   2010年03月09日 17:59
このような動画を出すことは、いろいろな意味に於いて大変意義あることと思います。
もし予定されているなら、次の動画楽しみに待っております。

>Aさんの工夫した練習方法
これは駄目ですね。大腿二頭筋とインナーマスルには来ますが、それだけのことで、最後には重さがすべてカカトに来てしまい、構造が無視されています。素人考えではなく、きちんと師父の指導されたことだけを訓練すべきでしょう。
 
10. Posted by 耕   2010年03月09日 23:05
>この動画はホームページでも三日間ほど出されたことがありましたが、

その三日の時にパソコン画面からカメラで撮って、とっても画質は悪かったですが、
iPhoneにその動画を入れて持ち歩いていました。
なんとか参考にして起き上がれないものかと思いつつ何度も観ました。

残念ながらいまだに起き上がれませんが、
あらたに取り直していただいた動画をアップしていただいてありがたいです。

もう一度じっくりブログも読ませていただき、勉強させていただきます!
 
11. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:20
☆マガサスさん

>自分の頭で勝手なことを考えて解釈する・・・
それこそ太極拳を学ぶ上で最も恐れなければならない「落とし穴」なのでしょうね。

普段の稽古で何気なく注意される一言が、実は原理を理解するために外してはならない、
重要なヒントだったりします。
そのようなヒントをひとつひとつ見落とさないように拾い集めていると、
自分なりに”巧く考える”ような余裕は、出てこないと思うのですが・・。

補助練功といえども段階的に勉強できるようになっているので、
原理でなければ通用しないというところが、とてもありがたいですね。
 
12. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:24
☆のらさん

>補助なしでも起き上がれるようになりました。
それはすごい進歩ですね!
補助なしの場合、必ずしも足が動いてはいけないというわけではありませんが、
足が動かずに起き上がってこられることは、また新しい世界を広げてくれると思います。

>基本功の稽古で煮付けた太極拳の原理・構造を使えるようになったり、
>起き上がり腹筋で見つけたことを他の稽古に使えるようになったのです。
そのことこそ、この練功で見つけて欲しい第一のことと言えるかも知れません。

ただ起き上がれることだけを追求している人は、
できたとしても、ただ起き上がれるようになるだけで、
自分の套路の動きは今までのまま、ということにもなりかねません。
のらさんのように「考え方」が変われば、跌岔で足を使わずに立ち上がってこれることや、
推手で相手を崩せることにも結びついていくと思います。
 
13. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:26
☆bambooさん

この練功は本当に自分の課題を分かりやすく教えてくれるものだと思います。
それを面白く感じられるようになったら、もう止められませんね。(笑)
きっと、基本功や套路でも同じように感じられることと思います。

>お姿にときどきゾッと・・・
私も稽古ではゾッとすることばかりです。
太極拳のすごさにゾッとしたり、自分の稽古する姿を鏡で見てはゾゾッとしたり・・(汗)

今後も頑張って稽古を続けてください。
 
14. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:29
☆マルコビッチさん

>”お腹が出てるからかなあ〜”
意外と聞きますね、自分が出来ないのは身体の固さや体型のせいだという声を・・
座りに行ってもお腹がつかえて静かに座れないし、
上体を起こしてきてもやっぱりお腹が邪魔をして上がれない。
やっぱりスリムなお腹と足にお尻が寄ってくるような柔らかさがないと上がれないのでは?
・・と考えるようです。

でも、その人にきちんと座りに行くことと、きちんと起き上がってくることを指導すると、
その場でヒョイと起き上がってきて、本人が一番驚くということもありましたから、
原理の力とは、なんとも不思議なものだと思いました。

>補助なしで出来るように・・
私が今回の動画のように3種類の起き上がり腹筋を稽古してきて思うことは、
3つとも「同じである」ということです。
それは、補助をしてもらうものをガンガン鍛えてさらにパワーアップすれば、
補助なしが出来る・・というものではなく、反対に、補助に頼っていたものや身体の休憩、
不必要な無駄がどんどんマイナスされていったために出来たように思います。

