2009年11月03日

Cuore Sportivo:Alfa Romeo (2)





   156と私            by のら(一般・武藝クラス) 



 初めてアルファロメオに乗ったのは、師父の「Alfa 156」が納車された日だった。
 それまでパリ・ダカール・ラリーにでも出場できそうなゴツイ四駆に乗っていた師父は、掛川に居住されることが決まってからは、それを信州の家族のもとに置き、新しく発売されたばかりの、アルファ・ロメオ156(V6 24V 2.5L)を購入されたのだ。

 そのクルマは、掛川の道場の前に、キャリア・カーで運ばれてきた。
 夕暮れが間近となっているにも関わらず、その真紅のスポーツカーは、鮮やかな光彩を放って私の目の前に降り立ち、エレガントな容姿に似合わぬ野太いエグゾースト・ノートを周囲に響かせながら、道場前の駐車場に整然と駐められた。

 何という美しいクルマなのだろう・・と私は思った。
 普通の乗用車で、これほどボディラインの美しいクルマを、私は見たことがない。
 そのスタイルは限りなく女性的であり、角ばりのないボディは優しささえ感じさせる。
 しかし、かといって決してエレガントに見えるばかりではなく、よく見れば、まるで獲物を狙う猛禽類のような、鋭く、力強く、敏捷な動きをする底力が感じられる。その力強さはドイツやアメリカの車に見られる硬骨さとは違って、スマートで瀟洒なダンディズムに裏打ちされる強さのように思えた。

 夕暮れの駐車場の照明の中で、何度となくそのクルマの周りを回り、前から、後ろから、目線の高さを変えてはそのクルマの隅から隅までを眺め、まるでレースカーのようなコックピットをしげしげと見つめ、時の経つのを忘れるほど、飽きずに眺めた。

 そのクルマを駆る主(ぬし)となる師父は、それから3時間ほどして掛川に到着された。
 昨日、信州で稽古を指導され、今日は何軒かの整体治療の往診に回ってから此方に新幹線で来られたのである。

 駅からタクシーで来られた師父は、駐車場でクルマを目にするなり、

「おお! やっぱりアルファ・ロメオだ、綺麗なボディラインだねぇ〜!」

「うーん、何という美しいデザインなんだろう。この、サイドラインの真上にドアノブを付けるなんて、憎いねぇ・・まるで宝石をちりばめたように配置した、と言われる、このテールランプの形の美しさはどうだ・・・やがて世界中のクルマに、このデザインが真似されていくんだろうね。こんなクルマを、日本が造れたらなぁ・・・」

 そう仰ると、三階の住まいには上がらず、「このまま初乗りをしようか!」と私を誘って下さり、後部座席にカバンを放り込んで、エンジンをかけた。

 助手席に座った私は、初めて乗るアルファ・ロメオの、その ”MOMO” のシートの繊細な感触にまず驚かされ、助手席からはコックピットのパネルがまったく見えないことにも少なからず驚かされた。同乗者にそれが見えないと言うことは、余分な光の反射を入れず、ドライバー自身に最も視認性が高い設計になっている、ということでもある。

 師父は高らかにブリッピングを上げながら、何度も回転数の感触を確かめ、やがてギアを1速に入れて、夕闇の中に、滑るようにクルマを走らせ始めた。

「ウインカーは、ひ、だ、り、っと・・・」

「ああ、外車は左にウインカーが付いているんですね?」
 
「うん、日本車と反対で間違えやすいので、初めは、左、左、って云いながら走らないと、ついワイパーを誤作動させちゃうからね・・・」

 国道に出て、バイパスに乗る。
 通勤時間はとっくに過ぎているので、交通量はそれほど多くない。
 かつては筑波サーキットでレースをしていたこともある師父は、シフトレバー捌きも鮮やかに、シフトアップをしては加速し、回転を合わせながら低いギアまで、素早くシフトダウンを繰り返して、このクルマと対話をしているように見える。
 そして、その度に156は「クォォォーン」という、独特の心地よいエグゾースト・ノートを響かせて走る。人を魅了するその官能的な排気音は「アルファ・サウンド」と呼ばれている。アルファ・ロメオには、独自の排気音を設計する専門部門まで存在しているのだ。
 これは、たとえアルフィスタでなくとも、それを耳にした誰もが魅惑されてしまう響きに違いない。

