2009年03月24日

そむりえ・まっつの W'kend Dinner「トンナータって、ドンナーダ?!」

     
うーむ、ヤバイ・・・(汗)
いったい、どんなワインが合うのだろーか・・・?

この日のディナーはシェフお得意のイタリアン。
今夜は「新作」に挑むとのこと・・・そも、どんな料理なのであろうか?

聞けば、その名も「豚肉のトンナータ」
・・はて、ブタのトンとはこれ如何に? トンと見当もつきませぬ。

その料理には、どんなワインをセレクトすればよいのやら・・・
むむぅ・・・ついに、そむりえ危うし!・・です。



本日の一本目のワインは、


         


ボルドーの白 、「シャトー・グラヴィル・ラコスト 2007」です。

爽やかな香気、瑞々しい果実味、春一番のように鮮やかな息吹です。



アンティパストは、


     


「サーモンのマリネ アボガト添え」と「季節の野菜サラダ」です。

双方ともに肌理(きめ)の細かい食感で互いを引き立てる相似の妙・・・
十数時間の稽古から上がってきた腹ペコの胃袋には、優しい、柔らかな味わいです。

サラダはバリスタ新作の「クリームチーズ・ヨーグルトソース」でいただきます。
少し舌を休めるにはぴったりの、ほど好い酸味とコクです。



続きましては、


     


すっかり武藝館の定番料理となった、「ライスコロッケ」です。

揚げたて熱々の中身はピラフとチーズ。
温かく香り高いトマトソースを添えて頂きます。
このトマトソースがまた、絶妙な味わいで、ちょっと其処いらには無い味です。
中のピラフも生米から仕込まれていて、とても手間隙のかけられた一皿です。

サクリ(衣)、ジワ〜ッ(米)、トロ〜リ(チーズ)、三つ巴の食感に幸せを噛み締めます。



パスタとスープは、


     



     


「海老とピーマンのフリッジ」と、「オートミール入り野菜スープ」です。

うっすらとトマトクリームのソースを纏ったパスタの甘み、新鮮な海老の甘み、
そして、じっくり火の入ったピーマンの甘みと、甘みの三重奏です。
シンプルながらも、素材の味わいが良く引き出された、シェフの十八番です。

スープはブロード(イタリアンのブイヨン)で、野菜を柔らかく煮て、共に頂きます。
舌触りの良いオートミールは、きちんとオーツ麦の香りのするアイルランド産。
よく煮込まれた野菜の甘み、滋味が身体に沁み込む、ホッとする味です。
厳しい稽古の後には、やっぱりこういうスープが嬉しいですね。



メインディッシュに合わせるワインは、


         


「ジョエル・ゴット・ジンファンデル・カリフォルニア 2006」

さて、未知なるメインディッシュに合わせてみますのは、カリフォルニアのワインです。
煮詰めたベリー系の彩やかな味わいが特徴の、チャーミングなワインです。
悩んだ末に、この選択にしてみました。



さて、本日のメインは、


     


「豚肉のトンナータ 林檎とセロリを添えて」です。

話題は、いったい『トンナータ』とは何ぞや?・・・で盛り上がります。


   師父:「トンナータって、どんなーだ・・?」

    皆:「・・・・あはははは(汗)」

  ほぁ様:「トンナータ・・? 豚肉だから、トンナノダ〜・・では?」

    皆:「いやいや、イタリアンですし、トンでもないと・・・(汗)」

   師父:「イタリア? トルコじゃないの? トンでイスタンブ〜ゥル・・って」

    皆:「・・・・あはははは(汗)」

 バリスタ:「いったい、どんなーたが考えたんでしょうかねぇー?」

    皆:「・・・・あはははは(汗)」

  シェフ:「トンノはマグロの意味で、北イタリアのツナソースの事なのですよ〜 ♪」

 そむりえ:「え"・・・ ま、マグロ?・・・ マジっすか・・・!! 
       ・・こ、このワインで良いのかなぁ・・・・(汗)」

   師父:「はは・・・トンでもハップン・・・ってことかね〜」

  シェフ:「この豚肉は、ブイヨンでハップン(8分)以上煮込んであります ♪ 」

  ほぁ様:「うーん、これがホントの ”にぶた祭” ですね〜!」

    皆:「いやいや、ネブタは青森ですし、トンと関係が無いと・・(汗)」


 ・・・などなど


さて、件(くだん)のトンナータですが、 ブイヨンでしっとり煮込んだ淡白な豚肉を、
味の濃いツナソースと、甘い林檎のソテーを合わせて頂きます。
塩気と甘みが相まっての、意外な美味!!
思ったよりもアッサリとして、今回のワインでは相性にやや難があるようでした。