・・そうは言っても、自分もまだまだ先があると思っていますが。
自分が変わっていくことは、なかなか楽しいものです。
今後も頑張ってください。
 
15. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:32
☆Tetsuさん

稽古をしていると、目の前に広がっているものを見ているつもりでも、
それは全体のほんの一部でしかないのだということを、いつも感じます。
今、その全てを見られれば良いのにと思うのですが、それが出来ない。
それはちょうど小川を跳び越えようとするときのように、
跳んでしまえば何てことはない幅なのに跳ぶまでが恐いという気持ちに、
どこか似ているようにも思います。

やはり、常に師父が仰るように、
言われていることをそのままその通りにやってみようとすること、
そこに何も加えたり引いたりせずに稽古していくことでしか、
本当の「原理」は見えてこないのだと思います。

私も、教えられていることをそのまま学べるようなセンサーを、
曇らせることなく、常に磨いておきたいと思っています。
 
16. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:35
☆まっつさん

>自らの身体の日常性を、つくづく明確に映してくれる・・
このくらいハッキリと、目に見えて「出来ない」練功でないと、
なかなか本気で自分の考え方を見直そうとは思えないのかも知れませんね。(笑)

>出来てしまう事より、出来ない自分を見つめることが稽古である・・
よく考えてみれば、この練功の目的は起き上がりたいわけでもなければ、
敵が攻撃してきたときにサッと地面に背中を付けてそれをかわし、
反動を付けずに起き上がって反撃するための練習でもないわけですから、
正しくやろうとしてまだ起き上がれないのであれば、それは間違いではなく、
反対に、要求を守らずに起き上がれてしまうようなものが間違いであるとされるのは、
ごく当たり前のことだと思います。

要求されているとおりに動いてみて、自分の間違いが浮き出てきたとき、
その”間違い”に対して「どうしたらよいのか」を考えるのではなく、
そこでさらに要求されていたことだけを稽古することが大切だと思います。

「どうしたらよいのか」という状態では、
”どーするんだ?”、”こーするのか?”ということばかりが山のように出てきて、
ついには元の問題点が分からなくなったりしてしまいます。
常に、自分の心が静かに澄んだ状態で稽古に臨みたいものですね。

>動画まで公開・・
せっかく動画付きになったのですから、ドウガんばっても補助なしはできん!
なんてことにならないように、頑張りましょう。
 
17. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:38
☆オポルトさん

皆さん稽古中は黙々と稽古しているので分かりませんが、
このようにコメントを寄せてもらうと、いろいろと苦労していることが伝わってきますね。

>お腹のシボウが災いして・・
やはりその辺りが悩みになりやすいのでしょうか。

もしも、起き上がり腹筋が腹筋運動を必要とするものであれば、
お腹のお肉が問題になるかも知れませんが、
そもそも、腹筋が働くような、お腹を膝に近づけていくような格好にはなりませんので、
お腹の大きさに関係なく、練功ができると思いますよ。
その辺りの動きを動画で確認していただければと思います。

>Tai-ji Stand Ooooops ! !
ザブトン一枚と、武藝館特製ボールペンを差し上げましょう。(笑)
その勢いで起き上がり腹筋も頑張ってください!
 
18. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:41
☆武峰さん
コメントをありがとうございます。

今回動画を公開したことで、少なからず動画を出すことの意義が見えてきたように思います。
動画については、今後も師父やスタッフと十分に検討していきたいと思います。

Aさんは、まだそれほどの時間をその練習方法でやっていなかったために、
取り返しの付かないようなことは避けられたのですが、
指導する立場の人間として、今後はよくよく注意していきたいと思いました。
 
19. Posted by 円山 玄花   2010年03月10日 02:47
☆耕さん
コメントをありがとうございます。

>パソコン画面からカメラで撮って・・・
それは大変なご苦労でしたね。
ひと言お知らせくだされば、喜んで(内緒で)映像をお送りしましたのに。
でも、そんなに熱心にご覧頂いて、とても有り難く思います。

ホームページにあの動画を出してから、もう2年近くになるでしょうか。
私も自分で今回の動画と見比べてみようかと思いました。
少しは上達しているといいのですが・・・(汗)
 

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