 加速する時には、シートの背に強く押し付けられるようなGが掛かるが、減速する時には、ダブルクラッチをしてギアとギアの間で回転数を合わせるので、シフトダウンのショックがほとんど感じられない。オートマに馴染んだ私には、考えられないようなテクニックである。

「いやぁ・・ 良いクルマだなぁ・・・」

 運転している師父が、ポツリと、ちょっとウットリした表情で、そう言われる。

「いろんなクルマに乗ってきたけれど、運転していて、こんなに楽しくさせてくれるクルマは、ちょっと他には無いね!」

「ホントに凄いクルマですね。隣に乗っているだけでも、そう思います。
 まず、これがフォードアのセダンだとはとても思えないです。飛行機が離陸するときの加速みたいで、翼を付けたらこのまま飛んで行くんじゃないかと思えてしまう・・・」

「ははは・・・これで190馬力しか無いっていうから、驚き、モモノキだね!、貴女が仕事用に乗ってるビスタだって、165馬力はあるんだから・・・」

「・・それって、大したことないんですか?」

「近ごろのクルマは、フルタイム4WDのレガシィだって285馬力もあるし、ランエボやインプレッサだって300馬力近くもあるでしょ・・・でも、それだけ馬力が違っても、多分コイツの ”走り” には敵わないだろうね」

「100馬力以上も違うのに、このクルマの敵ではない、ってことですか?」

「・・クルマっていうのは、スペックだけじゃ計れないんだよ。日本人はスペックを盲信する傾向があって、やたらと高馬力のクルマをありがたがるけど、実際に走ってみた性能は必ずしもそれと一致しないし、ドライバーの腕によっても大きく変わる。クルマの性能はスペックよりも ”バランス” で決まるんだ」

「バランス・・?」

「そう、太極拳と同じだね。バランスで決まってしまう」

「その、バランスって、どういうことなんですか?」

「クルマで言うと、フレームと、ボディと、エンジンと、足回り、このバランスがきちんと取れていないのに、やたらと馬力やトルクを上げても、クルマは走ってはくれない・・」

「・・そうなんですか? 私は馬力がありさえすれば速いと思ってました」

「ははは・・・普通は、そう思うね。
 でも、たとえば、発勁の練習ばかりをしても、基本功が理解できていなければ打っても効かないし、相手を吹っ飛ばすことも出来ない。
 ボディビルで、ものすごい筋肉を造っても、腹筋やスクワットが何百回できても、身体のバランスがトータルに取れていないと、武術では何の役にも立たないでしょ・・・それと同じことだよね」

「よく、打撃力を、他の格闘技と比べて計測したりしますけど・・?」

「・・そんなのは、ほとんど無意味だろうね。それと武術の戦闘能力とは何の関係もない。
それよりも、どうしてそのような破壊力が発生するのか、というメカニズムを研究しなくてはならない。人間を打つのに瓦を15枚も割る必要はないし、計測して驚くような破壊力があるかどうかも問題じゃない。武術に必要なのは、カラダ全体の、絶妙なバランスなんだよ」

「それじゃ、このクルマは、そんなバランスを優先して造られていると・・?」

「そう、こんなに優れたバランスのクルマは、今どき珍しいね。見事なまでにバランスが取れているから、速くて力強い走りが可能になる。しかも、クルマを走らせることはスポーツなんだ、というアルファ・ロメオのポリシーが貫かれていることを強く感じさせてくれる。
 まさに、クオーレ・スポルティーボ(Cuore Sportivo=スポーツの魂)だね!、きっと、この車は、アルファ・ロメオの名車として、永遠に語り継がれるクルマになるよ。2リッターのツイン・スパークなら、もっとアルファらしさが出ているんだろうね・・・」