  師父:「ふーむ・・・こりゃあ、なかなかイケるなぁ、ウチの定番になりますね。
      何処かで食べたような・・・記憶の片隅にある、懐かしい味だねー
      これ、イタリア料理ですか? フランスにも、こういうの、あるよね。
      ・・・もしかして、白ワインでも良かったのかな?」

師父の仰るとおり、確かに白ワインのほうが、より互いを引き立てるイメージです。
メインには赤だと決めてかかっていましたが、もっと自由で良いのでした。



今宵のデザートは、


     


「手作りのババロワ カスタードソース 苺添え」と、
珈琲は、「エチオピア・シダモ」です。

ぷるぷると官能的な食感に、濃厚ながらも後を引く甘さのババロア。
上品な甘さのソースが苺の酸味と良く合っています。
シバの女王を想わせる、檸檬の香たなびくエチオピア産のコーヒーも好相性で、
楽しい晩餐を満足して締めくくるのに相応しい味わいです。

今宵、また新たな名物料理がひとつ、武藝館のメニューに刻まれたようでした。

s_mattsu at 19:04コメント(11)ウィークエンド・ディナー  

コメント一覧

1. Posted by トヨ   2009年03月25日 01:34
Q.イタリア料理っておいしいの?

A.イタリアとは靴の一種のことです。
  残念ながら、靴を料理しても食べられません。

という、間違った知識が自分の頭の中にあります。
これは、体験で訂正されなければいけません。

そういうわけですので!
…いずれご指導のほどよろしくお願いします♪(笑)

2. Posted by まっつ   2009年03月25日 07:29
☆トヨさん

>残念ながら、靴を料理しても食べられません。

イヤイヤ、靴も料理すればイケる口かもしれませんヨ。
チャップリンの黄金狂時代では、実に旨そうでした(笑)。

>…いずれご指導のほど…

噂では、あるクエストを達成すれば、
ウィークエンドディナーにご招待だとか…!
さて、どんなクエストなんでしょう?

3. Posted by ほぁほーし   2009年03月25日 19:00
おおぅ!久々の駄洒落合戦ですね!!
・・いや、違った、”イタリアン”ですね。(汗)

トンナータ、美味しかったです。
ツナとリンゴがこんなに合うとは、意外でした。

いつも感じるのは、何料理であっても、ほどよく”まあるいバランス”が取れていることです。
弥次郎兵衛のように右へ動いては左に帰り、前に動いては後ろへ帰る・・
決して、留まり固定されることのない、バランス。
前菜からデザートにいたるまで、考え抜かれたひとつひとつの料理には、
それに関わる全ての人の、あつ〜い想いが感じられます。
そこにワインを合わせようというのですから、そむりえさんも、やり甲斐がありますよね!

次回も期待してます!

4. Posted by まっつ   2009年03月25日 23:46
☆ほぁほーし様

いやはや相性とは面白いものですね。
矛盾する(と思われる)要素すら相補って、
一つの新しい世界を成しえる・・

ツナと林檎を合わせてみて、
吃驚するほどに美味しい・・

適当に合わせちゃった・・みたいに見えても、
きっと、あーでもない、こーでもないを繰り返して、
練り上げられた工夫の積み重ねなんでしょう。

そんな多様な文化が供される武藝館の日々の食卓・・
毎回大いに楽しませて頂いております。

まだまだワインの相性を外す事も多いのですが、
それはそれでセ・ラ・ヴィと思って、
どうぞご勘弁願います(あっ、開き直った)。

5. Posted by マガサス   2009年03月25日 23:52
>さて、どんなクエストなんでしょう?・・・

1)アルファロメオのオーナーであり、クォーレ・スポルティーボの精神の下、
  3年以上又は通算走行距離6万キロ以上を駆っ飛ばした実績があること。
  ボディカラーは無論、ロッソ・アルファが望ましい。

2)フェラーリはアルファから生まれ、かの自動車王ヘンリー・フォードには、
  「私は、アルファロメオが通るのを見る度に、立止まって脱帽する」
  ・・と言わしめた事を知っていること。

3)日本車のデザイナーには、アルファのオーナーが多いことを知っていること。

4)イタメシとは、ケチャップ味のナポリタンではないと自覚していること。

5)食前にはスプマンテ、食後にはエスプレッソだと言えること。
  特に、間違っても食後に「カフェ・オ・レ」なんて注文できない、と思えること。

6)アモーレ、マンジャーレ、カンターレ、のイタリア精神に共感できること。

7)スタバで、エスプレッソ一杯に2分以上の時間をかけずに颯爽と飲めること。

8)ゴッド・ファーザーのシリーズを全部見たことがあり、
  ミセス・ロビンソンの曲を聴く度に真紅の「デュエット」を思い浮かべられること。

9)学校給食で出されるスパゲッティは「うどん」だったと思えること。

10)イタリアの歴史や文化について「なかなか詳しいねー」と言われるレベルであること。

11)フランスの料理やテーブルマナーは、かつてイタリアの王女が持ち込んだ食文化から
  始まったと知っていること。

12)どんなに空腹でも、冷凍のピッザなんぞには見向きもしないでいられること。


 ・・ま、このくらいは、ごく普通のこととして要求されるのではないかと・・・(笑)

6. Posted by まっつ   2009年03月26日 07:39
☆マガサス様

え"・・・
そーだったんですか・・・!! 

もしや、∪(オア)じゃなくて∩(アンド)条件だったり・・・
ハードル高っ!

・・・と言うわけで、皆さんガンバりましょうね〜(汗)

7. Posted by ブログ編集室   2009年03月26日 18:35
>え"・・・
>そーだったんですか・・・!! 

これは独自の「マガサス節」であって、当局は一切関知しておりません(笑)

参加コードは、師父が思い付きで決められたものなら存在しますが、(笑)
マガサスさんのコメントにも、一理あります。

ディナー参加を果たすためには、先ずこれらが意味するところを解くことかと・・・

8. Posted by まっつ   2009年03月26日 23:17
あ゛・・・マガサスさん魔が差しましたか・・・

あまりにリアルかつ具体的なので、
本気にしてしまいましたぜ。

ふぅ〜、これで一安心です(←何が?)。

9. Posted by とび猿   2009年03月27日 01:41
>どんなに空腹でも、冷凍のピッザなんぞには見向きもしないでいられること。

インスタント食品は、お手軽で便利ではありますね。
周りを見渡してみると、食品に限らず、インスタントな物が沢山あります。
その恩恵は大きいのでしょうが、その為にわからなくなってしまうモノ、
消えていってしまうモノがあまりに大きいように思います。
ウィークエンド・ディナーの写真一枚一枚からも、それをひしひしと感じます。
武藝にインスタントは有り得ませんね。

10. Posted by マガサス   2009年03月27日 18:50
>とび猿さん

事務局にはよく、「入門したいが、遠くて通えないので、通信教育やセミナーはないか?」
というお問い合わせを頂くことがある、と聞いています。
しかし、ワインに関する知識を通信教育をすることは出来ても、ワインの味わいまでは通信教育で
伝えることは出来ないように、太極拳も通信教育では決して学べないわけですね。
便利に、お手軽には出来ないからこそ、遠方の皆さんたちが時間と労力を掛けてやって来る・・・
大切なことは、正しい教育の許でコツコツと正しい学習を積んでいくことでしょう。

武藝館では、食事さえも、手抜きやインスタントで行われることは無いのですから、
道場では尚のこと、今も昔も未来も、決してインスタントにはなり得ないでしょうし、
それを望む門人も、決して現れることはないでしょうね。

11. Posted by まっつ   2009年03月28日 01:29
インスタントは確かに便利で、
お腹を満たす事は出来ますが、
心を充たす事は難しいですね。

折角の喜びを味わいうる機会を、
遠ざけてしまうと言う事も真に勿体無い。

心を尽くす、
意を注ぐ、
そのプロセスこそが人生の楽しみなのだと、
武藝館で学ぶ事が出来ました。

完成は無く、ただ道が在る。
其処を歩いていくのだと・・・

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