 そんな話をしながら、師父は各ギア毎にきちんと回転数を5〜6,000rpmにまで上げ、シフトアップとシフトダウンを繰り返して走っている。

「・・どうして、そんなにアクセルを吹かして走るんですか?」

「エンジンには、最もトルクや馬力の出る回転数があるんだ。各ギア毎に、それらに合わせて使ってやると、そのクルマの性能が最大に使われる。普通は、その車の性能の何十分の一しか使っていない人がほとんどだろうけどね。これは武術でも同じことで、構造を理解しないと、なかなか人間が持つ性能をフルに使えないのだけれど・・」

「なるほど・・・私の弟もアルファ好きで、S.Z. という車に乗っているんですけど、やっぱりスゴイ走りだ、って感動していました。
 ウチの弟は、鈴鹿でバイクの8耐(8時間耐久レース)をやるような人なんですけど、アルファに惚れてしまって、もう、一生乗り続けるって言ってます」

「うわぁ、S.Z. に乗ってるの? いいなぁ!! ザガートのデザインってのは強烈だね、私も一度はオーナーになってみたいもんだなぁ・・!」

「・・そんなに凄いクルマなんですか?」

「あれは、確か3リッターで210馬力位しかないけど、その外見と走りの凄さで、イル・モストロ(IL MOSTRO)、つまり ”怪物” と呼ばれているんだ。10年も前のクルマだけど、今でも充分すぎるくらい通用する完成度の高いクルマだよ。走っている姿は怪物と言うよりも野生の猫科の動物、と言ったほうが近いね。
弟クンは8耐までやるの?、スゴイねぇー・・・いやぁ、S.Z. かぁ、幸せだねぇー!!」

「師父も、昔は筑波で走っていたそうですが、何故レーサーにならなかったんですか?」

「いや、レースは遊びでやってただけ・・本物のレーサーにはなる気はなかった。何でもそうだけど、よっぽど熱を入れなきゃ本物には成れないし、何しろ、ひたすら太極拳をやらなきゃならなかったんでね・・(笑)」

「あ・・・だんだん、エンジンの音が良くなってきましたね」

「そう、よく分かるね! 走りも、少し滑らかになってきたでしょ・・?」

「距離は、まだ30キロ位しか走っていないのに、不思議ですね」

「いや、これは、私がこのクルマに慣れてきたんだよ、ははは・・・」


 それから二年近くの間、私はこの156と共に、毎週末、必ず信州まで往復することになった。師父が信州の門人を指導するために、週末には必ず、片道350キロの道のりを、高速を飛ばして通われたので、それに随行したのだ。

 その間、156は一度も故障したことがない。せいぜいがウインカーのランプを取り換えたくらいで、小さなトラブルさえ、まったく起こらなかったのである。

 アルファはよく故障する、などと言われたのは、ひと昔前までの、純正パーツが手に入りにくかった時代のことで、このクルマのように、きちんと整備して可愛がって乗ってやれば故障のひとつも出てこない、という。特にこの156はアルファの威信をかけて造られたものだった。
 それに、師父はご自分の走りに合わせて、タイヤやエンジンオイルは無論、ブレーキパッドやドライビングシューズまで選ぶような人であり、日頃の整備点検も怠ることがなかったので、クルマは常に絶好調だった。


      



 このクルマの性能や、師父の運転技術を、まざまざと見せつけられた事が二度ほどある。
 一度は、信州で稽古をした帰り路のことだ。

 深夜の高速の、峠にあるとても長いトンネルの直線部分を、後ろからスカイラインGTRがピッタリと迫って来た。よくある嫌がらせだ。師父も決してのんびりと走っているわけではないのに、深夜のトンネルの中を、意味もなく後ろから執拗に煽ってくるのである。

「危ないなぁ・・馬力があってアクセルを踏みさえすれば速く走れると、勘違いしてる。
あれじゃ遊園地のゴーカートと同じだね。ネコにGTR、ってヤツ・・あははは・・・」

 師父はそう言って笑い、全く相手にされなかったが、余りにも執拗に後ろで煽ってくるので、トンネルを抜けてから先の、長い下りのワインディングが続くところで、

「しつこいなぁ、それじゃ、これでもピッタリ付いてこれるかな・・?」

 ・・・と言って、かなりワインディングのきつい下り坂を、それまでの運転とは打って変わって、スッとアクセルを踏み込んで、走り始めた。

 私は、その経験したことのない、もの凄い速さにも驚いたが、何よりも恐怖をまったく感じないことと、助手席の私にそれほどGが掛かってこないことには、もっと驚かされた。
 滑らかに、しなやかに・・・・走る、というよりも、まるでイルカが泳いでいるような、私の経験したことのない、そんなクルマの走りが MOMO のシートにすっぽりと包まれている全身に感じられたのだ。

 あれほど執拗に後ろにピタリと付いていたGTRは、意外にも、その下りでグングンと離され、あっという間に見えなくなってしまった。追い越したいのなら、トンネルよりもはるかに抜きやすいはずなのに、まったく付いて来れないのだ。
 その下り坂の、やたらと長いワインディングが終わった頃、師父はようやくスピードを普段のレベルに落とした。

「どうしたかな? パンクでもしてなきゃ良いけど・・・」

 しばらく経って、その先の立ち寄る予定のパーキングエリアが近くなって、師父が更に速度を落とし始めたころ・・・直線が長く続くようになった辺りで、後ろから先ほどのGTRがもの凄いスピードで追い越していった。

「やれやれ・・ちっとは懲りて、ゆっくり走ればいいのに・・・あんなハシリをして、事故んなきゃいいけどね」

「遊んであげたんですね? でも、凄いスピードでしたけど・・・」

「そう? あれでもセーブして走ってたんで、怖くなかったでしょ?他の人が乗っているときには、そんなにスピードを出さないことにしているからね。
 でも、あんな走り方をしちゃ駄目だね。他人を相手にスピードを出したきゃ、サーキットに行けばいいんだ。サーキットで走れば、自分がどんなに下手クソか、よく分かる。
 自分の車の性能を誇示したくて、他人に迷惑を掛けて満足するなんて、クルマ好きとしては最低だね。マシーンに与えられている性能と、自分の能力を勘違いしているんだよ。
 あれじゃ、高性能のクルマに乗る資格は無い。だいたい、造った人に失礼でしょ。あんなヤツが居るから、海外じゃ、 ”GTRは高性能だが、見た目は東京のタクシーのようだ” なんて悪口を言われるんだよ」


 もう一度は、門人の駆るレガシィと一緒に走った時だ。
 彼は、かつてスバルのチームでサファリラリーに出場した経験を持つ人で、スバルには相当愛着があり、ヒマがあれば車庫でクルマをいじっているような人だ。
 国産車贔屓であり、勿論スバル贔屓でもあった彼は、真っ赤な色のエレガントな156を見て、内心、どうせ大したコトのないヤワそうなクルマだ、と思ったと言う。
 クルマのプロであり、メカニックとしても活躍している彼は、師父にしては間違った選択をされたな、と思ったのだ。何と言っても、この「レガシィ・ツーリングワゴン・GT」は、米国ユタ州のボンネビル・スピードウェイで、まだデビュー前のレガシィが10万キロ走行をして、平均速度249.981Km/h の、”世界最速ワゴン” の記録を樹立したという、輝かしいクルマなのである。

 その彼と、東名高速を一緒に走る機会があった。彼のレガシィは2L・DOHCターボ仕様の280馬力、トルクは 35.0kg、車両重量は1,430kgである。
 師父の156は、2.5L、190馬力、重量は1,390kg、トルクは 22.6kg。
 排気量で僅かに 500cc 多いものの、あちらはターボつきで一人乗り、こっちは四人も乗っているのだから、どう見ても馬力とトルクが勝る向こうの方が速いに決まっているよなぁ、と思いきや・・・

 意外にも、レガシィは、まったく付いて来れない・・・
 師父は、ごく普通に走っているのである。飛ばしているわけでもなく、ましてや競争しているわけでもない。グングン他車を追い越して、縫うように走っているわけでもないし、シートには格別なGも掛からないのだ。

 なのに、レガシィは付いてこない・・・
 師父が、「あれ? あいつ、どうかしたのかなぁ・・・」などと心配されるほど、彼の駆るレガシィは「ミラ点現象」、つまり、此方のルームミラーの中に、見る見るうちに ”点” になっていく。

 これには、さすがにレガシィの彼も驚いたらしい。
 いや、実際に相当にショックだったのだと思える。何故なら彼は、その後間もなく、強化クラッチ、吸気系、排気系、足回りなど、そのレガシィを百万円も掛けて改造し、再び師父の156と共に走る機会を持ったのである。

 ・・・しかし、結果は、またしても同じことであった。

 そして、ついに彼はこう言った・・・

「師父・・今度、そのクルマを運転させてくれませんか?」
 
 そうして彼は、初めてアルファ・ロメオを運転してみて「自分の想像と、全く違った」と言った。「日本車にこの真似は出来ない・・やはり、クルマの歴史の長さの違い、レースの経験の違いを大きく感じさせられてしまう」・・と。

 シャシーがどうで、フレームがどう、エンジンの何がどうである、といった専門的なことも彼は多く語ったが、残念ながら私にはそれがどのようなことなのか、まったくよく分からない。しかし彼は、その長いクルマ人生で初めての、まったく新しい「考え方」を体験していた。それはとても高度な、そして、とても美しい「考え方」であった。

 彼はその後、改造したレガシィを他の門人に譲り、「GTV」という、師父が所有するもう一台のアルファ・ロメオを、師父に懇願して譲り受けることになった。

 そのGTVは漆黒のスポーツ・クーペで、一週間、三週間、一ヶ月、三ヶ月と、月日が過ぎていくにしたがって、彼のクルマに対する考え方が変わっていった。

 やがて、彼は言った・・

「・・本当に、無知ほど怖ろしい事はありませんね。僕はこんな素晴らしい車が世の中にあることを知りませんでした。師父の太極拳と同じで、やってみないと、体験してみないと、決して解らない。
 このクルマは乗れば乗るほど、自分が高められていくのが分かります。
 凄いクルマですね・・・太極拳と同じです、自分の太極拳に対する考え方が、このお陰で随分変わりました。とてもいい勉強をさせて貰っています・・・」
 

          *  *  *  *  *  *  *


 ここに、師父が秘蔵の、イタリア製の156の CF(コマーシャル・フィルム)がある。
 かつてベニスを襲った大寒波を題材に、その時の様子をイメージして、とても素敵なCF が作られたのだ。

 温暖なベニスの海に氷塊が寄せてきて、ありとあらゆる運河が氷で埋まり・・・・
 そんな不思議な光景の中を、最新型のアルファ156が駆け抜けて行く。

 ベニスが氷で埋まることが長い歴史の中で有り得ない事、極めて稀なことであったように、スポーツカーの名門、アルファ・ロメオの長い歴史の中で、156の存在は、際だって滅多に有り得ないスゴイ事件なのであると、まるでそう言いたいばかりに、氷で埋め尽くされた運河を走る156の映像が流れる・・・

 そのビデオを師父からお借りしたので、ここでご紹介したい。
 わが太極武藝館もまた、中国武術の長い歴史と文化、太極拳の大いなる歴史の中で、そのような希有なる存在とならんことを、心より願いつつ・・・


                                   (了)




   

tai_ji_office at 19:21コメント(14)Alfa Romeo  

コメント一覧

1. Posted by なんだ   2009年11月04日 23:32
F1でもクルマは「バランスだ」、「トータルパッケージだ」とよく言われていますね。

156美しいクルマですね。

156をサラリと乗りこなされている方を見ると、うっとり見とれてしまいます。
 
2. Posted by トヨ   2009年11月05日 01:04
か、か、かっこいい〜〜!!
動画だけでなく、ここに書かれている師父のことにも、男心がくすぐられますよ。

武術もクルマも何事も、本物を経験し、追及していかないといけませんね!
 
3. Posted by まっつ   2009年11月05日 01:13
アルファ・ロメオのセンスが光る
優雅でしなやかな映像ですね。

156・・・
無理の無い自然なスタイルが素敵です。
美的である事を血脈に宿したクルマだと感じました。
 
4. Posted by 円山玄花   2009年11月05日 14:45
いや、懐かしいですね〜。
私が初めて目にしたアルファ・ロメオが、まさに156でした。

・・忘れもしない、あれは高校3年の秋のこと。
いつもの帰り路を、いつもと同じように”愛車”のマウンテンバイクに跨り、家の駐車場まで一気に走ってきたそのとき、視界に飛び込んできた真っ赤な車に、目が釘付けになりました。
思わず、ハートが大きく弾んだことを、今でもハッキリと憶えています。

初心者マークを付けて、運転の基本を学んだのも156。
初めて高速を走ったのも156。
車と一体になって、ドライブする悦びを教えてもらったのも156。
車の性能をフルに引き出すなんてことは、とても無理でしたが、こちらのレベルに合わせて、
きっちり100%で走ってくれた車も、156でした。

自分の「魂」にダイレクトに響く、と言う点も、太極拳と共通しますね。

自分と車の付き合いが、アルファ156から始められたことは、
本当に幸せだったと思います。
 
5. Posted by のら   2009年11月05日 21:40
☆なんださま
コメントを頂き、ありがとうございます。

>F1でもクルマは「バランスだ」、「トータルパッケージだ」とよく言われていますね。
やはり、そうなんですね。
強さやチカラ、完成度といったものが、実はトータルなバランスであるということを、
私はアルファロメオからも、教えてもらえたような気がしています。

156は本当に美しい、トータルに美しいクルマですね。
さすが、ルネッサンスのイタリアが生んだ、まさに芸術品です。
私もいつか、アルファを乗りこなせるオトナになりたいと思います。
 
6. Posted by のら   2009年11月05日 21:43
☆トヨさま
コメントをありがとうございます。
師父は、アルファには決してCDを持ち込まれません。
アルファは、そのエグゾースト・ノートが唯一最高のBGMですし、
ヘッドセットで音楽を聴きながらでは、本気でスポーツはできないものですよね。
まさに Cuore Sportivo 、師父はアルファをこよなく愛されているのです。

・・そういえば、ウチの道場でも、稽古中にBGMは流れませんね(笑)
それは、音楽をかけながら太極拳を練ることを否定しているのではなく、
此処では、もっと「ほかの音に耳を傾けなさい」と言われているのだと思います。
喜多郎ではなく、太極拳が奏でるエグゾースト・ノートに・・・

あまりにも皆の套路の出来が悪いときに、
「ははは・・じゃ、 ”田舎のプレスリー” でもバックに流しながら稽古するかナ・・」
と仰ったこともありましたっけね(笑)
 
7. Posted by のら   2009年11月05日 21:48
☆まっつさま
コメントをありがとうございます。
実は、この映像は、とっても”レア”なんですよ。
いつ見ても、何度見てもたまらない、とても美しいインフォマーシャル・ビデオです。
Alfa Romeo のCFは、どれも素敵。
今度は「CF特集」を組みましょうか・・?!
 
8. Posted by のら   2009年11月05日 21:55
☆玄花さま
コメントを頂き、ありがとうございます。
最初に心を奪われたクルマが156とは、それはもう最高ですね。
しかも、初めてステアリングを握ったのも156なんて!
血がたぎり、我を忘れて夢中になるのは、Alfaも太極拳も同じですね。

クルマに限らず、常に「本物」の洗礼を受けながら成長されることで、
「本物」を見抜く鑑識眼と、本物を取っていける感性が、
玄花さんの存在に深く刻まれたのであろうと拝察いたします。
本物を追求し続ける方に、本物を教授して頂ける私たちは、本当に幸せです。
 
9. Posted by とび猿   2009年11月05日 23:57
Alfa156、いいですね!!

今まで、アルファロメオは、145、156、GTVを運転する機会があったのですが、
どの車にもそれぞれ個性があり、存在感がありました。
運転席に座るだけでドキドキワクワクし、キーを捻ってエンジンが掛かる間に、
まるで別世界にいくような感覚でした。
そして、美しい。
スペックとか、生産コストという様な言葉を感じさせない、走ることを追求した
車だなぁと、いつも思いました。
アルファロメオは凄い車ですね。
 
10. Posted by なんだ!   2009年11月07日 09:19
円山玄花さま

ご無沙汰しております。

156との出会い、素敵過ぎます。
156とのお付き合い、かっこよすぎやろー。

ウルトラハイなお話で、羨望してしまいます。
超うらやましいデス。

これからは円山玄花さまのこと、心の中で
「掛川の赤い彗星」と呼ばせてください。
 
11. Posted by tetsu   2009年11月07日 17:40
自分は車のことはよく知らないのですが、
この文面みていて何やらグッと熱いものが伝わったというか、感じましたね。

将に車も武術も同じ。「本物である」ということがどういうことか、
何を目的として、何を基準としているのかということ。
普段我々は比較しやすい数値で判断しがちですね。

車でいえば車体重量や馬力、トルクなどの数値で比較しまいがちで、
売る側もその数値で「すごいです」なんて宣伝して・・・。
(車を)作る側も、乗る側もその目的をはっきりさせず、
スペックも十分引き出せないままに「これはスゴイですよ・・・」なんて論議しても
あまり意味がないと感じました。

Alfa の記事ですが、武藝館の太極拳の在り方に通じるものですね!
 
12. Posted by 円山玄花   2009年11月09日 06:38
☆なんだ!さま

お久しぶりです。
アルファとのお付き合いでは、実は珍事件がたくさんあって、
思い出しただけでも赤面してしまいます。(汗)
「掛川の赤い彗星」というよりは、「掛川の赤いユデダコ」みたいなものです。

そんな自分にも、億劫がらずに根気よく付き合ってくれて、
いつも最高のエンジン音でドライブをエスコートしてくれる・・
そのお陰で、自分の運転技術や心の喜びに、どれ程多くのことを与えてくれたことでしょう。

また機会がありましたら、私とアルファの物語など書いてみたいと思っています。

13. Posted by のら   2009年11月10日 18:33
☆とび猿さま
コメントをありがとうございました。
Alfaを3台も乗り継いでいるとは、とび猿さんは正にアルフィスタですね。
私もGTVのステアリングを握らせてもらったことがありますが、頭から氷水を掛けられたように、ドカーンと一気に目が覚めました。怪物ですよGTVは。アクセルを踏むのが怖ろしかったこと・・・
このクルマと快楽を共にするには、どれだけ自分を高める必要があるか、と雲の上の楽園を見上げるような思いでしたが、同時に高みへ向かう力を与えてもらいました。
その力は、普段の生活や、稽古の中でも生きているように思います。
今度は、とび猿さんのAlfa談義を、是非このカテゴリでご紹介ください。
 
14. Posted by のら   2009年11月10日 18:40
☆tetsuさま
コメントをありがとうございました。
何であっても、「本物」は、そこに居る人を深く感動させます。
クルマであれ、人の生き様であれ、本物が放つ力を受けると、おのずと影響されています。
それが、自ら求めてそこに居るなら、なおのことでしょう。
私たちの毎回の稽古は、まさにそれであるのだと思います。
 

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